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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

野波実 心おだやかになる器 展はじまります

紫陽花が急に大きくなってきたり、
もう淡い水色の花を見せてくれている花もあります。
梅雨が間近のこの季節にぴったりな、
野波実さん(のまみ・まこと)の個展が、
が明日からはじまります。
窯出しの都合で、初日だけ開店時間を繰り下げて、
正午からの開催になります。

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青白磁、白磁、マット白磁の、
爽やかなで使いやすい器が並びます。
絵柄はほとんどないのですが、
蹴轆轤(蹴って回すロクロ)でひきだした、
穏やかなロクロ目とフォルムは、
シンプルで飽きのこない、
心おだやかになる、
甘庵が大好きな器です。

ご来店をお待ちしております。
 
             甘庵


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6月の企画展予定

荻窪銀花では素敵な器をご紹介できる企画展を、
ほぼ2週間ごとに催しています。
6月から7月初めまでの三つの企画展は、
どれも涼しげな企画展になります。

野波実 心おだやかになる器 展
6月1日(金)正午~12日(火)
5/30水.31木.6/6水はお休みです
最終日は18時までです
蹴轆轤で挽きだされた伸びやかな指あとが残る白磁や青白磁は、
シンプルでさりげない仕上がりの器で、
料理を優しく包んで、盛り映えを見せてくれます。
使うほどの心おだやかになる奥深い魅力のある器です。
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涼しさを呼ぶ器 展
6月15日(金)~26日(火)
6/13水.14木.20水はお休みです
最終日は18時までです
今年も節電が必須になっている夏に向かい、
暮らしに涼しさを工夫する思いが高まっています。
高温多湿の日本で古くから意識されていた、
涼感をとりいれた器の選び方やしつらえをテーマにご覧いただきます。
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荒川尚也吹きガラス展
6月29日(金)~7月10日(火)
6/28水.28木.7/4水はお休みです
最終日は18時までです
澄んだ素地は、たくさんの色をたずさえています。
使い手のイメージがプリズムのように多彩な色合いを引き出してくれます。
料理や飲み物と引き立て合って、涼感に溢れた食卓を楽しませてくれます。
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どの企画も涼やかで、この夏を乗り切るアイテムに、
きっと良い出会いを提供できると思っています。
ぜひ、お出かけください。

                 甘庵


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ピッチャー

鶴見宗次さんの個展最終日になりました。
ご紹介したい器がまだある中で、
少し悩んで決めたのは、
切れの良さでは定評のある口が付き、
持ちやすく、鶴見さんらしい形の取っ手のある、
ピチャーをご紹介します。

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ピチャー 8,400円 W19.5cmD10.5cmH15.5cm
容積は八分目にいれて800ccほどです。


口も手も、作ったり付けたりしたのですが、
でも、生えているような自然感があります。
それも、手でひねりだした造形で、
彫刻のように作り出されるからでしょう。

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そんなどこか有機的なフォルムですが、
注ぐ道具としての役割はパーフェクトです。
気持ち良い水切れの口と、
しっかりして握ったときの安心感のある取っ手で、
注ぎやすく、スパッと切れます。

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綺麗な形と、口と取っ手のある面白さから、
花入れに使う方が多いのも、頷けます。
フォルムの存在感と使い勝手の良さは、
鶴見さんの器に共通している、
手ひねり器の骨格になっています。

               甘庵



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手ひねり花入れ

鶴見宗次さんの小振りな花入をご紹介します。
小さいといっても、その存在感は確かなもので、
自然の岩肌や渓流の石を連想させる、
落ち着きと力強さがあります。

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左:花入れ 6,300円 径9.5cmH14.5cm
右:花入れ 6,300円 径8.7cmH13cm


それなのに、野草でも園芸種でも、
枝ものでも実に自然に受け取り活かします。
盛り映えする器と、その点は共通しています。

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小振りでも、作りは隅々まで行き届いていて、
土味の質感を活かされた納まりです。
その意味では、そのままオブジェにしても、
飽きずに眺めていられます。

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左:花入れ 6,300円 径11cmH13cm
右:花入れ 6,300円 径9.5cmH12.7cm


徳利がたや、口が窄んだ花器などは、
袋ものと言われて、ロクロ仕事でも、
高い技量が要求される仕事ですが、
手ひねりで作る鶴見さんのそれも、
手にしたときの重さからも、無駄な厚みもなく、
スムーズに作られたことがわかります。

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それが、さりげない形で、飽きのこない、
自然で伸びやかなフォルムの、
裏付けになっていると思います。

             甘庵



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丸と角の小皿

鶴見宗次さんの手ひねりの器は、
小さな器まで存在感があります。
それなのに、盛り映えして、
料理に花を持たせます。

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5寸皿 2,940円 径15cm H3.5cm

今日ご紹介する丸と角の二つの小皿も、
例がではありません。
五寸の丸皿も、四寸五分の角皿も、
食卓に上れば、8寸皿や尺皿並の力をもっています。

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それでいながら、自己主張が強いのとは違います。
料理を盛りつけたそれは、
あくまでも料理の一部になっていて、
料理として花のある存在感になるのです。

