実は人気の藤田佳三さんの「ワケあり配布会」という、
荻窪銀花の顧客様の特に藤田さんフリークのお客様へ催しがあり、
それが例年になく嵐のような数日間だったため、
すっかり間が空いてしましました。
藤田さんの器は、素地の土も、長石や木灰で調合する釉薬も天然の素材を使い、
一つずつロクロやタタラ作りで形を作り、絵付けして焼いています。
色合いや釉調、絵付けは一つずつになります。
そんな中で、少し歪みやキレなどが出たものや、
廃盤になったもの、一つだけ残ったものなど廃棄処分は勿体無く、
使うのにも支障はないものを貯めてるおいて送ってくださいます。
手仕事であり、しっかりと焼き切るの為に、
わずかに歪みが出たり、化粧土や釉薬のむらや切れなどが現れたりします。
厳しい選別をなさる藤田さんは、
当然ながら、それらをはじいてしまうのですが、
甘庵は焼き過ぎなくらいの方が好きで、
窯の中での変化が楽しくて感じるているもらっています。
甘庵自身が藤田フリークなため贔屓目が勝ちすぎて、
何がいけなくてワケあり値引品なのかという、
お客様のお問い合わせにこ答えできない仕上がりです。
本来ならそんなワケあり配布会を、
少しでもご紹介できればと思っていましたが、
その隙もなく終了してしましました。
でも同時にご紹介したいのが、
藤田佳三さんが器を送ってくださる時の毎回の梱包です。
藤田さんの作り手としての姿勢が、
良く表れていて橋渡しとしても見習うべきことと、
感じ入っています。
機会があれがご覧になれる器や、
「ワケあり品」から伺える仕事への厳しさだけではなく、
お客様には全くご覧になるチャンスのない、
できたものを委ね送るという作業の中に、
滲み出している真摯な姿勢だと思います。

箱のサイズに合わせた古新聞布団です。
梱包状態のことなので、
なかなかお伝えしにくいところなのですが、
一つの例として「古新聞布団」があります。
甘庵が勝手にそう言っているだけですが、
器の座りがいいように、
周りから圧力を受けないようにと、
真綿にくるむ・・・ではなく、
古新聞にくるむ状態で届きます。
新聞紙はかなりの良質パルプなので、
クッション材、衝撃緩衝材としては、
実に信頼の置ける素材です。

そこにも座布団のように敷き込んであります。
銀花からお送りする時にも、
藤田さんを見習って、
古新聞や広告を梱包紙でくるんで、
小さは紙布団をよく使います。
お客様へお送りするには多少見てくれが落ちて、
ゴミも多くなってしまうのですが、
器をお送りする安全度が上がるので、
発送メール等にご了承いただき一文を添えて、
荻窪銀花標準梱包になっております。
甘庵
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