暮らしの中に花や緑があると、
心和む方が多いとおもいます。
ただ花を無作為に活けるだけでも、
その空間に明るさが・・・文字通り華やかさが浮かび上がります。
でも、活けるとなると、
それなりに、心のゆとりが必要になります。
出来るなら、活けること、そのことを楽しみたいものです。
その手伝い、あるいは必須アイテムに、
お気に入りの花器が存在します。
花を生けなくても、彫刻、オブジェとしての存在感を持つ、
あるだけで、その場所に重心が存在するような花器は、
飽きることもなく、また花を活けたときの広がりも、
大きいと思います。
価格は、湯飲みやコップなどの器に比べると高価なってしまいます。
大きさからして仕方ないとしても、
良いな~。と思って頂いていながらも、
普段では価格で、躊躇している方には、
感謝祭はお得に花器をゲット出来るチャンスですよ。
なかでも、お得な花器を少しご紹介いたします。

備前の大振りな花入れです。
背の高い、頭の大きな花でも、
負けることなく、活けやすく、映えさせます。
左:六角螺旋花器 径14cm H32cm 桐共箱付き
常設価格 ¥59000 が25%引きで、
感謝祭中は、なんと¥44250です。
右:楕円筒花器 径13cm H33cm
常設価格 ¥31500が25%引きで、
感謝祭中は、なんと¥23625です。

ガラスの花器も使いやすく人気があります。
白、ウグイスは西川孝次さん、黒は荒川尚也さんです。
左:乳白花入れ 径15.5cm H20.5cm
常設価格 ¥16800 が25%引きで、
感謝祭中は、なんと¥12600です。
中奥:黒銀彩花器 径17cm H11cm
常設価格 ¥31500 が25%引きで、
感謝祭中は、なんと¥23625です。
右:ウグイス花器 径10.5cm H20.5cm
常設価格 ¥24150 が25%引きで、
感謝祭中は、なんと¥18112です。
感謝祭も明日までとなりました。
お時間のない方、お気軽にお問い合わせください。
ご相談に応じさせていただきます。
甘庵
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今日は感謝祭の醍醐味の半額市の器をいくつかご紹介します。
まずは葛西義信さんの長皿。

磁土に地元の陶土を加えて、
鉄絵と釉裏紅(銅下絵)の伸びやかな葡萄が描かれています。
葡萄文長皿 W30cm D16cm H3cm
常設価格 ¥8600 が50%引きで、
感謝祭中は、なんと¥4300です。

村木律夫さんの人柄のままのきちんとした土鍋。
チョークの絵付けもあって、ちょっとモダンな感じです。
チョーク土鍋 径20.5cm H12.5cm
常設価格 ¥8400 が50%引きで、
感謝祭中は、なんと¥4200です。

酒器もご紹介しましょう。
備前徳利と張り子の真鍋芳生さんの手ひねりぐい呑みです。
徳利は 径8.5cm H13cm
常設価格 ¥8400 が50%引きで、
感謝祭中は、なんと¥4200です。
ぐい呑みは 径6~7cm H4.3~4.5cm
常設価格 ¥3150 が50%引きで、
感謝祭中は、なんと¥1575です。

恵波ひでおさんのカップ&ソーサーです。
灰釉鉄絵カップ&ソーサー 径14.5cm H8.5cm
常設価格 ¥3800 が50%引きで、
感謝祭中は、なんと¥1900です。
まだまだ他にも掘り出しものばかりです。
とはいえ、使わないものでは仕方ありませんが、
気に入っていただいて、使っていただけるものなら、
すぐに元がとれてしまう格安な期間です。
これも一期一会の出会いです。
甘庵
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感謝祭も折り返しの週末です。
皆様へ日ごろの感謝を、価格でお返ししています。
是非この機会に、良い出会いをしてください。
今日はガラスをご紹介いたします。

こちらはデザートカップです。
水流のようなアワ仕立てのものと、
瑠璃が流れる渦文があります。
(うーん、在庫はどちらも現在1客ずつです)
手前:アワデザートカップ 径10.5cm H8cm
常設価格 ¥3600 が25%引きで、
感謝祭中は、なんと¥2700です。
奥:瑠璃渦文デザートカップ 径10cm H8cm
常設価格 ¥4200 が25%引きで、
感謝祭中は、なんと¥3150です。

リキュールグラスです。
螺旋に巻いた糸のようなガラスが、
手になじみ大変持ちやすいです。
素地にも螺旋に気泡が、・・・・・・と。
螺旋リキュールグラス 径6.7cm H9cm
常設価格 ¥3360 が25%引きで、
感謝祭中は、なんと¥2520です。

モールの小鉢です。
台形型と椀型があります。
サラダ、酢の物、汁をいれて具と麺と一緒にたべれるようにと、
使い勝手が良く、大変重宝します。
左:モール鉢 径13cm H6cm
常設価格 ¥3150 が25%引きで、
感謝祭中は、なんと¥1362です。
右:モールボール小 径13cm H7.5cm
常設価格 ¥3675 が25%引きで、
感謝祭中は、なんと¥2756です。
季節柄ご紹介した器が、
嫁に行ってしまっていたらごめんなさい。
でも他にも良いものがたくさんありますので・・・・。

さぁー皆さん、ぜひ手にとってください。
続々掘り出し物が出てきていますよ。
遠くで届かない方はメールや電話で、
お気軽にお問い合わせください。
mail : ginka@netlaputa.ne.jp
電話 : 03-3393-5091
甘庵
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昨日の告知通り、今日は光藤佐(みつふじ・たすく)さんの器をご覧ください。
大変ユニークなキャラの(おもろいんですが真面目)作り手です。
まずはご覧ください。

朝鮮唐津と言われる黒釉と藁白釉の掛け合わせた片口鉢です。
うっかりすると、これってわざとらしいですよね。
桃山時代の茶人や数寄者には、
新鮮で大胆で洗練された意匠だったと思います。
とはいえ、当時から、ちょっとしたセンスで間違っちゃうことも・・・。
大胆だからこそ、技量やセンスがそのまま表出してしまうので、
誰でも出来そうでなかなか出来ないお洒落な仕事です。
朝鮮唐津片口鉢 W20cm D17cm H7cm
常設価格 ¥9030 が20%引きで、
感謝祭中は、なんと¥7224です。