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角小皿 2,625円 □13.5cmH3.2cm

小さい分だけ、価格もお手頃ですから、
ぜひ焼き〆の器の入門編として、
トライしていただきたい逸品です。

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使っていただければ、
必ず元の取れる器なので、
うつわ好き甘庵として、
二重丸のお薦め小皿です。

         甘庵



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顔が違う湯呑み

手でひねりだしている鶴見宗次さんの器は、
同じアイテムでも、一つずつの表情をしています。
そのため、お買い物のアイテムを決めてから、
お客様がどの器を持って帰るかと、
長く悩まれるのが、会期中の普通の光景になっています。

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湯呑み 2,625円 径9cmH7cm

ロクロで数モノを作るときには、
トンボという、その器の口径と深さの定規があります。
それをあてて、サイズを確認して挽きだしていきますが、
鶴見さんは・・・多分、おおよそは計っても、
ほとんど感覚で作られていると想像します。

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逆に、サイズを決めたり、
同じ物を作るためなら、
あえて手ひねりで作る必然がなく、
むしろ、一つずつの表情や質感の、
クオリティを上げて作る方法で、
楽茶碗の作り方を重なる部分が多い方法です。

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それでも、湯呑みをいう同じアイテムのくくりで作れば、
ぱっと見は、なんとなく同じ形の同じアイテムですが、
たとえば、そのうちに一つを、
自分で使うためにと選ぼうというスイッチをいれると、
全く違うモノとして見えてきてしまいます。
口腰からの曲線など姿形も、
焼き上がった色や土肌も、
一つを同じ物がありません。

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たっぷりな湯呑みなので、5寸皿 2,940円 径15cm H3.5cm
と合わせてみると、飲み物はもちろん、
料理やデザートと使い方も楽しめます。


どれも鶴見さんの子供で、
兄弟たちと言う感じで、
共通した味わいがありながらも、
顔つきはちがって、個性を主張してきます。

見れば見るほどに個性や、
一つずつの存在感の大きさが見えてきます。
つまり、湯呑み一つでも、
出会いであり、まさに一期一会を、
感じ入る器なのです。

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同じヤキモノ以外にも、大きめの茶托や木皿、
ガラスの皿などとも、しつらえを楽しめます。


だからこそ、面倒なようですが、
良く吟味して、自分好みの器と出会う時間を、
器好きとして楽しんで頂きたいと思います。

結果、悩んで選ぶからこそ、
選んだ器が一番だったと、
長く可愛がっていただけると、
橋渡しになったと、
甘庵は信じております。

             甘庵



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生き物のような花器

昨日、鶴見宗次さんの角鉢を、
有機的な形だとお話ししたのですが、
今日ご紹介する花器は、
もっと生き物のようです。

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花入れ 26,250円 W22.5cmD11.5cmH24cm

姿形がシンメトリーでないですし、
なにかの動植物に似ているわけではないのですが、
フォルムや表情に、息づかいを感じます。

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かといって生臭いかんじなのではなく、
エネルギーを感じとれると
言うべきなのかもしれません。

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ロクロで引き出すように、
スピード感はないのですが、
手ひねりで彫刻的に作り出された形や表情からは、
静かですが、とても力強いパワーが、
滲む出てきています。

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ここからは、この花器から少し離れて、
甘庵のつぶやきになります。

手仕事の器や什器を橋渡しを、
32年続けてきて感じることに、
年々、存在感のあるもの、質感の高いものが、
そのまま由とはされず、
むしろ、軽く明るく分かりやすいと言う点が、
人気の器だったりしています。

その意味では、鶴見さんの器は、
盛ってみて、使ってみてこそ、
活きてくる存在ですが、
釉薬が施されず、土味の濃い焼き〆への、
経験がなかったり、親しみがない方が増えて、
見つめていただき機会も少なくなっていると、
感じていますが、
花器などは、もっと顕著に表れているかもしれません。

オブジェとしても、明るく軽い質感の方が、
好まれるようです。
それを否定しているのではなく、
選択範囲が狭まっていることに、
危機感を感じています。

確かにこの花器は、
そのまま置けば、それで十分が存在感がありますが、
置くスペースや設えに、
心意気が必要なパワーがもっています。

花を活けるには、
花器や花と対峙する時空を必要とすることでしょう。
その心のゆとりが持てないのか、ないのか、
楽しもうという積極性をもっていただける方が、
少なくなっているのは、
今の世の中そのままが反映しているのかもしれません。
なんだか、とても寂しく感じます。

だからといって、
うつわ屋甘庵は、あきらめられません。
甘庵個人の好みと思いですが、
良いと思うモノを、その良さを、
少しでも伝え、お知らせするのが、
橋渡しの基本だと信じて、
”うつわ屋のつぶやき”でも、
気持ちの上では、より声大きくして、
お伝えしていきたいと思っています。
応援いただける方の声も、
期待しておりますので、
よろしくお願いいたします。

