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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

小さなおひな様を飾る

ちょっとしたスペースや、手元に、
気軽における大きさのおひな様をご紹介します。

09doll254.jpg
道楽かん工房張り子
椿ひな 1890円 H4cm



09doll226.jpg
道楽かん工房張り子
いのりびな 2310円 H7cm


お皿にしつらえられるほど、
掌に乗るほどの大きさですが、
デスクや、玄関先などに、
小さなおひな様を飾ることで、
いつもの空間がほっと華やいで、
春の訪れが近いと感じ取れます。

sakai209.jpg
さかいゆきみ
豆びな 1,050円
H3~4.5cm


sakai207.jpg
さかいゆきみ
ひよこびな 2,625円 H5cm


小さなおひな様ですが、
季節を楽しみ、暦を暮らしにとりいえられる、
小さな心のゆとりが、世知がない世の中でこそ、
必要なのではないでしょうか。

               甘庵


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手で作られた五月人形 1

おひな様にくらべて五月人形は、
何かにつけて負けてる感じがします。
まず、名前。
ブログの表題にするのでも、
他に思い浮かばないのでそうしましたが、
どうも今一な気がしませんか。

ひな祭り=おひな様 というほどイメージが絞りにくいと思います。
人形なら若武者とか金太郎とか鍾馗様とか・・・。
アイテムなら、兜とか、鯉のぼりとか、菖蒲とか・・・。
いろいろあるからなのかもしれませんね。

そのためか、おひな様ほど、手仕事で作られた、
魅力ある物が少ない気がします。
そこで、超隙間産業の荻窪銀花としては、
ご紹介できるものをと、毎年作り手に頑張ってもらっています。

今日は、魅力ある五月の節句の人形をご紹介します。

09doll239.jpg

09doll241.jpg
さかいゆきみ
鯉乗り童子一人 6,300円

さかいゆきみさんの「鯉乗り童子」です。
鯉のぼりの上にのった元気の良い子供の表情が可愛いんです。
やきもので作られています。
少しレトロな感じがなんとも、
気持ちを和ませてくれます。

         甘庵

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寄り添う内裏ひな 2

道楽かん工房の真鍋芳生さんの張り子のおひなさまは、
備中和紙を張り重ねた柔らかなフォルムに、
和の絵の具が相まって、良い感じに和みます。
どこか心に響く色合いであり形なのでしょう。

09doll257.jpg
道楽かん工房張り子
内裏ひな 6825円 H11.5cm


寄り添うお内裏様とお雛様も、
ほのぼのとした温かみのある、
睦まじさに溢れています。

09doll225.jpg
道楽かん工房張り子
花びな 4095円 H7.5cm


それでいて、古くさくなく、
新鮮で清潔感があって、
春のお祭りを爽やかに楽しめます。

09doll258.jpg
道楽かん工房張り子
早蕨ひな 5250円 H8cm


気持ちを込めて一つ一つ描かれる絵柄からは、
手仕事のぬくもりが伝わってきます。

眺めているだけで春めいてくる、
明るい色合いと表情のおひなさまたち。
なんだか春が待ち遠しくなってきます。
 
              甘庵


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ガラスのおひなさま 2

一昨日に続き、ガラスのおひなさまを紹介いたします。
今日は、モザイクガラスの神田正之さんが作ってくれた、
美味しそうなおひなさまをご紹介します。

09doll265.jpg
神田正之 おひなさま ガラス 7,350円
一つが 径7cm H6cm


神田さんのガラスはガラスの粉や、
ガラスのパーツを型に詰め込んで、
電気炉で焼いてガラスを溶かして、
成形していきます。
理屈はシンプルですが、
計算のもとに、手間をかける仕事です。

それでもなかなか計算通りにいかないようで、
型に納まらなかったり、
亀裂がはいってしまったりすることが、
あるようです。

届いたおなさまは、透明なガラスをメインしして、
底に仕込んだ色ガラス片が、
マットになった表面に淡く春らしい色合いを、
映し出しています。

09doll266.jpg

男雛は烏帽子と笏が、女雛は冠と扇が、
表現されていることで、
お顔がとくになくても、表情を想像できます。

葛のお菓子のようで美味しそうなマット表面は、
光を集めてほのかに明るく、
柔らかな春光を連想する甘庵です。

          甘庵

復旧のお知らせをいたします。
メールの送受信が出来ずにご迷惑をおかけしていましたが、
復旧いたしました。今まで通りのメールアドレスで、
メールをお受けできます。
また、同時に受信できなかったオーダーフォームも、
受信できるようになりました。
送信していただき、こちらからの返答がとどかなかったお客さまは、
お手数をおけしてしまい大変恐れ入りますが、
再送をよろしくお願いいたします。
発生:2009/01/24 深夜未明
復旧:2009/1/26 18:30 

