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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

器でメリークリスマス

年を重ねてきたせいなのか、
ワクワク感が薄くなって来ています。
今日はクリスマスイブですがそれもカレンダーを見て、
確認するようなので・・いけません。

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荒川尚也 酒器盃花 9,720円
径10.8cm 高さ11cm


あえて声に出したりこうしてブログタイトルで、
「メリークリスマス」としてみます。
器も冬らしく、さらにクリスマス感をと、
荒川尚也さんのまるで氷から削りだしたような、
高坏花に松かさをローズヒップをトッピングして、
ご紹介してみます。

17_winter_0716.jpg

流れる細かなアワとアイスクラックが、
冬の景色を凝縮したような佇まいです。
ステム部分が花形になっているため、
花と付け加えられています。

17_winter_0717.jpg

本来は大きな盃ですが、
小湯飲みほどのカップ部分に、
珍味などちょっと食べる料理を盛りつけると、
オシャレで素敵なしつらえになります。
そのイメージでの飾り付けです。

緑が加わればもっとクリスマス感がでたのですが、
ちょうど良さそうなものが手近になくて・・・。
それでも明日までは楽しむことにします。

              甘庵


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一つずつの表情が愛嬌のあるコップ

ガラス屋三代目の巳亦敬一さんの普通のグラスを、
手仕事に見えないほどに整って作ってしまいます。
そのため一手間二手間と手をいれて、
程よく手仕事に見えています。

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巳亦敬一 三つ足グラス あられ 3,564円
径8cmH10cm


今日ご紹介するのは、
さらに手仕事であることがはっきりわかる作り方です。
吹くガラスの基本の回転体を、
飴細工のように手作業で変形させています。

17_mimata_0188_20171221104006900.jpg

全体の形が緩やかに三角形で、
付けたのではなく本体からひねり出した足も三つです。
ボディの側面には淡い紫の小さな四角いガラスを、
一つずつ散りばめてアラレ文に仕立ててあります。

17_mimata_0190_20171221104009277.jpg

この突起が手に馴染んで安心感のある掌になっています。
三つ足の意外なほどに安定感があります。
歪んだ姿と三つ足で夜に動いていそうなユーモラスな表情で、
一つずつ個性ある姿の愛嬌のあるコップです。

                   甘庵


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絵皿にしたくなるけど使う方が何倍も活きる皿

今朝も冷え込んだ荻窪ですが、
もっと大変な地域もあるので、
寒いといって怠けないようにしないと・・・と、
気合いを入れて動いています。

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藤田佳三 染付輪花六寸皿 5,400円
径18.5cmH2.6cm


今日のご紹介するのは、
藤田佳三さんの染付輪花六寸皿です。
リズミカルに削り出された輪花が美しい姿に、
流麗な筆で描かれた吉兆花唐草文が、
絵皿として身近で眺めていたいほどですが、
これを普段に使ってこそ器が活きます。

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実際使い勝手が良く、
料理が美味しそうに映えて、
多用に使えて飽きのこない、
使うほどに愛着の湧く、
器としての力があります。

17_fujita_1077.jpg

つまり鑑賞するものとして眺めたくなるほどの皿を、
使ってしまうところが心豊かな暮らしです。
もちろん大好きな器として優しさを心がけてです。
それでも過保護な必要はなく、
常識的な器の扱いが基本で問題ありません。

17_fujita_1076.jpg

「器は使ってなんぼ」とよく仰っている藤田さんです。
お気に入りの器を暮らしの中で、
手に触れて眺め味わってこそ、
器として完成していくものです。

この美しい皿もそうなって欲しいという、
作り手藤田さんの思いで作られた器です。

             甘庵

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温かみのある白磁ソバチョコ

今年もあと2週間とカレンダーを見ていたら、
年末>年越し>蕎麦>ソバチョコという連想になり、
今日は光藤佐さんの白磁ソバチョコ大をご紹介します。

17_mitufuji_0339.jpg
光藤佐 白磁そばちょこ 大 3,456円
径8.5cmH6.5cm


白磁なのですが白くありません。
穴窯という一房の薪窯で焼かれたため、
薪の灰が溶けた釉薬に降りかかり、
自然釉の層となって淡い黄色になっています。

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この調合した色彩の釉薬とは違う、
仄かな色合いが柔らかく温かみがあって、
優しい表情に仕上がっています。

