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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

盛ると華やぐ鉢

今日は野波実さんの長い定番で、
人気の高い中鉢を例にして、
ご紹介してみます。

野波実さんの器は、
白く手シンプルで、一見は自己主張がないようで、
使った時のイメージが湧かない方も多いかもしれません。

ところが、料理を盛った瞬間に、
活き活きとし、水を得たように華やぎます。

13_nonami_2882.jpg


蹴轆轤で一つずつ挽きだしているため、
少し時間を頂戴して手に取っていただき、
よく見ればみるほど、同じ感じのように見えたいた器が、
全く違う顔つきで自己主張しているのが見えてきます。

13_nonami_2801.jpg
青白磁中鉢 5,000円
手前:径19cmH7cm
奥:径19.5cmH7.7cm


このさりげない青白磁中鉢に、
今回の新作の「一輪花留め」を使って、
野波さんのお友だちが花をアレンジしてくれました。

13_nonami_2877.jpg

緑の葉やオレンジ色の淡い紫の花弁が、
しっとりと、気品をもち、
華やいだ空間が浮かび上がりました。
それは瑞々しくて美味しそうでさえあります。

13_nonami_2881.jpg

料理も同じです。
使い勝手がよく、盛り映えし、
手で作り出した個性を持ちながら、
品格を醸し出します。

13_nonami_2879.jpg

素地が磁器ですから扱いも気楽で、
ラップしてチンも、
チーズたっぷり乗せてオーブンも、
スポンジタワシでゴシゴシも、
どうしてもなら漂白材にドボンとしても、
何の問題もなく、汚れも匂いも付きにくく、
翌日違ったお料理で違う表情を、
楽しませてくれる飽きのこない器です。

            甘庵


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花が咲くゆのみ

野波実さんの器は、
白磁や青白磁など白くシンプルなものが中心ですが、
遊び心満載の器やアイテムが、
その間に潜んでいます。

13_nonami_2798.jpg
青白磁 花ゆのみ 2,000円 径8.5cmH6.8cm

今日ご紹介する花ゆのみもそんな器で、
野波ファンには長く親しまれていて、
定番的な器になっています。

13_nonami_2797.jpg
マット白磁 花ゆのみ 2,000円 径8.5cmH6.8cm

蹴轆轤で挽きだされたロクロ目の美しい、
緩やかでゆったりしたフォルムの湯呑みを、
柔らかなうちに、腰から下の5カ所を、
ヘラなどで絞り込むようにして、
5本のモールをつくりだします。

13_nonami_2850.jpg

こうして出来た湯呑みは、
花弁や蕾を連想できますが、
見込みにも5本のモールが入りこみ、
花の中を覗き込んだようになります。
13_nonami_2815.jpg

飲み物をいれると、
その立体が浮き出て、
湯呑みの中に花が咲きます。

13_nonami_2814.jpg

高台も最小限の削りの後に、
線書きの蕊が施されているという、
洗うことまでが楽しくなる、
心和む器、花ゆのみです。

          甘庵


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野波実 心おだやかになる器 展

今日から、野波実さんの個展がはじまりました。
銀花の会場が白い器で埋め尽くされ、
外気温が上がってきているのに、
涼しい風がそよいでいるように、
気持ちがクールダウンしました。

13a_nonami_2735.jpg

わずかながら色合いや質感が違いますが、
白磁、青白磁、マット白磁の三種の、
釉薬が施された器たちは、
爽やかな表情を見せます。

13a_nonami_2734.jpg

野波さんの器の素地は磁器で、
白磁を中心の仕事ですが、
一昨日にもお話ししたように、
蹴轆轤から一つずつ挽きだされた器は、
量産の器からイメージされがちな、
無表情な磁器の硬質感や冷たさはありません。

13a_nonami_2737.jpg

瑞々しく、柔らかく、心穏やかな表情をもち、
手にしたときの掌はほっとする安心感があり、
器を使うことで心和む気持ちになります。

だからこそ、手に持って使う機会のある器は、
野波さんの器の良さを、
たやすく感じ取っていただけると思います。

                  甘庵



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野波実展がはじまります

明後日の6月28日(金)より、
野波実 心おだやかになる器 展がはじまります。
白磁や青白磁の白くシンプルでさりげない器は、
玉つくりと言う、ロクロに一つ分の粘土を乗せて、
足で蹴って回す、蹴轆轤(けろくろ)で挽きだされています。