             甘庵



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手ひねりだから出来る形

昨日の定休日をはさんで、
今日から鶴見宗次さんの個展会期も後半です。
天気もやっと初夏の陽気になって、
日差しは強くなりましたが、
安定してきました。
ぜひお出かけください。

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さて、ご紹介しているこの角鉢は、
ロクロや型でおこしているのではなく、
土の塊から手でひねりだしているからこそ出来る、
形でありディテールです。

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左:角鉢大 8,400円 □20cmH7cm
右奥:角鉢中 5,250円 □15cmH7cm
右手前:角小鉢 2,625円 □9.5cmH5cm


四角いけど丸っぽくて、
丸い造形から四角い造形へ、
境目がなく続いていくところなど、
自然界にはあるかもしれない、
機械的ではない、有機的な姿です。

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個性的なフォルムですが、
使い勝手と盛り映えの良さは、
かわらぬ鶴見さんの器です。

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しっかり焼ききっている器こその、
安心感であり、使うほどの味わいが出てくる、
”やきもの”というシンプルな名称そのままの、
良くやかれたものなのです。

             甘庵


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緑の自然釉

鶴見宗次さんの器の作り方について、
昨日も少し触れましたが、
今日ご紹介する白い素地の鉢も、
作り方や焼き方は他の茶黒の器と、
基本的変わりません。

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綺麗な緑に発色した自然釉です。

素地に鉄分の少ない、
白い素地や鉄分の珪石などの粉を、
化粧掛けにして白い素地にしています。
その素地にかけた木の灰が、
還元炎のなかで緑の釉になります。

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白鉢 10,500円
径25cmH9cm


釉薬を施すことなく、
木を焚いて焼いたいた時代に、
木の灰が器に付いたり溜まって、
溶けたものが自然釉といいます。

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灰が溶けて自然釉となり流れて見込みに溜まる動きが見えます。

この自然釉を、計画的に作り出すために、
調合した釉薬ではなく、
そのままの木の灰をかけて、
溶けるほどしっかり焼いたのが、
鶴見さんの焼き方です。

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鶴見さんのフォルムは手ひねりなのに美しく端正です。

中心のなっている、
茶黒は、焼成後の冷却還元で、
素地のなかの鉄分が、
第一鉄化して黒い土肌に焼き上げています。
同じ焼成方法でも、素地が白いと、
溶けた灰の自然釉が、
還元炎のなかで、綺麗な緑を発色します。

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溶けた自然釉がつかないようための、
貝高台の目あとも綺麗です。


溶けたガラスの状態なので、
この鉢のように、低い見込みに溜まりこんで、
濃い緑の釉溜まりを見せてくれています。
ガス窯で計画的に焼いていますが、
それでも自然の灰と土のかみ合いの発色は、
窯の神様任せの部分が大半になっています。

               甘庵


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焼き〆について

焼き〆について
鶴見宗次さんの器を表現するときには、
作り方や焼き方から「焼き〆」といっています。
さらに詳しく言うと、「冷却還元焼き〆」となりますが、
それは置いておいて、「焼き〆」という呼び方を、
うつわ屋では良く目にされると思います。

その焼き〆について、お客様から御質問があったので、
同じように疑問を持たれている方も多いかと思い、
今日は「焼き〆」についてもお話ししてみます。

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6寸皿 4,200円 径18cmH4cm

焼き〆という呼び方は、
器に釉薬をかけることなく、
焼いた器を、総じていう表現です。
素地も焼くことで締まり、
吸水性がないものです。
それを、せっ器ともいいます。

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鶴見さんの器の焼き方や作り方は、
どれもほぼ全部一緒です。
手でひねりだして、
釉薬を掛けたり、絵を描くことなく、
木の灰をかけて、
ヤキモノの形が崩れ出すギリギリまで、
ガンガン焼いてますので、
焼き〆と呼んでいます。

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だいたいが黒茶の器ですが、
少しだけある白い器は、
素地が白い土だったり、
石の粉で白化粧しているからです。

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白皿 8,400円 径23cmH4.5cm

どの器も、木の灰が全体にかけて焼くことで、
緑の自然釉になっているのが、
素地の土違いで、黒茶や緑にみえます。

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ついでに、「素焼き」という呼び方と、
間違われる方がいるので、
「素焼き」も簡単に説明しておきます。
低温でやいた状態で、土の植木鉢をおもってください。
あるいは、縄文土器や弥生土器のあれです。

現在多くのやきもの作り方は、
素焼き〈800℃ほど)をしています。
歩留まりや能率をあげるたで、
素焼きした素地に下絵をしたり、
釉薬をかけて焼いています。

現代では、ごく一部の神社の祭礼などに使う以外は、
器をしては、素焼きはあまりつかわれません。
もろいことと、水がもってしまう器は、
現代生活では使い道がないからです。

焼き〆の話しももどり、
伝統的なやきもので焼き〆として、
備前焼き、信楽焼きなど、
六古窯といわれるやきものをイメージされる方が多いと思います。
鶴見さんは、常滑という、やはり六古窯にはいる、
伝統がある産地です。