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でも素地は磁器でしかもしっかり芯までやけていて、
汚れにくくて丈夫で使い勝手の良い器になっています。
それでいて趣が深く風格もあって、
華やかさももっています。

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ソバチョコは多様性の高い器なのですが、
ソバチョコによってはやはり普段使いの器なので、
場によっては明らかに使いまわしや、
代用の器と見えてしまいますが、
この光藤さんのソバチョコには気品があり、
ハレの場でも小鉢、小付けとして、
料理映えする美しい器になります。

              甘庵


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盛り映え抜群の黒釉八角鉢

今日ご紹介するのは荻窪銀花のベストセラーの鉢です。
光藤佐さんの黒釉八角鉢六寸五分です。

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光藤佐 黒釉八角鉢6,5寸 7,020円
対角18.5cmH7cm


吉兆の八角、何を盛っても美味しそうに映える黒釉、
また鉢でもボールでも丼にもと使い勝手も良く、
人気があるのもうなずけます。

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ご紹介している六寸五分は定番の中では一番大きなサイズです。
定番として五寸、五寸五分、六寸、六寸五分と、
五分刻みの4種の大きさがあり、
重なるとちょうど入れ子に組み合わせるられるので、
サイズ違いで使い方が広がり、
セットでお求めになる方も多いシリーズです。

17_mitufuji_0028.jpg

六寸五分鉢は一緒盛りの盛り鉢として、
食材や料理を選ばない間違いない使い勝手です。
しっかり食べたい方にはパーソナルな器としても人気です。
麺、チャーハン、カレー、シチュー、カレー、パスと、
丼とボールと鉢の多様性がある器です。

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ほぼ丸型の見込みは盛りやすく洗いやすく、
でも見かけの八角形が食卓のリズムを切り替える、
華やかな印象を見せるハレの器でもあります。
一つあると大活躍で出番の多くなるお薦めの鉢です。

                甘庵


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一つあるだけでしつらえが華やかなになる鉢

荻窪銀花の窓から見える銀杏の黄葉が綺麗と思っていたら、
どんどん散りだして枝振りが寒々しく見えてきました。
今年もあと半月になり街にも、
暮れを思わす飾り付けに変わってきています。

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年末年始には食卓にもハレのしつらえで飾ることが多くなります。
そんな時に、手頃の使いやすいサイズのこの鉢一つで、
ぱっと華やかになる藤田佳三さんの赤絵5.5寸鉢をご紹介いたします。

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粉引ベースの陶器に赤と緑の上絵が施されていて、
吉兆文の花唐草を気品ある仕上がりにしています。

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磁器などの上絵つけとはことなり、
陶器らしく使うことで少しずつ侘びていきます。
よくこのブログでもお話する粉引などの扱い方や、
荻窪銀花のHPの「うつわへの思いやり」などを参考にして、
お使いいただけると嬉しいです。
*ブログの検索欄内に「粉引 扱い」といれて検索すると、
過去の粉引記事がいろいろ出た中の古い方からぜひ。


17_fujita_1003.jpg

藤田さんらしい花唐草の赤絵絵付けは、
華やかで豪華なのに普段に使いもできて、
使うほどの愛着のわく飽きのこない逸品です。

                甘庵


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黄金色の煌めきがゴージャス

年末年始と冬は人が集まる機会も多く、
ハレの食卓を囲むことが増えます。
そんな食卓を黄金色の煌めきで晴れやかにする、
巳亦敬一さんの新スキハッパボール小をご紹介します。

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巳亦敬一 新スキハッパボール小 3,024円
W14.5cmD11cmH5cm


新スキシリーズは電球色の光りの下では特に、
黄金色が濃く輝いて冷たさのないガラス器です。
冬の温かな部屋ではより存在感が光ります。

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丸く吹いていく吹きガラスを、
巧みな技でハッパ型に整えられている、
特別感のあるフォルムのボールです。
一つずつの手作業なのにそこは巳亦さんです。
スムーズに重なり収納性が高い仕上がりです。

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大きさも家庭で使うのに程よいサイズで、
小向付、デザートカップとして盛り映えして、
料理やデザートの美味しさを引き立てます。

