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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

盛って食べ注いで飲んで

多用な器として代表的なソバ猪口を、
秋の器展から大小3種ご紹介します。

13_autumn_0054.jpg
井上奏 安南手そば猪口 2,800円
径9.5cm6.5Hcm


井上奏さんの安南ソバ猪口は、
たっぷりと大きめで、
小鉢としても大活躍します。
安南のお約束通りに、
多めに施した釉薬の下に、
ゆったり描かれた絵付けが、
ガンガン焼いて滲んだところが、
まだ若い作り手なのに、
趣あるとことは、師匠光藤佐さん譲りです。

13_autumn_0055.jpg
小野寺友子 白磁カップ 2,100円
径8.5cmH6.5cm


小野寺友子さんの白磁カップは、
多用な器のソバ猪口を、
モダンにデザインされています。
少し濁りのある素地は、
飲み物からデザートまでイメージが広がる、
ソバ猪口形の器です。

13_autumn_0056.jpg
鶴見宗次 手ひねり猪口 2,100円
径8.8cmH7cm


鶴見宗次さんのソバ猪口は、
手ひねりのテクスチャーが、
大きく見える存在感を持たせ、
料理が映えます。
釉がかからず、ざっくりして土味からは、
想像出来ないしっとりした口あたりです。
それは、素地に木灰を施し、
限界まで焼かれて、
ガラス質かしている器だからです。

素麺や冷や麦など冷たい麺が美味しい夏に、
出番の多くなるソバ猪口という印象がありますが、
盛って食べ注いで飲んで、
四季を通しで使い勝手が良い器ですから、
すこし「しっとりとこっくりと」した、
ソバ猪口を3種ご紹介しました。

             甘庵


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肴が美味ければ盃も重なる

四季のある日本だからなのでしょうが、
季節が移る頃には、
旬の食べ物のイメージが次々と広がります。
となれば、酒も呑みたくなるものです。

今日は酒注ぎと盃を、
ご紹介してみます。

13_autumn_1003.jpg
小野寺友子 銀彩注器 7,350円
W12.5cmD10.5cmH10.5cm
光藤佐 焼き〆ぐい呑み 各4,000円
左:径6.7cmH6.5cm
右:径8cmH5cm


一つ目の組み合わせは、
光藤佐さんの穴窯焼き締めのぐい呑みと、
小野寺友子さんの銀彩鎬酒注ぎです。

13_autumn_1004.jpg

渋いけど、艶やかな個性と持つ、
組み合わせです。

13_autumn_1001.jpg
鶴見宗次 手ひねり注器白 7,875円
W16cmD8cmH8cm
西川孝次 金型吹き込み盃 7,350円
径5.5cmH6.7cm
鶴見宗次 手ひねりぐい呑み 2,625円
径8cmH4cm


もう一組は、
西川孝次さんの金型吹き込み盃と、
鶴見宗次さんの手ひねりぐい呑みと、
同じ鶴見さんの手ひねり注器白です。

13_autumn_1002.jpg

西川さんのガラスには冷たさがなく、
切り抜きのある銅の帯に吹き込まれた、
たくさんのアワで白くなった素地は、
とても美味しそうです。
手ひねりで冷却還元で焼成されたぐい呑みは、
小さくても鶴見さんらしく存在感があります。

ご紹介した酒注ぎも、盃も、
どれも、器そのものが肴になる、
酒がより楽しく、ひと味アップする、
酒器ばかりです。

              甘庵



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スタートは秋刀魚

秋の味覚の一つに秋刀魚があります。
庶民の味も近年はなかなかの価格になってきました。
これも温暖化なのか、海流や水温の変化も原因の一つかと。

それでも、塩焼きの秋刀魚と新米のコラボは、
秋の味覚として味わいたいところです。
となれば、この長い魚を盛る皿が必要。

13_autumn_0102.jpg
小野寺友子銀彩舟形皿 7,770円
W33cmD12cmH3cm


小野寺友子さんもそう思って、
自分で使いたいところから、
秋刀魚皿として舟形皿を作ってようです。
ただ、それ以外にも四季を通して使いたいように、
少し深めにし、デザインも一工夫されています。