その常滑の土と信楽や伊賀、あるいは瀬戸の、
山土(ざっくりした土)をブレンドして、
作っています。

つまり、日本のやきもの歴史の中で、
器として、古く長く愛されてきている、
やきもの手法の一つが、焼き〆です。

諸外国では、釉薬が発明されると、
焼き〆の器は、ほぼ使われなくなったのですが、
器に多彩性をもとめる和の文化のなかでは、
釉薬が掛かった陶器や磁器と一緒に、
今日まで、愛され続けて使われています。

                甘庵


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何かと使える平鉢

鶴見宗次さんの手ひねりの器の、
一番の魅力は、何を盛りつけても映ることですが、
ご紹介する平鉢は、
使い勝手の広さから、
汎用性がさらに高い器になっていると思います。

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丸鉢 9,450円 径23cmH7.3cm

底面が平たくて、縁が立っているので、
広い見込みになります。
プレートのように盛りつけられて、
鉢のように汁ものも入れられます。

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この形は、和食器では伝統的にある形です。
それだけ、使い勝手が良いということです。


しかも、鶴見さんの焼き〆の器は、
料理を選ばないといっていいほど、
料理を包み込んで、華やかにしますから、
困ったときにはこの鉢と、
何かと使い回しのできる、
頼りがいのある、使える奴です。

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鶴見さんらしく美しいフォルムです。

手入れというか、使い方の復習を少し。
やきもの全般に共通ですが、
陶器やせっ器は特にそうして欲しいと、
お伝えすることに、
使うたびに、冷たい料理なら水、
温かい料理ならお湯を、
ちょっと流したり、はったりする優しさを、
習慣にしてください。

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大きめの高台が、安定の良い鉢に仕上げています。

料理の温度を器が保ち、
器もしっとりして、料理も美しくなり、
美味しいく食べれます。
匂いや油や汚れが付きにくく、
食後の食器洗いも楽に綺麗になります。

鶴見さんのざっくりして質感の土肌を洗うには、
タワシで、ブラッシングするのが、
汚れを掻きだして、肌も滑らかになっていくので、
基本としてお薦めです。

                甘庵



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碗形3種

手でひねりだした鶴見宗次さんの器は、
よく見ると肌に指あとが残っています。
これが、石をかんだ、ざっくりとした素地を、
温かい表情にしています。
盛り付けるときに、盛り映えする元になっている、
そんな気がします。

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左:どんぶり大 5,250円 径16cmH18.5cm
中:どんぶり小 4,200円 径14.5cmH8cm
右:飯碗 2,940円 径12cmH6.5cm


ご紹介する碗形の器3種、
どんぶり大、どんぶり小、飯碗は、
手に持って食べる器ですので、
指あとのある質感が、
掌として感じとれます。

釉薬のかからない、焼き〆た土肌が、
手に馴染み、ゆったりとした存在感が、
伝わってきます。

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また、ざっくりして土肌の口作りなので、
唇に触れたときも、ワイルドだな~と、
想像される方が多いと思いますが、
これが、思いのほか穏やかな口当たりです。

釉薬がかかっている器のように、
滑らかではないのですが、
質感として違和感はなく、
使い混んで、ゴシゴシ洗っていただくと、
さらに穏やかに、滑らかな肌合いに、
育っていくのも楽しみです。

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三つとも、手に持って食べる器ですが、
盛り映えの良さから、
盛り鉢や、小鉢としても、
ぜひ使っていただきたい器です。

             甘庵


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手ひねりの角皿は角がない

今日から鶴見宗次さんの個展がはじまりました。
今年の作品で初めに目についたのが、
角皿、角鉢のシリーズです。

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鶴見宗次 角皿中 各8,400円

今日はまず角皿をご紹介します。
手ひねりなので、姿や形は一つずつの顔つきで、
灰をかけて、灰がガラス質の自然釉になるまで、
ギンギンガンガン焼き締めた表情も、
同じ物はありません。

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鶴見宗次 角皿中A 8,400円 □24cmH5cm

ただ、どれも明らかに鶴見さんの手あとの残る、
土肌を活かした、力強く、美しいフォルムの器です。

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鶴見宗次 角皿中A 灰が緑褐色の自然釉になっています。


土の塊から手でひねり出す、鶴見さんの角皿は、
タタラ作りや、ロクロ挽きのあと開いたもの友違い、
角皿ですが、角がありません。

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鶴見宗次 角皿中A 高台側にも自然釉がみられます。

そこが、硬質感の強さのテクスチャーながら、
柔らかで、穏やかな器に仕上がっています。

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鶴見宗次 角皿中B 8,400円 □23.5cmH5.5cm

鶴見さんの焼き〆の器は、
盛り映えしますからとお薦めして、
使って頂いた後に、多くのお客さまから、
「想像以上に料理映えする」と、
お褒めをいただきます。
ぜひ、試してほしい、甘庵お薦めの器です。

