雨が止み蒸し暑さがやってきた荻窪です。
エアコンや扇風機が必要になってきます。
食卓の器にも涼感が欲しくなります。
中條正康 絵替金彩土器皿 4,950円
径13cmH1.5cmとなればガラスの器ですが、
この季節なのでもう少しひねりを楽しみたくなります。
そこで今日は主役を張る中條正康さんの絵替金彩土器皿を、
ソーサーという脇役にして、
ガラスの器を主役にしたしつらえで、
涼感を楽しんでみます。
荒川尚也 ソバチョコA 3,080円
径8cmH6.2cm中條さんの器は一見派手なイメージの絵柄ですが、
この皿も金彩以外はほぼモノトーンです。
華やかですが料理を引き立てるためのデザインです。
その意味では本来脇役なのかもしれません。
巳亦敬一 新スキ珍味グラス(冷酒器) 3,080円
径6.9cmH7.3cm 程よく入れて5~60cc満水で90ccガラスの器が料理の一部を思えば、
組み合わせてしつらえることで、
より美味しそうに盛り映えするのは自然です。
荒川尚也 ヨーグルトカップ 4,180円
径9.2cmH7.8cm主張していたと思われた絵柄が、
ガラスの器の邪魔をしません。
ラッピングにも似ているかもしれません。
ガラスの器の引き立て役になっています。
甘庵
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盃や杯や猪口などと呼ばれる酒を飲む小さな器がありますが、
同じような酒器であえて「ぐい呑」とうたうものがあります。
この「ぐい呑」の歴史はそう古くないと聞いています。
光藤佐 黒釉徳利 13,200円 径9.8cmH14cm
光藤佐 色絵ぐい呑み 5,280円 径5.5cmH6.5cm
久保田信一 長石釉鉄流描ぐい呑 2,750円 径7.3cmH3.3cm
堤綾子 信楽焼締めぐい呑 5,500円 径6.2cmH5cm
野波実 白磁花盃 1,980円 径8cmH4.6cmなんでも大正末期か昭和初めの頃から、
茶事の際に新たに付け加えられたシステムで使われた出したとか・・・。
人数分のぐい呑と大ぶりの徳利(お預け徳利)を盆に整え、
正客(茶会のメインゲスト)に委ねて、
亭主(茶会のホスト)は下がるそうです。

男性が中心の茶会になり、
呑み足りないこと多く、
杯などより少し大ぶりで、
ちょうど茶碗のように一つずつのもので、
器自体を酒の肴にして呑むという遊びを、
茶事にプラスアルファしたそうです。
都市伝説的なで話では、
名だたる企業系の美術館に茶道具が充実しているところの、
当時の企業創始者や一族などの茶会で始まったとか。

侘び茶の初期の茶碗を見立てて使ったように、
当初は頃合いの大きさの器をぐい呑に見立てたそうですが、
すぐに当時の力を持った人たちには陶芸家のパトロンだった人も・・・、
ぐい呑をいう新たなジャンルで依頼したり注文焼きしたようです。
結果として茶陶を手がける作り手たちが作り出し、
陶芸だけではなくガラスや漆器などでも作られるようになり、
今や一般的に大きめの盃をぐい呑として、
酒器のアイテムの一つになりました。
ただ甘庵としては、
大きさだけではなく、
作行きがしっかりしたもので、
できれば一つずつ作る気持ち心構えが欲しいところです。
あえていうなら食器ではなく、
嗜好の器の酒器なので、
器好きには酒の肴になるぐい呑が望ましいです。
甘庵
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