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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

主役は名脇役になる

雨が止み蒸し暑さがやってきた荻窪です。
エアコンや扇風機が必要になってきます。
食卓の器にも涼感が欲しくなります。

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中條正康 絵替金彩土器皿 4,950円
径13cmH1.5cm


となればガラスの器ですが、
この季節なのでもう少しひねりを楽しみたくなります。
そこで今日は主役を張る中條正康さんの絵替金彩土器皿を、
ソーサーという脇役にして、
ガラスの器を主役にしたしつらえで、
涼感を楽しんでみます。

21_chujo_0228.jpg
荒川尚也 ソバチョコA 3,080円
径8cmH6.2cm


中條さんの器は一見派手なイメージの絵柄ですが、
この皿も金彩以外はほぼモノトーンです。
華やかですが料理を引き立てるためのデザインです。
その意味では本来脇役なのかもしれません。

21_chujo_0227.jpg
巳亦敬一 新スキ珍味グラス(冷酒器) 3,080円
径6.9cmH7.3cm 程よく入れて5~60cc満水で90cc


ガラスの器が料理の一部を思えば、
組み合わせてしつらえることで、
より美味しそうに盛り映えするのは自然です。

21_chujo_0229.jpg
荒川尚也 ヨーグルトカップ 4,180円 
径9.2cmH7.8cm


主張していたと思われた絵柄が、
ガラスの器の邪魔をしません。
ラッピングにも似ているかもしれません。
ガラスの器の引き立て役になっています。

               甘庵
 

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ぐい呑の条件

盃や杯や猪口などと呼ばれる酒を飲む小さな器がありますが、
同じような酒器であえて「ぐい呑」とうたうものがあります。
この「ぐい呑」の歴史はそう古くないと聞いています。

19_winter_0894.jpg
光藤佐 黒釉徳利 13,200円 径9.8cmH14cm
光藤佐 色絵ぐい呑み 5,280円 径5.5cmH6.5cm
久保田信一 長石釉鉄流描ぐい呑 2,750円 径7.3cmH3.3cm
堤綾子 信楽焼締めぐい呑 5,500円 径6.2cmH5cm
野波実 白磁花盃 1,980円 径8cmH4.6cm


なんでも大正末期か昭和初めの頃から、
茶事の際に新たに付け加えられたシステムで使われた出したとか・・・。
人数分のぐい呑と大ぶりの徳利(お預け徳利)を盆に整え、
正客(茶会のメインゲスト)に委ねて、
亭主(茶会のホスト)は下がるそうです。

19_winter_0895.jpg

男性が中心の茶会になり、
呑み足りないこと多く、
杯などより少し大ぶりで、
ちょうど茶碗のように一つずつのもので、
器自体を酒の肴にして呑むという遊びを、
茶事にプラスアルファしたそうです。

都市伝説的なで話では、
名だたる企業系の美術館に茶道具が充実しているところの、
当時の企業創始者や一族などの茶会で始まったとか。

19_winter_0896.jpg

侘び茶の初期の茶碗を見立てて使ったように、
当初は頃合いの大きさの器をぐい呑に見立てたそうですが、
すぐに当時の力を持った人たちには陶芸家のパトロンだった人も・・・、
ぐい呑をいう新たなジャンルで依頼したり注文焼きしたようです。

結果として茶陶を手がける作り手たちが作り出し、
陶芸だけではなくガラスや漆器などでも作られるようになり、
今や一般的に大きめの盃をぐい呑として、
酒器のアイテムの一つになりました。

ただ甘庵としては、
大きさだけではなく、
作行きがしっかりしたもので、
できれば一つずつ作る気持ち心構えが欲しいところです。
あえていうなら食器ではなく、
嗜好の器の酒器なので、
器好きには酒の肴になるぐい呑が望ましいです。

               甘庵
  

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しつらえの楽しみは

毎日の猛暑にサボり気味の甘庵ですが、
その分体力温存されています。
皆様お元気ですか。

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巳亦敬一 三つ足ぐい呑み ベージュ 3,456円
径7.5cmH6.3cm
光藤佐 粉青粉引皿4.5寸 3,456円
径13.5cmH3cm


体力と同時に食欲も減ることなく、
食べる楽しみに器のしつらえに、
少し気合いをいれるようにしています。

18_mimata_0363.jpg
巳亦敬一 三つ足ぐい呑み ブルー 3,456円
径7.5cmH6.3cm
光藤佐 粉青粉引皿4.5寸 3,456円
径13.5cmH3cm


先日もお話したように、
セットする組み合わせで遊んでいます。
取り合わせによって器の表情が変わり、
艶やかになったり豪華になったり、
上品で格調が高まったりと、
器自体がご馳走感覚になってきます。

18_mimata_0361.jpg

ご紹介している取り合わせは、
巳亦敬一さんの三つ足ぐい呑みを、
小さなガラス器として、
光藤佐さんの粉青粉引皿4.5寸と、
組み合わせてみました。

18_mimata_0360.jpg

こうするだけで様々な料理や飲み物のイメージが、
広がってきて楽しくなってきて、
暑さも忘れてますます食欲も湧いてきます。

             甘庵


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