13_autumn_0103.jpg

ご紹介しているのは銀彩舟形皿で、
使っていくことで変化に趣があります。
陶器の釉薬が侘びて行くとも違う、
表裏に施された銀彩が酸化していく様は、
まさにいぶし銀の変化を楽しめます。

*電子レンジの使用はできません。

              甘庵


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黒くない黒釉鉢

光藤佐さんの黒釉鉢は、
何を盛っても映えることで、
人気が高い器です。

13_autumn_0109.jpg
ブ光藤佐 黒釉八角鉢 6.5寸 6,500円
対角19.5cm高さ7.2cm


その盛り映えの秘密の一つに、
黒釉といっていますが、
実は「黒ではない」言った方が、
正確かもしれない点です。

13_autumn_0108.jpg

鉄の発色の黒なので、
炎の加減で、赤や黄色を含んだ、
濃い色が重なった色です。

13_autumn_0051.jpg
光藤佐 黒釉六寸兜鉢 6,500円
径18cmH5.5cm


よく見かける量産の器にある黒は、
ただ黒く奥行きがないのですが、
光藤さんの作り出す黒は、
色合いに揺らぎがあるくらいで、
一つずつの違いや個性が生まれてしまうのですが、
とても、有機的な黒釉で、
不思議なほどに、
料理や素材を包み込み、
ぱっと華やがせます。

13_autumn_0236.jpg

何をもっても裏切らないし、
思った以上に美味しそうになるので、
ついつい盛りつけの際に、
手がでてしまうわけです。

間違いのなくお薦めできる鉢と、
言い切れます。

          甘庵



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たっぷり飲む

台風の影響もあって、
気温が低くても湿度が多くて、
今ひとつ心地よくない天気の荻窪です。

朝晩はヒンヤリしだすと、
冷蔵庫の麦茶の減り方が遅くなり、
食後は、暖かいお茶が飲みたくなって来ました。

13b_autumn_0011.jpg

たっぷりの焙じ茶が、
美味しい季節です。
そこで、色合いも釉調も秋色の、
村木律夫さんと久保田信一さんの、
こんな組み合わせでご紹介します。

13_autumn_0093.jpg
ブ村木律夫
チョーク描ポット 13,000円 700cc
久保田信一 灰釉鉄絵 蕎麦猪口 2,000円
径8cmH6cm


村木さんのチョーク描のポットは、
温かみのある形と使い勝手の良さ、
しっかり焼けていながらも、
こっくりとした土味が魅力です。

13_autumn_0094.jpg
村木律夫 チョーク描ポット 13,000円 700cc
久保田信一 長石釉 縞柄蕎麦猪口 2,400円
径9cmH6.5cm


久保田さんの猪口のしっとりとした仕上がりも、
やはり、しっかり焼けているからです。
結果として、汚れや匂いが移りにくく、
フリーカップでも小鉢にも使いたい、
出番の多い器です。

             甘庵


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荻窪銀花のネットショップ

夏休み以降に、整理していた、
HP内の「逸品をお届けいたします」が何とか整いました。
荻窪銀花で吟味しセレクトした器とお求めいただけます。

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巳亦敬一さんの補充品も少しですが届いたので、
ご紹介しています。
カップやソバ猪口など、
もう少しご紹介したい器があるのですが、
順次増やし、書き換えていきます。

ぜひご覧になってください。

           甘庵

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自分の皿

毎日の食に重きを置いて、
しっかりといただくには、
素材や料理と同じように器も大切です。
和の食習慣では、
器の選択がとても大切にされてきました。

13_autumn_0049.jpg
光藤佐 黒釉8寸皿 8,600円
径24cmH4.3cm


うつわ屋としては、
色々な選択が可能な今の暮らしの中だかこそ、
毎日使う自分の器は、
しっかり選んでいただきたいと願い、
橋渡しをし、お手伝いできればと思っています。

