角掛政志展が最終日になりました。
またまだご紹介したいアイテムがたくさんあり、
何をご紹介するか悩むところですが、
黒艶の面取りポットと立て型ポットの2点を、
ご紹介してみます。
どちらも定番になっている丸いポットとは違った、
円筒形のお洒落なデザインのポットです。
角掛政志 黒艶ポット面取 10,800円
平均のサイズ:径10cmH11.5cm容積450cc
面取りの方は口も広く、
ドリッパーを乗せられた、
コーヒーポットとして使いたい形です。
そのためか、ス(お茶を漉す部分)が、
他のポットより簡略化されています。
角掛政志 黒艶ポット たて形 10,800円
平均のサイズ:径9cmH14cm容積600cc
立て型のポットは低いポットより安定感が少ないイメージですが、
高台の大きさからその心配もなく、
それよりも立て型はデリケートな注ぎ方ができます。
細く、スムーズに注ぎ方をコントロールしやすいのが、
魅力であり、大きな特徴です。
甘庵
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開催中の角掛政志展から、
鍋料理がいっそう美味しく楽しくなる、
アイテムを2点ご紹介します。
角掛政志 菜箸入れ 黒艶鎬 8,640円
径11.5cmH15cmまずは菜箸入れです。
菜箸やお玉などが安定していれておける、
鍋奉行本領発揮必須アイテムです。
角掛政志
菜箸入れ 黒艶面取り 8,640円 径12cmH13.5cm
菜箸入れ 粉引 6,480円 径12cmH14.5cm
菜箸入れ 黒艶 6,480円 径11.5cmH14.5cm荷ほどきの時にロクロ挽きが上手な角掛さんにしては、
ボリュームからやけに重いなと思ったら、
この菜箸入れでした。
愛嬌のある姿ですから、
夏場には花器に使いたくなりそうです。
角掛政志 黒艶どんぶり しのぎ 3,456円
平均のサイズ:径14cmH7cmもう一点は鍋の取り鉢にちょうど良い丼です。
しっかりした高台で安定感があり、
手に持つと思ったより軽く、口あたりも良いので、
締めのうどんや雑炊も楽しみになります。

腰のしのぎが手がかりになり、
食べ進めて熱くなってくる時にも、
持ちやすさをフォローします。
深みのある黒釉は料理が映えて、
小丼として丼料理も、盛り鉢にもと、
使いやすさの一番の裏付けになります。
甘庵
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開催中の角掛政志展から今日は、
シンプルでモダンな深鉢をご紹介してみます。
角掛政志 粉引深鉢 2,484円
平均のサイズ:径13cmH8cm同じ化粧かけした深鉢ですが、
白い化粧土ととろんとした釉薬の粉引と、
そば粉色の化粧土とマットな釉薬のそば粉引は、
それぞれのマッチングで個性をみせています。

まずは伝統的な白い粉引深鉢です。
素地に含まれた鉄が溶けて釉薬に滲みだし、
ゴマ文を見せています。
しっかり焼けているからこその景色です。
角掛政志 そば粉引深鉢 小 2,484円
平均のサイズ:径13.5cmH8.5cm角掛さんの素地は堅めに焼締まっているので、
侘びてくるのが楽しみに粉引ですが少し時間がかかります。
ガンガン使っていただき数年後に「あれいい感じになってる」と、
気づかれることがあるかもしれません。

こちらのそば粉引の魅力はこの色合いと土っぽい質感ですが、
これも角掛さんの良く焼けている器ですので、
使って土臭さはないですし、汚れも付きにくく、
とても使いやすく盛り映えします。

出番を多ければその分洗います。
タワシなどでゴシゴシ洗って行くうちに、
マットな質感でもしっとりをした表情に変わって行く、
仕立てていくことを楽しんでいただけます。
それぞれの個性のある深鉢で、
料理が映えて美味しく食べて、
時間とともに育っていく、
楽しませてくれる器です。
甘庵
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天気予報に雪だるまマークが見え出しました。
荻窪も朝晩が急に冷え込みました。
でも、今日から角掛政志 使いたい器 展がはじまる荻窪銀花は、
角掛さんの温かいイメージの器であふれています。
角掛さんの個展は久々ですが相変わらずの、
軽やかに焼き上がったシャープな造形の器が並びました。
黒艶ポット 木金属取手 19,440円
平均のサイズ:径12.5cm本体H10cm取手含H16cm
平均の容積:600cc角掛さんの注器のファンは多いと思います。
切れが良く、個性あるデザインも素敵で、
注ぐのが楽しみになるものばかりです。
今日はその中から新しいイメージの、
黒艶ポット木金属取手をご紹介してみます。

