開催中の涼しさをよぶ器展から、
西川孝次さんのガラスのフタモノをご紹介してみます。
西川孝次左から
青ポッチスキフタモノ角 6,000円 □7cmH9cm
赤ポッチスキフタモノ角 6,000円 □7cmH9cm
青ポッチ青フタモノ丸 8,500円 径11cmH11.5cmご飯のお供や常備菜を美しいフタモノに入れておくと、
冷蔵庫からそのまま食卓に出すことができて、
一品増えて、彩りもそえられます。

フタモノやヤキモノが多いのですが、
ガラスのフタモノも匂いや油や塩分が、
素地に入ることなく使い勝手がよく、
夏には涼しげに映り、涼感もご馳走になります。

スキガラスのフタモノは、
彩りの綺麗な食材が楽しめます。
濃いめの食材は色ガラスのフタモノで、
開ける期待感が味をプラスしてくれます。

冷蔵庫で冷えたガラスフタモノは、
食卓で結露しますが、
そこも涼感をイメージ出来るとして、
プラスに楽しみましょう。
甘庵
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開催中の涼しさをよぶ器展から、
西川孝次さんのガラスのぐい呑みをご紹介してみます。
西川孝次 奥左から順に
淡青面取りぐい呑み 3,300円 径7.5cmH7.5cm
セレン面取りぐい呑み 3,600円 径7.3cmH6.6cm
淡緑あられぐい呑み 3,300円 径8cmH5.5cm
赤巻きポッチアワぐい呑み 3,700円 径6.5cmH7cm
青あられぐい呑み 3,500円 径7cmH5.7cm
水色アワぐい呑み 3,675円 径8.5cmH4.6cm
野波実 マット白磁プレート 10,000円
径30cmH2cm ちょっとクラシックな色合いのガラスで、
レトロなイメージが浮かぶ西川さんのぐい呑みを、
野波実さんのマット白磁のプレートに盛りつけてみると、
まるでよく冷えたスイーツのようで、
とても美味しそうに映ります。

ぐい呑みとして流行りだしたのは、
調子と同じ杯で酒をいただく茶会のあとに、
もう少し呑むもてなしとして、
それぞれの形や素材や釉調のぐい呑みと、
お預け徳利に入った、たっぷりの酒で、
呑むというところから始まったと聞きます。
盆にのったぐい呑みを、
メインゲストから順に手にとり、
ぐい呑みを肴に呑めば、
器談義にもなることでしょう。
器好きから生まれたもてなしのように感じます。

西川さんガラスのぐい呑みも、
それぞれに個性的で、こうして並んですすめられたら、
ちょっとワクワクしながら迷いながら選ぶのが、
嬉しいし、凄く楽しいと思います。
酒器に入ったお酒はもちろん、
ぐい呑みもプレートもギンギンに冷えててと、
想像してたら、ちょっと呑みたくなってきました。
甘庵
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開催中の涼しさをよぶ器展から、
荒川尚也さんのアワの綺麗なガラス器をご紹介してみます。
荒川尚也さんの渓流グラス小とピチャー中です。

渓流グラスのシリーズはその名のように、
澄んだ水のように美味しそうな素地に入る、
泡と縁に施された並んだ丸い粒から、
渓流の流れと水滴のイメージがひろがります。
荒川尚也 渓流グラス・小 4,200円
径7.5cmH8cmコップというには少し小振りなので、
冷たい緑茶やお酒なども似合いそうです。
澄んだ素地から飲み物の色が、
涼しげに見え、飲み物の美味しさが増すグラスです。
ピチャーは注ぐ器として多用に活躍します。
グラスに添えればお酒や飲み物がイメージできますが、
麺汁や、ドレッシングやソースなどにもぴったりです。
荒川尚也 ピッチャー中 5,700円
W13cmD7.5cmH14cm洗いやすくて匂いなども移りにくいので、
ラップして冷蔵庫で冷やしておく時にも便利です。
シンプルなので飽きがこず、
美しいフォルムは花を一輪入れたくなります。
荒川さんの澄んだ素地は、
ガラス器自体が涼しげで、
涼感のおもてなしになります。
甘庵
*7月4日(金)から荻窪銀花では、
荒川尚也宙吹きガラス展が開催されます。
新作をふくめて、グラス、鉢、皿など、
多様なガラス器がご覧になれます。
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開催中の涼しさをよぶ器展から、
野波実さんの「ほたるカップ」を2点ご紹介してみます。
野波実 青白磁動物ほたるカップ 2,400円
平均のサイズ径8.5cmH6.5cmヤキモノの「ほたる」というのは、
素地に開けた穴を釉薬で埋めて焼成して、
ほんのりと光が透けることを言います。
野波実 青白磁流れ星カップ 3,000円
平均のサイズ径9cmH10.5cmガラスとは少し違っても、
ヤキモノの素地に開いた小さな窓から、
ほんのりと光がもれる透け感が涼しげです。

