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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

気持がパッと華やかになるゆのみ

荻窪界隈の桜が満開になり、
眩しいほどの日差しを受けて、
まさに春爛漫です。
開催中の自分の器 マイカップ 展からも、
桜の湯のみをご紹介します。
葛西義信さんの「釉裏紅桜ゆのみ」です。

15_mycup_0011.jpg
葛西義信 丸ゆのみ 大 桜 3,240円
径8.5cmH7.5cm


釉裏紅というのは下絵の一つで、
釉薬の下に酸化銅で絵付けをして、
還元炎の窯で焼くことで、
赤く発色させる方法です。

理屈は簡単なのですが、
このように白い素地に桜文を発色させるのは、
思うより難しいものです。

15_mycup_0154.jpg

桜文は桜が咲く今の時期にぴったりという、
印象が深い絵柄ですが、
不思議なことに時知らずの絵柄です。

お目出度い席で桜湯を出すように、
お目出度い花とされて、
お目出度い席とすればOKです。
ゲストにお茶を差し上げるときに、
「今日はきていただいてお目出度い日です」
というモードでいけば大丈夫ですよ。

15_mycup_0012.jpg

実際にこの桜文ゆのみで、
お茶や飲み物をいただけたゲストは、
きっと、パッと花開くように、
気持が華やかになるのではないでしょうか。

            甘庵


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ベーシックな中に個性を見せるマグカップ

自分の器 マイカップ 展から、
新妻陽子さんの粉引面取りマグカップを、
ご紹介してみます。

15_mycup_0149.jpg
新妻陽子 面取りマグカップ 4,104円
径9cmH9cm


新妻さんの日常食器には、
派手な装飾や色合いを使わないのですが、
長く使うことで愛着の湧く、
地に着いた仕事を見せてくれます。

フォルム、面取り、ハンドルなどの納まりや、
釉調や焼きも模範的でベーシックなマグカップですが、
飽きのこない丁寧で真摯な仕事をしています。

15_mycup_0150.jpg

しっかりと良く焼かれていて、丈夫で扱いやすく、
マイカップとして条件を必要十分に満たしています。

気ない面取りには造形力があり、
時間とともに味わいの出てくる粉引は、
侘びていく楽しみを持っています。

            甘庵


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使い方自由のお薦めマイカップ

自分の器 マイカップ 展から、
お茶からお酒まで自由に使える、
マイカップにお薦めの野波実さんの、
マット白磁コップをご紹介してみます。

15_mycup_0151.jpg
野波実 マット白磁 高カップ 2,916円
径9.5cmH9.5cm 満水容積300cc


野波さんは蹴轆轤で一つずつ挽きだすので、
微妙に違うフォルムやロクロ目など、
出来上がった器の顔に個性があり、
選んだカップが自分だけの器になります。

15_mycup_0153.jpg

さりげないフォルムは蹴轆轤で挽きだされ、
柔らかな姿と、マットな肌合いの釉調から、
磁器であり見た目の掌も暖かみがあります。

手がかりになるロクロ目と、
上に行くほど広がる形で、
手の大きさにかかわらず持ちやすく、
汎用性の高さと使い勝手の良さを、
もたらしているデザインです。

15_mycup_0030.jpg

浅い碁笥高台(ごけこうだい)の部分は、
光にかざすと薄さがよくわかりますが、
無駄のないギリギリまでの削りで、
手にした時に軽くバランスの良さを生み出す、
憎い納まりの仕事です。

