明日からほぼ二年半ぶりになる、
小野寺友子さんの個展はじまります。
和の手法で洋の器の、
魅力的な器を作り出す仕事は、
相変わらずとても魅力的です。
先んじて少しだけご覧にいれます。
粉引輪花小皿 1,890円 径14cmH2cm
黒マット角皿大 5,250円 □20cmH3cm
黒マット角皿小 3,990円 □12cmH3cm
白磁オーバル皿 7,140円 W36cmD21cmH3.5cm
明日からの個展が本当に楽しみしていた、
ぼくを含めての多くのファンにとって、
裏切らない仕事がご覧いただけます。
ご来店をお待ちしております。
甘庵
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普段使いの器を基本につくっている、
久保田信一さんらしいカップをご紹介します。
大小ありますが、小でも八分めで200ccははいります。
大だと、320ccを越えた容積です。
左:鉄黒丸カップ大 3,200円
径12.5cmH6.5cm
右:鉄黒丸カップ小 2,900円
径11cmH6cmこのたっぷり目な容積があって、
持ちやすいハンドルが付いていることで、
色々な使い方を楽しめます。
鉄黒丸カップ大 は4寸深鉢に,
取っ手が付いたと思ってください。飲むための仕立ては、
お茶やコーヒーだけではなく、
スープや雑炊まで使いたくなります。
ことこと炊いた料理や、温野菜など、
温かさなご馳走も、ハンドルが熱くないので、
食べやすくて、なかなか便利です。
鉄黒丸カップ小 は容積として、
平たいマグカップです。しっかり焼かれた器ですから、
もちろん、レンジもオーブンも使えます。
この大きさが有効で、
再加熱や、オーブン料理も気兼ねなくこなせます。
見込みは盛り映えする長石釉の柔らな白で、滑らかな肌合いが、
口当たりやスプーンの当たりが優しい仕上がりです。和の器の基本を活かした、
しっかり焼いた釉調や丁寧な作りの、
今の私たちの暮らしに合った、
使い勝手の良い、普段使いの器です。
甘庵
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久保田信一さんの絵付けでは、
デザインがはっきり見える、
猪口型の器2種をご紹介します。

長石釉縞柄とあります。
このようにストライプ(縦の縞)の、
絵付けは飽きのこない伝統的な絵柄で、
同様に縦縞の文様に、
木賊(とくさ)や麦わら手(むぎわらて)などがありますが、
久保田さんのそれは、千筋(せんすじ) に近く、
また、均一な絵付けの線で描かれた染め付けなどより、
躍動的に描かれていて、
和の食器としても、
現代の食卓に幅広く使いやすくデザインされています。
長石釉縞柄ソバチョコ 2,400円
径9cmH7cm鉄で調整された絵の具を使い、
使われている長石釉に、
自然に溶け込みやすくして、
描かれた線文は、
多くは釉下で黒く発色し、
一部は青黒、青灰色と滲み、
時に釉から鉄の結晶として黒茶を出し、
無彩色のなかに多彩な彩りを見せます。
長石釉縞柄湯呑み 2,300円
径7.5cmH7.5cmソバ猪口と湯呑みとありますが、
高台が低く径の大きな猪口型のデザインは、
器としての幅広い使い方を暗示していて、
手にもって使えることから、
それぞれ、盛っても飲んでも使え、
料理、飲み物、デザートなど、
使い手の自由度が高いフォルムを、
後押しする絵柄でもあります。
甘庵
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荻窪銀花では素敵な器をご紹介できる企画展を、
ほぼ2週間ごとに催しています。
4月の二つの企画展をご紹介します。



小野寺友子 モダンですけど和です 展
3月30日(金)~4月10日(火)
3/28水.29木.4/4水はお休みです
最終日は18時までです
「長く作ってくるほど、なんでもない器がいいなと思うようになってきました」
という小野寺友子さんの器は、伝統の和の仕事なのですが、
とてもモダンでおしゃれな器で、料理を選ばず使いやすい新しい和の器です。