その基準として、
自分が一つは欲しいものを、
自分が使いたいものを、
いつも妄想しながら荷ほどきし、
展示しています。

13_autumn_0111.jpg
光藤佐 刷毛目鉢8寸皿 6,300円
径24cmH4.3cm


たとえば、マイカップのように、
自分の八寸皿は是非一枚持つべきです。
家族数同じでもいいのですが、
自分の好みで一枚持つことは、
結構楽しいものです。

とくに、日常のメニューには有効です。
カレー、パスタ、ハンバーグなど、
俗に言うお子様メニュー的から、
ワンプレートのしつらえ、
お造りの盛り皿、中華の炒め物と、
盛り映えして、丈夫で、気軽に使え、品格もある。

13_autumn_0115.jpg
藤田佳三 刷毛目8寸皿 6,300円
径24cmH4.3cm


普段の食卓にのぼり、
箸で食べる食事には、
お気に入りの八寸皿は無敵の器です。

            甘庵



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ことことと煮炊き

残暑があっても朝晩の涼しさから、
夏の間は気の重かった火を使うことが、
急に楽になってきました。
口も目もじっくりと火を通した、
味の染みこんが物が欲しくなってきました。
となれば、これ。

13_autumn_0202.jpg

今日は開催中の「秋色の器展}から、
光藤佐さんの行平鍋とミルクパンを、
ご紹介してみます。

13_autumn_0203.jpg
光藤佐 行平小 14,000円
フタ上までの高さ13.5cm本体の高さ8.8cm
内側の注ぎ口部分までいれて500cc


現代では行平鍋はアルミや銅といった、
金属の打ち出し鍋ですが、
『厚手の陶製の鍋で、土鍋の一種・・・。
在原行平(ありわらのゆきひら)が、
須磨(すま)で海女(あま)に塩を焼かせたという故事があり、
塩を焼くのに用いた器にちなんだものといわれている。』
と、辞書にあるように、
本来はこの土鍋はオリジナルの系統かも。

13_autumn_0204.jpg
光藤佐行平大 16,000円
外径17.5cm内径14cm
フタ上までの高さ15.5cm本体の高さ10.5cm
内側の注ぎ口部分までいれて1,000cc


それはともかくとして、
光藤さんスタイルのコロンとした腰回り、
ちょん切れたような可愛い口、
そしてしっぽの様な取っ手。

13_autumn_0205.jpg
光藤佐 鉄絵ミルクパン 10,000円
外径13cm高さ8cm
内側の注ぎ口部分までいれて600cc
共蓋はありませんが、市販の木ブタなどを使い実戦力のある土鍋です。


大小の行平鍋にも、
ミルクパンにも共通した、
何ともユーモラスで愛おしい姿です。

実際に、火の通りが緩やかで、
ごく弱い火力で、
何かことことと煮込んで見たくなる、
そんな3つの鍋です。

          甘庵



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こっくり粉引

昨日に続き開催中の「秋色の器展}から、
小野寺友子さん粉引をご紹介します。

13_autumn_0073.jpg
小野寺友子 粉引浅鉢大 6,090円
径26.6cmH5cm


素地の上、釉薬の下に白い化粧土を、
施した様子から粉引と言われた、
シンプルな仕事ですが、
作り手により表情は千差万別。

13_autumn_0075.jpg

小野寺さんの粉引はこっくりと、
ほっくりとしています。
化粧土を浸してかけるのではなく、
刷毛で施すので、
刷毛目粉引と言った方がいいのですが、
それほど刷毛目を残すわけではなく、
均一ではなく刷毛目にむらがあるところを、
狙っての手法の選択なのでしょう。