            甘庵


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春の芽吹きがいっぱいの飯碗

自分の器 マイカップ 展から、
春の野原の芽吹きがいっぱい描かれた、
中條正康さんの飯碗をご紹介してみます。

15_mycup_0093.jpg
中條正康 絵替飯茶碗大 4,725円
径11.5cmH6.5cm


土筆やワラビやスミレなど、
可愛い春が満載に絵付けされています。
陶器の柔らかさと軽さを活かした、
雅な趣の飯碗です。

深めの気品ある碗形なので、
たまには抹茶を点てて、
ゆったりした気持も楽しめます。
15_mycup_0094.jpg

使うほどの貫入が入り、
土はだが少しずつ侘びていき、
愛着がわいてくることでしょう。

毎日使う自分の器だからこそ、
飽きのこないお気に入りなら、
器ひとつでとっても心豊かになれます。

          甘庵


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使い勝手の広いマグカップ

自分の器 マイカップ 展がはじまりました。
自分の器展初日の今日は、
朝から春の日差しがいっぱいです。
杉花粉もいっぱいですが・・・。
でも、気持の良い春の陽気です。
そんな天気に似合うマグをご紹介すます。
山口利枝さんの白磁しのぎマグカップです。

15_mycup_0106.jpg
山口利枝 白磁しのぎマグカップ 3,240円
径10cmH7.5cm


甘庵の時代には職場に自分の湯呑みをもっていきましたが、
近年は湯呑みではなくマグの方が多くなって来ているようです。
またこのマグのように、浅めのものが人気があります。

コーヒーだけでなく、
紅茶やスープなどもイメージできて、
使い勝手が広いのでしょう。

15_mycup_0107.jpg

いろいろ使うにはしっかり焼けている白磁で、
匂いもよごれも付きにくくて丈夫なので、
扱いも気軽で、評判が良いのがわかります。

口径が広くて重心が低い反面、
取っ手が負担するモーメントが大きくなりますが、
それをしっかり受けとめられる安心感のある、
持ちやすいハンドルに仕上がっています。

また、しのぎがあるのに、
口あたりがとても滑らかで優しく納まっていて、
作り手山口さんの器への優しい気持ちが、
使うと実感できるお薦めのマグカップです。

               甘庵


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自分の器 マイカップ 展がはじまります

日差しがあっても風が冷たく感じます。
桜が咲くころにちょっと寒くなる「花冷え」ですね。

この寒さも明日までで荻窪銀花の次の企画の、
「自分の器 マイカップ展」がはじまる3/27金からは、
気温も上がり桜も一段と開いていき、
一気に春がやって来てくると思います。

春には新しく環境の変わり、
新生活が始まるかたも多いでしょう。
毎日使う自分の器を選んでみませんか。

そうでないかたも季節が変わるこの時期に、
気分転換にマイカップを変えてみませんか。

そんな企画が「自分の器 マイカップ展」です。
会期中はちょうど、花の香りが感じられる春の陽気です。
ぜひ会場にお出かけください。

                  甘庵

15_mycup_dm.jpg


自分の器 マイカップ展 
3月27日(金)〜4月7日(火)
3/25水.26木.4/1水はお休みです
最終日は17時までです
私たちは子供のころから自分の器をもっていますが、
世界では珍しい習慣です。自分の器を持つことが、
器を楽しむ暮らしのとって大切な基礎になっています。
飯碗、湯呑み、マグカップ、コップ、ビアマグなど、
自分好みで選び使うマイカップを揃えみました。


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自分のためのカップ2杯を楽しむポット

注ぐうつわ展も今日が最終日です。
桜が開花していよいよ春爛漫の季節になり、
軽やかな器に目が行くようになってきます。
そこで稲垣明子さんの磁器の、
一人用のポットをご紹介します。
15_sosogu_0234.jpg
稻垣明子 グレートーンポット 9,720円
W17cmD9cmH10cm 300cc


線刻してそこに絵の具を差しこんで描いた、
筆の線とは違う味わいで描かれた、
花文はシャープでいて繊細です。

15_sosogu_0109.jpg

本体に比べてオーバーサイズの口と、
持ちやすいハンドルが、
個性的で印象的なフォルムにしています。

15_sosogu_0235.jpg

気軽にティバッグや葉茶で、
長閑なの春の午後を、
一人くつろぐ時間にして、
楽しむのに似合います。

            甘庵


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景色が思い浮かぶ緋だすき急須

注ぐうつわ展から今日は、
窯の中で発色した緋色が綺麗な、
加藤財さんの緋だすき急須をご紹介します。

15_sosogu_0161.jpg
加藤財 緋だすき 急須 後ろ手丸 12,600円
径8.2cmH8.5cm 200cc


緋だすきというのは、
器に稲ワラを巻いて焼くときに、
ワラの持つ成分が器に移り、
緋色を発色させる技法です。

古くは薪窯で重ね焼きしたときに、
器と器が高温でくっついてしまわないようにする、
方法の一つだったようですが、
現代では意図的な窯変を生み出す方法になっています。

