春色
開花したと思ったらあっという間に満開。
都合で、長いお休みはいただいていたのですが、
用事のためのお休みで・・・花見もできていません。
今日の荻窪は昨日からの冷たい雨が降り続いています。
桜花にも厳しい雨降りです。
桜色は春の訪れを、目から知らせてくれる春色の代表ですが、
野の若草や、芽吹く木々の新芽の色もまた、
わくわくする春色です。

そんなわくわくの連想からか、を
金曜日からの企画展の「春のしつらえとお話会 展 」を、
準備していると、「萌黄色」や「黄緑」が目についてしまいます。

気持ちがすっかり春めいているから、
選び出したアイテムにガラスがたくさん並べてしまいました。
西川孝次さんの「萌黄ガラス」から、
春色の光が流れだします。

新鮮て初々しく感じる色からは、
春のメージが広がっていきます。
甘庵
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3/23日までで終了した鶴見宗次さんの美しき手あと展が、
今日から、山梨県都留市「もえぎ」さんで巡回展として始まります。
おしゃれなカフェを併設するギャラリーで、
オーナーの人柄もあって、いつも心地の良い空間を提供してくれています。

荻窪銀花の企画展は、ほぼ毎回巡回させていただいていて、
顔見知りになった、もえぎさんのお客さまたちにも、
飾り付けのお手伝いまでしてくださたりと、
いつもお世話になっています。

器を使ってくださっているお話も伺えて、
橋渡しとして、たくさんのパワーをもらってきます。

荻窪銀花のHPに
「もえぎさん」の住所などは掲示してあります。
お近くの方、行楽で富士五湖周辺へお出かけの方は、
ぜひお立寄ください。
甘庵
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荻窪銀花は、3/24から3/29まで、
少しお休みをいただいています。
ブログもその間、休みがちでまばらになるかもしれませんが、
お許しください。
甘庵
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鶴見宗次さんの荻窪銀花での企画展は、
今日までです。

釉薬がかかっていない、焼き締めの表情は、
使いなれていない方には、
使い勝手に不安があったり、想像がつきにくいかもしれませんが、
力強く、温かみののある土肌の鶴見さんの器は、
ともかく、料理が盛り映えして、使いやすい器です。

多目的な白い器で、取り回しすることに抵抗のない世代の方には、
特に、使ってもらいたい器です。

きっと、目から鱗のような体験をなさること請け合います。
白い磁器やせっ器の器には、決してない、
手にした喜びや、使う楽しみを体験させてくれるはずです。

焼き締めは伝統的なやきものですが、
鶴見さんの器は、今に生きるぼくらの暮らしの中から、
生まれた器なので、食卓にのるあらゆる料理と、
とっても仲良くなれます。
甘庵
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鶴見さんの納品書は実にシンプル。
ほとんどが、鉢、湯呑み大、5寸皿などとあるだけです。
1/4ぐらいで、八寸皿白、片口白などと、
白い土や白に仕上げたタイプの追記があるだけです。

それは、様々な釉薬を使ったり、
絵柄を描くこともないからです。
灰をかけて焼くだけなので、
土と焼きで調子や表情が変わります。

表示はシンプルなのですが、
実際は、形や色合いが違うだけでなく、
灰の溶け方や流れ方もそれぞれですし、
石のはぜ方、貝高台の見え方、
かせた土肌や、金属のような肌や、
ガラスに覆われたように灰が溶けているものと、
どれ一つとして同じ器はありません。

もし書こうとするなら、
一つずつの通し番号でもつけるしか、
ないことになりますが、
そこは、使い手との出会いにゆだねて、
相性の良い出会いを期待することにして、
簡単な表記の名前になっています。
甘庵
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お待たせしました。
お問い合わせの多い光藤佐さんの黒釉八角鉢の、
定番の3サイズが入荷しました。


6.5寸6500円(対角19.5cm高さ7.2cm)
5.5寸4500円(対角16.5cm高さ6.2cm)
5寸3500円(対角15cm高さ6.2cm) 