13_autumn_0070.jpg
小野寺友子 粉引ボール大 6,090円
径25cmH9.3cm


それもあって小野寺流の、
モダンな粉引に仕上がっています。

フォルムも同様に、
鉢ですがボウルと言った方が、
しっくりくる姿です。

13_autumn_0072.jpg

今の私たちの食卓は、
箸では食べていますが、
食材や料理は相当にグローバルです。
そんな食卓で自然な使い勝手なのが、
小野寺さんの器だと思っています。

          甘庵



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しっとり粉引

秋めいて来ると、
冷たい料理が多かった食卓に、
温かな料理や炊き込んだ料理が、
自然と多くなります。

13_autumn_0041.jpg
光藤佐 粉引寸5.5寸兜平鉢 4,000円
径16.5cmH4cm


器も合わせるように、
こっくりとした色合いや表情のものを、
選んびたくなります。

13_autumn_0040.jpg
光藤佐 粉引6.5寸兜平鉢 6.300円
径19.5cmH4cm


そんな気持ちにぴったりは、
灰釉がたっぷり掛かって、
しっとりした光藤佐さんの粉引を、
ご紹介します。

13_autumn_0039.jpg
光藤佐 粉引7.5寸兜皿 7,400円
径23cmH4cm


見た目は粉引らしい、
温かみのある柔らかな表情ですが、
光藤さんの粉引は日常食器として、
フルタイムで使えるようにと作られているので、
それはもう、気遣いなく、
何に、どのように使ってもOK。

13_autumn_0042.jpg
光藤佐 粉引兜5寸兜鉢 3,000円
径15cmH4.5cm


灰釉を少し厚めにかけて、
ともかく芯まで良く焼いています。
そのために、粉引として侘びるには、
少し時間がかかります。

でも、毎日ばんばん使っていただき、
人によって異なるにしても、
数年後に「あれいい感じに侘びてる」と、
そうなる日常の粉引です。

            甘庵



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秋色の器

昨夜は綺麗な満月がみられました。
夜風にも心地よい秋を感じ、
秋虫の音も聞こえていました。
涼しいと食のイメージも変わります。
味覚の秋といわれる楽しみな季節到来です。
となれば、器も秋の彩りが欲しくなります。

今日からの企画展、
秋色の器 こっくりとしっとりと 展は、
そんな食欲にも似た、
秋の食卓をより美味しくする器を、
集めてみました。

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13_autumn_0033.jpg
13_autumn_0058.jpg
13a_autumn_0007.jpg
13a_autumn_0012.jpg

是非ご覧になってください。

          甘庵



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アナログなネット販売

荻窪銀花はネット販売を運営しています。
個展などの企画展や選りすぐった逸品を、
なるべくわかりやすくご紹介しています。

13_fujita_0391.jpg
藤田佳三作品リスト

ただ、買い物籠などは付いてしません。
在庫数のカウントも、
手作業で書き換えています。
荻窪銀花の橋渡しへの思いから、
こんなアナログな方法をとっています。

13_kato_2201.jpg
加藤財 急須とポット

メール等でご注文を承って、
直ぐにお送りしないこともあります。

12_arakawa_0449.jpg
荒川尚也 宙吹きガラス

荻窪銀花は開店いらい33年の間、
基本的には直に手に取っていただき、
納得していただいて橋渡しさせていただくようにと、
心がけてまいりました。

13_tunokake_0455.jpg
片口・片口鉢

遠方からネットでのご注文いただくお客さまでも、
店頭販売と同じように納得していただいてから、
橋渡しさせていただきたいと思っているからです。

13_muraki_0414.jpg
鉢・小鉢

まずはおとり置きをしておいてから、
お客さまに応じて、
ご注文の器の大きな画像をお送りしたり、
サイズや特徴をお伝えしたり、
時には、使い方のアドバイスをさせていただいたり、
ご質問などにも出来る限りお答えしています。

買い物籠や自動のカウントも付けないのは、
橋渡しを甘庵自身が体で確認しておきたいからです。
全てを覚えているわけではないのですが、
器の在庫を状況を、
常に自分の感覚で把握しておくためです。

そのために、書き換え忘れるという、
アナログゆえの・・・、
いえ、粗忽者甘庵だからですね。
それでも、手仕事でつくられた器だからこそ、
橋渡しも、手作業ですることで、
ぬくもりをもってあたりたいと、
荻窪銀花では考えています。

               甘庵



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膨らんでいく丸み

予想外な雨や風で被害をもたらした台風がさって、
今朝は秋の気配を感じる、
清々しい空が広がっています。
田崎宏さんの個展も最終日になりました。

今日は丸い、あくまでも丸い花器を2点を、
ご紹介します。

13_tazaki_0351.jpg

ロクロで挽きだす時に、
中から膨らます作業で形作ります。
専用の鏝などを使う作業で、
こうしたものは総称して袋物といわれ、
ロクロ挽きの中でも難しく、技量が問われます。