15_sosogu_0162.jpg

加藤さんの場合は、
サヤと言う入れ物の窯道具の中に入れ、
中に炭やワラを充填して焼成します。
入れ物にいれるので場所をとりますが、
その割には全部発色するわけではなく、
意図していますが文様や色合いは、
窯神様にお任せします。

15_sosogu_0163.jpg

この急須は良く発色していて、
腰部分は炭化して黒く、
中程は緋色が濃く、
蓋など上の部分は淡く、
美しいグラデーションに焼き上がっていて、
山並みに夕日のような景色が思い浮かびます。

美しい彩りのコロンとした小さな姿から、
200ccの美味しいお茶が注げます。
思い思いのイメージを浮かべながら、
至極のティタイムを味わえる急須です。

            甘庵


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酒を楽しむには抜群の片口

注ぐうつわ展から今日は、
鶴見宗次さんの手ひねり焼き締めの、
酒の肴になる片口をご紹介してみます。

15_sosogu_0022.jpg
鶴見宗次 手ひねり片口 茶  5,400円
W17cmD11cmH7.5cm 容積300ccほど


石を噛んだざっくりした土を、
多くのヤキモノのようなロクロ挽きではなく、
手ひねりで形作っていて、
彫刻のような表情を見せています。

15_sosogu_0023.jpg

木灰を全体にかけて、
土の性能限界まで焼き、
冷却還元で土の中の鉄分を、
第一鉄化して黒い色合いを引き出しています。

個性ある形や表情から鶴見さんのものを、
直ぐにわかるのですが作り方もあり、
二つと同じもののない一つずつの顔をもっています。

15_sosogu_0024.jpg

静々と注げて、スパッと切れ、
焼き締めの土肌は酒を満たすと、
しっとりと美しさを増し、
器自体が肴になる片口で、
酒を楽しむには抜群です。

美しい土肌は料理も映えるので、
たまに肴を盛るのも楽しみです。
 
           甘庵


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動きのある三足のピチャー

注ぐうつわ展から今日は、
野波実さんの動きのある表情をもつ、
白磁のピチャーをご紹介します。

15_sosogu_0232.jpg
野波実 白磁 き 21,600円
W15cmH11~12.5cm 容積1000ccほど


古代中国のヤキモノの形に、
三つ足の土器があります。
常用漢字にはないのですが「キ」という、
(上半分が「規」、下半分が「鬲」)
文字もあります。
平らではない土の上で生活で、
安定する三つ足なのでしょう。
これを野波さんらしくリスペクトしたものです。

15_sosogu_0080.jpg

作り方も面白くて、
円筒状に引き出した下の部分を、
三方から閉じて三つ足を作ります。
削り出した高台のような肉厚部分がなく、
見かけ以上に容積も多くはいります。

15_sosogu_0079.jpg

ピチャーなど口や取っ手があるものは、
表情があって顔つきが見えるような気がします。
加えて、この「キ」には動きだしそうな三つの足があり、
注ぐピチャーというより、
花器などをイメージする方がおおいのですが、
水を入れて注いでみると、
思いのほか普通にピチャーです。

