今日の荻窪は極端な暑さが少し落ち着きましたが、
雲が多く湿度があって動くと蒸し暑い天気です。
そういえば紫陽花が色づき始めました。
明日は6月、梅雨が間近なのを感じます。
巳亦敬一 新スキデザートカップミニ 3,132円
径8.5cmH7cm梅雨や蒸し暑い夏は避けられない日本の四季ですね。
先人たちは風通しを良くしたり日よけなどの住まい環境など、
物理的に暑さ対策をする以外にも、
素材感や色合いなどの視覚効果を狙った、
調度品で少しでも楽しく乗り切ってきました。

器も涼感を生かした使って、
季節感として楽しんできました。
明治以降に庶民にも使われるようになったガラスの器が、
涼感のある器の代表格になりました。

グラス類は年間を通して使われるようになり久しいのですが、
室内環境が圧倒的に良くなってからは、
ガラスの器も四季を通して使われています。

それでもこの時期からのガラス器の涼感は、
食卓に爽やかにしてくれて、
料理をより美味しく楽しめるアイテムです。
ご紹介している巳亦敬一さんの新スキデザートカップミニは、
小さくても高坏形で品格を持っていて、
先取りの食材や旬の食材を際立たせるには、
演出効果抜群の器です。
甘庵
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今日までの巳亦敬一さんのガラス展から、
間違いなく美味しく冷酒が飲める、
三つ足片口G線巻ベージュをご紹介します。
三つ足片口 G線巻 ベージュ 4,968円
右:W11.5cmD9.7cmH10.3cm 程よく入れて250cc生えている足を持っている少しひょうげた姿は、
和んで酒を楽しむ酒器としてピッタリです。

健康的な飲み方をして1日1合を入れると、
実にゆったりした美しい景色が肴になり、
手酌にピッタリです。

八分目入れると1合五勺ほどで、
友と会話を肴に酌み交わすのにぴったりです。

有機的な歪みのある姿から、
機能的にはと思われるかもしれませんが、
まるで逆です。
縦型フォルムは持ちやすく、
スルスルっと実にスムーズに注げて、
スパッと切れる注ぎやすさ抜群。
酒器は器の中では嗜好性の高いもので、
それは茶器などと同じで、
収納性などよりもデザインの美しさや姿が優先されます。
とはいえ、口や足などの欠けにくさを考えての、
納まりの配慮が組み込まれている、
使い勝手の良い酒器に仕上がっています。
甘庵
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開催中の巳亦敬一さんのガラス展から、
三代目ガラス屋さんならではと思える、
新スキ台付グラス丸をご紹介します。
巳亦敬一 新スキ台付グラス丸 3,024円
径6.8cmH11.4cm 程よく入れて150ccとりあえずビールという昭和人間には、
平成、令和と時代が変わり、
今や完全な死語になった酒飲みの流れですが、
ビールを飲むグラスにも変化があるようです。

空調設備がない時代の高温多湿の日本で、
オリジナルのビールグラスが作られ使われていました。
一口ビールグラスなどを呼ばれる、
飲みきりサイズの細めの縦長のグラスです。
温まる前にキリキリに冷やしたビールが温まる前に、
飲み干してしまうというグラスです。

昭和50年代後半になると泡立ちの細かさを売りに、
焼き物のビールグラスが流行ったりしました。
その後にピルスナー系のステムのあるグラスなども、
普通に使われるようになりました。
根強い人気の大振りなテーパーグラスなど、
ビールの種類色々なようにお好みで選べる令和です。

さてご紹介している新スキ台付グラス丸は、
一口ビールに台を付けてお洒落なスタイルを得て、
名称からビールも無くなり、
多用な使い方を暗示しています。
現代の日本で使い勝手の良いグラスです。
とりあえずビールとトラッドに使っても、
発泡するワインや日本酒やカクテルなど、
ワールドワイドな使い方のグラスに仕上がっています。
甘庵
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巳亦敬一さんのガラス展を開催中です。
ガラスの器がやきものなど他の器と一番違う点が、
照らされる光や置く場所の色合いや素材の加減で、
色合いや表情が変わって見える楽しみがあります。
台付ボール Bグレー 紫入り 4,968円
径12.8cmH7.5cm今日ご紹介する台付ボールブルーグレーは、
その変化が顕著に伺えるガラス器です。