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電動のロクロに比べると、
能率的ではないのですが、
出来上がった器には、
独特のあたたかみのある、
ロクロ目やフォルムを見て取れます。

13_nonami04.jpg

不安定な回転をマイナス要素と見ずに、
作り手の息づかいのままに生み出せるとする、
野波さんのもの作りへの意気込みが、
伸びやかな表情を持った器に、
仕上げていると思います。

13_nonami01.jpg

料理をやさしく包み込み、
使うほどに愛着の湧き心穏やかになる、
身近で長く使いたい器です。

            甘庵


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ご夫婦のポットとカップ

樹ノ音工房展も今日が最終日となりました。
明日からは、山梨県都留市の「もえぎ」に、
巡回しますので、お近くの方は是非お出かけください。

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白釉ポット 5,250円 径11cmH12.5cm

ご夫婦で作品を生み出し、
運営している樹ノ音工房さんなので、
今日のブログは作品を取り合わせてご紹介します。

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加彩たっぷりマグ 2,100円 径10.5cmH6cm

ほのぼのとした可愛い絵柄の、
アカネさんのたっぷりマグに、
ゆったりしたフォルムの大寿さんのポットから、
暖かい飲み物を注ぐ景色が見えてきます。

13_kinooto_2718.jpg

タッチや質感など、まるで違うのに、
取り合わせてみると、
自然で温もりのあるハーモニーを見せてくれます。

13_kinooto_2714.jpg
黒釉ポット 5,250円 径10.5cmH12cm

作られた器は作り手の分身だと、
感じることがよくありますが、
お二人の作品から、
ご夫婦の睦まじさが伝わった来て、
幸せのお裾分けをいただけた、
そんな気持ちになります。

         甘庵



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しのぎ大鉢

樹ノ音工房の佐藤大寿さんのメイン器の、
しのぎのシリーズは、小皿から大皿や大鉢まで、
多用にありますが、
表現、表情としてしのぎが、
効果的で美しいのは大きい器の方が、
迫力と存在感が別物と感じます。

13_kinooto_2709.jpg

今日ご紹介する大鉢は、
その一つで、八寸の大きさで、
この価格はリーズナブルでもあり、
ゆったり盛りつける美しさを、
大変できるには大変お得です。

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鉢ですが浅めのフォルムは、
皿に近い使い方も出来て、
盛りつけや料理の受け取り方も広く、
使い出すと重宝する器です。

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白釉しのぎ大鉢 3,675円 径24cmH5cm

白いマットな釉薬は、
変化がしにくく、
気遣いの少ない器です。

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黒釉しのぎ大鉢 3,675円 径24cmH5.5cm

少し鉄色を見せる黒釉は、
料理を思いのほか華やかにする、
盛り映えする器です。

それぞれに、伝統的な和の料理から、
様々な国の食材料理まで、こだわりなく使えて、
美味しさを後押しし、引き立たせる器です。

           甘庵


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存在感のある小壺

樹ノ音工房展から今日は、
サトウアカネさんの加彩小壺をご紹介します。

土味がありながらも、
彩り豊かな一輪差しです。
季節の山野草が似合いそうです。

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加彩小壺楕円小 3,990円 W7.5cmD4.5cmH12cm
加彩小壺楕円大 4,200円 W9.5cmD7.5cmH14.5cm
加彩小壺小 3,950円 径6cmH13cm
加彩小壺大 4,935円 径6.5cmH14cm


フォルムからも安定感のある花器で、
水を入れて使えばより安定するので、
何かとせわしくて花器や花に引っかかり、
転倒させてしまうことが軽減され、
身近に花を生けたくなる一輪差しです。