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鶴見宗次 角皿中B 少し深めの皿でマットで黒めに仕上がっています。

盛り付けには、大切な心得があります。
しっかり水に浸けて、
かるく拭いた程度で水気が残るままで、
料理を盛りつけてください。

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鶴見宗次 角皿中B 裏側の方が自然釉がみられます。

焼きもの、とくに焼き〆は、
水で濡らすと表情が活き活きして、
焼き締まった土肌の美しさが倍増します。

これからの暑くなる季節には特にぴったりです。
和のお約束では、焼き〆の器を水を打ち使うのが、
涼感をご馳走にする夏のおもてなしです。

また、料理の匂いや汚れも付きにくいのも、
後で洗う時がぐっと楽になり、
次に使うための優しさになります。

               甘庵



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鶴見宗次 美しい手あと展はじまります。

明日からはじまる、鶴見宗次 美しい手あと展の、
鶴見さんの器は、ロクロを使わずに、
手ひねりで作り出されています。

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美しい手あとを感じとるために、
釉薬ではなく木灰を施して、
しっかり焼ききっていて、
土味を楽しみながら、
何を盛っても料理が映える、
使い勝手のよい器です。

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釉薬がない土味のつよいヤキモノを、
敬遠されている方にも、
ぜひこの機会に触れて欲しいうつわです。

釉薬がしっかり施された、
磁器や陶器とは、ちがった、
土味のうつわの、盛り映えや使い勝手を、
心配なさる方も多いのでしょうか?

いえいえ、むしろ超盛り映えして、
思った以上に何でも美味しそうに見えるのに、
感激してもらます。

また、釉薬がないのですが、
完全に焼き切っているため、
口をつけたときにガラス質のため、
土味が全くしません。

本来夏の器の代表の焼き〆は、
水をはり、軽く拭いた程度で盛り付けて、
清涼感ある土味を楽しむのが、
和の感性で焼き〆の器の醍醐味です。

会期中に、ぜひ手にとって吟味してください。

              甘庵

鶴見宗次 美しい手あと展
5月18日(金)~29日(火)
5/16水.17木.23水はお休みです
最終日は18時までです

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丸七年が過ぎて2308話目のブログ

2005年5月8日(日)からはじまった、
”うつわ屋のつぶやき”も、先日七年が過ぎて、
八年目にはいり、今日で2308話目です。

2308.jpg


三日坊主を絵にかいたような飽きっぽい自分と自覚してので、
5年が過ぎたときに、自分で感心したのを憶えています。
これも、愛読してくださる皆様がいるからこそ、
励みになって続けれられたのだと、とても感謝しています。

営業日は基本的に毎日書くのが習慣になりました。
開店前の準備を調えてから、開店までの時間で書いています。
開催中の器をみていると、あまり悩むこともなく、
うつわ好きのままに、思ったこと、お伝えしたいことを、
つたない文章力ながら、綴ってきました。

その意味では、どうしてもうつわ好きという視点なので、
片寄った思いが反映しえいるかもしれませんが、
いつも、知る限り正確に、正直に書いています。

工芸店が少なくなってきています。
工芸ばなれなのでしょうか。
寂しいことです。

日本は工芸大国なのですから、
分化が薄れて行く気がします。
微力は承知で、少しでも工芸を楽しむ方、
うつわ好きの方を増やして行ければと、
思いながら、ブログで発信しています。

また明日からも、
駄文にお付き合いください。
また、励みになるのと、新しい読者が増えるチャンスになるでの、
下の二つのランキングを、ぜひ、ぜひ、それぞれクリックしてください。
目差せ、ランキング一位!!
よろしくお願いいたします。

              甘庵

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巳亦敬一の逸品

巳亦敬一展も最終日になってしまいました。
まだまだご紹介したい、
使い勝手のよい器があるのですが、
今日は、個展ならではの、
一つだけの逸品作品をご紹介してみます。

12_mimata_0472.jpg

それぞれに、美しい彩りのガラスで、
凛とした姿と存在感はさすがで、
そこにあるだけで、心豊かになります。

12_mimata_0324.jpg
ボール(石玉線)アワ入 大 18,900円 径19.5cmH7cm

とはいっても、巳亦さんの作る器なので、
どちらも、鉢やボールとして、大皿として、
日常の中で使われてこそ活きます。

12_mimata_0326.jpg

素麺鉢に、サラダボウルにと、
気軽な使い方から、
宴やパーティにお洒落に盛りつけることまで、
料理をしっかり受け止めて、
映えさせてくれる力のある器です。

12_mimata_0471.jpg
台付皿(モスG)石玉線代 28,350円 径22cmH6cm

ガラスはどれもそうなのですが、
巳亦さんの不透明な彩りガラスも、
光を受け取って彩りに深みがでたり、
表情を変えたり、輝いたりします。

12_mimata_0470.jpg

スチェーションごとに変わる、
その変化を楽しめるのも、
ガラス器の大きな魅力です。

           甘庵



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楕円の小鉢

よくお話するのですが、
巳亦敬一さんは、ガラス屋3代目です。
それは、物心ついた頃から、
ガラスの中で暮らし育った来たからこその、
ある意味、作り手としては恵まれた環境なのですが、
中学生のころ既に職人なみの仕事で出来たため、
手が足りない繁忙期には、大人に混ざって手伝わされていたと、
ご本人には遊びたい時期の記憶として語ってくれました。

