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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

中條正康展がはじまります

中條さんファンのかたお待たせいたしました。
隔年の個展が明後日11月1日(金)からはじまります。
初日は中條さんが会場にいらっしゃいます。
11月12日(火)まで開催いたします。

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ぼのぼのとした絵付けが隅々まで描かれた器は、
手にした人の心をあたためます。
可愛い絵柄と色合いなのに、
気品があって飽きのこない、
使うのが楽しい器です。

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現在、荷ほどき真っ最中です。
開ける器のどれもが可愛くて楽しくて、
ついつい手が止まり眺めてしまい、
まだ途中ですが、一休みしながら、
ブログでご紹介させていただきました。

               甘庵


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モダンデザインか彫刻のようなピチャー

鶴見宗次さんの個展も最終日になりました。
気品があるのに、気どらずに色々使えて、
料理がとても映える器なので、
甘庵は強くお薦めしている器ですが、
近年は焼き締めへのご理解が、
すこし減っている気がしてとても残念です。

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だからこそ、ちょっと大きな声で・・・。
いえ、もじなのでその気分で、
今日のピチャーをご紹介します。

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素晴らしく綺麗なフォルムをしています。
焼き物としての土味も良く、
しっかり焼けて、冷却還元の黒が、
しっとり艶やかです。

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造形は、まるで北欧デザイナーの、
モダンなピッチャーを思わせます。
と、同時に彫刻の質感と仕上がりの高さです。

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見ているだけでも飽きないほどの、
美しさをもっていて、
それなのに、持ちやすいハンドル、
注ぐの楽しくなるほどの注ぎやすさと、
スパッと止まる水切れ。
機能も一級品です。

13_turumi_0197.jpg

つまり、とっても格好いいピチャーです。

          甘庵


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小振りでも存在感あります

整った器は画像だと、
小さくても大きく見えることがあります。
今日ご紹介する鶴見宗次さんの、
角小鉢と豆皿もその例になります。

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バランスが整い質感が高いために、
3寸(9cm)ほどの大きさとは思えない、
存在感を持っています。

13_turumi_0131.jpg
はがきの上に二つが乗ってしまうほどの大きさです。

こういう器は使った時に、
「山椒は小粒でぴりりと辛い」器になり、
少量ながらアクセントになる料理などを、
バックアップする盛り映えになります。

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角小鉢 2,625円 □9.5cmH4.5cm

整ったフォルムでした、
気どった気配はないので、
出番の多い大きさですから、
普段の器として使っていただけ、
そうして使うことで、
肌合いや表情はよりしっとりとして、
ますます存在感のある器になります。

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豆皿 1,260円 径9cmH2.5cm

小さくてもよく見れば、
一つずつの顔も持ち、
自己主張もする器です。
器も好みうや相性もあるため、
お気に入りを見つけてしまうと、
愛着も増していく器でもあります。

           甘庵



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盛り映えする片口

久々の秋日和で日差しが心地よい日曜日です。
季節感を楽しめる一日になりそうです。
和食が無形文化遺産への登録が決まりそうです。
嬉しいニュースですね。

世界の色々な料理が入って来ていて、
いろいろ食べたいところが、
食に思い入れの深い日本人なのでしょう。
それでも、普通一日3食の食事のうち、
せめて一食でも和食にして、
文化として見つめることにして欲しいところです。

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片口 白 5,250円 径15cmH8.5cm

ヘルシーな和食として世界的にブームな点など、
認められた背景があるのでしょう。
と同時に、季節感を取り込んだり、
盛りつけの楽しみも是非とも意識して欲しいところです。

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となれば、器もとても大切な部分です。
盛りつけしてはじめて料理として、
出来上がると思います。
器好きなうつわ屋としては、
ぜひともそのあたりにも、
注目が届いて欲しいと願います。

ということで今日ご紹介するのは、
鶴見宗次さんの個展から、
手ひねり片口白です。

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もちろん鶴見さんが作るので、
口は形だけでなく水切れ抜群ですが、
この鉢は、盛り映えすることを、
意識して作られています。

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鉢形の片口で、
口も見込みの広く、
化粧することで木灰の発色も、
溶けて流れる綺麗な緑がたのしめます。