とはいえ、手仕事なので、数には限りがあります。
遠方の方は発送も承ります。
ご注文の前には、在庫を確認をしてくださいね。
電話かメールでお気軽にどうぞ。
ginka@kan-an.com
電話は
HPで営業日を確認なさってからお願いします。
売り切れの時にはごめんなさい。
しばらくお時間頂ければ、ご注文は承ります。
甘庵
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鶴見宗次さんの手あとを楽しむには、
あるていと高さがある器の方が、
側面からの表情を見て取れるので、
より手あとの美しさを堪能できます。
鉢黒 3675円 φ14H7その意味でも鉢は、おすすめです。
とはいえ鉢は、小鉢から平鉢、大鉢まで、
大きさや形も様々。
鉢白 10500円 φ20H9やはり器ですから、
暮らしの中で使っていただけるものが一番。
鉢黒 10500円 φ20H10.5でもでも、「大鉢はしまうとこないから・・・」などと、
はじめから候補として除外しないでくださいね。
鉢白 10500円 W21 H8.5花器として使って飾って人を迎えたり。
水盤みたいに水を張り花や葉を浮かべたて、
涼しさを玄関先で楽しんだり。
普段は、野菜や果物を盛ってキッチンや居間においたり。
暮らしの中のいつも見えるところに、
出しておいて楽しむのも一つの使いかたです。
甘庵
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何だか気ぜわしくしていたから、
下ばかり見ていたのかな~。
いつもの通勤路で、ふと見上げたら、
ハクモクレンが満開。
もう散り出していた。

たちどまり、少し意識すると、
春の香りがどこからか漂うのを、
感じとれます。
なんだ嬉しくなってきました。
やっぱり春が感じられるのは、嬉しいな~。
甘庵
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鶴見宗次さんの器は、釉薬の変わりに灰をかけて、
ひたすら焼いて溶かしています。
素地の土までが溶けて変形して、
窯を開けたら、鉢も皿も全部へたってしまい、
皿を逆さにしたようになることも、
何度も経験してきたようです。
それは、土の限界まで焼くことで、
灰と土がかみ合い、解け合って初めて見せる、
やきものの醍醐味を引き出したいからでしょう。
それで、時たま限界を超えちゃって、
痛い思いをする。
それでも、懲りてないみたいですよ。

石とたくさん噛んだ土を、
ガンガン焼けば、石も溶けてぷ~って。
餅を焼くとほら膨らんでひび割れてくることが・・・・。
そんな感じの景色を「石はぜ」と呼ばれています。

石が表面にあれば、
ガンガン焼かれて、石も溶けプッチン。
溶ければ中からガスが出るのか、
噴火の後のようにとろけてしまっています。

灰もガンガンやかれれば、溶けれて流れて。
水飴のようになり、それも固まりガラス状になり、
流れたあとや水溜まりの姿を見せます。

焼き切った器が好きなぼくですが、
鶴見さんは、焼き切りすぎなくらい。
歩留まりを考えれば、ちょってデンジャラスな焼き方。
それでもきっと、焼き出すと血が騒いで、
半端な焼きではやめられない鶴見さんがいたりして・・・。
う~ん、ご本人はとっても長閑なイメージの、
デンジャラスからは遠い、紳士的な人なんですけどね。
先日の電話で、ブログ読んでくださっているようで、
ちょっと、書く内容を意識しながらも、
書いてしまいました。
甘庵
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鶴見宗次さんの個展のサブタイトルは、
「美しき手あと」としています。
ロクロを使わずにひねりだす器の持つ質感が、
心地よく、美しくいので、
迷わずにつけました。
そのため、ブログでも手あとの美しさを、
しっかり伝えたくて、どうしても、
近い目で書いたり、画像もディテールになりがちでしたが、
少し遠い目で見ることで、
均整のとれた美しい姿や、
群で見るときに引き立てあっている、
集合体の美しさに気づきます。
今日は、少し遠目に画像を楽しんでいただき、
確かめていただきましょう。

揺らぎがある円だからこそ、
重なり合い、大きさが違い、色や質感が違う皿が、
並び、共振しあう美しさが見てとれます。

同じ方向に並ぶ片口やピチャーは、
鳥や動物の群れのように、
動き出しそうな緊張感ある気配を感じます。

静かな皿や鉢が並ぶ様は、
葉重は緑色だけなのに、
光と影で、いろいろな色が見え隠れする様子に、
どこか共通するものを感じます。
近い目でみると、
ずいぶん歪み、バラバラの器が、
少し遠い目でみると、揺らぎのない、
静かな統一感を美しく感じとれます。
こうしてみる鶴見さんの器は、
全部で一つの「美し手あと」の仕事なのだと感じました。
甘庵
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家庭のお財布はもともと上向き感なかったのに、
円高になったり、株が安くなったりと、
あまりうれしくない話が聞こえてきます。
経済や生活安定の為にその職業を選ぶなどという、
人としては、まっとうなところから、
大方の作り手たちは、
ずれている・・・というか、
考えてもみなかったからこそ、
作り始めてしまったところが少なからずありそうです。

