昨日鶴見宗次さんから電話があって、
「どうですか~」
「まぁ~ぼちぼち・・・」
などと話をはじめて、ブログを見ていてくださっていて、
「毎日ありがとうございます」と言って頂き、
「何を書いて、良さをお伝えできるかな~」というのが、
毎日の課題なんですとお話ししている内に、
世の中にあまり良いニュースないしという方向になり、
そうだ、「定額給付金分」で鶴見さんの器買ってくれれば、
ぼくらには、とても明るい話題になるね~と、
ブログで、鶴見さんの器で定額給付金セットなどを、
受け狙いで、お知らせしてみようがという話になりました。
「定額給付金」の検索にヒットして、
もしかして買ってくださる方がいるかも、
きっかけは何でも、使ってもらえば気に入ってもらえる可能性が、
とっても大ですから・・・。
というわけで、試しに組み合わせようとすると、
消費税分の600円がどうもはみ出てしまいます。
今回は、本体価格のみで計算させてください。
ピッチャー 7,875円 径14cm 高さ14.5cm
ソバチョコ 2,100円 2客 径8.5cm 高さ6cm
カップ 2,625円 2客 径9cm 高さ8cm
鉢 7,350円 径21cm 高さ5.5cm
小皿 2,100円 2客 径12cm 高さ4cm
白碗(丸)2,100円 2客 径10cm 高さ5.5cm
白片口丸 4,200円 径10.5cm 高さ8cm
鉢 3,150円 2客 径15cm 高さ5cm
白平碗 2,940円 径 2客13cm 高さ5.5cmと、価格合計より、
使い勝手や、この組み合わせで欲しいと、
自分の買い物として本気で組み合わせることになっていました。
どれもなかなか良い感じなセットになりました。
いかがですか、給付された気分で先取りお買い物というのは・・・。
甘庵
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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術
四月は新しい年度へ切り替えの月ですね。
新入生、新学期と、はじめて家の外で迎えた新しい生活が、
だれでもこの4月に始まった記憶をもっています。
(欧米は9月なんですよね)
新社会人もまで、このスタート時期は続くのでしょう。
どこの街でも、まぶしいランドセルや制服や、
新しいスーツ姿を見かけます。
さて、工芸、ものつくりで頭に「新」が付くのはなんだろう?
うーん。
それこそ、新弟子という言葉ぐらいしか、
今は、思い浮かびませんね。
それも、殆ど死語のになりつつあって、
新人や新しく入った人ですまされているでしょう。
人に関わることでなくても、
新製品、新鋭、新型、新柄・・・・と、
製造や物販なら使いそうな言葉も、
ものつくりをしていながら、
案外使わないかもしれませんね。
それは、きっと手で作り出すものだからなのでしょう。
おおかたの作り手が、
年を重ねるごとに、経験を重ねるごとに、
結果を表していることでしょう。
新しい工夫や、研究や、試みは、
今までの成果を重ねて行くことが多いために常に試みています。
ただ、表面的には、せいぜいマイナーチェンジ程度の変化に見えるでしょう。

時により、作り手としては、
求めている理想や結果が見えてていて、
それに近づけるための、改良であったり、
あるいは、同じ調子を保つための、
新改良は新工夫は常々のことです。
よしとするところを保つために、
新の付く仕事をします。
たとえば、やきもので食器を作り続ける時には、
土の質感肌合いを引き出すための、新しい焼き方。
釉調をより品格を持たせるための、新しい調合。
手に入らなくなった材料のための、新しい工夫。
こんな風に、常に、使い安く、よりよい器をための、
作る新しい試みを常にしています。
しかも、やきものなどは、杯土(粘土や磁土)や灰などの、
自然素材で、工業製品のように安定しません。
また、採土して粘土にしたり、燃やして灰にしたり、調合して赤絵具にしたり、
手業からつくられる場合は、
その殆どが高齢者の手によって作られていて、
天然素材だからこそ、揺らぐ成分や変化する調子を、
経験を技量で整える技で出来ていたために、
引退したり、亡くなってしまうと、
同じような味わいの生み出す材料は手に入らなくなるようです。
高齢化が進んでいくぼくたちのこの国では、
老いたときの生き甲斐のためにも、
たとえば、工芸などに関わる、見えにくい仕事へ関わる人への、
理解が広がると嬉しいですが、
そこは、経済がかかかわるわけで、
その部分は、そうべらぼうな数字ではないのですが、
工芸や手仕事への理解の幅から・・・、
その数字を価値あるものと見なさないために、
あるいは、「高い」と判断するのは、
量産品や型ものなどと、同じ土俵で比べられてしまうからでしょう。
量産品や型ものを否定しているのはなく、
用途や使われ方は同じでも、
違う土俵のものなのですから。
かつて、世界有数の手巻き時計を、作り出していた日本ですが、
クオーツに変わり、技術力で正確で廉価な時計で、
世界中を制覇した感があったのですが・・・・。
今、ちょっと豊かな証として、
機械式時計を手に入れようとしています。
一時期瀕死の状況だった、スイスの時計産業は盛り上がり、
いわゆる人気ブランドとなっていますね。
カメラもしかりでしょう。
伝統や技術は、それを継続するためにこそ、
常に、新しい技術や、工夫や、考えや、対応が必要です。
ぼくら一人一人が、頭に「新」が付く・・・意味を、
かみ砕き、見直す時期に・・・・、
最後のチャンスが差し迫っている気がします。
甘庵
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ちょっとこのところ、重いお話が多くて・・・。
いや、くどい話ですね。
ちょっと反省しています。
器が好きで、荻窪銀花や工芸店で、
手仕事の器をご自分の好みで選んで、
楽しく使われている方には、きっといまさら・・・・と、
思うことが多かったかもしれませんね。
でも、書籍やWEB上で見かけることが急に多くなった、
陶器は扱いに気をつけること、はじめに煮ること。
という話に、違和感を感じ、
本にあれば、そのまま受け取られてしまうわけで、
ますます、手仕事のやきものが特別扱いの世界になりそうです。
くわばらくわばら。
さて、さてと・・・・。
銀花と通りを挟んで目の前に、
昨年の秋から、珍しいお店が開店しました。
ぼくなどの門外漢からは、一口にいうとおもちゃ屋さんに見えます。
実は目の前でよく見えるのですが入ったことありません。
銀花は11時からの開店です。
(でも、だいたい9時過ぎから10時ぐらいには来ていますけどね)
TERRAさん(篆刻調のお店の看板にはそうあります)は、
だいたい午後になって・・・そう、小学生が学校から帰る頃から開きます。

フィギア、おもちゃ、U.S.TOY、雑貨・・・色々楽しいおもちゃあります。
とあって、それこそ電車男さん以来認知度のあがった、
秋葉系に通じる物があるようです。
午後の小学生のあと、7時で銀花が店じまいのころには若い人が多くなり、
休みの日などは、若い男女のカップルや子連れのパパママも。
オタクというちょっと、遠くの人たちだった言葉が、
今や普通の暮らしの範囲に取り込まれているようです。
むしろ、荻窪銀花のほうが、オタク・・・・いいえ、
うーん、カルトって感じのようで・・・・。
「あの人ったら、工芸屋にいっているのよ」とはならないとは思うけど、
もっと、若い人にも認知してもらって、
気軽に入って来てくださるように、
せいぜいブログを軽めに、書くようにしようーっと。
それに、若年性認知症的にならないようにしよーっと。
甘庵