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料理を選ぶことなく優しく包み、
手を掛けた料理の最後の仕上げに、
より美味しそうに華やかに映えさせます。

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湯呑み3種

冷たい雨が降り続けていますが、
荻窪は午後になれば上がりそうです。
開催中の鶴見宗次さんの器を見に来てください。

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その鶴見さんの個展から、
今日は3種類届いている、
湯呑みをご紹介します。

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ころんとした丸い湯呑み。
猪口形の器にも使いたい湯呑み。
細めで長い「切立」と言われる形の湯呑み。
この3種類です。

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湯呑み 丸 2,100円 径8.5cmH6.3cm

湯呑みですが、
ソバ猪口形以外の形も、
丸にちょっと料理を盛ったり、
切立に野菜スティックを添えたり、
使いたくなります。

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湯呑み 猪口形 2,100円 径8cmH5.3cm

また、どの湯呑みも、
お酒や濁り酒とかも、
似合いそうです。

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湯呑み 切立 2,100円 径7cmH8.5cm

湯呑みという名前には、
あまりこだわることなく、
自由な使い方が楽しい器です。

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碗と丼の家族

また週末に台風がやってきます。
大きな被害がないことを願うばかりです。

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鶴見宗次さんの手から生まれた、
基本の形の椀を3種と丼2種をご紹介してみます。
並べて見ると絵本ならば、
碗の三兄弟と丼の夫婦の家族です。

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鶴見さんの手で生み出す基本の造形の、
丸くて温かな土肌が、
掌の中に心地よく収まります。

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小椀 2,100円 径10cmH5.5cm

碗も丼も、焼き締めなのに、
手にしたときにごつごつ感はなく優しく、
口あたりが丸く滑らかで、
土臭さが全くありません。

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飯碗 小 2,940円 径11.5cmH6cm

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飯碗 大 3,150円 径12cmH7cm

土の限界まで焼き切って、
芯まで良く焼けていること、
全体に掛けてある木灰が、
素地と解け合ってガラス化して、
艶こそないのですが、
釉薬と同じ作用をもたらしています。

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どんぶり 小 4,200円 径14cmH7.7cm

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どんぶり 大 5,250円 径16.5cmH8.3cm

匂いや汚れが染みにくく、
硬質で使い勝手がよい、
盛って映え、注いで飲みやすい、
毎日の碗と丼です。
日常の中で使いたい焼き締めの器です。

           甘庵



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ころんとした片口

今日は鶴見宗次さんの個展から、
鶴見さんらしいころんと、
丸みが可愛い片口を大小をご紹介します。

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ロクロを使わずに手から生み出された、
掌のぴったり納まる丸さが、
手に馴染む片口です。

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丸い本体から少し摘んで出した口が、
生き物の姿を連想する可愛らしさで、
一つ一つの表情が与えられ、
それぞれの個性が生まれています。

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片口 丸小 3,150円
径9.5cmH8cm
八分目で200cc


短い口ですが、
これが実に水切れがよく、
盃に少しずつ注ぐことを、
自由な加減で楽しめます。

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片口 丸大 5,250円
W15.5cmD12cmH8.5cm
八分目で400cc


鶴見さんの器に共通している、
見かけより容積がある点は、
この大小の片口にも言えます。
八分目に入れて小で200ccほど、
大で400ccほど入ります。

静々とお酒を注ぐことをイメージして、
作られた片口だと思いますが、
匂いも移りにくく、愛らしい形なので、
ドレッシング、ソース、割り下、出汁など、
自由に使って食卓で活かして欲しい片口です。

            甘庵


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四角と丸の七寸皿

開催中の鶴見宗次さんの個展から、
四角と丸の二つの七寸皿をご紹介します。

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七寸皿 6,825円
径21cmH3.5cm


冷却還元で黒く焼き締まった素地は、
想像以上に優しく料理を受け止めて、
華やかに盛り映えして、
美味しさをより引き立てます。

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四方皿 7,350円
□21.5cmH5cm


釉薬は施されていませんが、
土の限界までの高温で焼かれていて、
たっぷり掛けた木灰が、
すっかり溶けて素地に吸われ、
全体がガラス化しています。

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そのため、堅く丈夫で、
匂いや色が染みこみにくく、
扱いも楽な日常の器になっています。