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寄り添う内裏ひな 1

今日はもともと現代彫刻を作っていた、
道楽かん工房の真鍋芳生さんの、
張り子のおひな様をご紹介します。

おひな様に心挽かれる魅力に、
それぞれの表情や姿で仲良く寄り添うところが、
あると思います。
真鍋さんのおひな様からも、
いかにも仲むつまじい様子が伺えます。

09doll223.jpg
春待ちびな 3,990円
そっと守るように凛々しく立つお内裏様
しとやかな姿のお雛様。

09doll256.jpg
むらさきひな 4,620円
低めでゆったりした姿で、
安心や安定といったイメージが、
浮かんでくるおひな様。

09doll227.jpg
桃花ひな 6,300円
男雛女雛ともに、
桃花の衣装を纏った華やかなお雛様。

何枚も和紙を重ねて作られた張り子に、
胡分の下地を施し、和絵の具で彩られた、
真鍋さんのおひな様はどれをとっても、
ともて気品のある顔立ちをしています。

          甘庵


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ガラスのおひなさま 1

今回は2種類ガラスのおひな様が、
手法が違う二人の作り手から届いています。

今日はまず、主に吹きガラスで器を手がけている、
渡邊俊介さんのおひな様をご紹介します。

溶けたガラスを飴細工のようにして、
内裏様を作ってくれました。
細かなお顔などは表現されていませんが、
春の光を取り込んで輝くおひな様は、
明るく輝いて華やかな姿をみせてくれます。

watanabe210.jpg
ガラス雛セット 色ガラス 一組5,250円

こちらは、本体にしこまれた色ガラスが、
春を呼ぶ花文様のように見えます。

watanabe211.jpg
ガラス雛セット クリア 一組5,250円

透明感のあるこちらにも、
男雛には、淡く爽やかなブルーグリーンが、
女雛には、柔らかめに渋目の赤が、
それぞれに一部に溶け込ませてあり、
光の加減で、それぞれの色合いが綺麗に煌めきます。

watanabe212.jpg
ガラス雛セット ミニ 一組3,725円

少しだけ吹いて本体が小さな花器にできそうな、
小振りにおひな様です。

透明感を楽しめるガラスのおひな様からは、
春の兆しをいち早く感じ取ることができます。

            甘庵

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サバーがダウンしてます

緊急のお知らせをいたします
昨夜一時的に荻窪銀花のHPがご覧になれない状況になりました。
その後快復して、HPはご覧になれますが、
今度はメールの送受信とも止まっております。
大変ご迷惑とおかけしております。
今しばらくお待ちください。

以下のアドレスで代行させていただいております。
ogikuboginka@yahoo.co.jp
お手数ですがよろしくお願いいたします。

             甘庵

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土のぬくもりがある人形

昨日から「四季をめでる人形展」がはじまりましたが、
休み中に仕上げた、入荷した藤田桂三さんの器をHPにアップしたところ、
集中してご注文やお問い合せいただき、
ブログの記事をかけませんでした。ごめんなさい。

sakai204.jpg
sakai205.jpg
犬筥中 12,600円 W11D6 H8cm男雛のサイズ
犬筥豆 7,350円 W6D3.5 H5cm男雛のサイズ
開けると小さなおひな様が入っています