15_sosogu_0233.jpg
子分もいます。
野波実 白磁 き 7,560円
径7cmH10.8cm


どこかユーモラスで動きのある姿ですが、
ちゃんと使える器にしているのは、
野波さんの作り手として考える、
「器のありかた」を感じ取れるピチャーです。

              甘庵


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いろんな茶葉で使いたくなるポット

注ぐうつわ展から今日は、
お茶を選ばず使いたくなる、
角掛政志さんの粉引ポットを、
ご紹介してみます。

15_sosogu_0216.jpg
角掛政志 粉引ポット 10,800円
径12cmH10cm 容積450ccほど


大きめのハンドルに手を通すと馴染んで安定感があり、
作りから受けるイメージより軽いな〜と感じます。
ということは見かけより容積が大きく、
使い勝手が良いという裏付けになります。

15_sosogu_0215.jpg

ス(漉す部分)がかぶる程度まで水を入れ、
気持良くスパッと切れる水切れの確認しながら、
メジャーで量ってみると、450ccほどです。

水を入れた状態になると500gを越える重さになりますが、
持ちやすさを計算されたハンドルで、
自由に思う通りに注げて、切れて、
碗に注ぎ分ける楽しさを感じます。

15_sosogu_0107.jpg

被せの蓋の納まりで蓋に印籠があり、
本体は開口部が広くとる、
茶葉の出し入れが楽なデザインは、
茶葉のイメージを決めつけません。

また、外は良く焼き切り汚れにくい粉引で、
内は茶渋が目立ちにくい鉄分の多い素地を活かして黒く、
細かなス(お茶を漉す部分)など、
毎日使い続けた時のメンテナンスを配慮した、
使い手に優しい仕事です。

            甘庵


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心を潤す急須

注ぐうつわ展から今日は、
喉の渇きを潤すというより心を潤す煎茶を楽しむ、
加藤財さんの小振りの急須をご紹介します。

15_sosogu_0173.jpg
加藤財 白急須 横手そろばん 10,500円
容積160cc


そろばんと言われる伝統的な形を、
加藤さんらしく整えた美しく姿です。
食後にたっぷりお茶を飲むというより、
お茶を楽しむには理想的な容積です。

15_sosogu_0174.jpg

加藤さんの急須・ポットに共通した、
するするっと注げて、スパッと切れる、
お茶をいれるのが心地よくなる仕上がりです。

磁器土と白いせっ器土で調整した素地は、
やわらかな肌合いです。
わずかに鉄もふくみ、無機質な真っ白ではなく、
灰をかけ艶が出して変化も見せています。
焼締めなので少しずつですが、
侘びていく変化も期待できます。

15_sosogu_0175.jpg

なにより、加藤さんの小振りの急須は、
煎茶の味を楽しむには間違いない力を発揮します。
また、繊細な作りや納まりなどから、
ゆとりを持ってお茶を入れるざるを得ない作りです。

この無駄のように感じる時間が、
美味しいお茶をいれるために必要であり、
いつの間にかその時間を含めて、
心を潤すお茶がいただけることに、
きっと満足なさると、そう思っています。

             甘庵


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桜色の御本が綺麗な粉引片口鉢

注ぐうつわ展から今日は、
光藤佐さんの上品な桜色の御本が美しい、
粉引片口鉢をご紹介してみます。

15_sosogu_0016.jpg
光藤佐 粉引片口 10,800円
W23cmD24.5cmH8cm


この大きさの片口鉢になると、
注げますが盛るための鉢として、
姿の面白みを楽しむのが中心になります。

15_sosogu_0018.jpg

穴窯の後ろの方で焼かれたようで、
灰がかかったり、焦げという、
強い窯変はみらせませんが、
ほんわかとした粉引の肌合いに、
ふわっと桜色に発色した御本が、
上品な趣を醸し出しています。

15_sosogu_0017.jpg

ロクロ挽きの後の素地が柔らかなうちに、
口を引きだし、本体を歪めた姿が、
ゆったりとしたこの鉢の存在感を生み出しています。

持ったときに料理映えして、
器が一番華やかになるように、
計算してつくられた片口鉢です。

           甘庵


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レトロな感じに惹かれるガラスのピチャー

注ぐうつわ展から今日は、
西川孝次さんの懐かしさを感じる、
スキモールピチャーをご紹介してみます。

15_sosogu_0126.jpg
西川孝次 スキモールピチャー 13,000円
W14.5cmD11cmH16cm 容積800ccほど


西川さんのガラス器は、
少し色を含んだ素地や生み出すフォルムから、
レトロなガラス器を思わせる趣があります。

このピチャーもお得意の金型使いで施された、
深くてはっきりしたモールに光が溜まり、
素地の色を強調して黄金色に煌めき、
アンティークなガラス器をイメージさせます。

