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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

明日は最終日

加藤財さんの急須ポット展が明日で終わりです。
今までの銀花でも個展に比べ、
今回ははじめから出展数が少なかったこともありますが、
ずいぶん減って寂しくなってきています。

たくさんの出会いがあって、
日本各地・・・外国までもお嫁に行って、
またまたファン広がって行くことでしょう。
ありがたい事です。

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シャープで揺るぐところがない、形の美しさは、
画像や、雑誌でご覧になり印象深く、
皆様の知るところになって、
お問い合わせ頂いたり、遠方からもご来店くださったりして、
お求めいただきます。

そして、また次ぎの催しのお便りお知らせをすると、
その中の多くのかたが、またお出かけくださったり、
お問い合わせをいただきます。
それはもう、ほとんどの方が、
“お茶が美味しい”“使いやすい”という声とともに、
もう一つ、今度は急須、今度はポット、
白いのが欲しい、黒いのを使いたい、
後ろ手が、横手も使ってみたい・・・と、
ご自分の使い方、お茶に合わせて、
買い足しをして頂けます。
本当にありがたいです。

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まぁーこれも、加藤さんが、
一生懸命作られていることが、
使う事でしっかりご理解いただいて、
すっかりファンになっていただけるからです。
やはり、“たから急須”の魅力に引き込まれるのは、
自然なことなのでしょう。

               閑庵

加藤財さんの急須やポットをご希望の方は注文を承ります。
荻窪「銀花」: ginka@netlaputa.ne.jp
在庫があればお知らいたします。


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秋の実り

長いお付き合いのお客さまから、
秋の実りをお送りいただきました。
遠いところなのに、
毎企画展と言ってよいお付き合いをいただいているお得意さまです。

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お得様には、むしろこちらから送るべきなのに、
季節毎に、大切に育てた野菜や果物などを、
わざわざ送っていただいています。
もうただただ感謝です。

でも食いしん坊であるぼくですから、
決して拒みません。

はい、そのことは、多くのお客様の承知のことらしく、
お菓子や、果物、なんと取り立ての魚までちょうだいすることがあります。
そのままだったり、腕に問題ありですが加工したりして、
くちばしの長い方(食べ物に運の言い方をそう言っています)は、
お裾分けをさせて頂いたり、
来店時が暇で、お話ししてお茶に何かがついてくることが・・・。

そうそう、“おもたせ”ということもよくあります。

出不精ですが、
こうして、銀花にいながらにして、
季節毎の味覚や、
流行のお菓子など頂けるという、
幸福を味あわせtいただいております。

心優しいお客様方に改めて感謝です。

             閑庵

元を取る話

明日から「普段使いの漆器展」がはじまります。
あえて「普段使い」と付けているのは、
漆器は、もともと普段使いにされていたものだからです。
とはいえ、簡単に塗ったものから、
蒔絵などのものまで漆器の範囲も広いのですが、
それでも、今ぼくらがやきものやガラスを使えるように、
それぞれの選択で使われいたはずです。

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でも、いま多くの方が、「普段使い」から隔たりを感じたり、
「普段」には使えないって思われているのではないのでしょうか。

まず第一には、その性能として、
剥げる、洗い方や管理の難しさ、熱い物に弱いなどという、
誤解や間違った情報なのではないかと思います。
これらの点は、長くて恐縮ですが、
昨日のブログに書き込んだものを読んでいただければ、
きっと、基本的には解決するはずです。

次ぎに「高い」「高価」と思われているのかな。
たしかに、まっとうな漆器は手を抜けないので、
制作時間×時間給=そこそこの価格
と、なります。
でもこれは解決出来ます。
回答は、
(価格ーお気に入り度)÷使用時間=元が取れる納得の価格。
となります。
お気に入り度を差し引かなくても、
しっかりと作られた漆器を手にいれれば、
結構、元の取れる価格になると思います。