13_tazaki_0305.jpg
ふっくら壺 28,350円 径16.5cmH16.2cm

また、作り手の個性が出やすいと、
ぼくは思っています。
作り手のイメージする造形美を、
そのまま内包した形。
そんな風に思えてなりません。

13_tazaki_0306.jpg
蕪壺 21,000円 径12.8cmH14cm

田崎さんの2点の壺も、
田崎さん好みの丸みが、
そのままそこに見て取れる気がします。
中からぐんぐん膨らんでいった丸み。
それがこの2点の壺の魅力です。

            甘庵



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美味しく飲めるから名前なんて

久々に台風上陸し、
夜半から荻窪も嵐です。
でも、通常通りに開店いたします。

今日も開催中の田崎宏さんの個展から、
美味しく飲み物をいただける器を、
3点ご紹介いたします。

13_tazaki_0335.jpg
コップ 3,150円 径7.5cmH8cm

コップは普通なら湯呑み、
グラスは煎茶碗、
フリーカップも湯呑みでしょう。

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グラス 3,150円 径8cmH7.5cm

田崎さんがそう名付けていらっしゃるのは、
きっと、名前にこだわらずに、
自由にいろいろ飲んでいただきたいからでしょう。

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フリーカップ 3,150円 径6.2cmH10cm

確かに、コップはソーサーと合わせて、
コーヒーや紅茶も似合います。
グラスは、冷酒をいただきたい姿。
フリーカップはビールや焼酎割も・・・。

滑らかな飲み口、
きめ細かい釉調、
掌の良さとくれば、
飲み物を決めこまず、
色々使いたくなるはず、
そう願ってのネーミングなのでしょう。

         甘庵



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命の息吹を感じる鉢

連休ですが台風の接近で大雨の荻窪です。
各地で大雨が降っていますが、
被害がでないように願うばかりです。

13_tazaki_0277.jpg
鎬手丸鉢 63,000円径18.5cmH10.5cm

開催中の田崎宏さんの個展から、
今日は田崎さんの作風満載の鉢を、
2点ご紹介します。

13_tazaki_0284.jpg
鎬手丸鉢 42,000円径17.5cmH10cm

2点とも峰を作り出すようにして、
鎬文を削り出した鉢ですが、
静かに張り出していく鎬文と、
流動的で躍動する鎬文という、
静と動の対応するイメージです。

13_tazaki_0278.jpg

この鉢は蕾や花弁を連想させます。
ゆっくりと開花させている、
自然の力を宿しているようです。

13_tazaki_0283.jpg

アシンメトリーな鎬文が施された、
こちらの鉢はからは、
水や雲の流れのような、
目に見えるスピード感に、
溢れています。

どちらの鉢からも、
命の息吹が注がれている、
力強い生命力を感じられます。

         甘庵


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お薦めの小皿

田崎宏さんの個展から、
何気ないけど良くできている、
お薦めの小皿をご紹介します。

13_tazaki_0531.jpg
左:四寸皿 1,785円 径13.7cmH2.7cm
右:三寸皿 1,050円 径11cmH2cm


プレーンな白磁の四寸皿と三寸皿です。
取り皿や手塩皿として、
それぞれに頃合いの寸法と形です。

13_tazaki_0532.jpg

和皿でありながらも、
洋皿としても十二分に使え、
料理を選びません。

13_tazaki_0333.jpg
マグカップC 3,675円径9.2cmH8.3cm
四寸皿 1,785円 径13.7cmH2.7cm


また、受け皿、ソーサーとしても、
合わせる器をより引き立たせ、
脇役の実力を発揮します。

13_tazaki_0339.jpg
そば猪口 2,625円 径8.2cmH7cm
三寸皿 1,050円 径11cmH2cm


日常の器として、
丈夫で使いやすく、
収納性の高く重ねられます。

さりげないけど、
気品があって飽きのこない、
お薦めの小皿です。

            甘庵



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伝統の中の今

開催中の田崎宏さんの個展から、
何気ないけど色々使える朝顔鉢を、
ご紹介してみます。

13_tazaki_0358.jpg
朝顔鉢 3,150円 径14cmH7.5cm

朝顔鉢の由来を紐解こう思ったら、
これ案外わからなくなりました。

朝顔の形から呼ばれたとすれば、
古くは和古書の「銘器秘話」に「、
朝顔手」という言葉が出ているようですが、
それは、もう少し深めで端反りのフォルムです。

13_tazaki_0314.jpg

その後、朝顔の栽培がブームになった江戸時代には、
高価ながらやきもの植木鉢が作られていたようです。
植木鉢としての朝顔鉢の始まりです。

13_tazaki_0315.jpg

でもまあ〜、難しく考えずに、
朝顔を連想させる鉢ということで・・。
田崎さんのアワ顔鉢は、
直線的で洋食器のイメージにも重なります。
その意味でも、使い方の広がりがあって、
スープや惣菜からデザートまで、
伝統の器でいて、
今、楽しめる鉢です。

            甘庵



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注ぎたくなる片口

開催中の田崎宏さんの個展から、
コロンとした形と、キュンとした口が、
可愛い形の片口をご紹介します。

13_tazaki_0298.jpg
酒注(鶏)3,675円 径9cmH9cm
ぐい呑み 4,200円
手前左:径7cmH4.9cm
手前右:径5.7cmH5cm


形の魅力と肌合いから、
酒を注ぎたくなる片口です。
オープニングパーティで、
日本酒を楽しむ田崎さんの姿を拝見して、
納得がいきました。

13_tazaki_0297.jpg
奥左:酒注 小 3,675円 径10cmH8.2cm
奥右:酒注  4,725円 径1 1.6cmH9cm
ぐい呑み 4,200円
手前左:径6.3cmH4.5cm
手前中:径6.5cmH3.6cm
手前右:径5.7cmH4.4cm