12_mimata_0332.jpg
三足ぐい呑み(ベージュ・モスグリーン) 3,045円
径7.5cmH6.5cm


そんな巳亦さんはガラスと遊ぶように、
型作くったフォルムを見せてくれます。
たとえばグラスや小鉢にある三足は、
付けるのではなく、都合付けてつまみ出した足は、
生えている、自然な足です。

12_mimata_0333.jpg
生えている足なの、どうも夜には動き回っているらしいと・・・。
思いたくなるような、自然な三足です。


また、さりげないので気づきにくいのですが、
楕円の鉢もよくみてみると、
楕円にした縁が平らです。

12_mimata_0461.jpg
楕円型小鉢(ベージュ・ブルー/赤・ブルー/緑) 3,045円
W10.5cmD9.5cmH5.2cm


もしも、丸く作った鉢を、
そのまま楕円に歪ませると、
寄せた二カ所の縁が高くなり、
そうでない2カ所が低くなるはずです。

12_mimata_0462.jpg
小さくても高台がある、凛とした姿です。

ところが、自然に楕円でありながら、
縁は平らで、極端な高低がみえません。
当然使い勝手もよくなります。

12_mimata_0463.jpg

これは、熱く溶けたガラスを吹いて膨らまし、
冷めるまでに思った形に成形する作業のなかで、
ガラスの動きというか、ガラスの気持ちが読めて、
ささっと、無理なく、自然に調えてしまいます。

12_mimata_0464.jpg

だからこそ、楕円でも植物の花や実のような、
とても自然な姿に仕上げてしまうのだと、
甘庵はそう思っています。

               甘庵



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二つの六角グラス

爽やかな日差しが差している荻窪です。
だんだん水分補給が自然としたくなってきました。
ビールや麦茶や水を、ごくごくっと、
のどごしを美味しく飲みたい季節です。

12_mimata_0340.jpg

そこで、今日ご紹介するのは、
新スキ六角グラスは新作です。
巳亦敬一さんには珍しい、
型を有効に使ったグラスです。

12_mimata_0342.jpg
新スキ六角グラス大 3,150円
径7.5cmH13cm 容積250ccほど


それでもよく見ると、
腰にはガラスを着せて、
封じ込めたアワが入り、
さらに、口作り部分モール入りと、
巳亦さんらしい遊びが施されています。

12_mimata_0343.jpg
新スキ六角グラス小 2,730円
径7.5cmH8cm 容積200ccほど


下半分に残る、金属型と接してできる、
ウロコのようなガラスは、
液体が入ると、集めた光でキラキラと輝き、
飲み物をより美味しそうに見せてくれます。

12_mimata_0465.jpg

飲むときに新スキのグラスを手にしたとき、
光の加減で黄金色に輝くために、
自分の動きで輝きや色合いが変わります。
このグラスで飲む楽しみに広がりができます。

               甘庵


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彩りガラスの片口

巳亦敬一さんの彩りガラス展から、
今日は片口を二つご紹介します。
どちらも新作の鉢やコップに使われている、
新鮮な彩りが活かされています。

12_mimata_0455.jpg
左:片口(石玉線) 4,410円 W11cmD7.5cmH13cm
右:片口(赤) 4,725円 W12cmD8.5cmH11.4cm


トビ口の深めな片口は、
ドレッシングをかき混ぜやすく、
手酌でいただくのに頃合いの大きさで、
花を入れてみたい美しくまとまったフォルムで、
幅広く使え実用的でありながらも、
作品としての感性度合いも高い器です。

12_mimata_0456.jpg

光にかざしことで、
様々な彩りみせながら表情が変わり、
水や酒などいれたことでも、
光を集めたり、液体の色を反映させます。
ガラスの器の持つ魅力です。

12_mimata_0457.jpg

スキのガラスとはひと味違う、
彩りガラスの個性は、
涼やかでありながらも、
寒々しくないので長い季節に使え、
やきものに近い温かみや、
柔らかな表情をもっています。