とはいえ、この数年の「売れない状況」は、
作り手たちにも、さすがに厳しく、
相当にな厳しさに浸っています。
って、ぼくなどとつきあっているからかもしれませんが・・・・。

個展はエキシビションとしての華も必要ですが、
やはり、要望のあるもの、使ってくださるもの、
売れていくものに気持ちが流れての構成は自然なこと。

でも、鶴見さんの仕事ぶりはには、いつも関心します。
失礼ながら、決っして左うちわとは言いがたいはずなのに、
個展の内容は、いつも自然体で、揺らがず「鶴見さん」。
作風も、仕事の姿勢も、作品も、
一本の道のりを、ゆっくりですが歩み続けています。
のどかで、土の暖かみを味わえる会場になっています。

大小の皿や鉢に混ざって、今年も面白い大きな花器が2点。
少しだけ体型は違いますが、兄弟のように似ています。
それにしても、不思議な形です。
でも、違和感なく、惹かれ、親しみを覚えます。

そのいい例が、お母さんについてきたお子さんたちが、
必ずといってよいほど、引き寄せられるようにそばにいき、
小さな手で、そっと触れています。
反対側が見通せる、口を覗き込んだりしています。
ぼくにはその光景が、動物に触れるところを思い浮かばせました。
やはり鶴見さんのやきものは、有機的なのでしょう。
甘庵
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昨日一昨日と、作り手鶴見宗次さんの、
仕事の姿勢を「シンプルな手仕事」とくくって、
お話しました。
片口黒 5250円 W18 D12 H8重なる部分が多いとは思いますが、
今日も、作りだす姿勢から感じていることを、
お話させてください。
マグ黒 3150円 W12D8H8.5表題にしましたが、鶴見さんの器をみていると、
「土遊びしたな~楽しそう」
「火遊びしちゃって~面白そう」
そんな風に、感じでしかたありません。
ピッチャー黒 7350円 W18D5H13口やハンドルを見ていても、
形式や手法や使いやすさや見栄えとかではなく、
土があって、いじって、ひねって、
思うように楽しんでいるのが、
伝わってきそうです。
もちろん、そこはプロですので、
使い勝手や、美し質感は、きっちりまとめてきますが、
付け足したのではなく、
自然な形の口、生えたようなハンドルは、
極上の土遊びの結果、たどり着いた自然な形に感じます。
甘庵
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ロクロを使わずに、手でひねり出す柔らかでいて、
力強い土味の表情を生かすために、
鶴見さんが選んだ方法は、
木の灰をかけてガンガン焼くという、
シンプルな方法。
器作りでは、価格も腕の内なので、
質とのバランスをとることは、
作り手としての大切な姿勢です。

手ひねりという、ちょっと非能率的な作り方なのですが、
そこは、それにこだわった鶴見さん。
ロクロに負けないようなスピードと、
なにより、質感の表現では、鶴見さんらしさを出し切っています。
焼成が安定するために灰や長石で調整する釉薬ではなく、
灰をそのまま器に施して、溶けるまで、
ひたすら焼くという方法は、
これも鶴見さんらしさの追求からいえば、
採算性以上の魅力をもっているので、
たくさんの失敗からえた経験で、
土の限界まで焼き切っています。

こうした土味の器を焼くには、
薪窯が理想ではあるのですが、
器をして作り出すには、
価格の面では、高価になりすぎてしまいがち。
それに比べれば、安定した価格で、
提供できる方法として、選択して続けています。
とはいえ、溶ける時には一気に溶けてしまうのは、
釉薬ではなく、灰ゆえの欠点であり、
同時に、美しい溶け溜まりや、釉調を見せてくれます。
しかし、溶けすぎれば、棚板についてとれなくなってしまいます。
ここは、先人の知恵をかり、鶴見さんは貝高台で解決。

貝高台というのは、海に近い常滑らしい、
トチン(めたて)の方法です。
拾ってきた貝に粘土をつめて、
それを緩衝にして浮かして焼く方法です。

貝が焼けると、酸化カルシウムになり、
粉になりやすいので、くっつき防止になります。
その時に、巻き込んだ釉薬が貝の文様を写し取り、
残した景色を、お茶人たちが「貝高台」と呼んで景色として、
楽しんだそうです。
甘庵
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鶴見宗次さんの器は、
実にシンプルな方法で生み出されています。
土を灰と窯があるだけで複雑な道具や、
繊細な釉薬の調合もありません。
最大限に素材を生かすための方法を、
鶴見さんは選んで制作しています。
それ故の、難しさも多いし、ロスも多いはずです。
だからこそ、出来上がった器は、鶴見さんらしさに満ち溢れていて、
とっても有機的な器に出来上がっています。