日本酒を酌み交わし、
友と、親しく心を通わせていく、
そんな宴で使いたくなる片口です。

するすると静かに注ぎ、
盃を満たしていく時が、
心も酌み交わせることでしょう。

道具でありながらも、
暮らしのなかで豊かさをくれるのが、
手仕事の器だからこその、
オマケだと甘庵は思っています。

             甘庵


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田崎宏白磁をYouTubeにアップしました

開催中の田崎宏白磁展会場と作品のスライドショーを、
YouTubeアップしました。



HPでご覧いただくと同じ画像でも、
表情や質感に違った発見があります。
ぜひ、ご覧になってみてください。

               甘庵

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間違いのない鉢

荻窪銀花で開催中の田崎宏さんの個展から、
日常の器としてお薦めの鉢をご紹介します。

13_tazaki_0356.jpg

間違いなく使い勝手がよく、
間違いなく盛り映えし、
間違いなく収納性が高く、
間違いなく丈夫な、
間違いなくプレーンなフォルムの、
3サイズの鉢です。

13_tazaki_0357.jpg

この鉢は見過ごしがちかもしれません。
それは、整った姿をしていても、
美しい釉調でも、
それ以上に控えめに仕上がっているからでしょう。

13_tazaki_0309.jpg
六寸羽反鉢 5,250円
径20.8cmH6.5cm


それは、器としてもっとも大切な、
盛りつけた時に、料理を映えさせ、
一番輝くためです。

13_tazaki_0311.jpg
五寸羽反鉢 3,675円
径17.5cmH5.5cm


間違いない器は、
おおかた地味な傾向なのですが、
この鉢もそんな間違いない鉢の代表です。

13_tazaki_0313.jpg
四寸羽反鉢 2,625円
径13.7cmH4.7cm


会津武士を彷彿させる、
作り手田崎さんらしい器なのかもしれません。

            甘庵



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三つの白いマグ

荻窪銀花で開催中の田崎宏さんの個展から、
今日は3つのマグカップをご紹介します。

13_tazaki_0325.jpg

同じ白磁のマグカップでも、
フォルムや鎬の削り出し方で、
それぞれの個性を引き出しています。

13_tazaki_0326.jpg
マグカップA 3,675円
径9.3cmH8cm



一つ目のマグカップは、
腰からゆったり端反りの口まで、
自然な広がりの形と、
腰部分に大きめの鎬を施された、
直線的でシャープにまとまっています。

13_tazaki_0327.jpg
マグカップB 3,675円
径7.7cmH8.8cm


二つめは腰に膨らみがあり、
口もとの下で少しくびれる姿と、
鎬も螺旋状に削られていて、
全体に緩やかな曲面をおびた、
柔らかな印象を持つマグです。

13_tazaki_0328.jpg
マグカップC 3,675円
径9.2cmH8.3cm


三つ目のマグカップは、
細かな鎬が施されていて、
釉だまりから、
わずかに青みを帯びて見え、
静かで繊細な印象を持たせる、
穏やかな表情のマグカップです。

毎日使う器だからこそ、