同じ片口でも、こちらは正確な轆轤挽きを見せる器です。
さりげなくて、実は大変気品ある器に仕上がっています。
光藤さんの人気のある黒釉も深みのある綺麗な色合いを見せています。
盛りつけた時に、料理が凄く映えるんですよ~。
黒釉片口鉢 径16.5cm H6.5cm
常設価格 ¥5250 が20%引きで、
感謝祭中は、なんと¥4200です。

光藤さんの定番人気の粉引の皿です。
使うことで少しずつ貫入や色艶が良くなってきます。
そのうつろう姿を楽しめることこそ、侘び寂の基本です。
あっという間に色が付いていってしまう汚れとは違いますから、
少し優しさをもってもらって、使うときは水や湯をくぐらせてください。
布を染めるときにはじめに水に浸けてから染めるでしょ。
同じように、自分色に染める感覚です。
左:粉引兜鉢5寸 径14.7cm H4.5cm
常設価格 ¥3150が20%引きで、
感謝祭中は、なんと¥2520です。
右:粉引兜鉢4.5寸 径13.3cm H3.8cm
常設価格 ¥2940 が20%引きで、
感謝祭中は、なんと¥2352です。
さりげない、渋い仕事をこなす光藤さんの器は、
料理好きの人にはたまらない魅力があるはずです。
盛りつけた料理を、引き立て映えさせます。
使い勝手もよく、良く焼ききった質感は、
気品があり飽きがきません。
ぜひ、手に取り、盛りつけて体験して欲しい器です。
甘庵
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昨日の日差しが、また雲が出てきたり・・・。
荻窪村の梅雨明けは、もう少し先のようです。
さて、今日から感謝祭後半戦。って誰と戦う??
売れて開いた棚には、新しい物も出していますので、
毎日少しずつは、変わっていたのですが、
それとは別に、テーブルごと取り替えることもしています。
この後2.3mの棚に並ぶ藤田さんを、
光藤さんの作品と入れ替えるつもりです。
その報告は明日にでも。
今日はまず、お得な japan =漆器をご紹介しちゃいます。
(china が磁器のことをさうように、 japan は漆器をさします)
これは、25%引きの棚に出したお買い得品です。
感謝祭中の感謝を数字でお換えしする限定商品です。

4.5寸碗 径13.5cm 高さ8cm
常設価格が¥23100ですから、
感謝祭中は、なんと¥17325です。
多目的な大振りの椀で、モダンな形の高台ですので、
椀だけでく、鉢として楽しく使えます。
また、漆器だからこそ丈夫で使いやすく、
和のお料理以外も映えます。
色は朱、溜、朱が見え隠れする絣 の三色です。

左:3.5寸朱椀 径10.5cm 高さ7.5cm
常設価格が¥12600ですから、
感謝祭中は、なんと¥9450です。
小振りな椀で、甘味などに好いかもしれませんね。
小振りな飯椀をお使いの方にもお奨めです。
右:4寸切っ立ち朱椀 径12cm 高さ7.5cm
常設価格が¥14700ですから、
感謝祭中は、なんと¥11025です。
モダンな形の椀で、使い勝手も良く、
食卓の演出にもなりそうですね。

左,奥:3.5寸朱皿 径13.5cm 高さ3cm
常設価格が¥9450ですから、
感謝祭中は、なんと¥7087です。
少し高台の高い、椿皿を思わせる皿です。
お菓子、お料理、肴など、
少しおすましして盛りつけると楽しい器です。
右:3.5寸ケヤキ皿 径13.5cm 高さ2.2cm
常設価格が¥9450ですから、
感謝祭中は、なんと¥7087です。
ケヤキの杢目を楽しめる小皿です。
見込みに地固めを施してあるので、
茶托やプレートとしても、広がりが持てます。
漆は普段使い出来ないと誤解されがちな器ですが、
木の器を使いやすく丈夫にするために、
漆を塗った物が漆器ですから、
使えない椀や皿などは漆器ではありませんね。
詳しくは過去の記事を参考にしてみてください。
器と話す4 漆器の声
http://utuwaya.blog74.fc2.com/blog-entry-231.html漆器の使い方
http://utuwaya.blog74.fc2.com/blog-entry-165.html普段使いの漆器
http://utuwaya.blog74.fc2.com/blog-entry-154.html 甘庵
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昨日の日差しが、また雲が出てきたり・・・。
荻窪村の梅雨明けは、もう少し先のようです。
さて、今日から感謝祭後半戦。って誰と戦う??
売れて開いた棚には、新しい物も出していますので、
毎日少しずつは、変わっていたのですが、
それとは別に、テーブルごと取り替えることもしています。
この後2.3mの棚に並ぶ藤田さんを、
光藤さんの作品と入れ替えるつもりです。
その報告は明日にでも。
今日はまず、お得な japan =漆器をご紹介しちゃいます。
(china が磁器のことをさうように、 japan は漆器をさします)
これは、25%引きの棚に出したお買い得品です。
感謝祭中の感謝を数字でお換えしする限定商品です。

4.5寸碗 径13.5cm 高さ8cm
常設価格が¥23100ですから、
感謝祭中は、なんと¥17325です。
多目的な大振りの椀で、モダンな形の高台ですので、
椀だけでく、鉢として楽しく使えます。
また、漆器だからこそ丈夫で使いやすく、
和のお料理以外も映えます。
色は朱、溜、朱が見え隠れする絣 の三色です。

左:3.5寸朱椀 径10.5cm 高さ7.5cm
常設価格が¥12600ですから、
感謝祭中は、なんと¥9450です。
小振りな椀で、甘味などに好いかもしれませんね。
小振りな飯椀をお使いの方にもお奨めです。
右:4寸切っ立ち朱椀 径12cm 高さ7.5cm
常設価格が¥14700ですから、
感謝祭中は、なんと¥11025です。
モダンな形の椀で、使い勝手も良く、
食卓の演出にもなりそうですね。

