少しずつ違っていることでしょう。
好みや流行もあったり、食材や料理からも、
反映していると思います。
ハレの場や、もてなしの宴などではなく、
毎日の暮らしのなかでも、
皿やプレートが多く使われるようになったのは、
現代といっても良いとおもいます。
何でも取り入れて行く文化の日本では、
明治以降は急激に欧米などの諸外国からの食材や料理が、
取り入れられ日常的になり、
その勢いは、エスニックな気配とともに、
中国以外のアジアなど、さらに広がりを見せています。

日本での皿は「皿鉢料理」などという言葉かあるように、
おおよそが皿でも立ち上がりのある、
平たい鉢の底面が平らという形状が多く使われ、
純粋な皿やプレートは、ハレの場や宴などでは、
出番があったものの、
あたりまえの日常では、少なかったと思います。
ところが、今ぼくらの食卓では、随分と頻繁に、
あるいはメインで皿が使われていると思います。
料理のメニューだけでなく、
ちゃぶ台などの座って食べる食卓から、
ダイニングテーブルへの移行といった、
器との位置関係が変わった、
食卓の形状などもあるかもしれませんね。
ところが、そのわりには、
手仕事の器を使ってくださる方でも、
なぜか、皿を手にする割合が少なくて、
カップ径(マグ、ソバチョコ、湯呑みなど)や、
碗類(飯碗、丼など)や、鉢(小鉢、平鉢など)が、
先行して選ばれていて、
必ずしも食卓での頻度の高さには、
比例してないと思います。
というわけで、
使われるバランスに見合う意識で、
手仕事の皿を見て頂いて、使って頂けると、
ちょっと、びっくりするぐらいに、
食卓のイメージや盛りつけの効果が出るかと思いますよ。
甘庵からの、器構成のセレクトアドバイスでした。
甘庵
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