今日も今頃になってしまいましたが、
届いている人形のうち、さかいゆきみさんの、
陶器のおひな様をご紹介します。

sakai206.jpg
立ちひな 2,625円 W6 D2.5 H8cm男雛のサイズ

釉薬を施さず焼きしめた土肌へ、
直に彩色(やきものの絵の具)してあるために、
照りがなく、ほっくりとしていて、
素朴で温かみのある質感に仕上がっています。

sakai209.jpg
豆雛 1,050円 W3.5 D2.5 H3.5cm男雛のサイズ

さかいゆきみさんの人柄が伺えるお顔の内裏様たちは、
ちょっとれろな感じするのは、
時代に流されない良さをもったお仕事だからと思います。

                甘庵


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藤田桂三さん作品入荷しました

少しずつですが、藤田佳三さんから初荷がとどきましたので、
HPへ画像と価格と寸法をアップしました。

09fujita106.jpg

少量しかできなくても良いのでとお願いしたので、
1客や2客という器もありますが、
すでに廃盤になった作品の在庫も送っていただきました。
なので、品切れの際はごめんなさい。
ちょっと希少な器もありますよ。

09fujita108.jpg

赤絵、安南、粉引、絵粉引、三島など、
藤田さんらしい器が少しずつですが、
いろいろとどきました。

気になる方は、お早めにHPを開けてチェックしてください。
お問い合せは、出来ればメールでお願いします。
mail:ginka@kan-an.com
ご注文はHP内にあるオーダーフォームでお願いします。


甘庵


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四季をめでる人形展のおしらせ

荻窪銀花は、お正月営業が続きましたので、
明日1/22(木)まで、お休みをいただいています。
明後日1/23(金)からは「四季をめでる人形展」がはじまります。

内容のプロモーションをYouTubeへアップしましたので、
是非ごらんください。


張り子や土人形、陶器などで、折々の暮らしの中で、
わすれがちは季節感をめでる節句の人形や、
縁起物の人形や、お面など、心和ます表情の動物など集めて見ました。
おひな様、五月人形、招き猫などを楽しんでください。

ぜひお出かけください。
 
            甘庵

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男の器

光藤佐さんの個展も最終日となりました。
今日は酒器のお話しをさせて頂きます。
前々から酒器は上手かった光藤さんですが、
このところは一段と良い仕上がりを見せています。
技術的なこともですが、遊びゴコロというか、心意気というか、
趣の深い、酒を楽しみたくなる逸品ぞろいです。

小さな器に、時間と手間を掛けて、
作り出されたぐい呑みや酒器は、
価格にも反映するので、
ある意味無駄ではあるのかもしれませんが、
その当たりを嗜好として楽しめるのが、
男のたしなみ、男の器なのではと、
思ってみたいものです。

mitufuji939.jpg

貫入が美しいぐい呑みや片口は、
使いこむことでより深い味わいが滲む酒器に、
育てていくことを楽しめます。

mitufuji941.jpg

白磁や黒釉は一見変化のないように感じますが、
実は、思いのほか変わるもので、
肌合いがしっとりとしてきて、
手に馴染んで来るものです。

あまり合理的ではない嗜好なところが、
酒器の楽しみとなるので、
基本は独りよがりの自己中の楽しみというところですが、
人様には迷惑をかけませんので、
男の楽しみとして、ご理解ください。

               甘庵

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スタッキングと入れ子

長いと思っていましたが、
光藤佐さんの個展の会期も明日1/17(土)6時までとなりました。
気になられていながらも、来店頂いていない方は、
巡回展に合わせてアイテムも補充したので、
是非ご覧になってください。

今日のお話しのテーマは「器の収納」に関わるお話し。
器のなかでも、身近で使う器は、日々の出し入れします。
食器棚の大きさには限界があるのですから、
うつわ好きとして、収納性能は大きな課題です。

どんなに魅力的でも、場所をとる器には苦労します。
晴れの器の「向付」などであれば、まだしも我慢できるのですが、
お気に入りで、ついつい使ってしまう日常の器であれば、
収納のしやすさは、器選びの大切なポイントです。

日本では奇数が好まれたため5客を、
洋の器としてなら6客を、
揃える方が多かった時代もありますが、
近年は、自分たちのためにこそ、
お気に入りを使ってくださるお客さまが多くなって、
家族数・・・それも核家族になっているので、
揃えたい器でも2ないし3客というお客さまが平均になりました。