左,奥:3.5寸朱皿 径13.5cm 高さ3cm
常設価格が¥9450ですから、
感謝祭中は、なんと¥7087です。
少し高台の高い、椿皿を思わせる皿です。
お菓子、お料理、肴など、
少しおすましして盛りつけると楽しい器です。
右:3.5寸ケヤキ皿 径13.5cm 高さ2.2cm
常設価格が¥9450ですから、
感謝祭中は、なんと¥7087です。
ケヤキの杢目を楽しめる小皿です。
見込みに地固めを施してあるので、
茶托やプレートとしても、広がりが持てます。
漆は普段使い出来ないと誤解されがちな器ですが、
木の器を使いやすく丈夫にするために、
漆を塗った物が漆器ですから、
使えない椀や皿などは漆器ではありませんね。
詳しくは過去の記事を参考にしてみてください。
器と話す4 漆器の声
http://utuwaya.blog74.fc2.com/blog-entry-231.html漆器の使い方
http://utuwaya.blog74.fc2.com/blog-entry-165.html普段使いの漆器
http://utuwaya.blog74.fc2.com/blog-entry-154.html 甘庵
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今日はオフ。
ちょっと寝坊。
ちょっと家事。
ちょっとお散歩。
ちょっと図書館。
ちょっと音楽と昼寝。
久々のお日様マークが、
荻窪村の午後の天気予報についている。
特別なことがなくても、
良いことを見つけられそう。
心地の良い夢見。
急に伸びたバジルの水やりが気持ちいい。
ここまでは完了。
さらに、
濡れていない小径を歩く。
面白そうな本みっけ!
気持ちの良い音楽でうたた寝。
うん。
今のところの、予定ならそうなるはず。
でも思ったより暑くなりそう。
空がどんどん青くなる、
う~ん、本等に久々です。

夏の日差しは暑くて大変なのですが、
やっぱり夏はからっとジリジリの太陽でないとね。
うーん、やっとスイカ食べたくなったかも。
荻窪「銀花」にとっての夏祭りの感謝祭。
明日からの後半は、暑いからこそより盛り上がるようがんばります。
皆さん掘り出し物探しに是非お出かけくださいな。
甘庵
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湯飲みやコップやティカップなど、
液体を飲むための器ならば、
手に持って、口を付けて使うのはあたりまえです。
世界共通。
でも、ぼくたち日本人が碗や椀を、
習慣的に手に持ち口を付けて使うのは、
少ないんですよ。
ちょっとマナー悪そうに感じますが、
それでも、この習慣が、私たちの器への感性を、
大変高めています。
持った瞬間に、掌(たなごころ)をなんとはなしに確認しています。
口を付けて、触覚で口作りを感じとっています。
それは、善し悪しだけでなく、
自分の感性に合う合わないという、
好みも含めてです。
子供のころから自分の器を持つ習慣と合わせて、
ぼくたちの器への感性は、手に持って口を付けて食べることで磨かれてきました。
この優れた感性を、途絶えさえないためにも、
手でつくられて、器で好みの感性を満たし、
美味しくご飯を食べたいですよ。
で~。ここから営業です。
今日は飯碗といくつかご紹介。

藤田佳三さんの赤絵の飯碗です。
真ん中の碗が、径11.5cm 高さ6.5cm
常設価格が¥3600ですから、
感謝祭中は¥3060です。
華やかでいて、浮いていない絵柄。
飽きない絵柄と、使うことで、
ゆっくり変わっていく様の楽しみです。

藤田佳三さんの安南絞り手の飯椀です。
右の碗で、径12.5cm 高さ5.7cm
常設価格が¥3200ですから、
感謝祭中は¥2720です。
たっぷり施された灰釉が、
熔けてゴスの下絵を滲ませています。
同じ染め付け系でも、
少し大人の感じがしますね。

中條正康さんの絵変わり飯椀です。
真ん中の碗で、径11.5cm 高さ5.7cm
常設価格が¥4500ですから、
感謝祭中は¥3825です。
柔らかな土肌とほんわかした絵付けに、
心が和まされます。
陶器で軽いです。

村木律夫さんの飯椀です。
左の碗で、径12cm 高さ6cm
常設価格が¥3000ですから、
感謝祭中は¥2550です。
作り手の真面目な性格がそのまま写されています。
左は半磁器でパラジウムの上絵(電子レンジはダメ)。
右は陶器で、チョークの下絵です。
飽きのこない使いやすい飯椀です。
お気に入りのマイ碗で頂く、
炊きたての白いご飯は、
やっぱり日本人は飯だ~って。
思ったりしますね。
甘庵
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土っぽさが強く出た、焼き締めの器を、
秋や冬の器と感じられている方が多いようです。
でも、夏こそ、焼き締めの器の季節なんですよ。
よく焼き締まり、ざっくりした素地の肌は、
土というより、石肌や岩肌という感じです。
ざっぷりと水に浸すとその素地は、
清流の苔むす石肌岩肌を思わせ、
涼感を呼び込みます。
ぜひ皆さんも夏の食卓では、
焼き締めの器を、しっかり水に浸して、
少し濡れたまま盛りつけてみてください。
ほーら、涼しい風がそよぎますよ。

今日は常滑の鶴見宗次さんのロクロを使わず、
出てつくりだした岩肌を思い起こさせる器をご紹介します。

7寸平鉢 径21cm 高さ4.5cm
常設価格が¥7350ですから、
感謝祭中は¥6347です。
白い方も黒い方も作り方は同じですが、
土が違うために、熔けて流れている灰の色が、
違って見えます。
盛り皿としてどんな料理も受け取って、料理が映えます。

6寸皿 径18cm 高さ4cm
常設価格が¥4200ですから、
感謝祭中は¥3575です。
取り皿として、平向付けとして、
存在感が料理との掛け合いを生み出しますよ。

片口 幅15cm 奥行10cm 高さ10cm
常設価格が¥4200ですから、
感謝祭中は¥3575です。
冷や酒を注ぐのはもちろんのこと、
ドレッシング、タレ等をいれても、
料理を盛りつけても、
左右非対称型の片口ならではの、
演出効果も期待出来ます。
まだ続く鬱陶しい梅雨を、
清涼感のある器で気分転換してみようかな。
豆腐、薬味をいっぱい、うんそれだけでも・・・。
後は吹きガラスのグラスにビールか~。
甘庵
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今日はアケビ籠をご紹介してみます。
アケビの手提げを持って避暑や海辺や、
ドライブなどいかがですか?