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長い定番になっている丸皿と、
近年の人気アイテム四方皿は、
和の器としてだけではなく、
毎日の食卓にのぼる料理が似合います。

たくさん使いこんでいただき、
ガンガン洗っていくことで、
焼き締めのざっくりして肌も、
少しずつですが、
滑らかになっていきます。
色こそ変わらないのですが、
しっとりして表情になっていきます。
使いこむ楽しさは手仕事の器です。

            甘庵


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白い焼き締め

鶴見宗次さんの手ひねり焼き締めの器は、
冷却還元を施して素地を黒く仕上げ、
釉薬の黒色とは異なる、
マットな黒さが特徴になっています。
その中にあって、白い焼き締めを選べるのは、
個展ならではの楽しみです。

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丸鉢 白 9,450円
径22.5cmH7.5cm


素地に白化粧して木灰を施した白と、
白い素地そのままに木灰を施した、
2種類の丸鉢をご紹介してみます。

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丸鉢 灰 9,450円
径22cmH7.5cm


それぞれに木灰が溶けきって、
ガラス化して見込みに流れ込み、
オリーブグリーンの溜まりができています。

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1300℃を越えるところまで、
焼かれて木灰が溶けて、
流れた表情は焼き締めならではの、
炎の醍醐味を感じ取ることが出来ます。

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溶けた木灰がガラス化して、
高台裏に回り込み固まると、
棚板からとれなくなってしまうので、
常滑海岸で集めた貝を、
トチン替わりにするため、
貝の目跡がみえる「貝高台」を、
洗うたびに楽しめるのは、
やきもの好きの心をくすぐります。

鶴見さんの器に共通する特徴の、
「盛り映えする」ことも間違いなく、
広い見込みと縁がすっと立ち上がったフォルムが、
使い勝手のよいバランスに仕上がった鉢です。

              甘庵



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鶴見宗次さんのポット

今回の個展で甘庵にとって一番の驚きは、
ご紹介する新作のポットです。

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鶴見さんの片口やピチャーや酒器などの、
注器の水切れが抜群で、
ハズレがほぼないと言って良い仕上がりでした。

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ポット 小 9,450円
W18cmD11cmH9.5cm
容積400cc


水切れは理屈で解明出来るのですが、
実際に粘土で作り高温で焼き上がるまでの、
縮み、歪みなどを計算していても、
なかなか思うようにならないもので、
作り手の感性が大きく左右している気がします。

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ポット 大 10,500円
W19cmD11.5cmH10.5cm
容積500〜600cc


その点でも注ぐ物が上手い鶴見さんには、
かなり前から鶴見さんの急須やポットを、
見せて欲しいとお願いしていましたが、
急須の大産地で、名人が多い常滑にいるために、
避けられてしまいました。

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あきらめていてところに、
届いたポットは、
良い意味での青天の霹靂でした。
しかも、ス(漉す部分)が実に丁寧な作り。
鶴見さんの造形全体に共通する、
おおどかな、緩やかな表情からは、
正直なところ、こんな細やかな仕上がりは、
想像していませんでした。
鶴見さんごめんなさい。

さっそく、水で試したところ、
どっと注ぐ感じではありませんが、
静かに丁寧にお茶を注ぐ感じは、
実に繊細な注ぎ心地で、
もちろん、スパッとした水切れでした。

作りに無駄な厚みがないので、
見かけよりたっぷり入るところも、
使い手にとっては嬉しいポットです。

               甘庵

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鶴見宗次展をYouTubeにアップしました

鶴見宗次展の作品画像をスライドショーにして、
YouTubeにアップしました。



HPとはまた違った、
鶴見さんの器の表情が見えたり、
少しだけイメージも変わります。
ぜひご覧になってみてください。
 
           甘庵



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配慮された納まりの角鉢

今日は鶴見宗次さんの個展から、
角鉢をご紹介します。

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ロクロを使わずに形を作り出す鶴見さんですが、
器は、基本的には丸い形が中心でした。
角鉢や角皿は、この数年で充実し、
完成度の高くなったアイテムです。