12_mimata_0459.jpg

食材が豊富になっている食卓で、
活躍出来る場が多いガラス器です。

            甘庵



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目移りしそうなデザートカップ その3

今日ご紹介するデザートカップは、
光の加減や照明によって、
黄金色の輝きをみせる、
新スキの3種です。

12_mimata_0334.jpg
新スキデザートカップ小 2,940円
径9.5cmH7.5cm


12_mimata_0335.jpg
早々に売り切れて再入荷しました。
今年の新作の可愛いサイズです。


腰上までガラス素地を着せて、
そこに綺麗に入ったモールが、
特に濃い黄金色に輝きます


12_mimata_0338.jpg
新スキデザートカップ 3,150円
径10.5cmH7.5cm


12_mimata_0339.jpg
定番になっている飽きのこないデザートカップです。

大きさや形がそれそれの三種とも、
魅力的なデザートカップで、
自ずと使い方は違うだけに、
それぞれが、欲しくなってしまいます。

12_mimata_0346.jpg
新スキ台付デザート皿 3,570円
径14cmH6.2cm


12_mimata_0345.jpg
今年の新作の小さなコンポポートのようなデザインです。
カップとはまた使い方の違いを楽しめそうです。


デザートカップとされていますが、
和の食卓にのれば、涼感をご馳走にする、
あらゆる料理に使えそうです。

色づかいのない同じ素地と手法で、
三種三様の表情を見せ、
それぞれに素敵な器に仕立てる、
巳亦さんの巧みな技とセンスを、
堪能し納得させられます。

             甘庵


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長い人気のボウル

今日は、巳亦敬一さんの個展から、
今年も届いている人気の、
ハッパ型ボウルをご紹介します。

12_mimata_0303.jpg

ぼぼ定番化しているのですが、
それでも、色合いや形は微妙ながら違い、
その都度ごとの出会いとなります。

型をつかうことなく、手仕事の技で、
両端をつまみ出してハッパ型に調えた形は、
柔らかく伸びやかで優雅です。

12_mimata_0304.jpg
ハッパ型ボール赤 3,780円 W15.5cmD13cmH5.7cm

ドーナツ型の輪にして付けた緑と赤の高台は、
ガラスが溶けたいたことを楽しめる、
アクセントになっています。

スキガラスではない点が、
涼やかでいても、寒々しくないため、
巾の広い季節で使えます。

12_mimata_0305.jpg
ハッパ型ボール緑 3,780円 W15.5cmD13cmH5.7cm

優しい姿は、気品があってどこか和の形で、
ファンシーなデザートから、
向付としての一品の盛り付けまで、
幅広く使え、楽しめそうです。

重なりは良く、収納性が良いのも、
長い人気の要素として欠かせません。
さすがにガラス屋3代目らしい配慮ある仕事です。

              甘庵

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新作”乳白色の線文様”

今年の巳亦敬一展の新作の一つに、
砡線文の器が届いています。
中から2種、コップとボウルを、
ご紹介いたします。

石偏に、旁は玉で、砡(ぎょく)と言う字で、
*パソコンやブラウザーでご覧になれないことがあります。
瑪瑙や翡翠などを意味して使われる文字です。
ガラスでは、乳白色のガラスの不透明なガラスを表します。

12_mimata_0322.jpg
ボール(石玉線)4,410円 径13cmH5.5cm

巳亦さんの砡は純白ではなく、
少し温かみのある色合いで、
スキガラスボウルの中に、
動きのある線文が放射状に施されています。

12_mimata_0323.jpg

少し厚みのある蕾んだ形の縁のボウルの形に、
良く映える乳白色が爽やかな文様です。

12_mimata_0328.jpg
台付グラス(石玉線) 3,570円 径7.2cmH9.5cm

台付のグラスも、同じように厚みと少し窄んだ口が、
この文様を活かしたフォルムをみせています。

12_mimata_0327.jpg

手にしたぽってり感が、
薄手のコップにはない、
愛着も持てる掌です。

甘庵は、今朝行きがけに見かけた、
ウツギの白い花のイメージが重なりました。
五月の爽やかな風に似合うガラス器です。

                 甘庵



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黄金色のビールグラス

巳亦敬一さんの不透明な色合いのガラスは、
個性的で魅力あるものですが、
もう一つ、巳亦さんの定番品として、
長く人気の続く「新スキ」シリーズがあります。

今日はその中からビールグラスを2種を、
ご紹介してみます。
どちらも、モールが黄金色に煌めく、
ビールをより美味しく楽しめるグラスです。

12_mimata_0308.jpg
新スキビールグラス小 2,940円 径7cmH13.5cm

一つ目は、ゴブレット型で、
ビール以外も楽しめそうな、
ステムまで綺麗なモールの続くグラスです。

12_mimata_0309.jpg

口から少し下まで、溶けたガラスを重ねて、
(*着せるといいます)
そこにモールを施してあるため、
スッキリした口の部分との対比や、
着せた所からのふくらが、
美しいフォルムをみせています。

12_mimata_0310.jpg
新スキ台付一口グラス 2,520円 径6.7cmH7.8cm

もう一つは、日本的な一口ビールグラスです。
高温多湿の日本では、ギンギンに冷えたビールを好み、
炭酸がぬけず、冷たい内に飲みきる、
小さなグラスが好まれました。

12_mimata_0311.jpg

現代になり、エアコンなどの普通に普及して、
大きなグラスにたっぷりアワをたてて、
楽しむことも多くなりましたが、
それとは違う呑み方や、
「取りあえずビール」という呑み方の方などに、
まだまだ愛させているグラスです。