13_kinooto_2711.jpg

アカネさんらしいアブストラクトな絵柄が、
オブジェとしても活きてきて、
一輪差しを反転させると違う絵柄で、
イメージが変化するのを楽しめます。

13_kinooto_2712.jpg

また、連作として、
複数の組み合わせで使うことで、
花器が見せる表情は広がりを見せてくれます。
小振りですが存在感のある花器です。

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三色のしのぎ飯碗

樹ノ音工房展から今日は、
佐藤大寿さんの器から、
フォルムと釉薬と素地の違いで、
それぞれに個性ある3つの飯碗を、
ご紹介してみます。

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白釉太しのぎ丸飯碗 1,785円 径11cmH6cm

白くマットな釉薬の飯碗は、
ボールといっても良い、
コロンとしたモダンかフォルムで、
マイボウルとしてカフェオレも似合う、
スタンス広く使ってみたくなる碗です。

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灰釉太しのぎ丸飯碗 1,890円 径12cmH5.8cm

白い素地に灰釉を施した飯碗は、
灰釉が淡い緑に発色を見せ、
しのぎの溝の流れだした灰釉が、
綺麗な禾目を見せています。
やきもの好きには魅力的な見所です。

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飴釉太しのぎ平飯碗 1,785円 径12cmH5.5cm

少し浅め形に飴釉の飯碗は、
ちょっとクラシカルで懐かしさを覚え、
温かみのある表情をもっています。
ご飯をおかわりしたくなる、
飯碗らしい飯碗です。

13_kinooto_2703.jpg

誰もが使う身近な器で、
手に持ち、口に触れ、
毎日使うからこそ、
器の原点として、
手を抜けないのが飯碗です。

13_kinooto_2704.jpg

大寿さんにとって、
三つのしのぎの飯碗それぞれが、
まさに「しのぎを削り」ながら、
飯碗としてのクオリティを求め、
作り焼き上げた飯碗です。

          甘庵


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食卓を楽しくする皿

樹ノ音工房展から今日は、
サトウアカネさんの7寸の加彩皿をご紹介します。

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加彩皿 3,360円 径21.5cmH3.5cm

明るく伸びやかな絵柄は、
グローバルな食材と料理が上る、
今の私たちの食卓で使える皿です。

13_kinooto_2698.jpg

伝統的な手法を現代的にアレンジしていて、
和食器ではないのですが、
かといって洋食器でもなく、
その意味でも、あらゆる料理を、
箸で食べてしまうことのある、
日常の食卓らしい器といえます。

13_kinooto_2696.jpg
加彩皿 3,360円 径21.5cmH3.5cm

絵柄の彩りを活かすために施された、
黒い素地に引かれた化粧土は、
温かみのある刷毛目が残り、
手書きの絵柄を暖かく引き立てます。

13_kinooto_2697.jpg

作り手の身の回りから、
モチーフを選んでいる絵柄も、
親しみがあり、温もりを感じ取れます。

絵柄を描くことで、
器の存在を主張しながらも、
料理をより美味しく、
食卓に楽しくするためという、
作り手アカネさんの思いが、
滲んでいる七寸皿です。

           甘庵



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使える鉢

樹ノ音工房展から今日は、
佐藤大寿さんの大小のしのぎ鉢を、
ご紹介します。

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飴釉しのぎ丸中鉢 3,150円 径16.5cmH6cm
飴釉しのぎ丸大鉢 3,675円 径19cmH6.5cm


マット白釉やサビ釉も届いていますが、
画像は少しクラシカルな釉調の飴釉です。
ボールと言い換えてもよい、
大寿さんのモダンなフォルムの鉢が、
しっとりとさりげない佇まいになります。

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ここがポイントです。
器としてもクオリティや品格が裏付けにあれば、
一見地味で控えめな器の方が、
料理を引き立てて、盛り映えさせる効果が高く、
様々な料理をゆったりと受け取り、
飽きのこない器として使われます。

13_kinooto_2691.jpg

この飴釉の鉢も、
そんな器に間違いありません。
何に盛りつけるか迷ったときに、
手元にあるので盛ってみたら、
想像以上に盛り映えしたり、
品格をもっていたりする、
裏切らないタイプの器です。