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角鉢 小 黒 5,250円
□14cmH6cm


丸い形のものより、
より手も掛かるようですが、
ロクロや型鋳込みにはない、
鶴見さんらしさが一層濃く、
見て取れる仕上がりです。

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角鉢 中 黒 8,400円
□19cmH6.5cm


見込みと立ち上がりの際の納まり。
高台、腰、側面と続くライン。
見込み側も外側も、四角の隅の納まり。
ここの細やかで丁寧な処理は、
長くロクロを使わない器作りのノウハウが、
積み込まれています。

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角鉢 大 黒 15,750円
□22.5cmH9cm


それは実際に使い勝手に、
大きく反映しています。
角のない穏やかな隅は、
洗うときに実感できます。
少し舐めてある端の処理は、
重ねて収納するときに配慮しています。

釉薬を施さない焼き締めは、
男だてのざっくりして表面から、
使い勝手や盛り映えを懸念したり、
避けられる方がいるようですが、
これこそが、日本の食卓、
和の器としてしか使われない、
ある意味もっとも日本的は器です。

それはつまり伝統的に、
和の食材、料理が映えるからこそです。
鶴見さんの焼き締めは、
モダンでもあるので、
日常の食材、料理がとても映えます。
器が好きな方、興味ありながら、
まだ焼き締めになじみがない方には、
ぜひともトライして欲しい器です。

            甘庵



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手あとの美しい花器

鶴見宗次さんの個展がはじまりました。
初日の今日10月18日(金)は、
鶴見さんが会場にいてくれます。
是非お出かけください。
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花器 黒 31,500円
W17cmD16cmH27cm


DMが花器であったように、
今回は存在感のある花器が多く届いています。
姿形や肌合いは一つずつですが、
一群の作品としてとらえると、
より迫力が高まります。

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どれもが、膨らみの箇所と、
削がれた箇所で構成されています。
多くのやきものがロクロで挽き延ばし、
ナイフやヘラで削りとって造形するところを、
手ひねりで形作るために手あとが残り、
ロクロにはない不連続な面が続きます。

13_turumi_0017.jpg
花器 白 31,500円
W19cmD13cmH25cm


また、釉薬ではない、
素地に馴染み吸い込まれる、
木灰を施して焼き締めているため、
自然は岩肌や石のような、
質感を見せています。

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花を生けると、
自然の中に咲く花のように、
花器が受け止めます。

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花器 黒 31,500円
W17.5cmD9cmH26cm


制作過程では正面も裏もなく、
全ての面に意味を持たせてある、
そんな感じを受ける花器です。

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花を生けていなくても、
グルグル回して、
手あとの美しい表情が変わるのを、
一人楽しんでいる甘庵です。

         甘庵


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鶴見宗次 美しい手あと展

鶴見宗次さんの個展がはじまります。
鶴見さんの器は、
ロクロで挽きだすのではなく、
手ひねりで一つずつ作り出しています。
彫刻の造形に似た手あとの美しさが溢れています。

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木灰をたっぷりかけて冷却還元で焼くことで、
自然釉が掛かった焼き締めの表情を見せ、
盛り映えする器に仕上げています。

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今年は、お得意の花器が豊富です。
一つずつが個性のある逸品ばかりです。
これはなかなか見応えがあります。

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急須やポット、小振りの片口など、
魅力のある新作も豊富です。
ぜひ、会場で手にとってご覧ください。

            甘庵



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文箱に込められている思い

武井順一さん文箱には、
木々の様子が彫られたものが、
多くあります。
今回の荻窪銀花の個展い届いているものも、
そんな一連の作品です。

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文箱「芽吹き」 84,000円 朴 拭き漆
W35cmD26cmH11.5cm


芽吹く木々の、勢いある生命力が、
蓋の上面いっぱいに彫られています。
伸びやかな芽吹きの力強さが、
伝わってくる作品です。

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今までに拝見したもので、
林の様子が描かれたものなど、
木々の持つ活き活きしたエネルギーを、
感じとれるものが印象的です。