荒賀文成 穏やかな器 展
4月13日(金)~24日(火)
4/11水.12木.18水はお休みです
最終日は18時までです
荒賀さんの器を手にすると、
ゆったりした時が流れて穏やかな気持ちになります。
素地や化粧土や釉薬それぞれの組み合わせで引き出された表情や色合いの粉引と、
新しい試みの磁器土を使った焼き〆の器も並ぶ予定です。
甘庵
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古い時代のやきものは粘土で成形した器を、
良く乾燥して、釉薬をかけることなく、
窯に入れてやきます。
燃料は薪でした。
緑釉鉄絵大鉢 12,000円
径25cm7cm木は燃えれば灰になります。
含まれる水分や炭素などの有機質は、
燃えたり気化してなくなり、
アルカリ金属がのこります。
緑釉が流れていく動きがみえるようです。この灰が器の表面についたり、
器の見込みにたまり高温になると、
アルカリ金属が溶剤になって、
灰や土に含まれたケイ酸分が溶けてガラス質になります。
およそ木の灰の中には、
数パーセントの鉄分が含まれています。
この鉄分が含まれたガラス質は、
還元炎(せめ焚きなどともいい、燃料が多く酸素が少ない状態)のなかでは、
綺麗な緑を発色します。
裏面に施されたマットな鉄釉に絡んでながれると、
より緑がこくなったり、茶や黒い釉としてしだれていっています。と窯の中で起きている状況の説明でしたが、
その結果がご紹介している、
久保田さんの緑釉の器です。
久保田さんは、木灰が溶けやすくなるように、
長石などて調整したシンプルな釉薬にして、
施釉し、還元炎でしっかり焼ききっています。
生まれたのは、澄んだ濃い緑の釉調で、
見込みにたまった色や、流れ出した釉は、
深い色合いをみせてくれます。

自然から引きだした色合いは、
自然の恵みの食材を盛りつけて、
相性がよく映えるのも、
納得がいくように感じます。
甘庵
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明日から新しい企画展がはじまります。
銀花でははじめての個展になる、
久保田信一さんの作陶展です。

「作るのが楽しいのですが、料理を盛って使うのがもっと楽しいんです」
という久保田さんの作る器には、
何気ない中に、強く芯の通った仕事が見えます。
鉢、皿、碗などの盛り映えする普段使いが楽し器が並びます。
ぜひ足をお運びください。

久保田信一 普段使いの器 展
3月16日(金)~27日(火)
3/14水.15木.21水はお休みです
最終日は18時までです
甘庵
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荻窪銀花の企画展は、通常は2週間のスパンで催しています。
この2週間が早く感じでなりません。
藤田佳三 安南手マルチカップ 3,150円
径9.7cmH9.5cm何でも年を重ねることで、
脳の認識力の衰えのために、
早く過ぎてしまうと感じるらしいのですが、
甘庵の脳の衰えは置いておいても、
企画展ごとの並べられた器の魅力を伝え切れない内に、
次の企画に移っていってしまうのが、
甘庵の力不足と感じながらも、
「今日が最終日だ・・・」と、
2週間が早かったと感じることが多くなりました。
鶴見宗次 手ひねり焼き〆コップ 2,625円
径9cmH9cm「自分の器 マイカップ 展」も今日が最終日を迎えました。
毎日使う自分の器として、
なかなか良い器が並んでいるので、
片づけるのが惜しいくらいです。
もっとたくさんの方に手にとって、
品定めしてほしい器ばかりです。
稻垣明子 面取りカップ中 3,000円
径11cmH8.5cm毎日使う、飯碗や湯呑みやマグやカップは、
お気に入りのものなら、
使う度に心地良く、使えば元がとれ、
使うほどに愛着が涌いてきます。
出会っていただければ、きっとそうなる器、
お薦めできる器を並んでいます。
最終日なので午後6時までですが、
気になる方は是非お出かけになってください。
甘庵
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自分の器を持つ習慣がある私たちですが、
飯碗、湯呑みなど、和の器から、
マグなどまで広がってきました。
さらに広く楽しむことを提案して、
マイグラスやマイコップなどと、
嗜好の飲み物を楽しむ器も、
自分のお気に入りを持つ楽しみを、
お薦めしてきました。
さらに、マイボウルっていうのも、
いけるのではないかと・・・。
藤田佳三 紅安南双耳碗 5,040円
径13cmH7cm朝のシリアルやヨーグルト、カフオレも、
昼の多品目のサラダ、スープ、パスタ、
夜には、自分の盛り鉢としても。

特にこだわりなく、料理やデザートや飲料まで、
何でも盛って、使い方にとらわれることなく使ってしまう、
使い方を工夫することを楽しむマイボウルも、
器の使い方として面白いと感じています。