胴張こだし編み手提げ W30cm・D17cm・H20cm
常設価格が¥11500ですから、
感謝祭中は¥9775です。
涼しげな透け感のある編み方で、
中にお気に入りの布で作った巾着や袋で、
いろいろ演出出来ます。


薄型ホラ編み丸手小 W27cm・D15cm・H21cm
常設価格が¥12500ですから、
感謝祭中は¥10625です。
これは少し小振りで薄型の手提げで、
お洒落な丸い手が特徴。
バッグとして使う方がおおいですね。


新角手提げグニ編み大 W36cm・D21cm・H30cm
常設価格が¥17000ですから、
感謝祭中は¥14450です。
グニ編みという凝った編み方の大振りの籠です。
大振りでワンボトルやステンレスポットも楽に入ります。
お弁当いっぱい詰めて、
ピクニックやドライブに出かけたくなります。
どれも、在庫は一つずつです。
地方発送も承ります。
送料は東京からのクロネコヤマト便の価格になります。
お気軽にお問い合わせください。
甘庵
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今年の感謝祭はいつもより長い期間にして、
途中でこまめに内容を変えて行く予定です。
その一つに、人気の作り手の作品を、
入れ替えてお見せするコーナーを設けました。
限られて常設のコーナーではとうてい出し切れないので、
作り手ごとに数日ずつ交代にお見せ致します。
一番バッターは、
「使ってなんぼ」の京都の藤田さんの器を、
赤絵、安南絞り手を中心に、
ざざっと並べてみました。
定価のなんと20%引きで、
手に入れられちゃうんですよ。
うーん、ほんと自分で欲しいって思います。
そんな一部をご紹介します。

安南5.5寸輪花皿 径16.5cm 高さ4.5cm
定価が4000円ですから・・・、
な、なんと一枚3200円ですね~。
ああーただ、あと2枚ですね。(8/22(土)10:00AM現在)
これは皿といっても、輪花の縁が立ち上がっていて、
少し深めですので、
煮浸しみたいな汁やソースがある料理でもばっちり。
輪花といわれる縁の装飾が、
よそ行きに盛りつければ凛として、
品格のある器です。

赤絵4寸小鉢 径13.2cm 高さ6.3cm
定価3200円が、一客2560円ですよ~。
赤絵の可愛い小柄文様が、盛りつけの邪魔にならず、
料理を引き立てるのは間違いありません。
プリントで付けた絵柄と違い、
取って付けたような感じや浮いた感じがせず、
描かれた絵というより、肌になっているんです。
器の絵は、うっかりすると成金ぽくなりがちですが、
そこは藤田さん「使ってなんぼ」と言い切るだけありますね。
品と格を忘れていません。
どちらも、陶器で、下地が粉引なので、
使う前には水が湯に浸してから、
使うことで、少しずつ、
使い手の色に染まったいく、
使うのが楽しい"うつわ"です。
甘庵
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予告させていただいていた、
感謝祭が今日からはじまりました。
普段から自信をもってお奨めできる器をと、
心掛けて並べておりますます。
どれも、温かみと魅力が溢れていますが、
なにぶん手仕事で作り出しているために、
価格が高く感じてしまう方も多いかもしれませんね。

でも、使っていただければ、
その分を取り返せる心地よさがあると、
そう思っております。
そこで、今回の「感謝祭」を利用していただけると、
15%~50%引きで、お求め頂けるチャンスです。
とはいえ、いくら価格が手ごろでも、
使わないことになっては無駄になります。
気に入ってくださる器との出会いがあるためにも、
目的を持って、使う器を手に入れて頂けると嬉しいです。

そんな気持ちをお持ちの方に、
会場内をバーチャルでご覧いただける、
顧客用のHPを期間中特別にいただけるようにいたします。
会期終了までご覧頂けます。是非覗いてみてください。
http://www.netlaputa.ne.jp/%7Eginka/exhibition.kansyasai.index.html
先ほど画像だけはアップしました。
この先、時間と見つけて価格も少しずつ入れたいと思いますが、
間に合わないかたは、電話やメールで、
荻窪銀花まで、お気軽にお問い合わせください。
詳しい寸法や価格、メールの方には画像もお送りいたします。
TEL : 03-3393-5091
Mail : ginka@netlaputa.ne.jp
そうそう、メールにお返事は少しお時間をください。
たくさんのお問い合わせとお待ちしております。
甘庵
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明日から荻窪「銀花」夏恒例の「感謝祭」です。
夏の暑い日に汗だくになって開店したのが、26年前の夏でした。
これを記念して感謝の気持ちを込めたお祭りを始めたのがきっかけです。
「日頃の感謝を価格でおかえし」と、お買い得品や掘り出し物を、
連日並べて、顧客の皆さんに楽しんでいただいています。
いつもあわただしく開催していますが、
今年は少し会期を延ばして、
なるべくたくさんの作品をご覧いただくようにしてみました。
というか、狭い店なので、なるべく毎日、入れ替えをするのですが、
何せ手不足、部分的になったり、お見せしたい全てを出すことなく、
会期を終えてしまうことが多いので、
少しのんびりした会期にしてみました。
って、実は自分が疲れてるのもあります。
そんなわけで、少しゆとりを持って開催出来ると思うので、
ブログでも、毎日そんな会場のこと、
お買い得品や、掘り出し物を紹介することに、
トライしても見ようかと思っています。
どこまでできるかわかりませんが、
がんばってみます。
もちろん店においでになれなくても、
ブログやウエブで実際に手にいたい方には、
フォローも出来るように努めたいとおもっていますので、
これを機会に、お気軽に声をかけていただけたらと思っております。
今日はしっかり営業ブログですが、
やはり器は使ってこそその価値が、わかるものですから、
是非使ってもらいたいと願っています。
感謝祭はお得な買い物のチャンスですので、
良い機会にして頂けたらと思っていますよろしくお願いいたします。
これに関しては、工芸屋でのお買い物に不安を抱いている方も多いと思います。
お店でなく、ブログやHPからWEBを利用して、
お買い物をしていただいたお客さまにお願いいたします。
おおかたのお客さまにはメールなどで、
お褒めをいただいたり、使って頂いての素敵な感想も頂いています。
これからのお客さまへ不安を解消できたり、
参考のになさっていただけるご意見を頂けたらと思っております。
アドバイスや、推薦のお言葉を、コメントにいただけたら、
コメント欄でお客さま同士の会話や情報交換になるくらいだと、
うつわ屋としては、大変嬉しいので、
せひともよろしくお願いいたします。
荻窪「銀花」店主 甘庵
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なかなか梅雨明けにならず、
梅雨の終わりに多い集中豪雨の被害が、
ニュースで流れています。
なんでも台風より予測がつきにくく、
情報も遅れて被害につながることがあるとか。
とはいえ、狭い国土の日本では梅雨は恵みの雨でもあり、
稲作が代表の農業にも、飲料水などの水源としても、
降らないのも大変に困ることになってしまいます。
洪水などの被害原因が、自然破壊や山の管理不足からとか、
かつてはダム以上の保水力をもっていたという水田も、
社会の仕組みから失われたなら、
様々な知恵で変えられると信じたいものです。
今ぼくらに出来ることは少なくて、まずは意識して、
情報を判断出来るだけで、望みゆ願いやから、
方向を示唆する声は伝えていけるのではないでしょうか。
今日も大雨です。
大きな被害がでないとことを願うばかりです。
甘庵
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アイスクラックと言われる吹きガラスのテクニックがあります。
熱いガラスを一瞬水に浸けて、
ヒビをいれ、形を整えた後に再加熱して、
ヒビの後をデザインとして残す加飾のことをいいます。