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そこには、武井さんが仕事として、
真摯に木々と向かいあって来た故の、
木々への敬愛の一端が、
滲み出している気がします。

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芽吹き、成長し、木材となり、
削り、彫り、作品や器になる。
その後にも芽吹き繰り返されてきた、
木々の輪廻から受ける恩恵への、
感謝も込められている気がしています。

少し話がそれるのですが、
武井さんは小諸に移られてから、
土に触れる機会を持たれて、
庭先の畑で野菜を育てられています。
種や、苗木から収穫までのサイクルから、
得た思いや教訓は、武井さんのもの作りの姿勢に、
深みを増したように思えます。
大地の恵みへ感謝からなのでしょう。

話がずれたついでに、
大地の恵みのお裾分けの秋の収穫をいただきました。
武井さんと大地に、ぼくもご馳走さまと感謝。

              甘庵


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木の靴べら

今日は武井順一さんの個展から、
踵に柔らかな靴べらをご紹介します。

靴べらと台部分はナラで、
靴べらを受ける円筒部分はヒノキで、
3つのパーツで構成されています。

13_takei_0154.jpg
靴べら・靴べら立て 12,600円
ナラ・ヒノキ ウレタン仕上げ
径12.5cmH47cm/


主役の靴べらは、
堅く粘りがあるナラから削りだされた、
モダンなフォルムで、
滑らかな曲線は心地のよいグリップ感を、
与えてくれています。

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受けの円柱はヒノキ材を丁寧に刳り、
一カ所スリットがあります。
乾燥による割れ防止もあるのですが、
靴べらの納まり場所になり安定します。

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ベースのナラ材は、
材として密度の高い、
重い部分を選んでいて、
背の高い靴べらを無造作に立てても、
揺らいだり倒れることがないという、
配慮がある組み立てになっています。

玄関先での使っても一日一回の道具ですが、
使い勝手の良さが、
出かけるときの気持ちを、
上昇気分にさせてくれる、
素敵なフォルムがアクセサリーにもなる、
玄関のアイテムです。

            甘庵



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心地のよい歪み

武井順一さんの個展から、
取っ手の付いた鉢をご紹介します。

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山桜取手付器 25,200円 山桜 拭き漆
W24cmD16cmH7cm


椀と言うには大きいサイズで、
サラダボールとしては小振りな、
両手の中に抱えると、
なんだか幸せな気持ちになる、
肌合いと重さの器です。

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標準的ではないのは、
サイズだけではなく、
ハンドルが付いていて、
上から見ると丸ではなく、
手彫りだからこそできる、
緩やかな歪みを見せる、
柔らかな稜線を持つ有機的な姿です。

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見込みも、外側も、
刃のあとを積極的に残した表情は、
木の温もりをそのままに、
強く伝えてくれる仕上がりです。

使い方を工夫するのが、
楽しみなになる逸品です。

           甘庵


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懐かしいブックエンド

武井順一さんの個展から、
今日はブックエンド(本立て)をご紹介してみます。
私には、なぜか懐かしい道具に感じました。
スチールやアルミなど無機質で機能的であればと、
使っていた道具になっていました。

13_takei_0157.jpg
ブックエンド 31,500円 ヒノキ・桜 拭き漆
L:W13.7cmD13.2cmH23.5cm
R:W13.7cmD13.2cmH21cm


それは私自身の本との距離感が、
遠のいていることにも、
関係しているかもしれません。

身近に本を置くことも、
その空間も少なくなり、
文字もパソコンやスマホから、
目に入ることの方が、
多くなっているかもしれません。

13_takei_0158.jpg

届いている本立てに、
レイアウトのために、
古い銀花を数冊立てて見ました。
杉浦康平氏の美しい装丁が改めて目に入ります。
ブックエンドは本を愛する気持ちに、
沿った道具なんだと、
この年になり感じとれました。

装丁までが本の内容に、
リンクしていることは感じていました。
読み流せば良いと思う小説を、
図書館で借りていると、
新しく借りてきた本を数行読んで、
「ああ〜読んだことある・・」
同じ本を借りてしまうことがありました。

