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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

貴石の質感を思わせるガラス

開催中の巳亦敬一さんの個展から、
今日は不透明ガラスなのに光を内に抱えて、
ほんわりと明るく光が滲むような、
一輪差(角)ベージュをご紹介します。

23mimata_0166.jpg
巳亦敬一 一輪差 (角)ベージュ 4,730円
◻︎5.6cmH11.3cm


四角柱の正面一箇所にアクセントになる、
文様がほどこされています。
文様としてはシンプルで、
緑・赤・緑が縦に並ぶ立体的な長四角が、
一輪差しから少し浮き出る感じで埋め込まれています。

23mimata_0169.jpg

食いしん坊の甘庵の第一印象は、
「スイーツだ」でした。
半透明のベージュのとろんとした素材に、
トッピングが乗っているようで、
美味しそう。と。
23mimata_0167.jpg

でもそれはあまりなので、
食欲の邪念を振り払って、
見直した第二印象としては「砡」のよう。

23mimata_0168.jpg

メノウやヒスイや水晶などのことを言う「砡」です。
中でもメノウの質感が近く感じます。
なのですが、ガラスでも「砡」があります。
乳白でオパール感のあるガラスのことを指します。

23mimata_0170.jpg

実は巳亦さんの工房でも代々、
砡ガラスをつかった仕事をなさってきました。
不透明でいて光を内存させる彩りガラスを作り出すきっかけも、
多分のそのノウハウがあったからだと思っています。
 
                   甘庵 
  

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心和む蓋のつまみ

連休明けでリフレッシュしてますか。
遊び疲れたなんて羨ましいこと言ってないですよね。
今日からコロナも5類になりました。
実質的に日常にもどってほしいです。
それでも感染者数が少し増えているようですが、
連休で移動が多かったからかな。
大きな波にならないといいですね。

21nonami_0410.jpg
野波実 白磁動物急須(横手) 6,500円
径10.2cmH10.8cm (ツマミの上まで)
程よく入れて350cc


一昨日は真夏日だったのに今朝の荻窪は肌寒くて、
暖かい飲み物が美味しい一日になりそうです。
そこで野波実さんの白磁動物急須(横手)をご紹介します。

21nonami_0412.jpg

甘庵もほうじ茶をいれる時には、
野波さんの急須を使っています。
キレも良くて注ぎやすく、
磁器で丈夫なデザインなので、
気軽に使える急須です。

21nonami_0411.jpg

ご紹介のものは蓋に遊びがあります。
真ん中ではないところに、
猪らしいつまみがついていますが、
これ、動きます。

21nonami_0414.jpg

お茶を注ぐ時や、
蓋をとったり納める時に、
チョロチョロっと動きます。
もちろんしっかり作られていて外れません。

21nonami_0413.jpg

なんということないのですが、
この遊び心のつまみで、
お茶を入れるたびに心和んでしまいます。

               甘庵
  

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花より団子で小皿

荻窪は雨が途切れていて、
夕方までは花曇り状態のようです。
この後の予報はしばらく傘マークが続きます。
しっかりと花見は無理でも、
花散策ぐらいなら十分楽しめそうです。

21kubota_1342.jpg
久保田信一 灰釉二彩(白土)小皿 2,640円
径15.5cmH3.5cm


花見のあとは一献もいいですが、
昼間だしスイーツでしょう。
和菓子でもケーキでもスタンス広く受け止めて、
美味しさ倍増する久保田信一さんの、
灰釉二彩白土小皿をご紹介します。

21kubota_1344.jpg

萌え出した春の野原の景色にも似た、
緑釉は鉄絵の具と灰釉が溶け合って発色です。
そのために茶色から緑への、
グラデーションの変化が楽しい釉調が見られます。

21kubota_1343.jpg

また文様のような緑釉も、
窯のなかで灰釉と鉄絵の具が溶け合った表情なので、
一つずつの表情がみられて、
数枚を並べると、
春の野原が広がる景色のようです。

21kubota_1345.jpg

五寸皿は多様に使えるサイズ感です。
ご紹介したスイーツ全般から、
お料理も和洋中華エスニックと、
バリエーションの豊かな使える皿で、
何を持ってもしっくりと、
美味しそうになる使いがっっての良い皿です。

                 甘庵
  

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