記憶に残ってしまう悲しい震災に見舞われた2011年も、
もうすぐ暮れようとしています。
僅かでも、自分にできることを考えながら、
過ごした一年でした。

それでも、多くの器を橋渡しすることで、
多くのお客さまと出会い、
たくさんの温かな気持ちをいただき、
良い事もたくさんありました。
ありがとうございました。
皆さんにとって来年は、
良い年になることを願っております。
年明けは,
1月3日(月)正午から営業いたします。
年明けの企画として6日(金)まで、
"2012年 初市"を開催いたします。
*営業時間は正午から午後6時です。
1月5日(水)も営業します。
お得な品や、逸品を並べて、皆様お迎えいたします。
甘庵
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加藤財さんの個展中は、
感嘆の声を良く聞きました。
その多くは、銀花へ入っておいでになった瞬間です。
整然と整列した感のある、
急須とポットが並ぶ姿から、
強い印象を受けられるのでしょう。

次ぎに、一生懸命品定めを始められたかたが、
どれ一つとして同じ物が無く、
一つずつ姿や色や表情が違う事、
そして、そのどれもが完璧なほどの仕事をされていること。
あくまでも丸い加藤さんフォルム。
心地のよい切れ味を生み出す注ぎ口。
一厘の空きもないフタ口の納まり。

加藤さんの急須作りの心意気が、
隅々まで行き渡っているのに、
長く見れば見るほど感心されて、
思わずでてしまう「感嘆の声」は、
無意識の賛辞にほかなりません。
その声を聞くたびに、
作り手でもない橋渡しながらも、
加藤さんの大ファンである甘庵として、
嬉しくさがこみ上げてきます。

加藤さんの個展を、
今年一年の締めくくりの企画にできて、
大変良かったと思っております。
来年も、多くの「感嘆の声」を聞けるように、
よりいっそう努めて行きたいと思っております。
よろしくお願いいたします。
ありがとうございます。
甘庵
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加藤財さんの急須を、
お名前から「たから急須」と呼んでいますが、
手にしたときに、丸い姿から想像していても、
手の中に収まったこ心地よさは、
思った以上で、まさに「掌の良い」と、
いえる感触ににんまりしてしまいます。
左から順に
水滴 5,250円 容積100ccほど
(参考に並べました 急須ではないのでスもありません)
後手急須小 8,400円 容積150cc
横手急須 9,450円 容積200cc
横手急須 9,450円 容積300cc
宝珠とはきっとこんな感じかも・・・、
から、お宝≒財の作った急須=たから急須と、
いうそのままの発想でした。
たから急須は、どれをとっても、
そのフォルムには一目でたから急須とわかり、
それは、大きさにかかわらなずに一環していて、
こうして大中小と並べずに、
一つだけの画像だとその大きさが分からないくらいです。
左から
後手急須小 8,400円 容積100cc
後手急須 8,400円 容積160cc
後手急須 8,400円 容積210cc小さい急須は、湯呑みではなく、
煎茶碗に程よく入れるほどしか入りません。
でも、不思議なくらいに、
その方が、お茶は美味しく入ります。
忙しい日常のなかでも、
少しの隙間をつくりだして、
喫茶の時間にすれば、
自ずと心なごみ、ゆとりが生まれると、
そう思ってお薦めしています。
甘庵
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加藤財さんのポットでは一番人気の、
黒茶丸ポットを改めてご紹介します。
加藤財 黒茶丸ポット 10,500円加藤さんの急須ポットのフォルムの基本になっている、
気品のある丸さに、多くの人が心動かされてきました。
なかでも、たっぷり入るこのポットは人気です。
容積は、左からそれぞれ450cc、520cc、660ccほどです。名前のままに紅茶に使う方から、
食後に番茶やほうじ茶をたっぷり飲みたい方、
健康のためなどのスペシャルティを飲んでいる方まで、
多用に愛用されています。
蓋のツマミや、本体との際の納まりがそれぞれです。大きさや土の色合いや、ディテールの違いで、
同じ物がありません。
ご紹介の3点も体型の似た三兄弟のように、
少しずつですが大きさが違います。
また、使い心地の良さから、
アクシデントの破損や欠損のあとも、
やっぱり加藤さんのポットでないとという、
リピーターが増えるばかりですので、
定番でありながら、直ぐに出会えない状況が多く、
心苦しいのですが、加藤さんは、
一生懸命作ってくださているのですが、
決して手を抜かないので、
増産出来ることはないので、
そのあたりはご理解いただいて、
出会いはタイミングだと心得ていただけることを、
お願いいたします。
甘庵
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財(たから)急須・ポットのファンの方、
お待たせいたしました。
12月16日(金)11時から加藤財さんの個展がはじまります。

彫り仕事や、色土の急須やポットなど、
個展にむけての力のこもった作品と、
おなじみの宝珠のような丸急須やポットと、
200点以上並ぶ予定です。
かなりたくさんありますが、
顔つきや取っ手やフタのツマミ、
大きさや土味の色合いなどと、
一つとして同じ物のない、
一つずつ作られたものですので、
なるべく早めに手にとって、
水を注いで選らんでください。
ご来店をお待ちしております。
甘庵
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師走になるとなんだか慌ただしくて、
いつにも増して時間の過ぎるのが早く感じます。
楽しみにしていた中條正康さんの個展が、
始まったとおもったら、もう最終日です。
左:黄地赤彩魚鳥文足高鉢 5,000円 径15.3cmH5.2cm
中:赤地金彩足高鉢 4,500円 径12.5cmH4cm
右:赤地金彩動物文足高鉢 4,500円 径14cmH4.5cmまだまだたくさんご紹介したい器がいっぱいあるのに、
そうもいかないので、悩みながら選択したものは、
ありそうでないような古代文明文様のような、
不思議の国の器っぽい、高台が高めの鉢です。