そんなマイボウルに、
この"紅安南双耳碗"はぴったりです。
手に盛っても置いても良い、
姿と大きさ見込みの深さ、
耳が付いた形も絵柄も、
どこか多国籍な印象で、
盛る付ける料理をしばりません。

自分の器として毎日使うことで、
器から楽しさを分けてもらえそうな、
愛碗になりそうな、そんな器です。
甘庵
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うつわ屋を生業として30数年、
飯碗は大きめになっています。
ご飯のおかわりが少なくなったのか、
何度も盛るのが面倒なのか、
あるいは、健康意識で一膳と決めた故に大きめに・・・。
藤田佳三 赤絵小丼 4,200円
径13.5cmH8cmいずれにしても、
かつて主流だった朝顔型はすくなく、
碗形が多く見られます。
村木律夫 魚文飯碗大 4,500円
径15cmH5.5cm大きめの飯碗にはそれなりの魅力があります。
存在感や掌は、少したっぷり目に碗の方が、
器を楽しむ心地良さが広がります。
藤田佳三 安南手小丼 4,200円
径13.5cmH8cmとなれば、もう少し多きめの碗にも、
魅力を持たれるという意見も出てきて、
丼ほどではなく、飯碗との間ぐらいのサイズも、
これがなかなか便利で調法します。
稻垣明子 面取り碗大 4,725円
径13.5cmH10cmご飯が主役の○○丼といったとき、
丼ではちょっと大きいとき、
雑炊や、炊き込みご飯や、かやくご飯のとき。
藤田佳三 絵粉引小丼 3,780円
径13.5cmH8cmご飯からはなれて、
具たくさんの汁ものを盛るときや、
手に盛って食べたいときには、
個々の盛り鉢としても活躍します。
光藤佐 灰釉飯碗大 4,200円
径15.5cmH7.3cm姿や気配に気品のあるもの選らんでおけば、
可愛がっていただき使いこんで、
侘びた味がでてきたら、
ちょっとお薄で一服も楽しいものです。
甘庵
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湯呑みいろいろ 1でもお話ししましたが、
甘庵は就職した時代には、
職場に自分の湯呑みを持っていきました。
自分の湯呑みを自分で選ぶ楽しみを、
社会人になった実感と感じた甘庵は、
既にうつわ好きの変わり物だったようです。
藤田佳三 安南手湯呑み 3,360円
径8cmH9cm
光藤佐 絵唐津湯呑み 4,000円
径7.5cmH8.7cmとはいえ、自分の湯呑みを使うのは、
洗う手間や水の消費があるものの、
使い捨てのカップが圧倒的にエコだとも思いがたく、
仕事の合間の切り替えや、
大切な一服する心の糧は、
お気に入りの湯呑みなら、
倍増するのではないかと・・・。
いや、これも所詮はうつわ好きの発想なのでしょうか。
山口利枝 ふき文湯呑み 2,940円
径7cmH8.4cm
村木律夫 銀彩湯呑み 5,000円
径7.8cmH7.6cmそれでも、こういった、
一見無駄な、合理性を欠くようなことが、
日本社会の良き習慣として、
実は文化の基盤に・・・、
少なくても工芸の下支えだと、
甘庵は思っています。
甘庵
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自分の器 マイカップ 展に
日頃荻窪銀花で個展や企画展でご覧いただいてる作り手から、
それぞれの個性のあるマグが届き勢揃いしました。
素地の種類は、磁器、陶器、せっ器と。
手法は、染め付け、赤絵、粉引、安南手、しのぎ、面取・・・と。
さあ、ご覧ください。
藤田佳三 安南手マグ 4,200円
藤田佳三 赤絵マグ 3,675円
山口利枝 白磁しのぎマグ 3,150円
左:山口利枝 芋文マグ 3,150円
中:山口利枝 鉄絵唐草マグ 3,150円
右:山口利枝 市松マグカップ 3,360円
左:山口利枝 口呉須巻きマグ 3,150円
右:山口利枝 腰呉須巻きマグ 3,150円
新妻陽子 面取りマグカップ長 3,990円
左:村木律夫 チョーク描マグ 4,500円
右:光藤佐 安南マグ 3,600円
光藤佐 粉引マグ大 4,200円まさに、よりどりみどり。
使いやすく、自分好みを選べます。
甘庵
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