15_sosogu_0127.jpg

口は水切りに大切ですが、
ガラスは性質上壊れにくさを考慮しないとなりません。
このピチャーは、欠けにくい形と切れの良さを、
天秤にかけた結果の実用のフォルムです。
注いで切ろうといく気持を持って、
注ぐことで「ほぼOK」という納まりです。

ハンドルはしっかりとしていて、
手に馴染み程よく入れて800cc、
つまり800g+自重を安定して注げる、
安心感のある作りです。

15_sosogu_0128.jpg

注いで使う器ゆえの姿は、
道具の美しさがあり、
それは見立ての花入れとしても、
使いたい思いを起こさせます。

活けた花と透けてみえる水も楽しみたい、
暖かな季節になりました。

            甘庵


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優雅で深みのある釉調のポット

注ぐうつわ展から今日は、
シンプルながらも深みのある釉調で、
愛嬌のある姿の村木律夫さんの、
灰釉ポットをご紹介してみます。

15_sosogu_0209.jpg
村木律夫 白磁ポット 14,040円 700cc

灰で調整された白釉ですが、
ビールの絞りカスを燃やした灰を、
使っているそうです。
ケイ酸分が多いのでしょう、
白濁した禾目(のぎめ)が上品で、
とても綺麗な灰釉です。

15_sosogu_0210.jpg

村木さんらしい丁寧な仕事で、
水切れもよく、細やかなス穴は、
使い勝手良く、美味しいお茶を入れれれます。

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ポットはおティタイムの中心になる道具です。
このポットなら、ゆったりした時間の中で、
優雅にお茶を楽しむ演出をしてくれます。

           甘庵


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熱いくて濃いお茶をたっぷり飲みたい人にお勧めの急須

注ぐうつわ展から今日は、
熱くて濃いお茶をたっぷり飲みたい方へ、
お薦めする角掛政志さんの急須を、
ご紹介してみます。

15_sosogu_0205.jpg
角掛政志 黒急須 9,180円
径10.5cmH9cm 容積450cc


コロンとした可愛い形ですが、
無駄のないロクロ挽きと丸さをいかして、
容積はたっぷり450ccです。
普通の湯呑みなら、
食後に3人分お茶を入れられます。
客茶碗なら5人分は入るでしょう。

15_sosogu_0206.jpg

煎茶急須の繊細さよりも、
日常の使い勝手をデザインされた急須です。
持ちやすい取っ手で注いでみると、
するするっと心地の良く注げて、
スパッと切れます。

印籠(蓋がずれないための段)は蓋にあって、
本体は口は広く引っかかりがないので、
茶葉の出し入れがスムーズです。

15_sosogu_0207.jpg

艶やかな黒釉はタンニンの汚れが目立ちにくく、
ス(茶こし部分)は細かくたくさんの穴が穿ってあり、
お茶の味の決め手になる最後の一滴まで、
きっちり絞れて美味しいお茶をいただけます。