ちょっと怖いような、ダイナミックな動きを感じる方法ですが、
古くからある手法です。
もの作りの手法は、およそ基本的には、やり尽くされていて、
それらの中から作り手それぞれが、
自分らしさの器作りにむく手法を選択して、
自分なりのアレンジや工夫をして作っていっています。
その意味では、シンプルな手法ほど、
作り手の技量やセンスが推し量られることがありますね。
例としてよく、紙に墨で字を書くことをお話しします。
紙を選ぶ。
墨を用意する。(墨汁の人から墨や硯にこだわる人まで)
筆を選ぶ。
書く。
基本はこれだけですが、
出来上がりは、字の個性だけでなく、
出来上がりの広がりが無限です。
もの作りも同じです。

さて、荒川さんのアイスクラックは、
比較的肉厚の作品が多く、
ゴツ~ンって感じで、バリバリ割れています。
それを、縁が適当に丸くなるまで炙って、
さらに作品によっては、縁を道具で挟んで、
絞ったり、表情を作ったりしています。
アイスクラックは、日本語では氷裂(ひわれ)にあたるでしょう。
極寒の時に氷に入る割れ目のことです。
やきものでの氷裂は、中国から入ってきて、
梅や菊をあしらって冬と夏でオールシーズンの柄として、
染め付けの器などに好まれて使われました。
荒川さんのアイスクラックをはじめて見たときに、
見るからに氷の割れた表情を連想させましたが、
同時に、やきものの伝統的な氷裂が、
ぼくのイメージをしめました。
それは、墨で紙に字を書くように、
千差万別の個性が生み出されるように、
荒川さんの個性としての和が、
きっと無意識に滲みでてきているのだと、
ぼくは勝手に解釈しています。
甘庵
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竿と呼ぶ、ステンレスのパイプなどに、
坩堝の中で熔けたガラスを巻き取って、
息を吹き込んで膨らまして作る方法のガラスを、
「吹きガラス」といいます。
簡単な型に吹き込んだり、装飾のためや形を整えるのに、
道具をあてたり挟んだりすることもありますが、
基本は息とタイミングと回転のように思えます。

つまりカラダと勘と技が一番の基本。
坩堝から熔けたガラスを竿に絡め取ることが、まず難しいようです。
坩堝の中のガラスは、かなりさらさらの状態で、
そうたくさんは竿に巻き取れないそうです。
作るものに必要な量になるまで、何回かにわけて巻き取ります。
この時点から、竿を回すタイミングとスピードなど、
すでに技が必要なようです。
その後も重力でたれないように、
常に竿を回し続けて、息を吹き込みさらに大きくしたり、
坩堝に浸けてガラスをたしたり、
アワを入れたり加工をしたり、
でも、いつも回しています。

頭に作業中のガラスの塊がついた竿を、
二本のバーが平行に並んでいるところへ渡して、
パイプを掌で転がし、押して、引いてと、
左右半回転を繰り返して、
形を整えたり細かな作業をします。
ちょうど、こけしのロクロとおなじように、
横軸のロクロと思っていただければよいでしょう。
一つのコップを作りあげるまででも、
大きな鉢や花器を作るときでも、
ガラスの器作りは基本的に、
竿をくるくる回しています。

だから、螺旋にひねれた形や、線やアワがみえますよね。
回してひねってねじって・・・・くるくる。
甘庵
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昨日は荒川さんの作り手としての感性のお話をしました、
京は、いえ今日は、荒川さんの科学力についてのお話。
荒川さんの家柄には多くの化学者を排出しているそうです。
お父さんは国立K大の化学の先生だったそうです。
荒川さん自身も国立H大の農業土木科を卒業しているはず。
そんな荒川さんからガラスを作る技や方法、素地の調合や配合。
また、窯作りに関する材料、バーナーなどの機械部品の知識と技術。
また、器として作ってからの検品、梱包発送までのシステム的な流れ。
これはもう、小さな工場として機能している部分があります。
そこには、化学、物理学、機械工学などの知識や技術があってこそ、
今の晴耕社ガラス工房が成り立っています。
大分前にアトリエにおじゃましたとき、
新しい窯の制作にあたり、色々なことが広がったり、
勉強し直している話を聞きました。
フレームを作るために近くの鉄鋼屋さんと仲良くなり、
それでも、自分たちで手を染める部分が多くなり、
結果的に鉄を含んだ作品が出来上がりました。

また、新しい窯業材料のこと、
山林での排水溝などの設計のために学生時代に習った、
流体力学が、窯の中の高い温度の炎の動きを分析して、
窯をつくるのに役だった話は面白かったです。
「かずおさんさぁー、やきものもそうだけど、
ガラスの窯もバーナーからの炎の流れを考えて窯つくるですよ」
「うん、そうだね、下手すると煙突の中で一番温度が上がる窯作ることになっちゃうからね」
「そう、そう、流れ良すぎると良くないことあるね。
1300℃ぐらいの温度の炎は、いわば高温の気体でしょ。
そのぐらいの温度の気体の中にね。仮に、手をいれられて、
ぐいっと・・・たとえば水槽の中の水を手で漕ぐみたいにすると、
どんな抵抗感があるとおもう?」
「うーん、てーことはもしかして重いとか?」
「そうそう、その抵抗値は相当でさ、だから今の窯の設計に、
泥水流れる排水溝の設計に勉強した流体力学の教科書をひきづり出してきた・・・」
「そうかー、で、唐津の竹割り窯が鉄砲窯より抵抗多くして、
躍進的に燃費がよくなり、効率の良いやきものできていたんだ。
今の窯のほとんどが四角いのもそれで炎が渦を作って、
能率的に熱カロリーをやきものに伝わり良く焼ける・・・なるほどね」
と、マニアックな話を嬉しそうに語り合った記憶があります。

というわけで、荒川さんのバランスのよい科学力を持っていてこそ、
素晴らし感性を引き出せて、ガラスの器が出来ているようです。
甘庵
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作り手には優れた感性が必要なのは、
それが器であっても、使い勝手だけでなく、
美しい器であることを、私たちが持っている血が望むからです。
美しい物を作る感性は、持って生まれたものだけではなく、
育った環境や学習にも左右され、また磨かれるものだと思います。
荒川さんにとっては、京都という街で育ったことが、
少なからず影響していることでしょう。