13_kinooto_2693.jpg

ご紹介していいる大鉢と中鉢は、
ちょうど入れ子になり、
収納性が高く、この二つあれば、
鉢やボールに盛りつけた料理に、
おおかた対応できることでしょう。

             甘庵



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白い花の鉢

樹ノ音工房展から今日は、
サトウアカネさんの黒加彩鉢をご紹介します。

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黒加彩大鉢 5,250円
径23.5cmH6.2cm


可愛い絵柄の器と同じ手法ですが、
素地の黒を白の化粧土の、
モノトーンで仕上げた、シックな鉢です。

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山法師かハナミズキか、
白い伸びやかな花弁と蕊だけを、
黒く焼き上がる素地の上に、
化粧の土で描いています。

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地の色も、花の色も、
土の持つ素材の色合いのため、
大胆な構図の花柄ですが、
落ち着いた表情を見せ、
料理を盛付けたときに、
一番活き活きする器になっています。

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樹ノ音工房さんの器の基本素地が、
磁器土を配合することで、
良く焼き締まり、丈夫で汚れにくい、
日常の器としての使いやすさを、
大切にしています。

この器は、施釉が薄めのところは、
焼き締めのような質感になっていますが、
染みこみにくい素地ですので、
電子レンジやオーブン料理なども、
後始末も楽です。
花のある華やかな器でも、
気兼ねなく使っていただけます。

        甘庵


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たっぷり目のマグ

樹ノ音工房展から今日は、
佐藤大寿さんのしのぎのマグを、
6種選んでご紹介します。

ビーンズカップという、
肩口から腰、高台へかけての、
緩やかに絞れれていく曲線が、
機能的な美しさを見せています。

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左:飴釉しのぎビーンズカップ 2,310円 径8.5cmH10.5cm
右:飴釉太しのぎビーンズカップ 2,310円 径8.5cmH10.5cm


同じ飴釉が細めと太めのしのぎで、
表情を変えてみせています。
飲み物の色を、
楽しめる配慮から、
見込みは白釉が施されています。

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左:白釉太しのぎたっぷりマグ 2,100円 径11cmH6cm
右:白釉しのぎたっぷりマグ 2,100円 径11cmH6cm


マットな白釉が施された、
しのぎたっぷりマグも、
しのぎの太さで随分と、
印象が違ってみえます。

13_kinooto_2684.jpg
左:黒釉太しのぎたっぷりマグ 2,100円 径10.5cmH6cm
右:飴釉太しのぎたっぷりマグ 2,100円 径11cmH6cm


同じくしのぎたっぷりマグの、
黒釉と飴釉ですが、
これもまた違う印象になり、
それぞれが質感まで違って見えます。

ビーンズマグもたっぷりマグのどちらも、
程よく八分目までいれて、200ccほど、
口切り一杯だとで300cc入ります。

         甘庵


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ほのぼの絵付けのサラダボール

樹ノ音工房展から今日は、
サトウアカネさんの加彩サラダボールを、
ご紹介してみます。
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化粧土や絵の具や線彫りで、
アブストラクトな絵柄や、
お母さんを感じる日常の風景の絵柄が、
ほのぼのした気持ちになるボールです。

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加彩サラダボール 3,990円 径18cmH8.5cm

色合いはしっくりした彩りなので、
絵柄の印象はあっても、
盛りつけに邪魔をすることはなく、
食べているとはっきり現れてくるのも、
絵柄のある器の楽しいところです。

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加彩サラダボール 3,990円 径18cmH8.5cm

たっぷり目の麺鉢や、
ゴロンとした煮物を盛ったり、
多用な鉢として日常で、
使いやすい大きさと形です。

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しっかり焼けているのも、
丈夫で、気兼ねなく使える、
嬉しくなる器です。

          甘庵


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マット白釉しのぎ皿

樹ノ音工房さんの作品は、
ご夫婦それぞれの個性が活かされて、
互いに引き立てあっていて、
会場も豊かな質感と彩りに満ちています。

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白釉しのぎ平皿中 1,680円 径14.5cmH2.1cm
白釉太しのぎ皿 3,360円 径21.5cmH4cm
白釉太しのぎ醤油皿 840円 径11cmH1.8cm