毎日の食卓で活躍する、
お薦めの普段使いの急須です。

            甘庵


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注ぐときから酒を味わう

荻窪は春らしい日差しがさしています。
今日からは注ぐうつわ展がはじまりました。
暖かさに誘われて荒川尚也さんのガラスの片口を、
ご紹介してみます。

15_sosogu_0062.jpg
荒川尚也 白のカタクチ 7,560円
W14cmD9.5cmH8.3cm


「白の片口」というとおり、
細かなアワの繊細な線文が、
巻くように全体を包んでいて、
柔らかな白い片口に見えます。

15_sosogu_0064.jpg

本体のスキ素地にアワ部分を着せた厚みが、
ころんとした形を強調し、
縁、口部分のスキ(透明)ガラスが、
爽やかでスッキリとした印象に仕上げています。

15_sosogu_0063.jpg

静々と盃に酒を注ぐと、
芳醇な酒の香りが広がるのが思い浮かびます。
酒を注ぐときから酒を味わえます。

           甘庵

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注ぐうつわ展はじまります

寒暖の差が大きいこの数日ですね。
皆さん体調を崩さないようにしましょうね。

今日明日は銀花はお休みをいただいて、
企画展の飾り付けとHPの書き換えをいたします。

15_sosogu_0131.jpg
15_sosogu_0132.jpg

明後日3月13日(金)からは、
注ぐ器 片口・急須・ポット・ピチャー 展が、
はじまります。
注ぐ器の左右非対称な形に心惹かれてしまうのは、
私たちなかにある和の美意識からのようです。
切れ味のいい注器はお茶やお酒など飲み物や液体を、
注ぐ心地良さを楽しめるアクティブな器です。

口のある非対称に片口鉢は、
器に向きがあるところに趣があり、
盛りつけも楽しい器になります。

          甘庵

注ぐ器 片口・急須・ポット・ピチャー 展
3月13日(金)〜24日(火)
3/11水.12木.18水はお休みです
最終日は17時までです


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秋刀魚から肴の三種盛りまで使える板皿

久保田信一 普段使いの器展も最終日となりました。
まだまだご紹介してい器が一杯ですが、
今日は2種の板皿をご紹介してみます。

15_kubota_0186.jpg
上:灰釉二彩(赤土)板皿 4,200円 W30cmD11cm3.5Hcm
下:鉄彩板皿 4,200円 W30cmD11.5cmH4.5cm


板皿は型をつかったりするタタラ作りが多いのですが、
この板皿はどちらもロクロ作りです。
丸く挽かれるロクロでどうして四角い皿が出来るか?

15_kubota_0185.jpg

それはロクロで挽いたあとにヒラキにするからです。
まずはロクロで筒を挽きます。
それをチューブ状に途中で切り、
ロクロから外して作業に合わせて乾かして、
縦に切って開いて・・・、
形を整えれば板皿になります。

15_kubota_0187.jpg

見込みや裏をみていただくと、
出生の証に残してあるロクロ目が見えます。
ロクロで挽かれた柔らかな素地の動きが、
この皿の趣ある見所です。

長さを活かして秋刀魚から肴三種盛りなど、
丸い器とは違う盛りつけも楽しめます。
灰釉と鉄で良く焼いて発色させた緑や茶黒は、
魚や肴や料理の味を引き立てる使える板皿です。

             甘庵


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モノトーンでもパッと華やかな碗

久保田信一 普段使いの器展から、
いろいろと使える流描碗を、
ご紹介してみます。

15_kubota_0173.jpg
長石釉鉄流描 碗 2,500円
径12.5cmH6cm


鉄で調合した絵の具を、
筆ではなく流して描いた文様は、
久保田柄になっていながらも同じ物がなく、
モノトーンながらパッと華やかです。

15_kubota_0172.jpg

素地は高温でもしまらない軽い陶器らしい素地に、
その分たっぷりと厚めの長石釉を施しています。
それが絵柄や作風は全く違っていても、
どこか絵志野や黒織部を思わせるのでしょう。

15_kubota_0174.jpg

たっぷりとした口縁や釉薬の調子から、
大方の人が思いえがく重さより軽めです。
素地の厚みに無駄のないロクロ挽きなどで、
工夫されているためです。

しっかりと焼けていて軽く、
口縁や釉の厚みは丈夫さの裏付けで、
安定して大きめの高台や、
手に馴染む掌の良さもあり、
ご飯茶碗としてだけではなく、
持って食べるときの取り鉢や小鉢としても、
普段使いでたくさん使ってほしい碗です。