どこか懐かしいコロンとしたフォルムで、
艶やかな黒釉が個性を際立たせています。
可動のハンドルは金属のツルと木の取っ手で、
給湯、茶殻捨て、洗いなどがしやすく、
取っ手が熱くならず、熱々の湯でいれる、
紅茶、焙じ茶などにぴったりです。
容積もたっぷり入るのも嬉しいです。

細かいス(茶を漉す部分)で、
ほとんどのお茶をこのまま注げるのも、
使い勝手のよく、美味しいお茶を楽しめます。
甘庵
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「さらサラ皿展」も最終日になりました。
今日は藤田佳三さんの輪花染付七寸皿をご紹介してみます。
素地が生のうちに縁を削り加工した輪花や、
走った筆で描かれた呉須の草花文から、
気品と格調ある皿に仕上がっています。
藤田佳三 輪花染付七寸皿 7,760円
径22cmH3.5cm輪花にしたり絵付けなど、
加飾することは手間であり、
それは価格にも反映するのですから、
使うことで豊かさが反映するべきです。

ところが、線の多さや完璧さなど技のみを基準とし、
単に手間や難易度をバロメーターにすると、
作り出す苦労や厳しさが見え隠れしてしまいます。
手をかけていながら人の手の温もりを感じとれず、
豊かさや楽しさも感じとれなくなり、
不思議と品格も薄らいでくる気がします。

藤田さんは同じようなサイズや形の器を、
作り続けていますが、
絵付けの文様はその時で少しずつ異なります。
それはその時のイメージで描いた方が、
絵付けが活き活きとし伸びやかになるからです。
藤田さんの絵付けと直ぐにわかるのですが、
違うときに焼かれたものは、
どこか少しずつ顔つきが違い、
そこが藤田さんの手から生まれた器を、
受け取ったという温かみです。
甘庵
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開催中の「さらサラ皿展」から、
今日は野波実の白磁大板皿をご紹介してみます。
野波実 白磁大板皿 21,600円
W40cmD22cmH4cm紙のサイズのA4にもう半分をつなげた大きな板皿で、
ディテール隅々まで細やかな思いで手の入っていて、
量感だけではなく、作品としての存在感があります。

個展作品や公募展作品には、
作品としての完成度は高く美しいいのですが、
料理を盛るのを倦厭しているような鉢や皿や、
花を活けるのを想定していないと思われる花器を見かけます。

この大板皿も作品としての質も高く、
皿だけで見ていても美しいのですが、
料理を拒むどころか、優しく受けとめ、
料理を盛ることで器としてより、
煌めく力をもっています。
甘庵はやはり、使える器が好きです。
器は、使ってこそ活き活きするという、
器へ思いを基本のスタンスで、
橋渡しをさせていただきます。
甘庵
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開催中の「さらサラ皿展」から、
今日は荒川尚也さんのアワ皿をご紹介してみます。
荒川尚也 アワ皿 5,184円
径20cmH1.5cm和の文化にガラス器が入ってくると、
涼しげな透明感から直ぐに夏の器として、
涼感をご馳走にする盛りつけが重宝され、
料亭から家庭まで夏の定番の器になりました。
アワ文は一つずつの表情があります。そして今、室温を冬までコントロールできるようになり、
氷りや雪など冬のイメージとしてガラス器を、
温かい部屋で季節感ある器として楽しむようになってきました。

荒川さんのアワ文は素地の透明感から、
この氷のイメージにはぴったりです。
それでいて同時に手仕事の器の温もりがあります。
盛りつけテーマを持つことで、
ほぼ一年中使えることからも、
このアワ皿をお薦めできます。
甘庵
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開催中の「さらサラ皿展」から、
今日は中條正康さんの絵替わり色絵金彩5.5寸皿を、
ご紹介してみます。