今日は佐藤大寿さんの作品から、
しのぎシリーズからマットな白い釉薬が施された、
皿を3種ご紹介いたします。

13_kinooto_2669.jpg

小さい方から醤油皿、中皿、7寸皿です。
佐藤さんのしのぎは太さが2種あって、
こちらは太めのしのぎです。

13_kinooto_2672.jpg

和の器らしい趣と気品を失うことなく、
モダンで今の食習慣に使いやすく、
洋食器のスタイルにある、
カップやコップとの組み合わせも、
たのしめるよう仕立てられています。

さりげなさの中に、
作り手の使いやすさへの思いを、
感じ取れる皿です。

           甘庵



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樹ノ音工房展がはじまりました

今日から、樹ノ音工房展がはじまります。
東北の歴史あるやきもの街「会津本郷」で、
伝統のなかから今を発信している、
樹ノ音工房のご夫婦、
佐藤大寿さんとサトウアカネさんから、
暮らしの中で活きる元気のある器が
いろいろと届きました。

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白と黒が中心でモノトーンが多い大寿さんと、
明るい彩りと可愛い文様を施すアカネさんの、
それぞれの個性ですが、
ご夫婦らしい睦まじしく引き立て合っています。

13_kinooto_2590.jpg

樹ノ音工房のお二人の作品からは、
日常食器としての、
使い勝手とお求めやすい価格設定が、
共通して感じ取れます。
使ってくださるお客さまを、
見つめて仕事をしている点が、
器を手にするぼくらにとって、
とても嬉しい作り手です。


会期は6月14日(金)〜25日(火)です。
16日、17月には作り手が会場に来てくれます。
少し梅雨空の予報が続きますが、
ぜひご来店ください。

           甘庵



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開放感のあるボール

巳亦敬一さんの個展も最終日になりました。
まだまだご紹介したい器があるのですが、
一つに絞らなければならないので、
今回の一番大きな作品のボール大をご紹介します。

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ボール石玉 大 モスG 18,900円 径23cmH9.5cm

ボールや皿で人気のある、
「石玉モスグリーン」シリーズの、
単品製作の大きなボールです。
柔らかさを残しながらも、
直線的に開いた綺麗なフォルムです。

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巳亦さんのガラス器には、
共通して感じられることがあります。
溶けたガラスを息で膨らまし、
広げ、形作られた緊張感を感じますが、
そこには、躊躇無く伸びやかに作られた開放感があり、
「大変だった」「これは手間がかかっている」といった、
作る側からのお仕着せがなく、
ガラス器を手にしたぼくらは、
「綺麗だな〜」「素敵だな〜」「可愛い〜」などと、
ただ素直に手仕事の感激をもらいます。

13_mimata_2538.jpg

それは間違いなく、
巳亦さんの確かな技に裏付けられた、
ガラスの魅力を伝えたいという、
三代目の職人魂から生まれてくるのではと、
甘庵は感じています。

               甘庵



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ベーシックなデザートカップ

今日は巳亦敬一さんの基本の仕事である、
定番商品からデザートカップをご紹介します。

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新スキデザートカップ 3,150円 径10.5cmH7.5cm

新スキというだけに、
基本はスキ(透きガラス)を、
制作段階で焼き焦がす感じで、
透きガラスの表面に黄金色の輝きを持たせています。

13_mimata_2541.jpg

そのため素地が黄色いのではなく、
特に電球色などでレトロな気配を醸し出すのですが、
素地に色が無く、明るいため、
重苦しい感じがなく、
使いやすい、盛りやすい器です。

13_mimata_2540.jpg

フォルムも昔で言う「かき氷の器」を、
連想できるちょっと懐かしくなるフォルムです。
カップ部分の大きさから、
デザートカップ意外にも、
サラダ、冷や奴と日常の冷たい総菜や、
夏の向付としても使いたくなる、
そんなスタンスの広い器です。