            甘庵


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久保田信一展をYouTubeにアップしました

久保田信一展をYouTubeにアップしました開催中の久保田信一展の会場と作品を、
スライドショーにしてYouTubeアップしました。
ぜひご覧になってみてください。



http://youtu.be/5W1DVcYHNP4

              甘庵

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いくつあっても良い大きさの小鉢

久保田信一 普段使いの器展から、
食卓で活躍するサイズで、
いくつあっても良い4寸小鉢をご紹介します。

15_kubota_0170.jpg
鉄彩小鉢 1,800円
径12cmH3.5cm


久保田さんの鉄彩は、
黒や茶の均一な発色ではなく、
黒から茶、金茶までの、
濃淡や流れの景色を見せていて、
1客ずつ顔つきが違うところが趣で、
楽しみの見所になっています。

15_kubota_0171.jpg

真っ黒でないことは、
料理の盛りつけた時にも、
器の主張が強すぎずに、
様々な彩りの料理を、
美味しそうに盛り映えさせます。

15_kubota_0169.jpg

4寸鉢は普段使いの器として、
いくつあって嬉しいサイズで、
この鉢は深みもあるので使い勝手が良く、
必ず出番が多くなる器になるでしょう。

            甘庵


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溶けて流れた白緑茶黒の彩り

久保田信一 普段使いの器展から、
鉄と素地と灰釉が高温で焼かれて、
白緑茶黒の彩りを見せた、
灰釉二彩鉢をご紹介してみます。

15_kubota_0165.jpg
灰釉二彩(赤土)鉢 4,000円
径18cmH6cm


掛け分けのような大胆な鉄の下絵で、
緑茶黒の彩りを発色させています。
素地のままの部分が白くみえます。

15_kubota_0166.jpg

灰釉が溶けたときに、
鉄を巻き込み流れていき、
鉄分が薄まっていくことで、
黒茶から緑までのグラデーションを、
素地の土肌のキャンバスに発色させています。

15_kubota_0167.jpg

流れていくことを計算して、
鉄下絵を施し、
予期された偶然の絵付けは、
窯焚きで描きます。

六寸(18cm)鉢のサイズと形は、
普段使いの器として多才で、
二彩の彩りは盛りつけが映え、
和洋中エスニックの料理を、
さりげなく美しく抱えます。

        甘庵


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躍動感のある鉄流描鉢

久保田信一 普段使いの器展から、
動きのある一つずつの絵柄が特徴の、
長石釉鉄流描盛り鉢をご紹介いたします。

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長石釉鉄流描 盛り鉢 6,500円
径20.5cmH8cm


ヤキモノで絵柄を描くには、
弁柄や呉須などの酸化金属の絵の具を、
水で溶いて筆で描くのが一般できですが、
この鉢は鉄で調合した絵の具を、
流し掛けして描いています。

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流体の流れ動く様を、
経験から予測しての絵付けですが、
それでも大まかな構図だけで、
細部の動きや跳ねなどは、
勢いの表現となるところが見所で、
この器の面白みになります。

15_kubota_0164.jpg

また流しがけで鉄の重なり具合が、
高温で焼かれたときに釉と絡み合い、
黒、茶、金属色という発色や、
釉の流れなどの窯変を見せて、
器の表情に深みを持たせています。

モノトーンの彩りながらも、
パッとする華やかさを持つ、
躍動感のある盛り鉢ですが、
不思議なくらいに料理を受け取って、
盛り映えさせる点では、
久保田さんらしい普段使いしたい器です。

          甘庵



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飽きのこないマイマグ

久保田信一 普段使いの器展から、
自分のマグとしてお薦めできる、
マグカップを2種ご紹介してみます。

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どちらも鉄で発色させていましが、
薄くベタな下絵と線描の縞柄で、
それぞれの個性を見せています。

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鉄彩マグカップ 3,000円
平均の大きさ径8cmH8cm


鉄彩マグカップは、
薄めのベタに鉄を施して、
筆あとの濃淡で景色を見せています。
飲み物の色合いを楽しめる用に、
見込みは素地のままで白く仕上げています。

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長石釉縞柄マグカップ大 3,500円
平均の大きさ径9.5cmH8.5cm