それは無駄なスペースもとりたくないという、
心持ちも大きな要素だと思います。
そこで器として大切な要素が、
スタッキング=積み重ねです。

このお話するのに光藤さんの器はいい画像を提供してくれます。

mitufuji0060.jpg

どうです。
きちんと無駄なく納まり良く重ねられます。
背の高いちょっと重なりそうもないようなカップでもこの通りです。
mitufuji0063.jpg


もう一つ。
器でも、とりあえず一つ欲しい。
大きさ違いがあると便利。
一人暮らしだから一客ずつ。
などと言うときに収納には、入れ子が便利。
鉢でも、

mitufuji0061.jpg

片口でも、
mitufuji0062.jpg

皿でも、
mitufuji0059.jpg

お気に入りの器を上手に使い暮らす工夫に、
スタッキングと入れ子は有効な収納の知恵になります。

                 甘庵


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花器も美しい仕上がりです

光藤佐さんの器は使うとその良さがはっきりわかるので、
長いファンが多いのですが、
花器も素晴らしい仕事が多く、
根強い愛好家に支持されています。
今回も粉引の梅瓶や黒釉の扁壺が届いています。

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粉引面取り梅瓶 38,000円
粉引梅瓶 40,000円


灰分の多い釉薬がたっぷりとかかった粉引は、
堅めにしっかりと焼かれているために、
侘びて来るには歴史となる時間が必要かもしれません。

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黒釉扁壺 36,000円
灰釉小壺 30,000円


人気の黒釉八角鉢で使われている黒釉の施された花器です。
ロクロを挽いた後、柔らかさがまだ残っているうちに、
掌で優しく、ゆっくりと、変形させた扁壺です。

どちらも口が小さめで美しいフォルムの花器ですから、
たくさんの花をどっと活けるのではなく、
選んだ枝振りや花付の花材を、
対峙する緊張感をもって、器と会話しながら、
活けこむのを楽しめる花器です。

                甘庵


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追加作品と雪のたより

帰宅された光藤佐さんから、
無事に着いたというメールに、
「まず雪かきをしないと家にたどり着けないです」と、
あったので「遭難しないように」とおどけてレスをしたら、
「今日荷物が着きます」というメールの画像が添付されていました。

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090111_0857~0001

う~ん・・・たしかに綺麗な雪景色です。
銀花に来てくれているときには、
「全く雪は積もっていません」と伺っていたから、
戻られた光藤さんが一番びっくりだったかも。

追加で届いたもので、
目新しいものを2種ご紹介します。

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呉須赤絵飯椀 4,000円 径11cmH5cm

呉須で大胆描いた後へ、赤絵でさらに力強く絵付けをした、
なんだか元気のでそうな飯椀です。

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絵唐津筒湯のみ 3,000円 径7~7.5cm H9cm

ちょっと渋いですが、
しゃっきりした鉄絵は、
渋ハデな要素がある筒湯のみです。

元々、絵が達者な光藤さんですが、
絵付けのある作品はこのところは少なかったので、
ちょっと新鮮です。
浮ついていない絵付けなので、
ハデでも渋くても、使って見たい器です。
  
               甘庵


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不滅の定番品

3日間のお休みを頂いておりました。
今日から光藤佐さんの個展の後半会期です。
銀花に来てくれていた光藤さんもお帰りなって、
留守の間にいきなり積もった雪を雪かきしていると、
お便りいただきました。

さて、今日ご紹介する器は、
光藤さんの器のファンには、
なじみが深い定番のカップを2点ご紹介します。

mitufuji0990.jpg
粉引マルチカップ 2,000円

湯のみとしては少し大きめで、
多目的に使えるカップといったところです。
しっかり焼ききった粉引なので、
色々な飲み物に使ったり、
デザートカップなどに流用しても、
香りがうつりこむこともがありません。
それでも、長く使うことで色合いが落ち着き、
侘びて来る粉引の良さをもっています。

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粉引くみ出し小 1,800円

さりげない客茶碗です。
飽きのこない、長い定番アイテムの一つになっています。
小付けとして器に使う方や、
呑兵衛の方で大きなぐい呑みに使われるかたまで、
使い方も案外自由で気楽に使えます。
それなのに、品の良い急須と茶托で、
お客さまを凛と迎える器です。

一番身近で使う定番の器でも、
品と格を持ち合わせているのが、
光藤さんの器の特徴です。

                甘庵

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炭化焼きしめの器

昨日今日と光藤さんが銀花にいらしたので、
お客さまを交えて楽しい会話が弾んでいます。
昨日は「よめ膳@YOMEカフェ」の大井純子さんも、
愛娘の祐ちゃんと立ち寄っていただきました。
夜は、ささやかなオープニングパーティで楽しい談笑に。