荒川さんのガラスの器は、
モダンでシャープなガラスの器でありながら、
とげとげしさのない、穏やかで、たおやかなのは、
ワングラス、タンブラー、ゴブレット、ボールと、
洋の名で、洋の使い方でありながらも、
全てが和食器だからだと、ぼくは思っています。
京の文化は、イコール日本文化といっていい歴史があり、
どの時代でも、常にいち早く新しい異文化が導入され、
それら全てを呑み込んでしまい、なじませてしまう。
そんなところが、京文化の奥深さだと思っています。

荒川さんのガラスの器には、
京都育ちならではの、
京文化が脈々とながれていることを、
つよく感じています。

今年も美味しいサクランボをいっぱい食べれました。
甘庵
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荒川さんの工房からは大変優秀な作り手が独立したり、
啓蒙されて素晴らしい仕事をしている作り手もいます。
なによりそれは、荒川さんの人間としての懐の広さだと思います。
たとえば、おもしろおかしく、
「企業秘密なんだけど~」
「人類がはじめて見るガラスなんだよ」
とか、25年も前には自分の作品や手法を、
話のネタにこそすれ、
特別な詳細はわかりませんが、かなりオープンな方です。
それは、窯作りでも同じで、
かなり工夫と創作を繰り返した灯油ガラス窯を、
いろいろ研究しながらも、
そのノウハウを受け取った作り手は多いのではないでしょうか。

苦労して作り上げていっても、伝えたり教えてしまうのは、
本当に意味で自信があるとか、執着しないのかなとか、
下世話に考えましたが、それではだけではダメなようでした。
荒川さんにとってのガラス作りは、
ある意味とてもシンプルで、
自分らしく自分の好むガラスを作ることを目指しているだけのようです。
仮に似た素地でも、アワが入っていても、
上手くても下手でも荒川さんのグラスではなく、
その意味で、我関せずとしていられるのでしょう。
また、自分の仕事から派生していくことがあれば、
それもまた、自分のガラスへの思いから湧き出てきたことで、
好ましく思っても否定することはないのでしょう。
自分を見つめ、自分を探し、自分を表すガラスを、
作り続けているように、ぼくには見えます。
甘庵
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と、こういう言い訳を、
小さい頃からよく言っていたな。
今でも、「今言おうと思ったのに~」
「だから~それを言いたくて~」などと発言しては、
親しい友人に、その大人げなさに呆れたれているのですが・・・。
なおりません。
学習能力なしに、ガキのまま年老いて行きますね。
で今日、「先をこされてちゃった~」って思っているかと言うと・・・。
皆さんにちょっと良い感じのブログをご紹介したいなーって、
ところがですね。
そのブログを今日みたら~。
"うつわ屋のつぶやき"を紹介するコメントが・・・。
普通のいい大人は、
「ACTさんありがとう」と紳士として、喜ぶものです。
ですが、ガキのぼくは~「
もう少し遡って読み込んでから、お話したいと思っていたのに・・・」
かの親しい友人がブログを読まないと思うから、
こういうことを書いていますが、読んだらきっと、
「なにそれ、自分のほうが先に書くことに意味を見いだすわけ?」
「いやー、そうではないけど」
「なら、先に記事にすることで恩でも着せたいの~」
「そんな~、そうでなくて、ぼくも同じこと考えていて~」
「そう、なら、良かったじゃない、互いに感じるところがいっしょだったんだから」
「そうなんですけど・・・」
「うん、よし、解決」
と、言われるだろうな~。
というぼくこそが、先にご紹介したかったブログは・・・・。
「まだ言うか!」
「だから、そうでなくて・・・」
クラシックの日々~“第5幕”物語 というブログなんですが、
ちょっと時間の流れかたが違ったり、
物の見方が良い角度で・・・。
いえ、読んでいて心地良いんです。
ついつい、コメントに声を掛けるように書き込んでしまうんですよ。
皆さんも、"うつわ屋"の「だから~」という屁理屈に、
飽きたときには、ぜひぜひ覗かれることを、
お奨めします。
お気に入りにリンクも張っておきますので、
今後もよろしくお願いします。
甘庵
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ばくは、荒川尚也さんのもの作りとしての「目」を高く評価しています。
まだ荻窪銀花をはじめて間もないころに、
新しくガラスの作り手とお付き合いを始めるときに、
「荒川さんは△△でやってる○○さんを知ってる?そう、どう思いますか」
敵になるかもしれない作り手についての彼の評は、
ぼくにとっては、いつも公平で的を得ていました。
「うーん、強敵だな~」と言うと、
即、お話を進めましたね。ははは。

そんな荒川さんの作り手としての「目」は、
彼の器好きを見ていて納得し、安心し、勉強になりました。
荻窪銀花にとって店の幅を広げることになる、
大変に素晴らし作り手も紹介してもらいました。
その一人である今波進さんの器を、いまでも毎日使っています。
ただ、残念なことに、今波さんは早すぎる人生を終えてしまいました。
ぼろぼろになった彼の器から、ぼくは多くのことを学びました。
きっとそれ以上に、家も近く、親交の深かった荒川さんは、
もっと多くを学び、評し、受け入れ、活かしてきたに違いありません。
荒川さんの作り手としての「目」は、
消費者の「目」も、大衆の「目」も、評者の「目」も、
持ち合わせていて、そのバランス感覚が大変良いのと思います。
だからこそ、26年毎年の企画展を続けて、
毎回、荷を解くぼくに「おおー」「いいね~」「うふふ」と、
感心、喜び、心地よさを与えてくれる作品を供給してくれ、
また常に前に進んでいく、作品作りや構成を見せてくれます。
澄んだガラスの中には彼の「目」を通しての、
器の魅力が凝縮されているようです。
甘庵
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蒸し暑さでよどんだ風に揺れている細い枝に、
数ミリの小さな紫の花が咲いている。
紫式部(むらさきしきぶ)の花です。