いずれのグラスも、
ベースにはビール好きな巳亦さんならではの、
ビールを美味しく楽しめるアイテムになります。

              甘庵



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目移りしそうなデザートカップ その2

今年は人気のデザートカップが、
種類も豊富に届いたので3回にわけて、
その魅力をご紹介しようと思っていたのですが、
早めにご紹介しておかないと、
売り切れたものをご紹介することになりそうなので、
取りあえず、もう3種のデザートカップをご紹介すます。

12_mimata_0318.jpg

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デザートカップ(浮き輪文) 3,885円 径13cmH6cm

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デザートカップ蕾文赤 3,675円 径11cmH7.5cm

12_mimata_0321.jpg
デザートカップ(ワイレ点) 3,885円 径10.5cmH8cm

色の組み合わせの妙。
気品あるフォルム。
チャーミングなディテール。
どれをとっても、魅力の裏付けは、
巳亦さんならではの巧みの技です。

色づかいは周到に計画されていて、
組み立ておく色とりどりのパーツや、色ネタ、
それらを、溶けたガラスが固まっていくまでの、
僅かなタイミングで、組込み、成形し、調えていく技からは、
ガラス屋三代目の心意気が、
強く伝わってきます。

               甘庵


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彩りゆたかなボウル

巳亦敬一さんの彩りガラス展二日目の今日は、
朝からスッキリ晴れている荻窪です。
そんな気持ちの良い日差しに煌めいて、
美しい彩りを見せるボウルが色々届いています。
中から、二種ご紹介します。

12_mimata_0298.jpg
台付ボール(赤) 4,410円 径13cmH6.5cm

一つ目は新作のボウルで、
赤茶の落ち着いた色合いながらも、
軽やかで、盛り映えのするボウルです。

12_mimata_0300.jpg

大きさと見込みの深さのバランスも、
盛り付けしやすい頃合いで、
安定感のある付け高台が、
気品ある形に仕上がっています。

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ボール(緑)アワ入 4,725円 径15cmH6cm

こちらは、昨年デビューのボウルで、
新緑を思わせる色合いと水玉文様が、
涼しげで爽やかなイメージです。

12_mimata_0302.jpg

こちらも、日常使いにぴったりな、
サイズと形状で、汎用性の高い、
ボウルの基本フォルムです。

一つずつを手にとり、じっくり眺めたり、
料理やデザートを盛りつけて使うと、
深い色合いや、光や置く場所で、
表情をかえる巳亦さんの彩りガラスに、
どんどん魅せられいきます。

            甘庵

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目移りしそうなデザートカップ その1

巳亦敬一ファンの皆様、お待たせいたしました。
今日から巳亦さんの個展がはじまります。
今年は、例年人気の高坏形のデザートカップ類を、
たくさん見せてくださいとお願いしたところ、
長く続く人気のモノから、新作まで、
目移りしそうに豊富で、しかも、どれも素敵なんです。
今日はその中から3種類をご紹介します。

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デザートカップ(茶) 3,990円
径12cmH6.3cm


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楕円デザートカップ(ブルー) 3,885円
W13cmD11.5cmH6cm


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12_mimata_0265.jpg
楕円デザートカップ(ベージュ) 3,885円
W13cmD11.5cmH6cm


巳亦さん独特の色合いや作り方には、
とても高いテクニックの裏打ちかれています。
それでも、これ見よがしのところが無く、
さりげなく感じるのは、
作ることを楽しむゆとりがある、
巳亦さんの巧みの技だからこそです。

                甘庵



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2012年 巳亦敬一 彩りガラス展がはじまります

この季節恒例になっている巳亦敬一さんの個展がはじまります。
ファンの多い巳亦さんの作品、今年も期待を裏切りません。
荷ほどきをいていて、ついつい手をとめて、
眺めてしまうことがたびたびあり、
その都度「いいね~」「綺麗!」などと、
独り言を言ってしまった甘庵です。
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手に取ると、光を受けて仄かに明るくなる不思議さや、
眺める角度で違った発見があったり、
裏返すと緻密な作業が見えて来たりと、
何しろワクワクするガラスです。
是非ご来店ください。

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飾り付けは何とか終えました。
5月4日(金)11時開店同時に、HPにもアップできるよう、
これから画像加工し、HPを作成します。
遠方に方も、ご期待ください。

              甘庵



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決算市最終日ですが・・・

決算市は今日までとなりました。
ギャラリー側会場は模様替えして、
5月4日(金)からは巳亦敬一 彩りガラス展が開催しますが、
常設コーナーと、HPでは引き続き棚卸ししながら、
一部を除いて、決算市割引で対応させていただきます。
お得なお買い物チャンスをご利用ください。

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決算市中は全品定価の10%引き(丸銀会員は定価の20%引き)

常設コーナーの棚は、びっちりと詰まっているので、
小さな画像では探しにくいかもしれませんが、
HPでは大きめの画像でご覧いただけますので、
お気に入りの器が見つけやすいと思います。
連休中盤は少し天気が良くなさそうですから、
お家でお過ごしのときにはぜひ、
少しじっくり探してみてください。

              甘庵


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