東京にも桜の開花宣言がでました。
荻窪界隈もソメイヨシノがチラホラと、
咲き始めています。
木蓮も一気に咲きました。
いよいよ春本番ですね。
明後日3月28日(金)から、
寺山光廣さんの銅を鍛つ展がはじまります。
昨年に続いての二度目の開催してもらいます。
軽井沢も二月の大雪を影響を受けられてしまったので、
少し会期が遅くなりましたが、
温かくでお出かけしやすい季節ですので、
是非お出かけになってみてください。

銅の板を、ひたすら鍛って鍛って、
鍋などの形にしていく仕事は、
プレスもへら絞りなどでは、
味わうことの出来ない重厚な質感があります。
個人として鍛銅の仕事をなさる方は、
とても少なくなっています。
直にご覧になれる機会は少ない工芸です。
まずは、ぜひ直に手にとって、
そのクオリティを味わってください。
また、
寺山さんのブログは面白いですよ。
作り手としての真摯な仕事ぶりが伝わってくる、
楽し話題や情報が詰まっています。
ぜひ覗いてみてください。
甘庵
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光藤佐さんの個展も最終日になりました。
今回届いた器は半分が穴窯で焼かれた、
粉引や刷毛目の器で、
残りの半分は、ガス窯から生まれた、
新旧の黒釉の器でした。

そのために、さらっとご覧になられる方には、
モノトーンの渋い器に見えたかもしれません。
穴窯でもガス窯でも、光藤さんの器は、
概ねが渋めですので、
なおのことじっくりと物をみる習慣がなく、
器を手に取ることもなさらないと、
質感や量感や掌など、
和の文化から育った器の楽しみを、
知らずに通り過ぎてしまわれているようで、
橋渡しのうつわ屋甘庵としては、
力不足を感じてしまします。
粉引小皿3.5寸 2,200円 径10cmH2.5cm
それでも、明るくフランクな若いお客さまが、
簡単な説明で興味を示していただき、
一つずつ表情の違う器を、
じっくりと楽しそうに選んでお求めいただき、
嬉しそうお帰りになって行かれると、
まだまだDNAの中にある何かで、
素直に感性で見ていただき、
器と出会ったいただいたことが、
橋渡しのうつわ屋冥利につきます。
黒釉小皿3.5寸 2,200円 径10.5cmH2cm
さて今日は、今回の光藤さんの器から、
粉引と黒釉の3.5寸小皿をご紹介しています。
基本は、ほぼ同じ作りなので、
組み合わせて使うのも楽しく、
また交互に配置したりすることで、
市松文やチェッカー盤のようで、
渋くても華やかなしつらえになり、
もとから料理を美味しそうに映えさせる器ですから、
食卓で料理を盛りつけた時は、
器が活き活きとし、料理の味わいとよりアップします。
甘庵
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荻窪銀花の常設コーナーは、
店主甘庵の好みだけで取りそろえています。
開店以来33年、逸品を選んで並べています。
今の言い方になれば、セレクト器ショップですね。

WEBではお薦め器をセレクトした組み合わせを、
合計金額1万円でご紹介するページをアップしました。

皆様にかわって、使い方やお好みをイメージして、
少しずつ選び方を変えて組み合わせをチョイスしました。

手作りの器を使いけど、選び方に迷っている方に、
まず初めに使っていただきた器として、
贈り物や、新生活を始める方へお薦めできます。

手仕事の器なので、組み合わせはどれも1組限定です。
また、消費税込み10,500円(3月末まで)のところを、
特別価格の10,000円ちょうどでご提供いたします。