今日は、シンプルな作られ方をお話します。
多くの器が、ロクロで挽き出されています。
ほとんどのロクロは、モーターで回転させて、
均一に、能率よく仕上げる方法で作られます。
鶴見さんは、手元が回る程度のロクロや台の上に、
必要な土をのせて、一つずつ手でひねりだしています。

湯のみやカップから、抱えるほどの大きさの花器まで、
作り方の基本は一緒で、最高の道具の手で作り出しています。
出来上がった皿や鉢は、
どこか、緩やかに丸くありません。
並べれば、形や表情も一つずつ。
でも、一つずつであることが、大きさがや形が少しずつ違うことを、
好意を感じても、違和感やバラバラに感じたりはしません。
個展会場の用にたくさん並ぶと、
その揺らぎが心地よく感じます。

きっとそれは、自然界なら、
あたり前のことだからではないでしょか?
群衆を遠景でみれば、多くの人が並んでいる。
よほど特別な服装にでも身につけていない限りは、
人が並んでいるとしか認識しないでしょう。
一人ずつの顔が見えるほど近づいたなら、
当然、個体差、個性、性別、あるいは人種の違いなどが、
判断できてくることでしょう。

個展で並ぶ器なら、親は一緒。
兄弟か、せいぜいいとこぐらいの違いですが、
それでも、顔や体型が違い、個性はそれぞれ。
選び人にとっても、好みが出てきます。
手で作り出す鶴見さんの器は、
こんな感じの存在感で、とっても有機的な器です。
万人受けはしないかもしれませんが、
ハマる人には、たまらない魅力があります。
甘庵
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昨日鶴見宗次さんの器を、YOME膳レシピの大井純子さんが、
たくさん使ってくださっているお話を書かせてもらいましたが、
噂をすれば・・・・・ブログで書けばかな?
その大井さんがゆうちゃんと一緒に、久々のに来店してくれました。

いろいろ見たい企画があったのにと、
おっしゃってましたが、
売れっ子の大井さんで、
ともかく公私ともに忙しかったのは、
端から見ていても分かっていたので、
気にいっていただいている光藤佐さんをはじめとして、
見れなかった企画展を残念といってくださるのは、
うれしい限りです。
ずいぶんおなまになった ゆうちゃんと、
おしゃまな発言にびっくりしながら、
会話も楽しめました。

鶴見さんの器を既にいろいろ使ってくださっている大井さんでも、
「すごくいい」と連呼して迷っていました。
でも。さすがです。
大井さんらしいチョイスで、
今年の作品もゲットしてくれました。
どんな料理が盛られて、どんな風に使われるか、
橋渡しとしても、楽しみにしています。
甘庵
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鶴見宗次さんの皿は使いやすく盛り映えがします。
それは、
大井純子さんのブログや、
著書の「YOME膳レシピ」や「YOMEの楽チン☆レシピ」でも、
ページをめくれば出てくるくらいに、
登場するのでも、分かるように、
大井さんの美味しそうな料理をきっちり受け止めて、
ますます美味しそうに映えさせています。

昨年、皿が早めに売り切れてしまったので、
今回は、パターンも、サイズも豊富に作ってくれました。
そのために、山積みの飾り付けになっています。
平鉢黒 4200円 φ16H5.5お客さまが皿をご覧になると、
つかさず「一枚一枚顔つきが違うので、ぜひ広げて並べみてください」
と、お声をおかけしています。
八寸皿白 8400円 φ23~24H4~4.5重なっている皿を広げていくと皆さんが、
「わぁ~全然違う」と声をあげられ、
それぞれの魅力に迷うことになります。
五寸皿 2940円 φ16H3.5迷いに追い打ちをかける訳ではないのですが、
「焼き締めの器は、水を打つと奇麗な表情をみせてくれるんですよ」
と、用意しておく水で濡らすと、
「ああ~奇麗・・・変わりますね~」
と、鶴見さんの器をますます気に入っていただけます。
尺皿 15750円 φ29H4.5やきものは使う時に、
水や湯にくぐらせて使っていただくことで、
臭いや汚れをつきにくくするのは、
何度もお話していますが、
加えて、しっとり艶やかな表情に変わります。
特に、焼き締めの器は顕著に変わり、
また、魅力が倍増します。
お約束として、ぜひ実行してみてください。
甘庵
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カタクチは、魅力的な器です。
手でひねりだす鶴見宗次さんの作り方が生かされる形です。
バリエーションも豊富なのは、
鶴見さんも好きなのだと思います。
一部ですが、ご紹介してみます。
片口中白 4200円 W14 D10.5 H9
片口小白 4200円 W13 D9 H8
片口大黒 5250円 W16.5D11H8
片口小黒 4200円 W11 D9 H7.5
片口大黒 5250円 W18D11H8
片口小黒 3150円 W12 D9 H7.5
同じタイプでも、形や土肌はそれぞれです。
形が違い、土や焼き肌も違い、
バリエーションが豊富で、片口好きには、うれしい限りです。
HPではもっと多くの片口をご覧になれます。
甘庵
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手ひねりで、ゆらいだ形の土味の濃い器が並びました。
でも、重さや、野暮な感じはまったくありません。
ご覧ください。常滑で、作陶している鶴見宗次さんの器です。