自分の好みで選びたいものです。
田崎さんらしさ活かされながらも、
それぞれに個性あるマグカップも、
候補にいれてみてください。

          甘庵



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コーヒーポットとドリッパーセット

田崎宏さんの個展から、
「あさつげどり」という気持ちのこもった、
ネーミングがされた、
コーヒーポットとドリッパーのセットを、
ご紹介してみます。

13_tazaki_0334.jpg
あさつげどり(セット) 17,850円
ポット 径12cmH16.5cm 700cc
ドリッパー 径11.5cmH8.5cmh10.5cm


清潔感ある白磁のポットは、
ス(茶こし)はなくピチャー形状です。
注ぐときのための蓋の摘みを、
トサカにしたたててあり、
ゆったりしたポットのフォルムと、
クチバシに見える注ぎ口という仕掛け。

13_tazaki_0330.jpg

市販のペーパーフィルターに合わせたサイズの、
同じ白磁でつくられたドリッパーと、
置きやすき安定感のある受け皿がつきます。

13_tazaki_0340.jpg
あさつげどり チャボ(セット) 14,700円
ポット 径10cmH13cm 300cc
ドリッパー 径9cmH6.3cm


コーヒー好きには、
香り高い朝のコーヒーの、
心地よい目覚めが、
豊かな気持ちの一日の始まりになります。

            甘庵


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花開かんとする壺

田崎宏さんの個展から、
一番の大作をご紹介します。


13_tazaki_0352.jpg
流線壺 262,500円
径21.5cmH28.5cm


腰から端までを、
一気に駆け上がる伸びやかな、
4本の線文が浮き上がる壺は、
今開かんとする蕾のような、
萌え出すエネルギーが感じとれます。

13_tazaki_0354.jpg
見込みを覗くと伸びやかなフォルムが、
ロクロで挽きだされたのがよくわかります。


少しだけ青みのある白磁が、
シンプルながらも有機的な、
息づかいがあるのは、
ロクロ成形の後に、
削り出して造形を生み出していく、
より田崎さんの手あとの残る作業が、
作り手の息吹を移しとっているのでしょう。

13_tazaki_0353.jpg
面をかえてみることで、姿が変わる発見があります。

小さな器からこの大作まで、
どれにも感じられる、
田崎さんらしさは、
伸びやかなふくらみと、
スピード感のある鋭さです。

それでいて、
ドンと構えた静けさを携えているのは、
会津をいう風土で育った田崎さんの、
感性に他ならないのではと、
甘庵は受け取っています。

            甘庵



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ふくらみと鋭さ

今日から会津の田崎宏さんの個展がはじまりました。
素地を活かしたシンプルな白磁のお仕事です。

13_tazaki_0291.jpg
五寸輪花鉢 3,675円
径17cmH6cm


今回の個展には、
花器や香炉の作品として存在感のあるものから、
鉢、皿、マグ、ぐい呑みなど、
日常で使い勝手のいい器までが並び、
白磁の清潔感が広がっています。
13_tazaki_0292.jpg

