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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

オンリーワン宣言

個展会場のワクワク感は、
一つずつ作られた器から湧き出てくる、
エネルギーやパワーを感じとれるからです。

稲垣明子さんの個展が今日から始まりました。
色々なさる稲垣さんの仕事を大きく分けてみると、
石物(磁器)では、グレーシリーズと呼んでいる象嵌線描きするものと、
昨日ご紹介した結晶釉のタイプです。

今日ご紹介する土物(陶器)の仕事では、
練り込みと、面取りがあります。

練り込みや面取りの器は結晶釉が掛けられていて、
フォルムはグレーシリーズのように定番化されている物が多いのですが、
色や表情は一つずつになります。

inagaki299.jpg

練り込みは轆轤で挽かれて練り込まれていくため、
どの色土使うかは意図しても、
混ざり具合は偶然性というか・・・一つずつ。
一色ですが結晶釉を掛けるので、
ますます同じシリーズなのに、柄違いみたいな・・・。

inagaki298.jpg

面取りは、少し厚めに挽いた器を、
お芋の面取りみたいに、包丁で面を取っていきます。
同じようですが少し手の後が加わる分、
表情が一つずつになります。
色を加えたり、施釉する釉薬もいくつかの中から、
適当に選びながらなので、
結果として、兄弟みたいに似てるけど違うことに。

こうした一つずつの顔が、
「ぼくを選んでぼくだよ!!」
「私よ、わたし、私が一番よ!」
「はい、はいはい。はぁ~い」
「あのー、すみません、あのー」
「ハァーイ、ねぇーこっち見てー」
「よろしくお願いします」
と、それはもう、それぞれ勝手に・・・、
いえ、個性的な売り込みの声が聞こえて来るようです。
そう、オンリーワン宣言です。
いや~楽しいこと。
                甘庵

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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

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