ベーシックなのは収納性にもあって、
棚の空間高さにもよりますが、
4客ぐらいは不安感なく、
重ねて収納できます。

盛って使って納めてが楽しく、
ベーシックなデザートカップです。

         甘庵


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四季折り折りの花を活かす花器

巳亦敬一展から今日は、
一輪差し2点をご紹介します。

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一輪差し(花) 茶 4,725円
径6cmH18cm


巳亦さんのガラス器の特徴である、
不透明な中に彩りを配した花器は、
涼やかさを感じながらも、
冷たさや寒さを感じさせないので、
四季折り折りの草花を、
気兼ねなく生けられます。

13_mimata_2415.jpg
一輪差し ベージュ 4,725円
径5.5cmH19.5cm


また、アースカラーの土ものの焼き物のように、
花の色も妨げることなく、
花を活かす彩りを持ちます。

さりげないフォルムは、
思う以上に安定感もあって、
水をいれて使う花器として、
間違いない性能は基本になっています。
   
            甘庵



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色々使える片口

巳亦敬一さんの彩りガラス展から、
今年の絵柄「花」シリーズの片口をご紹介します。
何よりまず片口なので、
八分目に水を入れて試してみると、
容積が350ccほどでした。

13_mimata_2533.jpg
片口(花) 小 4,410円 W11cmD7.2cm11Hcm 容積350cc

注いで切れを試すと、
意志を持って注いで切るかぎりでは、
実にスムーズに注げて、
心地よく切れます。

13_mimata_2532.jpg

この容積ならば、
冷たい日本酒や、一人ワインのデキャンタや、
麺汁や、ドレッシングなど、
入れる液体の色も楽しみながら、
いろいろ使えます。

13_mimata_2534.jpg

アシンメトリーな片口形が、
花入れとしても活きます。
また、水を入れると、
腰がスキガラスのこともあり、
水がレンズの効果を見せて、
片口を通して見る向こう側が新鮮です。

           甘庵


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何色って言えないガラス器

巳亦さんのガラス器の彩りは、
曖昧な表現しか出来ないことが良くあります。
ご紹介する皿もそんな一つです。

13_mimata_2417.jpg
皿 (花) ベージュ 4,830円 径17cmH5cm

浅めの鉢といっても良い、
皿としては深みのある形で、
見込み部分には今年の文様の、
淡い緑の地に白の花弁のトンボ玉を、
いくつか組み合わせた模様になっています。

13_mimata_2535.jpg
オフホワイト板の上に置いて外の光で撮影

それを取り巻く腰から縁への部分が、
ベージュのガラスパウダーを巻き取って、
色づけられています。

13_mimata_2528.jpg
淡いピンク色の紙の上に置き、室内で撮影

このベージュが少し赤味を帯びていて、
置いた場所の色や、照らされている光で、
色々な色合いをみせます。

13_mimata_2529.jpg
淡い黄緑色の紙の上に置き、室内で撮影

同じ場所でも、あたる日の光や天候でも、
微妙に違う彩りを見せるこの皿は、
不思議な楽しみになる、
何色っていえないガラス器です。

           甘庵



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シックなデザートカップ

巳亦敬一さんの個展から、
人気のデザートカップから、
今日はシックな色合いのこちらをご紹介します。

13_mimata_2456.jpg
デザートカップ浮輪 3,880円 径13cmH6.5cm

深く不透明な青のカップに、
浮き輪を思わせるアクセントの文様が、
3カ所に施されています。

13_mimata_2457.jpg


ステムは巳亦さんならではの、
ホットワークの技で作る、
四角いベースです。
しかも金属を焼き付けたような、
キラキラとする不思議な質感です。

13_mimata_2527.jpg

デザートカップですが、
シックな色調と気品から
夏の向付などの、
和の器としても活かされます。

13_mimata_2506.jpg

また、涼やかでありながらも、
寒々しいことないので、
四季を通して使いたいガラス器なのも、
巳亦さんのガラス器の特徴です。

            甘庵



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オシャレなデザートカップ

巳亦敬一さんのガラス器は、
日常で使える機能と価格を満たしていながら、
クオリティは食器の世界を越えています。

13_mimata_2514.jpg
デザートカップ蕾 R 3,675円 径12cmH7.5cm

ご紹介するデザートカップを例にして、
お話ししてみます。
色はベージュと、赤か緑でまとめられていますが、
カップにある赤は文様を埋め込んでいます。
これは、トンボ玉の要領であらかじめ作って置きます。
カップのベージュとステムの赤も、
色ガラスのパウダーを作っておきます。