田崎さんの器に共通した表情は、
ふっくらとした柔らかなロクロ挽きと、
鋭く切れのある削りが共存してます。

13_tazaki_0293.jpg
四寸輪花鉢 2,625円
径13.5cmH4.5cm


ご紹介している輪花鉢も、
伝統的な輪花より花弁の数との形状を省き、
一方向に削ぐことで、
モダンなデザインの器に仕上げています。

13_tazaki_0294.jpg

底面が大きく、
素直に立ち上がる縁をもつ、
平鉢として使いやすい形状で、
使って楽しい器としてのお約束を、
欠くことなく仕上っています。

             甘庵



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田崎宏白磁展がはじまります

今年の夏は猛暑でしたが、
そればかりか、竜巻が発生したり、
秋雨前線で大雨が心配だったり、
天気が穏やかでないのが心配ですね。

暦は9月になりました。
9月6日(金)から銀花では初めての個展、
会津の田崎宏さんの白磁展がはじまります。
気持ちを変えて模様替えしました。

13a_tazaki_0267.jpg

13_tazaki_0288.jpg

13_tazaki_0303.jpg

清潔感のある、
実直な表情を見せる白磁の器が並びました。
是非ご覧になってください。

           甘庵



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連なる草花文の花入れ

今日逸品展からご紹介するのは、
藤田佳三さんの色絵の花器です。

13_ippin_0256.jpg
藤田佳三 色絵四足花入れ 21,000円
W8cmD5.5cmH19cm


粉引ベースの柔らな白に、
藤田さんらしい、温かみのある絵柄が、
呉須の下絵、赤絵と緑の上絵で、
描きだされています。

13_ippin_0257.jpg

粉引の白い素地を空間として活かし、
表裏を2面の側面に描かれた草花文は、
緩やかに連なりを見せて、
花の庭を切り取った様な、
空間を見せてくれています。

13_ippin_0258.jpg

もう一つの特徴として、
これまた藤田さんらしい、
とても可愛らしい四つの足が、
この花器をより魅力的にしています。

          甘庵


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繋がっていって欲しい仕事

今日逸品展からご紹介するのは、
山葡萄の手提げ籠です。

13_ippin_0254.jpg
山葡萄手提げ籠 乱れ編み 7,3500円
W32cmD14cmH37cm(本体h26cm)


近年になって、
その魅力を認められながらも、
日本の山で育った蔓で、
手慣れた仕事で編み上げた、
籠が少なくなりつつあるようです。

山を管理し恵みを授かり、
伝統の技を引き継いでいくことが、
厳しくなって久しいようです。

13_ippin_0255.jpg

残念ながら国外で出来たものや、
素材を使うことで、
価格が抑えられるため、
それらを手にする方も多く見かけます。

それはそれで良いのでしょう。
ただ、和の工芸の厳しい現状として、
繋がっていって欲しい仕事を、
応援するには、内容を理解していただき、
手仕事を見極める力も、
繋がっていって欲しいと願うばかりです。

              甘庵



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個性的なガラス鉢

今日も朝から暑い荻窪です。
逸品展からご紹介する器も、
少しでも涼しげな方が・・・と、
今日もガラスになってしまいました。

13_ippin_0246.jpg

昨日の荒川さんの澄んだ素地を活かしたガラスとは、
またひと味違うガラスの魅力を見せてくれる、
3つの鉢です。

13_ippin_0247.jpg
西川孝次 青浅鉢 17,850
径22cm7.5cm


西川孝次さんの全体にアワを巻き込んで、
重なる色の織りなす複雑な彩りを持つ、
エキゾチックな気配もある鉢です。
日常で使いやすい形は、
盛りつけやすく、使い勝手が良い鉢です。

13_ippin_0248.jpg
巳亦敬一 ボール(石玉線)アワ入 大 18,900円
径19.5cmH7cm


巳亦敬一さんの鉢は、
不透明な色ガラスと巧みな技で、
楽しいガラス器を見せてくれます。
中心に向かって緩やかにねじれる、
ベージュと点線状のアワが、
動きのある文様を見せています。

13_ippin_0251.jpg
巳亦敬一 台付皿(モスG)石玉線 28,350円
径22cmH6cm


もう一つの巳亦さんの鉢も、
ねじれる動きを見せていますが、
こちらは落ち着いた緑と白が重なり、
大理石や瑪瑙のような、
重厚な彩りをみせています。

秋風を感じ初めても、
まだまだ暑いこの時期にも、
活躍する3つのガラス鉢です。

           甘庵


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