13_takei_0159.jpg

小さな文庫本でも手元にあったり、
ホコリだけでも本棚にあるものは、
そういうことがなかった。

ましてや、装丁が記憶に残る、
美しい本を、意図せずして、
繰り返し読み出すことなどあり得ません。

懐かしい道具「ブックエンド」は、
スペースの整理だけではなく、
心のありようにも大切な、
豊かさをもって整理をする、
道具なのかもしれません。

         甘庵



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遊びのある仕事

武井順一さんの木の仕事は、
日常に使う器や道具でありながらも、
美しさや楽しさをもっている木彫です。

今日ご紹介する「パン立て」にも、
遊び心がいっぱい詰まっています。

13_takei_0145.jpg
パン立て 21,000円 カツラ・シナ 拭き漆/ウレタン
W24cmD14.5cmH14cm


カリッと焼いたトーストが、
しっとりしてしまうと悲しいものです。
冷えたお皿にのせると、
結露してしまい、しっとりしてしまいます。
焼きたてのカリッと感を、
維持するためにあるのが「パン立て」です。

13_takei_0143.jpg

多くは針金で出来たものですが、
武井さんがつくると・・・ちょっと遊んで、
受ける部分が並んだパンの輪切りです。

13_takei_0144.jpg

いかにもパンらしい色合は、
シナの木の素材を活かしています。
下の台は汚れにくくシックに、
漆仕上げてあります。

パンをパンで支えて立てる遊び心が、
朝のトーストを味わいに、
楽しみが加えられます。

            甘庵



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見る人のイメージで広がる木彫

武井順一さんは普段使いの匙や器や家具から、
木彫まで仕事の巾は広いのですが、
共通して感じ取れる点に、
使う人、手にした人が、作品のイメージを、
膨らませていくゆとりを持っていることだと、
甘庵は思っています。

13_takei_0037.jpg
母と子 84,000円 ヒノキ オイル仕上げ
母と子:W17.5cmD10.5cmH16cm
台:W30.5cmD23cmH7.5cm


匙や器には、手慣れて馴染んでいく、
先を読んだ仕事で、
彫り後を残した、一歩出前で押さえています。

13_takei_0131.jpg
武井順一さん撮影

木彫も、一歩手前で押さえていて、
特に表情はほとんど施されていません。
それなのに、表情が見えます。

13_takei_0072.jpg
エンゼル 21,000円
ホウ ウレタン仕上げ
W4.5cmD7.5cmH26.5cm


というより、甘庵には見えるのですが、
それは、他の方とは違うのでしょう。
見る人それぞれのイメージが、
広がるゆとりを持たせるように、
彫っています。

13_takei_0136.jpg
武井順一さん撮影

そのせいでしょう。
見るときどきで、違った印象や、
表情がみえます。
匙のや器のように使う目的を持たないけど、
見る人、手にした人が、
心で使うのでしょう。
それが木彫の面白みなのでしょう。

            甘庵


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ベストセラーのスープカップ

武井順一さんの仕事のなかで、
毎日使う器として一番人気で、
ファンに愛用されているのが、
今日ご紹介するスープカップ&スプーンです。

13takei_0020.jpg

もともと木の器を好み、
日常で木の椀を使ってきている、
和の器文化ですから、
料理によって椀ではそぐわないけど、
木の器でいただきたいと、
思っている方も少なくないはずです。

13_takei_0088.jpg
スープカップ・スプーン 15,750円 山桜 拭き漆
カップ:W17cmD12.5cmH6.5cm スプーン:L=17cm



今回は、レギュラーサイズに加えて、
小と大も届いて3サイズが、
ご覧いただけます。

13_takei_0087.jpg
スープカップ・スプーン小 13,650円 山桜 拭き漆
カップ:W15cmD11cmH5.5cm スプーン:L=15cm


木目や木肌はそれぞれですが、
ほぼ同じ感じに作っているので、
必要数のご注文を承れる器です。

13_takei_0089.jpg
スープカップ・スプーン大 17,850円 山桜 拭き漆
カップ:W17cmD12.5cmH7cm スプーン:L=17cm


スープが冷めず、
口あたりの良いスプーンの、
使いやすさから、
使っていただいている方が、
買い足ししたり、
出産のお祝いや贈り物として、
ご利用くださる方も多い、
ベストセラーのスープカップです。