ロクロを使わずに、手でひねりだして、
灰をかけて、ただ焼くというシンプルな方法です。
灰が溶けて自然釉のようになるには、
高温での焼成のため、素地が歪むこともあります。
そのゆるやかな歪みが美しく、自然で、
艶かしいくらいです。

質感や素材感は、彫刻といってもよい存在感があります。
その存在感が、一つの手法だけで構成でき、
楽しめる表現力を持っています。

会場の見えるHPにまだ画像だけですがアップしました。
ご覧になってみてください。
甘庵
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明後日3月7日(金)から鶴見宗次さんの個展が始まります。
今日は一部を飾りつけしました。
えへへへ・・・・。
なんだかにやけてしまいます。
やっぱりいいですね~。

手ひねりで全てを作り出している鶴見さんの器は、
ろくろで引き出す肌合いとはひと味違って、
土の質感が強くて、表情豊かです。
相変わらず、ギンギンに焼いていて、
まだカラッとして質感ですが、
使うほどの、艶かしいほどに、
しっとりとしてくるのが想像できます。

土が火と出会って、石や岩石のような、
強く、固く、丈夫な質感を表情に変わり、
自然な素材感を失うことなく、
水をくぐることで、美しい景色になっていく所は、
侘び寂びの庭園の石や、澄んだ流れに洗われる渓谷の苔むす岩に、
似ている気がします。
甘庵
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稲垣明子さんの鉢に、
武井順一さんのサラダサーバーを、
添えてみました。
稲垣明子 グレートーン ディッシュ 10000円
径26cm H6cm
武井順一 サラダサーバー一組8400円
長さ24cm爽やかな春野菜の香りが漂いそうな、
美味しそうな予感に包まれるます。
一つでも魅力的な力のある器や作品は、
「取り合わせ」が上手くいくと、
互いの魅力をより引き立てあって、
ますます素敵な器になり、
楽しくなってきます。
甘庵
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開花宣言をしましたが、銀花の器お話です。
人々に愛されてやまない花の桜は、
絵画、画像、歌、着物、服、料理やお菓子と、
あらゆるものに取り込まれています。
器の絵付けモチーフとしても、よく取り上げられ、
四季を通して使われる、飽きのこない絵柄です。
銀花にも人気定番の桜文様の器が今年も開花しました。



甘庵
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企画展に隙間が出来てしまったので、
春をイメージしながら常設展を展示してみました。
稲垣明子さんの、結晶釉の器に、
春霞の曙を連想していまいました。

柔らに重なり合う色合いは、
ほのぼのと、長閑なイメージです。
食いしん坊としては、美味しそうでもあります。
苺のソースで染めたみたいに見えたり、
ムースや砂糖菓子のような、
マットな感じの釉薬に見えます。

勝手に情緒的に解釈すれば、
少しずつ暖かくなってきている毎日の、
空気感のようにも感じます。
春先のファッションに多くなるパステルカラーとも、
共通しているとも思えます。
そう、感じるのはぼくだけかな。
甘庵
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新年の挨拶をしていたと思ってら、
節分暦でも新しい年になちゃったと思っていたら・・・。
カレンダーも3枚目です。
おひな様になれば、やっぱりもう春ですよね。
「銀花」ではおひな様も一日並んだ企画展は、
早めに終えてしまいましたけど、
やっぱり弥生三月、おひな様をご紹介しておきます。
真鍋芳生さんの張り子の「桃花ひな」です。
道楽かん工房張り子
桃花ひな 6300円 H11.5cm良いでしょう。
なんだか、ちょっと古風な装いで、
気品をもっていながらも、
古く臭くもなく、明るい表情や色遣い。
ちょっとしたスペースにあるだけで、
なんだか、心がふわっと春めいてきます。
甘庵
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