たとえば、銀花でお薦め出来る、
しっかり作られた椀の価格は、
一万円から2万円ぐらいの物が中心です。
たとえば間をとって、一万五千円として、
一年間に200回のおみそ汁なりで使ったとします。
朝も夜もおみそ汁飲むか方ならもっとでしょうね。
おみそ汁以外にも小鉢や、
今からは鍋の取り鉢なんて熱くならなくていいですよ。
こうして10年使ったとします。
10年保つかと心配ですか?
まず、普通の優しさがあれば、10年は保つでしょう。
ずぼらなぼくでも、椀を20年25年使っています。
数が増えると頻度が減るから長く保つようになりますしね。

で、式はこうなります。
(15000ーお気に入り度)÷(200回×10年)=
お気に入り度を0としても、
答えは、一回あたり 7.5円ですよ。
美味しい物を美味しく頂く価格として、
それを高いと思うかは、あなたの心意気ですね。
貧乏なぼくでも、そのぐらいならと思うのですから、
きっと、心豊かなあなたなら、楽勝でしょ。

ちなみに、15年にすれば、5円です。
でも、これはあくまでも数式の問題です。
それ以上にお気に入り度や、“うつわ”好きやの割引や、
使うことで得る、心が潤い、和む効果はきっとあるはずです。

漆器をもう一度、普段使いの器として、
見てみてください。
       甘庵

国勢調査

昨日は国勢調査の日で、
鉛筆なめなめ書き込みました。
そこで、嘘ではないけど、ちょっと修正してしまったところが・・・。

だって、この一週間で何時間働いたか?
タイムレコーダーなどつかってないので、
指を折って数えてみたら、
一日有った定休日は久々の完全なお休み。
ですから6日の労働日。

適当に行っているけど、
およそ午前9時には店にいて、
終えて出るのは、
片づけしてなんだかんだ午後8時。
昼休みとか実はないけど、
おおよそ10時間として、
60時間。
うーん、ちょっと多いかな。
そうだ日曜は、少し遅く行ったし、
終わるのも平日より短いから、
3時間ぐらいすくなかった・・・だろう。
で、57時間。
と書いておこう。
うーん。

こうして、ブログを書いたり、
HPをなおしたり、
DMを作ったりとか、
家にもどってからもやっていたりするけど、
これは、趣味。ってことにしておこう。
ははは。

国勢調査を記入して、
じっと手をみたぼくでしたが、
たぶん個人で営んでいる作り手は、
似たような人多いのではないかなー。
仕事が好きとか、趣味とか。
まぁーぼくもそうですが、
一人で仕事しているから、
人間関係のストレスはあまりない、
好きなお仕事ですし、
まぁー強いて言うと、
支払日や、月末にため息が多くなるのだけが、
難なのかもしれません。


        閑庵

本日も晴天なり

少しだけ雲がありますが、
ビルの合間の青空でも、
のんびり浮かぶ景色はかえって長閑です。

加藤さんの企画展の間は、
涼しく、まずエアコンいらず、
大きな崩れもなく、
爽やかな日が続いています。

そのためいつも和紙に書いて、
木の看板に留めておくお知らせが、
雨に濡れて縮むこともなく、
風に破られることもなく、
いつになくしゃんとしています。

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相変わらず下手な絵ですが、
毎回、一通り作品を並べたあとに、
その作品をスケッチするというより、
適当にイメージしながら、
ほぼ、落書きのように楽しみながら描いています。
まぁーデッサンちゃんとできないからですけど。

また、ほぼ毎回といっていいことですが、
それぞれの作り手のファンの一人として、
書かせてもらっています。
中でも加藤さんは大ファンですから・・・絵筆に力が入ります。
っていいたいのですが。
逆に大好きなのと、
いままでにも一杯描いているからか、
本当に楽しく力まずに・・・・、
逆に言えば作品ほとんど見ないで、
イメージで・・・っていうか、
そらで描きました。
その分、下手さを伸びやかさで少し補えたかな。

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手に取ったときの掌のなかで、
感じる丸さの心地よさや、
なめらかな肌合い、
しっかりきっちりしてディテールなどは、
イメージとして確立されているのですが、
なかなか、それを絵などで描くことなどは、
100年・・・1000年早いってやつですね。
お粗末さま。

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やっぱり、皆さんこれは、手にとって頂くのが一番。
そして自分でお茶を入れて味わっていただくのが、
なんと言っても最高ですよ。

          閑庵


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