           甘庵



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手放せなくなる木の匙

身近で使うためのスプーンに、
楽しく木彫が施されているのが、
武井順一さんの仕事です。

13_takei_0138.jpg
スプーン各種 4,935円 拭き漆
左から長さ17cm.17.5cm19.5cm.21cm.24cm


眺めているだけでも、
嬉しくなってきます。
このスプーンで料理を取り分けたり、
ジャムをすくう日々こそ、
食べることへの敬意を込める、
心の豊かな暮らし方かもしれません。

13_takei_0139.jpg
左から3本は山桜、右のジャムスプーンはケヤキです。

長さ17cmから24cmほどのスプーンは、
手にすると木の持つ柔らかな感触が心地よく、
どれもしっくりとなじみます。

13_takei_0140.jpg
スプーン各種 5,250円 拭き漆
左から長さが17.5cm.18.5cm.20cm.18cm


口に運ぶと、金属のスプーンとは、
全くこ異なる質感で角が立たずに、
食べ物が優しく口に広がります。

13_takei_0142.jpg
左から天使、天使、少女、象さん

長く使って漆が摺り減れば、
塗り直しのメンテナンスで、
元のようになり、より愛着が湧き、
長くお使いいただけます。
一度使い出すと手放せなくなるのが、
武井さんの木の匙です。

          甘庵



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使える楕円皿

開催中の武井順一さんの個展から、
シンプルで何気ないけど、
飽きがこなくて色々使える、
栗漆仕上げの楕円皿を2種ご紹介してみます。

13_takei_0076.jpg
楕円皿 12,600円 栗 拭き漆
W37cmD18cmH2cm


漆仕上げと聞いて、
使いづらいと思う方もおいでかもしれませんが、
それは全くの誤解です。

13_takei_0077.jpg

武井さんの仕事は、
木の塊から削りだして、
木目を活かして作られているので、
拭き漆といわれる、
顔料などいれていない、
透明な漆をすり込みます。
皮膜層は薄く、
木地に浸透して地固めをしている感じです。

13_takei_0079.jpg
栗楕円皿 10,500円 栗 拭き漆
W29.5cmD16.5cmH2.2cm


彫った刃の後を、
楽しむデザインですので、
平らでつるんとしておらず、
日々使うことでの傷も目立ちにくく、
神経質な気遣いなく使えます。

もちろん、洗えます。
普通の食器と一緒の方法ですが、
削れるような堅いものではなく、
スポンジと中性洗剤で洗い、
良く濯いでください。

13_takei_0080.jpg

毎日ガンガン使い続けると、
早い方は3〜5年ぐらいで、
端のこすれやすい部分が、
摺り減ってくることがありますが、
その時には、おかずかりして、
簡単に塗り直しができます。