このサイズの絵替わり皿だと、
使い勝手が良い皿でありながらも、
一枚ずつの完成品になっていて、
鑑賞作品ともいえる皿です。
中條正康 絵替色絵金彩五寸五分皿 5,400円
径16.5cmH2cm中條さんの仕事ベースになった乾山写しですが、
描くことを楽しんでいる中條さんの気持ちが大きく、
自然な融合で中條さんの皿になっています。
中條正康 絵替色絵金彩五寸五分皿 5,400円
径16.5cmH2cm写しに失われがちな気品をもっていて、
柔らかな陶器の土味ながらも、
凛とした品格があります。
ブ中條正康 絵替色絵金彩五寸五分皿 5,400円
径16.5cmH2cm絵替わりなので、
一枚ずつ集まるのを楽しみになさる方が多くいらっしゃいます。
先に使って侘びて来ている表情と、
新しい皿との比較も器好きらしい楽しみかたです。
甘庵
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今日は2回目のマイプレートのお薦めと、
ちょうど良いサイズの八寸皿をご紹介します。
今の私たちの食卓に上る料理は、
食材もメニューもグローバルです。
元がエスニックでも洋食でも日常的になっていき、
いつのまにか和の献立と一緒に箸で食べていたりします。
となると不思議に洋食器では座りが悪い感じがしてきます。
和の器の方がしっくりきます。
そんな食卓の現状にお薦めなのが今日の2点の皿です。
野波実 青白磁プレート 5,940円
径24.5cmH3.5cm 
一つ目は野波実さんの青白磁プレートです。
名前の通り底面が平たいところはプレートなのですが、
リム部分に立ち上がりがあります。
これが和の皿の特徴である皿鉢機能を備えます。
スープ、ソース、汁などの液体にかなり対応でき、
盛りつけできる料理の幅が広がり、
日常使いの頻度がが高まります。
また、青白磁ですが蹴轆轤で挽かれたロクロ目は、
温かみのあるゆったりした表情をみせています。
久保田信一 縞柄盛り皿 8,640円
長石釉 径25cmH4.5cm
もう一点、久保田信一さんの盛り皿も、
リム皿仕立てでありながら深みがあり、
陶器の良さを活かした軽やかさと、
鉄絵とぽってりした口作りから、
料理を選ばす映えさせる力をもっています。
どちらの八寸皿も使い勝手の巾が広く、
もてなしから日常の一緒盛りはもちろん、
一人ゆったりのマイプレートとして、
使っていただくことをお薦めします。
甘庵
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開催中の「さらサラ皿展」から、
今日は伝統とモダンの対比する長皿を、
二点ご紹介してみます。

たとえばいつもの料理でも、
丸皿に日常的に盛りつけとは違うテンションで、
気合いの入った盛りつけることになり、
結果として自然とおもてなしのしつらえになります。
どちらの長皿にも共通する点です。
藤田佳三 安南手四足舟形皿 21,600円
W36cmDc15mH3.5cm
こちらは藤田佳三さんの安南手舟形皿です。
安南もしくは絞り手といわれる、
伝統的な手法の気品のある長さらに仕上がっています。
それでも古くさいところはなく、
藤田さんらしい納まりが随所に見え、
全体として新鮮に感じられる仕事はさすがです。
稲垣明子 面取り長皿 定価8,100円
W44cmD18cmH3.7cm
もう一点は稲垣明子さんの面取長皿です。
藤田さんの本体の曲面が美しい舟形皿とは異なり、
ほぼ平らな板皿ですが、
それでも平面的ではなく、立体感を感じさせるのは、
リム状に施された力強い面取りが生きています。
線文をみせている施釉にも工夫があり、
見込み底面に変化をみせています。
どちらの皿も盛りつけの工夫が、
楽しくなってくる長皿で、
案外自分や家族へのおもてなし皿として、
出番が多くなりそうです。
甘庵
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開催中の「さらサラ皿展」から、
今日はマイプレートのお薦めと、
ちょうど良いサイズの八寸皿をご紹介します。
小野寺友子 白磁八寸皿 5,400円
径25cmH4.5cm
白磁ですが無機的な白ではなく、
盛り映えする温かで深みがある釉調です。飯碗や湯呑みなど自分の器を持つのが、
不思議でないぼくらです。
家族それぞれが自分用の主菜のプレートを、
使ってもみるのをお薦めします。
久保田信一 黒釉大皿 7,560円
径25cmH4.5cm
黒釉は白磁と同じ以上に食材を受けとめて、
美味しそうに見せます。茶味のある黒です。ハンバーグやカツや唐揚げとサラダのような、
主菜に副菜や野菜を盛ったり、
パスタやチャーハンやオムライスなど、
日常的な食卓で出番の多いプレートを、
一人ずつ違っているのは結構楽しいんです。
鶴見宗次 手ひねり皿 8.640円
径24.5cmH4.5cm
木灰が溶けて素地とかみ合った自然な質感が、
様々な料理が映え、びっくりするぐらいに華やかにします。八寸皿をお薦めするのは、
八寸あれば、ちょっと豊かに盛りつけができ、
また取り分ける食材をワンプレートの盛りつけや、
よそ行きの和の盛りつけで本来の八寸皿の実力発揮も、
間違いないのですから、
日常から晴れの場まで出番があります。
型で作られたり、デザインされた洋皿よりも、
一つずつ顔つきの違う八寸の和皿のほうが、
長く使って飽きがこず、使うほど愛着の湧いてきます。
マイプレートとして使うことを、
お薦めしたいと思います。
甘庵
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