大きさも色合いも派手ではなく、
薫りも記憶にない花のためが、
見過ごしてしまうことが多い。
花の名前は、植物では珍し紫色の実から、
著名な紫式部と名付けられたらしい。
少なくても彼女の死後の命名だろうから、
花の名前としては、1000年未満の歴史なんだな。
考えてみれば、薔薇などには、
プリンセスや有名人の名もありますね。
そういえば、お客さまにお支払いただくと、
いつもピン札なのが2000円札。
この2000円札には、紫式部さんのお姿がある。
下ぶくれの気配以外あまり表情がわかりませんが、
平安時代の気高き女性のお姿なのでしょうね。
源氏物語の鈴虫の場面とその冒頭だそうだけど、
ぐにゅぐにゅって、書かれている。
眺め眇めてみたが、部分的にはそれらしく読めても、
意味が今ひとつという、自分の無教養が悲しいです。
そうだ、男子校だった高校時代の先輩に、
「紫」さんという姓の方がいた。
どうも由緒正しきお家のようだった。
「珍しい姓ですよね」とぼく。
「電話帳でしらべたら、東京都にはウチ以外にもう一件あったな」と、
クールな感じで言われていたのが、
印象に残っているな。
甘庵
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荒川さんの
話し上手については、
前にブログの記事にしましたが、
話術が長けているだけでなく、発想の面白さや、
面白くすることにエネルギーを欠けるパワーが凄いんです。
思い出した大昔の話ですが、
いまの立派なアトリエに引っ越す前の、
古い茅葺きの民家に住まわれている頃のことです。
過疎化が進んでいて、若い人も少ない部落だったようです。
同じような世代を中心とした、もの作りとの繋がりも出来ていていて、
遊ぶところも少ないので、仲間や、近所の人で、
カラオケ大会をしようということになったそうです。
日本的民家は、障子や襖をはずせば大きな空間になります。
そこに、当時はテープだったカラオケシステムで開催したようです。
エントリーにはいくつかの条件が、
一つは、エントリー曲の入ったカラオケテープ持参が原則。
二つめに、何か商品を持ってきて、かつ賞の名前を決めて、
さらに、その賞の受賞者と選ぶ権利が(責任が)あるそうです。
たとえばカップラーメンを商品にして・・・伸びる歌声賞とか。
当然主催者の荒川さん。
ガラスで大々的なカップを作ったそうです。
輝け晴耕社杯獲得歌合戦とうたった、
晴耕社杯なのですから、受賞した人いいよね~。
と、ぼくは思ったけど。
でもグラスやコップの使う物がいいとか言われたとか言われないとか・・・。
ははは。
谷間の上の方にあって、差し障る隣家が無いことを良いことに、
器機一杯の大音量で~♪谷に響くそうです。
面白いことやってそう~って、
遠くから来た、知らないおじさんの飛び入りがあったりしたそうです。
そんな発想の荒川さんは、
歌って(実は実力をまだ拝聴してないのですが)、呑んで、食べてが大好きで、
人を拒まないのでスタッフや居候もいたりして。
それを支えているのが、京美人の奥様。
また、めちゃくちゃ料理が上手くて、
美味しさに寄せられて来る人も多いと、
スタッフが実感こもって言っていました。

荒川さんの作品には、
楽しさと明るさとエネルギーが溢れています。
やっぱり器は作り手の分身。
荒川さんそのものなのですね。
甘庵
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荒川尚也さんとは、
気づけば荻窪銀花の歴史とほぼ重なるお付き合いをさせていただいています。
毎年お願いしている個展も、回を重ねて26回目。
そんな荒川さんのことは、個人的に大好きな作り手でもあることもあって、
荻窪「銀花」の刷り物やお便り、メールマガジン、
そして去年のブログでもかなり書かせていただいているので、
長いお客さまには、年寄りが同じ話を何度もするように、
耳に既に入っていることも多いと思います。
まして、器の話なら・・・・。
使い安い、丈夫、口当たりがいい、
料理が映え、飲み物美味しくいただけます。
という、使い手のぼくの目からの報告を、
言葉を換えて、枝葉を付けて書くだけのことです。
そこで、今日からすこし、荒川さんのエピソードを、
書き留めてみようかと思います。
昨日のブログでも荒川さんのアワが綺麗に煌めくのは、
素地の綺麗さに秘密があるとお話ししました。
その素地が生まれるには、
もちろん荒川さんの化学者としての資質があってのことですが、
同時に、作り手としての好い目を持っていたからだと思っています。
かつて顧客の皆さんのお配りして刷り物で、
荒川さんの素地について、こう書きました。
なかでも、真価を表しているのは彼のガラス素地です。
その素材感は透明感だけを求めたものでも、手作り風に媚びたものでもありません。
高温との戦いの熱い仕事は沢山の汗をかくので、塩と多量の水を飲む彼が、
ある時こう言ったのが印象的です。
「近くの友人の家の井戸水がとても美味しくてね。
水道水や買う水とは違う旨さを持っているだけでなく、
光に透かすととても綺麗なんだ」
彼が目指しているガラスは、この井戸水のようなガラスなのだと、私は決め込んでいます。
荒川さんのガラスの秘密を覗くなら、彼のガラスを光に透かしてみて下さい。
ほら、とても美味しそうでしょう。
彼が自分の素地に水をイメージしているのは、
近年に出来た「清流グラス」というこのグラスの名でもわかる気がきます。
甘庵
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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術
ここだけのお話ですよ。
"うつわ屋のつぶやき"ぶろぐの読者だけに教えちゃいます。
荒川尚也さんの泡の秘密を・・・・。
スマートにお洒落に仕込まれた、
泡の美しさに魅せられた、荒川尚也さんファンの方多いと思います。
この泡には二種類あります。
一つ目は比較的早くから、仕事はじめてそう経たずに、
作られていました。
それがこのタイプです。

これは、空気の泡です。
何でもアトリエとして納屋を改造したときに、
出てきた大きなノコギリが発想の始まりだそうです。
のこぎりの上にガラスを転がして、
目の跡が、点々と凹みます。
その上に、ガラスを着せると、
空気が閉じこめられて、点点点に。
*着せる=坩堝の中の熔けたガラスに吹いている浸けて、
ガラスを重ねることを言います。
よく見ると、着せなかったところには、
へこみの跡が少し見えます。