落としても、そうそうのことでは、
本体が傷つくことはありません。
思っている以上に気軽に使えます。

乾いたものから、普通の料理まで、
冷たくても熱くても、
使い出すと、焼き物とは違った、
楽しみを発見できます。

          甘庵


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器だけど彫刻

武井順一さんの彫りのお仕事は、
一見は木彫作品なのに、
実は身の回りで使う楽しみをもっているという、
作品が多くあります。

今日は今回の個展からそんな作品を、
4点ご紹介してみます。

13_takei_0033.jpg
刳り箱「ウサギ」 73,500円 ヒノキ 拭き漆
W19.5cmD14.3cmH28cm


まずは一番大きな作品から、
風になびく草原に気配を伺うウサギです。
ウサギも草原部分も、ヒノキ材です。

13_takei_0034.jpg

草原部分が刳り箱になっていて、
宝物箱になりそうです。

13_takei_0066.jpg
刳り箱 15,750円 ヒノキ 拭き漆
W8.3cmD7.6cmH10.3cm


次は両手の中にコロンと収まる大きさの刳り箱です。
岡の上に続く階段の先に1軒の小さな家があります。
何か物語りを思い浮かんでしまうような箱です。

13_takei_0071.jpg
刳り箱「男」 42,000円 シナ 拭き漆
W10.5cmD13cmH13cm


こちらは、ちょっとブルーになって、
思い悩んでいるのでしょうか、
うずくまる男性の姿・・・の刳り箱です。

13_takei_0126.jpg
刳り箱「少女」 46,200円 ヒノキ 拭き漆
W9.7cmD10.5cmH23.5cm


最後も刳り箱で、
花束を抱える少女の姿が、
一木のヒノキから彫られています。

どれをとっても、
木彫品としての存在感と広がりを、
十分に持ちながら、
飾りものだけではなく、
身近な存在であって欲しいという、
武井さんらしい仕事です。

            甘庵

追記:武井さんのブログはなかなか面白いですよ。
昨日今日明日と会場にいらしていて、
一生懸命に書いておられました。

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武井順一展がはじまりました

武井順一さんの木の仕事は、
素材に選ばれた木の塊から、
一つ一つ削りだされています。

13_takei_0047.jpg

匙や箸といった小さなものから、
器、彫刻、家具、
調度品と多岐にわたります。
そのどれもが木との会話から生まれます。

13_takei_0070.jpg

それぞれの木のもつ個性を活かし、
木目が温かな表情に仕上げられ、
手にし、使うたびに心和む作品です。

13_takei_0092.jpg

ぜひ、会場で手に触れてみてください。
武井さんと木との会話が聞こえてきます。

              甘庵



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荻窪銀花催し物予 秋

今年も猛暑でしたが、
辛い残暑をそう感じることなく、
秋の気配が深まってきています。

荻窪銀花の秋の催し物も、
使いやすくて、使うことが楽しい、
手仕事の器が充実しています。
秋日和にぜひ足を運んでください。

13_takei.jpg

武井順一 木との会話が聞こえる器 展
10月4日(金)〜15日(火)
10/2水.3木.9水はお休みです
最終日は18時までです
武井さんの仕事は、
器、彫刻、家具、調度品と多岐にわたります。
そのどれもが木との会話から生まれます。
木の塊から素材が選ばれ、
木のもつ温かな表情に仕上げられ、
手にし使うたびに心和む作品です。

13_turumi_01.jpg

鶴見宗次 美しい手あと展
10月18日(金)〜29日(火)
10/16水.17木.23水はお休みです
最終日は18時までです
ロクロで挽きだすのではなく、
手ひねりで一つずつ作り出した器は、
彫刻の造形に似た手あとの美しさが溢れています。
木灰をたっぷりかけて冷却還元で焼成し、
自然釉の掛かった焼き締めの表情は、
盛り映えする器に仕上がっています。

13_cyujo.jpg

中條正康 心あたたまる器 展
11月1日(金)〜12日(火)
10/30水.31木.11/6水はお休みです
最終日は18時までです
ぼのぼのとした絵付けが隅々まで描かれた器は、
手にした人の心をあたためます。
可愛い絵柄と色合いなのに、
気品があって飽きのこない、
使うのが楽しい器です。

             甘庵



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秋の野草

一昨日、八ヶ岳の麓に住む作り手から、
野草をいただきました。
秋の器展の花器に投げ入れてみました。
甘庵が生けたのですから、
生け花としては論外なのですが、
秋の風情が愛おしく、
花器のご紹介と一緒にご覧ください。

13_autumn_1005.jpg

花器は藤田佳三さんの俵壺花器です。
本体はロクロで挽いて口を閉じ、
中空の俵形を横にして、
口を高台と付け整え、
本体部分には刷毛目粉引を施してあります。


13_autumn_0024.jpg
藤田佳三 俵壺花器 19,950円
W19cmD12cmH15cm


李朝陶器のリスペクトです。
ゆったりとして、大渡かなフォルムと、
柔らかな土味が、
こっくりとしっとりとした気配を醸し抱いています。

13_autumn_0025.jpg

俵形の本体部分はアシンメトリーで、
ムラのある刷毛目粉引もあって、
しつらえる角度を変えると、
表情の変化を楽しめます。

生け花の心得がなくても、
花を生けることを楽しみたくなる、
優しい花器です。

           甘庵



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