陶器でも出来ないわけではないのですが、
やはり白磁や青白磁など磁器の方が、
爽やかな素地が涼しさを増して、
眺めるのも楽しい、涼感のトッピングです。

この野波さんの二つのカップのホタルは、
使うのが楽しくなる仕掛けにもなっています。
動物カップは、飲み物が減って目が見えてくると、
目の部分が仄かに明るく見えてきます。
ビールが似合いそうな流れ星カップは、
内側に一番星が見えます。
作り手野波さんの遊び心から、
使うのが楽しいカップに仕上がっています。
甘庵
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開催中の涼しさをよぶ器展から、
冷たい飲み物がいっそう美味しそうになる、
西川孝次さんのグラスをご紹介してみます。
西川孝次 モール六角タンブラー 2,100円
平均のサイズ径8cmH10cmモール六角タンブラーです。
少し黄色がかり気泡が混ざったアンティークな素地と、
型使いの名人西川さんらしいしゃきっとした六角形が、
印象深いグラスです。

腰の部分の六角形は手にしたときに、
握りやすく、結露していても滑りにくい形です。
また、氷が角にあたり鳴る涼やかな音色を期待できます。

高温多湿な気候ですから、
水分補給が大切で、回数や機会も増えます。
飲むのが楽しみになり自然と補給できて、
美味しくいただけるグラスです。
甘庵
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開催中の涼しさをよぶ器展から、
葛菓子や砂糖菓子がイメージできて美味しそうに感じる、
戸田かおりさんのガラス小皿をご紹介してみます。

「ガラスとはおもいませんでした」と仰るお客様もいた、
この小皿のほんわかぽわ〜んとした表情や質感は、
手間のかかる行程から生まれています。
このほんわかぽわ〜んと感じる理由を、
戸田さんがこう説明してくれました。
戸田かおり 月の輪 各4,200円
パート・ド・ヴェール/フュージング/スランピング
左:径9.6cmH2.5cm
右:径9.8cmH2.3m『パート・ド・ヴェール/フュージング/スランピングの、
おおよそは、この3つの手法で作り出されています。
吹きガラスのように熔けたガラスを成形していくホットワークではなく、
細かく砕いたガラスの粉末を鋳型に詰め、
窯で焼成するパート・ド・ヴェール、
素地を熔かし合わせるフュージング、
ガラスを加熱し自重によって変形させ、
型に沿って落とし込むスランピング、
この三つの技法を用いています。
一見、石や陶器のように見えるのは、
細かなガラスが熔け合わさる時に粒と粒の間に無数の泡を閉じ込め
その細かな泡の集まりによって光が乱反射し白く見えるからです。
”ほんわかぽわ~ん”の理由の一つには
泡をベースとした光の彩りが関係しているからかもしれません。』
戸田かおり 月の輪 各4,200円
パート・ド・ヴェール/フュージング/スランピング
左:径9.7cmH2.3cm
右:径9.5cmH2.4cm手間の掛かる作り方は差し置いても、
吹きガラスとは表情や質感が違うガラスで、
量産よりも一つずつのニュアンスや、
顔つきを持った作品になります。

器との出会いも、より自分だけのものとなります。
ご紹介している4つの小皿も、
形や彩りがそれぞれな上に、
手にとってみると、掌に納まるほどの大きさなのに、
じわーと来る存在感がそれぞれに心地よく、
なんだか嬉しくなってくる器です。
それはきっと作り手の思いが、
ぎゅっと圧縮されているからではないかと、
勝手な思いで楽しんでいます。
甘庵
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涼しさをよぶ器展から、
光藤佐さんの刷毛目皿をご紹介してみます。

穴窯といるシンプルな窯で薪で焼かれた器です。
光藤さんらしい切れのあるロクロで引き出されて皿に、
化粧土をお手製の刷毛でグルグルっと、
引かれた潔い勢いが心地よく仕上がった皿です。
光藤佐 刷毛目鉢6寸 6,000円 径17.5cmH4.5cm
光藤佐 刷毛目鉢5寸 5,000円 径14.5cmH4.5cm
光藤佐 刷毛目鉢4.5寸 4,000円 径13cmH4cm刷毛目からは時々でいろいろなイメージが浮かびますが、
今の季節には、水の流れのようにも見えてきます。
これも、うつわ好きの都合のよい発想なのでしょう。