13_mimata_2516.jpg
デザートカップ蕾 G 3,675円 径12cmH7.5cm

ここまでは、下準備です。
料理ならば仕込みと言うところです。
カップをステムの構成を、
文様を入れ、それぞれ色を巻き込み、
吹きガラスで作り上げます。

13_mimata_2513.jpg

ただ、ディテールを見ると、
カップ縁は輪花に処理されていて、
ステムのベースは四角です。
それぞれ型ではなく吹いている段階で、
巳亦さんの手業で施されていきます。

13_mimata_2515.jpg

出来上がりはさりげなくまとまっていて、
だからこそ、可愛い色合いでも気品があるのでしょう。
それは巳亦さんの高い手仕事の技が、
あってこその完成度高いオシャレなデザートカップです。

               甘庵



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黄金色に輝くグラス

巳亦敬一さんの個展から、
定番のこがね色に輝くビールグラスを、
ご紹介します。

13_mimata_2475.jpg
新スキビールグラス小 2,940円 径7cmH15cm

新スキビールグラス小とあるように、
実はこのグラスの素地は、
スキ(透き)ガラスで色づけはさせていません。

仕上げに炎の中で炙ることで、
輝きで黄金色が見えるようにするそうです。
素地の中の金属が表面に蒸着して、
そうなるではないでしょうか。

13_mimata_2508.jpg

その煌めきを強く、
より効果的に見せるために、
腰にガラスを着せて厚みを持たせ、
モールまで施しています。

点灯している灯りの種類や、
置いてある場所や、
受ける光と見る角度で、
煌めきを、色合いが変わり、
色がないのに、様々に表情をみせてくれます。

13_mimata_2507.jpg

ビールグラスですが、
高くないステムが持ちやすく、
マイグラスで色々な飲み物を楽しむ方、
デザートカップに使われる方と、
使い方にも広がりあるグラスです。

          甘庵


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陰影が煌めくデザートカップ

相変わらずファンが多い巳亦敬一さん。
個展が始まり3日目ですが、
正直なところ品薄になってきています。

今年は甘庵の予定の建て方が悪く、
巳亦さんの忙しい時の開催になり、
少しアイテムが少なかってしまい、
ご迷惑をお掛けしています。

13_mimata_2450.jpg
デザートカップ黄 3,885円 径14cmH5.5cm

それでも新作が多く、
またそれらの評判がよかったことも、
あるかと思います。

13_mimata_2451.jpg


さて、ご紹介する以上は在庫のあるモノにいたします。
通常のデザートカップよりは、
浅めのフォルムなことを、
彩りが少ないことで目立たず、
まだ在庫があると思いますが、
焼き物でいる高坏、向付として、
見ると実に使い勝手の良さそうなフォルムです。

13_mimata_2505.jpg

また、銀花の展示台の黒で、
色が見えにくいのですが、
カップ部分は仄かな黄色で、
立体的な市松の地紋が、
カットグラスのような、
煌めきのある陰影をつくりだします。

盛りつけた時にこそ、
料理を映えさせる力のある、
使いたいガラス器です。

          甘庵


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爽やかな花模様

今年の巳亦敬一さんの新作に、
多く使われているのが、
見込みの花模様を埋め込んだ器です。

13_mimata_2430.jpg
ボール (花) 3,465円 径11cmH5.7cm

理屈的には花模様になるトンボ玉を、
たくさん作っておいて、
それを器の底に花開くように、
仕込んでいくのですが、
理屈がわかっていても、
見事と感じ入る、
綺麗な花が咲いています。

13_mimata_2431.jpg

ご紹介しているのは、
このシリーズの小さなボールで、
手に納まるサイズの小付で、
お料理やデザートを、
爽やかに楽しめそうです。

花模様は自然の花が咲いているように、
一つずつの動きがあり、
どれを選ぶか、出会いになるか、
一期一会の巡り合わせになるところは、
手仕事の器ならではの醍醐味です。

            甘庵



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