これは、計画的に、発泡させた泡です。
意図的に、かつ創作的にデザインされた泡です。
薬品を巻き込んだり、付けることで、発泡させています。
熱化学反応で発生した炭酸ガスの泡を、
自由に、デザインした通りに発泡させるには、
随分研究の苦労をなさったと思います。
さてさて、実はここからが本当に秘密。
これらの泡は、空気でも炭酸ガスでも、
無色透明の気体。
その泡で様々な表情や、ガラスの煌めきや、
屈折する光りを遊ぶことが出来るのには・・・。
大変重大な秘密が隠されています。
って、そう難しことではありません。
荒川さんの素地です。
荒川さんの澄んだ素地ゆえの魅力があってこそのことです。
澄んで輝いているからこそ、
泡の美しさが、実によく演出され、素地が光り、心を打ちます。
そうなんです。
彼の澄んだ素地だからこそ、
泡の美しさが引き出すことができるのです。
ホラ光りをうけて虹を生み出しています。
*この点について、前に書きましたので
参考に目を通して頂ければ幸いです。
http://utuwaya.blog74.fc2.com/blog-entry-57.htmlw
甘庵
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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術
ぼくには、荒川さんの吹きガラスからは、
モダンでいながらも、和の薫りを感じます。
それは、彼の生まれ育った京都という街が、
ものつくりの感性の基盤になっているからではと、
勝手に決めつけています。
澄んだ清流を思い浮かべる素地。
風雅で気品あるフォルム。
四季や自然の景色を感じ取れる造形。

かなりお洒落な器や道具でも、
使うことを強く意識した機能美は、
暮らしを軽便にしたり、決してなし崩しにしない、
伝統の暮らしぶりから染みついている感性ではないでしょうか。

明治以降に、洋の食習慣とともに、
大量に暮らしに入ってきたガラスですが、
100年を経た今に至ってやっと生まれて来た、
和の品格を自然に織り込んだ、
吹きガラスだと思います。
甘庵
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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術
今日は七夕ですが・・・・。
織り姫と牽牛は逢えないかもしれませんね~。
でも、今日は新暦の七夕。
ちゃんと旧暦の七夕には逢うことができることでしょう。
七夕という響きで、まず天の川をイメージするぼくですが、
それこそ晴れていても、荻窪は見ることはかないません。
そんなときに、荒川尚也さんの泡の流れを見ると、
まるで銀河に見えてくる・・・・。
スタンドのあかりに照らされた気泡が、
天空の星くずのように、煌めいて見えます。
私たちの先人たちは、
器の姿や表情を美しいく思うだけなく、
そこに、季節感や、景色や、自然の風情を見いだし、
幻想することを楽しんでいました。
茶碗や道具に、銘があるのは、
器の中の景色から、浮かんだイメージで名付けられることが、
多かったと思います。

さしずめ、この中皿はミルキーウエイ。
径が20cmちょっとの皿に中に銀河をみれるのは、
気持ちの大きさということで・・。

このカタクチは・・・。
天の流れ、何ていうのはどうでしょう。
星を想って注がれる冷酒は、
天の川の澄んだ流れは甘露なる酒。
と、想い描くのは、
ディスカバリーやテポドンが飛び交う空では、
あまりに浮世離れしているとしても、
だからこそ、せめてそんな平和な幻想も、
涼しげで良いのではないでしょうかね。
甘庵
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すっきりしない雲行き
薄曇りで湿度満杯という感じの今日です。
こう蒸し暑くなると、
エアコンで気温や湿度をさげても、
清涼感を求めて、口当たりの涼やかな、
食べ物や飲み物にはしりがちです。
そんな時にこそ、エアコンの無かった過酷な夏をすごす、
先人達の知恵を見直しましょう。
風鈴、すだれ、打ち水などなど、
涼を感じ取る演出が限りありません。
それらに、共通するのは、
視覚でも聴覚でも味覚でも、
全て、連想やイメージからの頭のゲーム感覚が含まれていると思います。
その涼を得るためのイメージから、
ガラスは夏の器に選ばれ、定番のお約束となりました。
このお話は長くなるので、
過去の記事に譲りますが、
一口にいえばガラスは液体のまま固まっているからです。

明日から26回目の荒川尚也さんの宙吹きガラス展が始まります。
涼しさを呼び込んでくれるガラスです。
蒸し暑さを、感性で補ってくれて、
むしろ日本の夏を取り入れ、楽しむ気持ちにさせてくれるガラスです。
甘庵
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今日はいつもの日帰り出張。
行く途中からぱらぱらと降り出し、
帰りには梅雨っぽいしっとりした雨、
午後には店に戻り、夕方戻ることには、
雨脚がはっきり見える強い雨でした。
こんな感じで梅雨が明けて行くのかな。
と、おもったら台風が近づいているようで、
まだまだ、大雨が降るかもしれませんね。
気をつけましょう。

さて、今日は美味しそうな画像。
ぼくの大好きなサクランボです。
でも、よく見てください。
そうなんです東西サクランボ盛りつけです。
ニューヨーク在住の古いお客さまから、
アメリカンダークチェリー。
古い山形のお友だちから佐藤錦。
うふふ。
幸せだ~。
さてここで問題です。(canna家具店さんのぱっくり)
1.ガラスの鉢の作者はだれでしょう。
これはかなり古い物です。(20年ぐらい経っているかも)
なおかつレギュラーの作品ではないので、
ちょっと難しいかな。
曇って見えるのは、冷たいために結露しています。
2.敷物の作者はだれでしょう?
これは、銀花ファンへのサービス問題。
わかった方は今すぐふるってコメントに書き込んでくださいね。
甘庵
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高めの片口を花入れに、
鉢を水盤やコンポートに、
楽しい見立ては器の世界を広げます。
ただ、本来の姿で使う心意気を知っておかないと、
見立ては、ただの代用になってしまいます。
ソバチョコでコーヒーをだしたり、小付けに使うような、
器を器に見立てるのと違い、
花入れとして見立てるときには、
嗜好やゆとりへの、お洒落な気配り、ゆとりを忘れ無いようにしたい物です。
それには、お気に入りの花入れに花を生ける楽しさを、
体に覚え込ますことだと思います。
さすが花入れ、楽にきちんと綺麗に納まり、
気合いを入れれば気位高く、床の間にも収まる。
そんなお気に入りの花を使っていてはじめて、
器を見立てて花入れに使うことで、
侘びの心や、草のくずした美しさをかいま見れるのではないでしょうか。

花入れは花入れにしか使いにくいからこそ、
ある意味で気位高く、自己の主張が強いことに。
かといってあくまでも花が主役。
花を生けた瞬間に、花を活かし映えさせるのが、
良い花器の条件。
もっとも、活けることが格闘技のような、
個の主張の強い花器もありますけどね。
それはそれでまた由。
塚本さんの花器はオブジェとしての美しさを持ちながらも、
花入れとしての間口の広さを持ち合わせています。
作られる塚本さんに重なる気がしてなりません。
やはり器は作り手の分身ですね。
甘庵
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