今日もランチに誘いおいでなったお客さまなど、
やはり人気の光藤さんです。

さて、器のお話し。
今回の光藤佐さんの個展には、
久々に炭化焼きしめの器が並んでいます。

「久々だったのですが楽しかったです」と言っていた光藤さん。
土味だけでの表現は難しいのですが、
作り手としては楽しい「土遊び火遊び」だったとおもいます。

mutufuji529.jpg


光藤さんの窯は、ガスを燃料にしている窯ですので、
そのままでは炭化焼きしめはできません。
サヤと呼ばれる、中に器を入れて焼く道具があります。
そこに、器をいれて、周りに炭を詰め込んで、
ほかの器と一緒に本焼き(1250℃前後)すると、
器の周りの炭で、炭化します。
平たく言えば焦がしてできた「おこげ」ですね。

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黒釉扁壺 34,000円
炭化ビアコップ 4,000円


ビアマグは、釉薬のかかっていない、
器の表面に刺激されて炭酸が細かく発泡して、
クリーミーな泡立ちを楽しめます。

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炭化急須 14,000円

急須は、使い込んだときに、
器の内部がタンニンで皮膜されて、
まろやかな味わいのお茶を楽しめます。

サヤの中の炭が作るおこげ文様は、
偶然のなさす技の文様なので、
色合いや火の流れた跡の同じ表情は、
二つと同じには出来上がりません。
それも、一期一会の出会いです。

甘庵


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片口鉢いろいろ

光藤佐さんが、料理も達者というお話しは、
昨年の個展の時にもご紹介しました。
その腕前や食いしん坊なところが、
器作りにしっかりと反映していて、
使いやすく盛り映えする器を作ってくれます。
今日ご紹介する片口鉢もそんな一つです。

mitufuji933.jpg
黒釉片口鉢 10,000円
黒釉片口鉢 6,500円
黒釉片口鉢 6,000円


口があることで、アンシンメトリーな形が、
客付き(正面=器の方向)出来てきて、
非対称形は温かみや近親感も持ちやすい姿の器です。

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粉引片口酒注 12,000円

また、多用な器であって、
適量までは片口本来の注ぐ器としても使え、
大きさにより様々な料理が盛れて、
盛りつけた時に愛嬌のある姿に納まることなどから、
片口大好きな方、多いと思います。

今回は黒釉と粉引の片口が数種、大きさ違いで、
届いて降ります。

mitufuji022.jpg
粉引片口鉢 7,000円

柔らかで穏やかな表情の粉引片口鉢は、
使い込むことで表情がしっとり落ちついでくる、
料理を選ばず、日常の器ぴったりです。

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黒釉片口鉢6.5寸 7,000円
黒釉片口鉢5.5寸 5,000円
黒釉片口鉢4.5寸 3,800円


凛とした表情をもつ黒釉の片口は、
盛りつけた料理にもメリハリを生み出す、
料理の腕前をワンランクアップに感じさせる、
お助け器です。

大まかには定番的に、光藤さんらしい形ですが、
大きさや表情はどれも一つずつの器です。
手にするのは、出会いと縁ですから、
数の多い個展のときにこそ、
お気に入りと出会えるチャンスも多いです。

                 甘庵


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新作その2 土鍋や焙烙

昨日に続いて、今日も光藤佐さんの新作をご紹介します。
今日は、土鍋など火にかけられる器です。
今回は全て鉄絵灰釉仕上げで、
ちょっとユーモラスに感じる唐草の絵柄と、 
コロンとした丸みのある姿から、
どこか可愛らしさを感じます。

mitufuji0984.jpg
土鍋7寸 21,000円
土鍋5寸 15,000円
かゆ鍋 14,000円
焙烙 10,000円


土鍋は、コトコト煮込んだり、
ご飯を炊くのに良さそうな深みのあるタイプです。
かゆ鍋は名前のとおり、かゆを作るのや、
一人鍋にもよさそうです。
焙烙(ほうろく)は、若い方にはなじみが少ないと思いますが、
たとえば、お茶を焙じてほうじ茶にしたり、
ゴマや豆を煎ったり、乾燥した餅をかき餅にしたりと、
芳しい香りを楽しんだり、こうばしさを作り出せる道具です。
手間がかかりますが、手間をかけることを積極的に楽しむのも、
なかなか良いものですよ。