縞柄マグカップは、
単純な平行線の縞柄ではなく、
リズミカルで心地よい乱れや、
濃淡が見せる彩りの変化や滲みが、
景色見所となって、
お茶の時間を楽しむアイテムになります。

どちらも共通して、
口はたっぷりめでも見込みが深く、
胴から腰、高台部分に、
無駄な厚みがないので手持ちが軽く、
手になじむハンドルで、
飽きがこず自分のマグとして、
愛着の湧いてくるマグカップです。

            甘庵


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使えるサイズの皿二つ

使えるサイズの皿
久保田信一 普段使いの器展から、
日常の料理を盛りつけるのに、
出番が多くて使えるサイズの皿を、
2つご紹介してみます。

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左:鉄彩平皿 3,600円 径21cmH3cm
右:鉄彩平皿 2,800円 径19cmH2.5cm


今年の目玉になっている鉄彩の、
19cmと21cmの平皿です。
リム皿の用な縁の納まりや、
緩やかな深みがある見込みに、
鉄と釉が解け合いながれ発色して、
少しずつ顔つきがちがう、
一枚ずつの表情が魅力です。

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高台が大きいので安定感があり、
洋皿としても和皿としても使い勝手が良く、
深みのある彩りが様々な料理をひきたてて、
美味しそうに盛りつけできます。

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6寸強と7寸のサイズは、
日常で使うのにジャストな大きさで、
毎日の食卓で活躍してくれて、
使うほどに愛着の湧く器になる皿です。

           甘庵



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名前のとおり丼であり鉢でもあり+ボウルです

久保田信一 普段使いの器展から、
今日も使い勝手の丼鉢をご紹介してみます。

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灰釉二彩(白土)丼鉢 4,000円
径17cmH7cm


名前のとおりに丼として使いやすく、
大きめの高台で鉢としても重宝します。
自然と出番が多くなる普段使いの器です。

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手に持って食べる丼として、
持たずに料理に箸をつけても安定しています。
ボウルとしてシチューやスープも似合って、
食べやすく、使い勝手のいい器です。

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灰釉に溶け出した鉄が、
綺麗な緑のグラデーションを見せています。
還元炎でしっかりと焼かれてこその色合いは、
丈夫な器の裏付けになります。

窯変の彩りと釉調はナチュラルで、
料理をゆったり受け取り映えさせて、
長く使うほど愛着がわいて、
器が手に馴染んで盛りつけが楽しく楽になる器です。

          甘庵


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二つの鉄で描いた蕎麦猪口

久保田信一 普段使いの器展から、
色々使える器の代表の蕎麦猪口を、
二つご紹介してみます。

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長石釉縞柄蕎麦猪口 2,000円
径8cmH6cm


どちらも鉄で描いていますが、
縞柄は筆で下絵を描いたもの、
鉄流描は流しがけて描いています。
それぞれの表情や動きが違う、
個性を引き出しています。

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縞柄蕎麦猪口は灰釉が施され、
伝統的な千筋文や木賊文などと同じ、
縦に何本もの線を描いていますが、
久保田さんの縞柄は、
線が平行ではなく重なったり、
広がったりすることで、
雨が降っているような、
林の樹立のような、
自然の中のリズムや動きが見えます。

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長石釉鉄流描 蕎麦猪口 2,000円
径8.5cmH6cm


鉄流描は流しかける独特の動きがあり、
長石釉が施されたモノクロの文様は、
絵志野や織部黒を思わせる、
洒脱な文様になっています。
長石釉は厚めなので口縁は丸みを帯び、
とろんとした表情の釉調です。

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蕎麦猪口は使い回しできる、
多目的器の代表選手です。
久保田さんのこの二つの鉄絵の蕎麦猪口は、
色映りがよく盛り映えして、
持って食べること、持って飲むことが、
自然とできるため小鉢から湯呑みまでの、
使用範囲とカバーできる、
まさに普段使いの器そのものです。

           甘庵    


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