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葉の細い両端の滴のような納まりで、
ここが煌めいて魅力的です。
扱いには少し気遣いが必要ですが、
そこはゴージャスさのためのもの、
扱う緊張感もハレの気持ちをもり立てるものとして、
うつわ好きなら前向きに楽しみましょう。

               甘庵


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特別な日に豪華な彩り

ハレとケ、非日常と日常
暮れからお正月にかけては忙しい時期ですが、
そこにはいつもと違う時間が多くある期間でもあります。
気持ちの高揚感も高まる季節です。

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デザートカップ赤 7,344円
左:径13cmH7.8cm
右:径12.7cmH8.3cm


宴やパーティも多い季節です。
記念になるようにイベントに重ねることもあるでしょう。
暮らしの中にもいつもと違う特別な日が、
ハレとケ、非日常と日常ならハレであり非日常の日です。

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とはいえただただハデにしたりきらびやかにするのでは、
もったいない気がするのはケチクサイ甘庵の感性でしょうか。
特別感のある器を使うことで宴の食卓を、
華やかで気品のあるものにすれば、
その特別感のある器は長く様々機会でも活躍できます。

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ご紹介する巳亦敬一さんのデザートカップ赤は、
そんなハレの場にふさわしい、
品格と豪華さを備えた器です。

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小振りですが存在感がある美しい姿と、
重厚で深みのある彩りで、
ハレのシツラエに締まりが出来て、
華やかにまとまります。

深い朱赤はクリスマスにもお目出度い日にも、
特別な日を引き立ててくれる器です。

              甘庵


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熱々がご馳走

めっきり寒くなってきました。
体がついていけていないせいか、
朝晩は寒さで動きが鈍くなる甘庵です。

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光藤佐 鉄絵土鍋6寸 19,440円
径20.5cm全H15cm本体h8.7cm


エアコンの温度管理をしていると、
気温があがっても湿度が少なくなってきてしまいます。
そんな時に保湿にもなるので鍋料理は有効になりますね。

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コトコトという音やフタを開けたときの立ち上る湯気は、
すでにご馳走になっています。
熱々をふーふーしながら食べて温まり、
同じ室温でも加湿されて温かさに和らぎ加わります。
冬の食卓の定番風景には、
理にかなった良さがありますね。

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光藤佐さんの土鍋は昔ながらの土鍋なので、
はじめにとぎ汁などで火入れしてから使い出し、
使い込むほどに煮込まれ味の染みた表情になっていきます。
そこがまた美味しそうな風情になります。

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鍋の醍醐味は熱い料理を、
直にとって食べれるということにつきます。
冬ならではの熱々のご馳走です。

             甘庵


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絵柄のない取り合わせ

今日は一緒盛りの鉢と取り鉢というイメージで、
小野寺友子さんの粉引鉢七寸三分と、
光藤佐さんの黒釉鉢四寸五分の組み合わせてみました。

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小野寺友子 粉引鉢大 5,400円 径22cmH7cm
光藤佐 黒釉鉢4.5寸 3,240円 径13 cmH4.5cm


真っ白と真っ黒ではなくても、
モノトーンで絵柄はないのですが、
表情が豊かでそれぞれの個性が調和して、
料理映えする取り合わせとして、
絵柄とは違った力強い表現力が生まれます。

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モダンで洋食器としても使えそうなフォルムの、
小野寺さんの鉢も手法は和の器としての粉引で、
料理を選ばず盛り映えして、
多用な食材が上る今の食卓にぴったりです。

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しっかり焼ききり土を釉薬が解け合って、
窯変がみえる光藤さんの黒釉鉢の釉調は、
品格があって料理が美味しそうになり、
仕上げの調味料になる器です。

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違う作り手の違う手法のヤキモノを、
取り合わせることで互いが引き立て合う、
それが取り合わせの楽しみです。

               甘庵

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気持ち華やぐ冬の取り合わせ

12月になりクリスマスの彩りやモニュメントを、
少しずつ目にするようになりました。
昭和の甘庵はやはりハローウインよりも、
ワクワク感が年を重ねても涌きます。

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左から
光藤佐 色絵ぐい呑み 5,184円 径5.5cmH6.5cm
荒川尚也 平盃 4,320円 径8cmH4cm
西川孝次 青アワ赤蓋楕円酒瓶 15,120円 W10.5cmD7.8cmH15.5cm
西川孝次 赤ポッチアワぐい呑み 4,318円 径6.6cmH7cm
巳亦敬一 三つ足ぐい呑み ベージュ 3,456円 径7.5cmH6.3cm


