今日は武井順一さんの柄が細かく彫られている、
木の匙をご紹介します。
武井順一 匙 6,480円
山桜・漆仕上げ W3.7cmL21cm武井さんの作り出す匙は基本的に使うためで、
どれも口当たりがよく掬いやすいデザインです。
この匙も掬う部分のディテールや柄とのバランスなど、
使いやすくまとまった匙ですが、
柄が武井さんの遊びの心でできています。

甘庵が初めて見たときに連想したのは、
よき時代の車のカーマスコットです。
ボンネットに鎮座する物ですが、
衝突時の安全のために突起物が制限されて、
今は見かけなくなり、少し寂しい気分です。
それでも走り出すときにカーマスコットが、
自動的に収納される機能を持つ超高級車があるようです。

ガラス工芸家のラリックがずいぶんたくさんの、
ガラスのカーマスコットを作っています。
ガラスの彫刻作品として鑑賞できる素晴らしもので、
エレガントで優雅な物ばかりで、
当時の貴族社会の自動車の姿が思い描かれます。

話がずれてしましました。
甘庵がカーマスコットから受ける共通の印象は、
風を受けて走るスピード感があることです。
武井さんのこの匙の柄からも、
それに似たイメージが受け取れて、
カーマスコットを連想したように思えます。
甘庵
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朝から冷たい雨の荻窪です。
来週中盤からはいっそう冷え込むそうです。
温かい料理がご馳走になる季節です。
そこで今日のお薦めは温かい料理を温かいままいただける、
たっぷりサイズの漆器汁椀とご紹介します。
本間幸夫
本朱片口 21,600円
径12.5cmH8cm 満水450cc ケヤキ材 日本産漆程よくいれて300cc程のたっぷり目のサイズの椀なので、
具だくさんのお味噌汁や、かやくご飯やミニ丼として、
鍋の取り鉢にも便利です。

漆器というと扱いがと思う方がいらしゃるようですが、
長く伝統的に使われてきた器なのは使い勝手が良いからで、
椀などの漆器は木の素地に塗装されたものであることを、
念頭において使っていただければとても使いやすい器です。

軽いくて掌が心地良いこと、
柔らかな口あたりがよいこと、
料理が冷めないこと、
漆器ならではの華やかな気品をもち、
焼き物やガラスにはない質感と彩りを食卓に与えてくれます。

常識的な食べ物の温度であれば何を盛っていただいても大丈夫です。
温かな味噌汁などを冷めずにいただけるのは、
漆器に勝るモノはありません。

普通の使い方と洗い方で長く使えます。
箸で食べて、中性洗剤をスポンジで洗って、よく濯いでください。
堅い物で食べることや洗うこと、
洗った後など堅いモノと一緒にしないで、
早め目に、ささっと拭いておくだけです。
過保護はいりません器への優しさがあれば十分です。
ただ有機質の木と木の樹脂の漆で出来ているので、
焼き物やガラスのように半永久的とはいえず寿命があります。
だからこそ使って元を取る気持ちでいて欲しい器です。
激しい使い方で10年使ったとして、
21,600円÷3,650日=5.92円です。
気持ちの豊かさはそれ以上の価値があります。
お薦め出来る漆器椀です。
甘庵
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