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甘庵が子供のころには、
火鉢や石油ストーブなど、直火の暖房器具が、
身近にあったこともあり、
冬ならではの楽しみだった記憶があります。
焙じたてのほうじ茶や、炒りたてのゴマは、
もうそれだけでご馳走に感じました。

               甘庵


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新作その1 兜皿

光藤佐さんの今年の新作をご紹介します。
きょうは、兜皿のシリーズです。
黒釉と粉引の2タイプあり、
黒釉は、8寸(24cm)、7寸(21cm)、6寸818cm)の三種。

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黒釉皿8寸 8,600円

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黒釉皿7寸 7,800円

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黒釉皿6寸 6,500円

粉引は、7.5寸(22.5cm)、6.5寸(19.5cm)、5.5寸(16.5cm)、4.5寸(13.5cm)の4種。
それぞれ、使い勝手で選べます。

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粉引兜皿7.5寸 7,400円

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粉引兜皿6.5寸 6,000円

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粉引兜皿5.5寸 4,000円
粉引兜皿4.5寸 2,800円


今回も届いていますが、
もともとは、伝統的につくられる兜鉢が元です。
兜鉢というのは、見込みの外側に立ち上がりの幅広の縁があり、
形状がちょうど兜を逆さにしたようなので、
その名があるようです。

光藤さんの兜鉢は、比較的浅めの姿でしたが、
それをさらに浅くして皿仕立てにしたのが、
今回の新作、兜皿です。

洋食器のプレートのように、
見込み部分が平たく大きくはありませんが、
盛りつけが見込み部分にまとめやすく、
とても美しく、美味しそうに仕立てられます。
料理を引き立ててくれる器で、
これも人気の定番になること間違いないと思います。

                   甘庵

*お知らせ:明日は水曜日ですが営業いたします。


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画像と価格はアップ

数日間の冬休みでしたが、
怠け癖は直ぐにつくようで、
昨日の営業開始からずーっとバタバタしております。
ブログも遅くのアップ、企画展会場のHPも進んでいなかったのですが、
遠方からのお客さまのお問い合せに励まされて、
なんとか、画像と価格はアップできました。
こちらも是非ごらんください。

さて今日は今回並んでいる器の中でも圧巻なのが、
よめ膳@YOMEカフェの大井純子さんが良くご紹介いただくことで、
常に問い合わせの多い黒釉八角鉢が、
全4種全てがたくさん入荷していて、
場所が狭いのと、来ている器全部から選んでいただきたいので、
全部重ねて入れ子にして展示しました。
これが、なんとも迫力あります。

mitufuji928.jpg
黒釉八角鉢
6.5寸 6,500円(対角19.5cm高さ7.2cm)
6寸  5,500円(対角φ18cm H6.3cm )
5.5寸 4,500円(対角16.5cm高さ6.2cm)
5寸 3,500円(対角15cm高さ6.2cm)


同じように、緩やかな楕円の粉引鉢の3種と、
黒釉片口の3種も、それぞれ入れ子でご覧いただいています。

mitufuji023.jpg
粉引楕円鉢7寸 6,000円
粉引楕円鉢6寸 4,500円
粉引楕円鉢5寸 3,000円


mitufuji936.jpg
黒釉片口鉢6.5寸 7,000円
黒釉片口鉢5.5寸 5,000円
黒釉片口鉢4.5寸 3,800円


1/8(木)と1/9(金)には、
作り手の光藤さんが銀花においでになります。
ぜひみなさんのお越しをお待ちしております。

                甘庵



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あけましておめでとうございます

今年もよろしくお願いいたします。
今日から荻窪銀花の営業をはじます。
今年はじめの企画は、新春恒例の光藤佐さんの個展です。
ワクワクする器で一杯です。

mitufuji967.jpg

人気の黒釉や粉引の新作や、
魅惑的な酒器も、たくさん届いています。

mitufuji011.jpg

日常の使いやすい器だけなく、
個展ならではの、少し大振りの器も、
心惹かれるものが揃っています。

mitufuji013.jpg

1/8(木)と1/9(金)には、
作り手の光藤さんが銀花においでになります。
ぜひみなさんのお越しをお待ちしております。

                甘庵

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