ぜひこの機会をご利用になって、
手仕事の器を使ってみてください。
もちろん、器好きの方だからこそ、
お値打ち価格でお買い物していただくのも大歓迎です。
増税前の一週間限定の
特別サービスです。
ぜひご利用ください。
甘庵
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開催中の光藤佐展から、
粉引鉢大をご紹介します。
粉引鉢大 18,000円
径23.5cmH7cm粉引の白が汚れて感じる程度で、
あまりに何気ない仕上がりに、
見えてしまうかもしれませんが、
数日間薪で炊きあげた穴窯で、
芯までじっくり焼いた鉢です。
光藤さんの穴窯作品を、
まだ使っていただいていない方には、
ぜひ使ってほしいところです。
その本領は使っていただいてこそ、
納得し、感じ取っていただけます。

やきもの好きで、
経験則から想像できる方でも、
使えば使うほど魅力を、
堪能していただけます。
見込みには素地に含まれていた、
石がハゼて盛り上がったり、はじけたり、
鉄は溶けて釉に滲んできています。

良く焼けたやきものだからこその景色ですが、
ガスや電気の窯で、とくに酸化炎のやきものを中心に、
ご覧になっているかたには、
オコゲのある料理に感じるかもしれませんね。
電気で焼く魚と炭火で焼く魚の味のように、
明らかな違いが、使っていただければ、
必ず感じ取っていただけます。
甘庵
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今日は中休みですが、
開催中の光藤佐展から、
志野茶碗をご紹介します。
志野茶碗 40,000円
径12.5cmH8.6cm厚めにロクロで挽いたあとに、
ざっくさっくと削りだして作られた、
スピード感のあるフォルムには彫刻にみられるような、
シャープに形つくります。

そこに、砂糖や雪を纏ったように、
たっぷりと施した長石釉が、
鋭く尖った造形を柔らかく包んでいます。

日常の食器などでは、
使いにくいほどに厚い長石釉は、
特別な使い方になる茶碗だからこそできる、
重厚感のある質感があります。
焼き物の中でも、
特別な存在になる茶碗は、
茶道という文化があってこその、
使える彫刻かもしれません。
甘庵
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昨夜開催中の光藤佐さんと、
荻窪の料理屋「坂ぐち」さんのところへ伺いました。
修業なされた京都の懐石料理を基本にした、
とても美味しいお店です。

ご飯を土鍋で提供なさりたいと、
昨年の開店時に光藤さんに土鍋を作ってもらいました。
おかげさまで美味しいご飯が炊けるそうで、
お客様の評判をいただいていて、
橋渡しとして嬉しく、
今回作り手の光藤さんをお誘いしました。

「坂ぐち」さんの心のこもった、
おもてなしと美味しさに、光藤さんの二人で、
感激の繰り返しでした。
刷毛目鉢4.5寸 4,000円
径13cmH4cmとくに光藤さんの刷毛目鉢で料理が出てきたときには、
料理が盛られた器が活き活きしていて、
思わずうなってしましました。

器は使われた時が一番美しいのですが、
ましてプロの手にかかると、
それはもう、ほれぼれしてしまいます。
特に作られた光藤さんには、
ひとしおの思いを感じておられたようです。
至福の時間をご馳走さまでした。
甘庵
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今日から光藤佐さんの個展がはじまります。
例年はお正月に催していたのですが、
今年は穴窯が新年になってから焚くことになり、
少し遅らせて春に開催となりました。
粉引鉢5.5寸 5,500円 W17cmD15cmH5.5cm
今年の作品は、粉引や刷毛目という、
春らしく明るい作品が中心になります。
この数年の絵唐津や焼き締めがメインだった会場に比べて、
パッとして春らしく感じます。
刷毛目鉢6寸 6,000円 径17.5cmH4.5cm
とはいえ、穴窯らしく落ち着いた、
釉調なのはいがめません。
また芯までしかっかりじっくり焼き上がっているのも、
光藤さんの仕事ですから、
見ためはこんがり美味しそうなのに、
重いというのではなく、手にしたときに、
ぐっと手応えがあります。
質量ではなく、
器としての存在感や力量を感じ取れます。
ぜひ手にとって、掌から感じ取っていただきたい、
甘庵の大好きな器です。
甘庵
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