そんな気持ちで酒器を取り合わせてみました。
不思議とガラスが多くなりました。
それも冬に向かう季節でもクリスマスは、
特別な華やぎがありガラスの煌めきが似合のでしょう。

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また赤や青や緑のいった彩りを添えたくなったり、
雪や氷のイメージを重ねてしまうのも、
昭和人間の刷り込みがあるのかもしれません。

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年末年始は宴やパーティも多く酒や飲み物を多く消費することや、
温かな室内は乾燥するためもあるのでしょう。
夏に続くガラス器を使いたくなる季節だと思います。

晴れの季節に似合うガラス酒器を取り合わせていると、
いち早く気持ちまで華やいできます。

                甘庵

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素材の違う取り合わせ

今日は素材の違う取り合わせのお話しです。
画像は鶴見宗次さんの手ひねり深鉢と、
光藤佐さんの白磁四寸皿の取り合わせです。

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鶴見宗次 手ひねり深鉢 10,800円 径20.5cmH8cm
光藤佐 白磁皿 4寸 2,592円 径12cmH2.5cm


鶴見さんの深鉢は炻器(せっき)のざっくりして質感で、
光藤さんの四寸皿はキメの細かな質感です。
それぞれ手ひねりの表情や穴窯で灰がかぶっていて、
風情や個性が強いところは共通するところがありますが、
違う素材感の器です。

17_winter_0665.jpg

これが和の器の取り合わせの楽しさです。
それぞれの強い個性がぶつかりそうですが、
あえて違う取りあわせの方が、
互いの個性を光らせ、引き立てあう面白みがあります。

17_winter_0666.jpg

ただ全ての炻器の鉢と磁器の皿の取り合わせが、
良い感じになるわけではないところが、
また取り合わせの楽しみになります。

違う素材なのに上手く波長が合う取り合わせになると、
無難な取り合わせよりも上手くいった時の楽しさが倍増します。
ただ器選びの好みや物差しがある方の食器棚の器は、
思った以上に異素材の取り合わせが上手くいくと、
うつわ屋の経験から言えます。
そこには選んだときの個性が反映されていて、
方向性が同じという感じだからだと思います。

器の取り合わせはやはり楽しいですね。

             甘庵


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持ち寄る湯呑みの取り合わせ

持ち寄る湯呑みの取り合わせ
飯碗が家族それぞれの好みで違っていて、
その取り合わせが楽しいとお話ししました。
湯呑みも各人の好みや大きさが違い、
同じように取り合わせが楽しいのですが、
仕事場での取り合わせも楽しかったと、
昭和の甘庵のイメージがあるのですが・・・。

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左から
藤田佳三 赤絵マルチカップ 3,456円 径9.5cmH8.5cm
野波実 花湯呑み 2,160円 9cmH7cm
光藤佐 赤絵筒湯呑み 5,400円 径7cmH8.5cm
中條正康 筒湯呑み 4,830円 径6.7cmH8.5cm


スマートな職場では各人の持ち込みはなくなっているのかもしれませんね。
あっても湯呑みよりもマグが主体に変わっているとも聞いています。
器としての種別が広がりもあって、
それはそれで給湯室での勢揃いがあれば、
その取り合わせも興味深いものがあります。

17_winter_0658.jpg

いずれにしても私人としても、
社会性のある職場での個人としても、
自分の湯呑み(マグ)をそれぞれに好みで使うという、
和の器文化にとってベースにもなる習慣は、
ぜひ残ってほしいと思います。

17_winter_0657.jpg

手仕事の器を扱ううつわ屋としては、
もちろんお気に入りの作り手の湯呑みやマグを、
使って欲しいと思いますが、
そはごく一部の方になることは想像できます。

それでも個人の判断や好みによる取り合わせは、
楽しいことだと思います。
夢の国のお土産、ポイント貯めた景品、
オシャレ雑貨店のオリジナル等々。
それはそれで華やかでいて、
使う人の個性が反映されていて、
それも和の器文化の一つの象徴だと思っています。

               甘庵


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