白磁や青磁のようなわかりやすい涼感ではないのですが、
暑苦しい感じはなく、使いたくなる器です。
水に浸し、瑞々しいままに、
旬の食材をさらっと盛りつけたくなる、
器としての力が満ちている皿です。

四季を通して、使い方を工夫し、
楽しめるところはこの器のクオリティが、
高いからこそと思います。
使うほどに愛着が湧き、
工夫するほど様々な表情をみせてくれる、
裏切ることのない逸品です。
甘庵
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涼しさをよぶ器展から、
透かし彫りされた器をご紹介してみます。
野波実 マット白磁花留め 3,000円 径7.8cmH5cm透かし彫りされた部分に、
風が通るイメージから
涼しさを感じとれるます。
鉢やボールに入れて剣山のように使います。
花と水を楽しみながら涼しさも演出できます。日本建築や住まいの什器などにもある、
欄間やすだれや葦簀(よしず)のように、
風が通る隙間が夏を乗り切る、
ディテールです。
野波実 青白磁透かしフタモノ大 8,000円 径13cmH10cm
野波実 青白磁透かしフタモノ小 4,500円 径10cmH8cm器では直接的な涼しさを得られる訳ではないのですが、
こういった経験則が、
心持ちに涼しさを呼びます。
甘庵
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テーマ:日用品・生活雑貨 - ジャンル:ライフ
梅雨になって毎日湿度の多く蒸すようになってきました。
不安定で激しい雨も降れば、
お日様がでると不快指数も一気にあがります。
この鬱陶しい今からの季節を、
少しでも涼やかに、エコに暮らす方法が、
いろいろ提案されています。


器でも提案できることがあると思います。
そんなテーマの企画展の、
「涼しさをよぶ器展」がはじまります。


和の器はそれぞれの四季を、
楽しむように選び、しつらえてきました。
涼しくなるわけではないのですが、
じめじめの季節も趣としてとらえ、
器やしつらえの工夫から涼感を感じ取れるのは、
受け取る側にも共通の感性があるからです。
それこそが和の美意識や文化の、
大切なベースです。
甘庵
涼しさをよぶ器 展
6月13日(金)〜30日(月)
6/11水.12木.18水.25水はお休みです
最終日は18時までです
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小野寺友子さんの個展から、
今日は人気定番の「なます皿」をご紹介します。
粉引なます皿 4,104円 径18cmH5.5cm「なます皿」というのは蕎麦猪口や飯碗のように、
伊万里染付など伝統的な器では、
一般的な呼称なのですが、
あまり使われなくなっていますね。
それでも、伝統的な和食のお店で見かけたり、
古い器に興味があるかたには馴染みがあり、
また、使い勝手の良さをご承知のはずです。

モダンなフォルムの器が多い小野寺さんが、
古典の器の「なます皿」リスペクトし、
少しだけアレンジを加えてはいても、
「なます皿」の基本を活かして作っているのも、
この器の良さを知っているからです。
身近で使う器作りを目指している小野寺さんにとって、
まさに盛って映えて使い勝手の良さが、
今風の料理や食材にもぴったりで、
家庭で使うための器の要素を、
たくさん備えている器だからです。

古典的な「なます皿」は、染付や色絵が多く、
小野寺さんも絵付けこそありませんが、
オリジナルは白磁なのですが、
今回は「粉引バージョン」が届いていて、
ざっくりした土っぽい質感も、
新しさを感じる良「なます皿」です。
甘庵
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小野寺友子展から今日は、
黒マットボールをご紹介します。
黒マットボール 5,400円 径20cmH6.7cm小野寺さんの個展はおおざっぱに表現すると、
モノトーンな構成です・・・が、
青や緑とか、赤や黄色と伝えやすい色ではないのですが、
一口に、黒や白やグレートともいいきれません。
絵の具で染めたような、
均一の黒で白ではなくて、
材料や素地の持つ色を活かす方法と、
釉薬の調合や刷毛塗という施しかたで、
モノトーンに寄せている感じです。
無駄をそがれたさりげないフォルムのモダンなボール。小野寺さんの器のフォルムには、
雑貨のデザインにも共通する、
今風な点が多くありながら、
素材を活かして作られた、
焼き上がりの表情には、
一つずつの個性や質感が加わり、
モダンな日常の器でありながら、
和の器の趣である侘び感をもっています。
黒マット釉調の窯変は、一つずつの個性で和の趣。そこには料理を盛ったときに、
一番活きてくる器であることが、
基本コンセプトだからだと思います。
様々な食材や料理が食卓にのぼる日常が、
器のデザインや形へ導きますが、
多くの人が箸で食べることの多い器には、
和の質感、和の器であることが、
一番美味しい器になるからでしょう。
甘庵
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