4寸から5寸ほどの大きさの、
器の縁それぞれに、金彩や赤絵で、
それは楽しい絵柄が描かれています。

料理が盛り映えして、
器の形も色も絵柄も含めて、
食卓を彩る華やかで楽しい器です。

クリスマスもお正月も、
節分もおひな様も・・・。
晴れの日、目出度いときなら、
気軽に出番にして欲しい器です。
甘庵
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花鳥風月・皆既月食
今夜はとても好条件の皆既月食が見られるそうです。
中條正康さんの器には、
たくさんの楽しい絵柄が描かれていますが、
その中にも月は大きな要素として、
よく描かれています。
絵替わり半月皿 4,000円
W13cmD10.8cmH2.5cm「花鳥風月」という言葉があるように、
私たちは四季折々の自然を、楽しみ大切にして、
日々の暮らしの中にも取り入れるゆとりを持っていました。
和の美意識にも、重要なファクターです。

太陽暦になる前の時代は、
月の満ち欠けが、多くの人々にとっての、
スケジュールの元でした。
その意味でも、月は身近な存在で、
自然と季節ごとの月を楽しんだことでしょう。


中條さんの器の中に描かれた金彩の月を見て、
今夜の天体ショーで見られる「赤い月」を、
ぜひ、見て見ようと思いました。
甘庵
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中條正康さんのほとんど器に、
金彩が使われています。
共通しえ使われる量はそう多くはないのですが、
とても印象深く、効果的です。

ご紹介する二つの魚文の小鉢と皿にも、
ちょうど対称的な方法で、
金彩の魅力をみせてくれています。

赤地金彩魚文桃形鉢 4,500円
W10.5cmD9.5cmH6.3cm一つ目は、魚の形のベースを赤絵て描き、
目やウロコやヒレなどを金彩で描き入れ、
繊細で品ある見込み絵にしています。
縁にも赤絵下地に金彩を施し、
桃形の輪郭を印象づけています。

赤地金彩魚文小皿 2,800円
径10.3cmH3cmもう一つの小皿は、全体に赤絵を施して、
艶やかな赤絵をキャンバスにしたところへ、
見込み絵の魚文を金彩で描き、
10cmほどの小皿を華やかな逸品に仕上げています。
どちらも描かれている金彩は少量でありながらも、
大変効果的な構図と構成でまとめられていて、
雅な中にも、どこか侘びの気配もある、
気品のある器に仕上げられています。
甘庵
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中條正康さんの個展も後半になります。
やっと師走らしい気温になってきて、
体が芯から冷えて、温かい飲み物や料理が、
なによりのご馳走になる季節です。
絵替わり筒湯呑み中 4,000円
径6.5cmH7.6cm中條さんの器は荻窪銀花の作り手のなかでは、
飛び抜けて、低温で柔らかめにやいている陶器です。
それは、乾山写しなど伝統的な、
温かい表情を土味に残すためです。
それでも、低温でも焼き上がるように、
土の調整と長く焼成することで、
土味を残しながらもかりっと焼いています。
内側にもトンボや鳥が飛んでます。その素地に、中條さんの可愛い絵付けがあいまって、
冬にもってこいの独特の効果があります。
やきものの中では、冷めにくいことで、
温かい飲み物やお料理で体を温めて、
思わず微笑んでします絵柄で、
心が和んでいきます。
切っ立ちの湯呑みで、高台はこんな感じです。細かい絵付けとか、
何度も窯で焼くとか、
手間がかかる面倒と思いがちな仕事なのに、
「目も体も若い頃ようにいかず、時間がかかるけど、楽しんだ~」と、
眼を細めていっていた中條さんの言葉に、
橋渡しをさせてもらっていうことを、
改めて嬉しいことを感じいりました。
気持ちまでも温まる中條さんの器です。
甘庵
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中條正康さんの個展は絵本の世界のようで、
楽しいこと、嬉しくなっちゃうこと、
頑固オヤジの甘庵にも微笑みがたえません。
たくさんご紹介したいものばかりで、
迷うのですが、今日は一つあればいろいろ使えて、
中條さんらしさ満載の6寸鉢をご紹介します。
絵替わり色絵鉢 6,000円 径18cmH7.5cm
トンボや、秋虫や、鳴子と雀や、ウサギや、山に夕日と、
どれも楽しい絵柄ばかりです。もしも一つに決めることになっら、さらに迷います。
釉調や土味とかではなく、
ずばり絵柄で迷います。
春草文色絵鉢 6,000円 径18cmH7.5cm伝統的な絵柄から、
メルヘンタッチの絵柄までいろいろですが、
どれも見ていて飽きないことを、
思っている以上に盛り映えして、
絵柄が料理の邪魔をしません。
秋草文色絵鉢 6,000円 径18cmH7.5cm肉じゃがからサラダと、普段のお総菜から、
手をかけたお料理まで抱えてくれる懐の広い器です。
高台側にかえしても、描かれた絵柄で楽しませてくれます。また、陶器なのでとても軽い手持ちです。
が、いつもお話しするように、
使う前には、湯や水をはるか、くぐらせたりして、
器を湿らせてください。
そうすることで、じっくり、しっとりと、
貫入などが入って、良い感じ侘びでいきます。
急な変色は汚れですが、愛用してじっくり変わるのは、
綺麗寂びの世界を楽しめます。
甘庵
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