ご紹介している画像は晴れの午前中に、
窓近くの太陽光で撮影したものです。
午前中の太陽光で撮影するときは青みがかり、
午後、特に夕方は赤みがかるのは、
なんとなく感じていましたが、
この台付ボールでより変化がわかりやすいです。

午後の撮影で黒ぽい台に置いて、
電球色の照明を点灯して撮影すると、
肉眼以上に青がほとんど消えてしまっていました。

窓辺の同じところに置いて目で観察していても、
朝から午後がまわり夕方と、
色合い表情を少しずつ変えて見せます。

また天候や季節で変わる太陽高度などでも、
ちょうど空の青さが違うように、
彩りの変化が見せると想像できるガラス器です。
甘庵
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巳亦敬一さんのガラス展を開催中です。
光の加減で黄金色に煌めく人気の定番の、
新スキシリーズの新作をご紹介します。
新スキワイングラスミニ細です。
巳亦敬一 新スキワイングラスミニ細 3,240円
径5.6cmH11.4cm 程よく入れて100ccほど先日ご紹介した新スキデザートカップ三角と同じ手法の、
カップ部に凹凸のある点文が施されています。
モールや被せとも違う光の反射で、
黄金色の煌めきを生み出しています。

程よく入れて100ccほどのサイズなので、
リキュールグラスとして楽しみやすいサイズです。
モールと同じように飲み物を注いだ部分の表情が、
一変するのを楽しめます。

これは飲み物とガラス素地が一体化してレンズになり、
飲み物が入らない空の時とは光の通り方が変わり、
屈折したり反射したりするために見える、
表情の変化です。

ガラスの酒器ならではの、
光を肴にして飲むと楽しみです。
甘庵
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開催中の巳亦敬一さんのガラス展から、
今日ご紹介するのはデザートカップあずきです。
巳亦敬一 デザートカップあずき 4,968円
径11.8cmH8.2cm緑と赤茶と赤い点文の組み合わせを、
はじめて見たときに甘党の甘庵は、
「和菓子のよう」「抹茶あずき」が頭に回り、
何回か巳亦さんにリクエストするとに、
「抹茶あずき」と愛称のようにお伝えしていて、
いつの間にか「あずき」が名称になりました。

この「デザートカップあずき」の人気は、
名前のように器自体が美味しそうな点が、
とても重要なポイントになっていると思います。

見た目から広がる美味しそうなイメージと、
名称の響がビッタリでより親しみやすくなり、
多くのファンが愛用いただいくことになりました。

碗型のカップ部が同じようなサイズの、
他のデザートカップよりもたっぷり目になり、
デザートも料理も盛りやすく、
台があるのに重なりも良い使い勝手からも、
買い足しされる方も多くいらしゃいました。
深みのある彩りの組み合わせは、
ガラスならではの涼感と、
四季を通して使いたくなるデザインで、
自然と出番が多くなる使える器です。
甘庵
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開催中の巳亦敬一さんのガラス展から、
今日ご紹介するのは新スキタンブラーモールです。
名前からだとカップ部分に縦か斜めにモールが、
ぐるりと入ったグラスを思い浮かべますが、
そこは巳亦さん一手間入っています。
巳亦敬一 新スキタンブラーモール 3,240円
径7.9cmH9.8cm縦のモールが全体に入った安定感のある、
円筒形のタンブラーの中程から下は、
八角形に仕立てられていて、
上は素直な円で口縁がわずかに広がっています。

モールは液体を入れると消える楽しみがあり、
液体がレンズ効果生んで底面や八角の角が、
キラキラと煌めくのを楽しめます。

程よく入れて250cc入るたっぷりサイズなので、
8cmほど径があります。
手の小さな女性には滑りやすくなるサイズですが、
モール+八角形+切り替えが、
デザインとして美しいだけではなく、
手に馴染み、滑りにくい納まりになっています。

被せのない一重の均等な厚みの仕上がりで、
サイズの割に軽く扱いやすく、
何よりたっぷり入る容積で、
満水だと360ccで缶ビールがぴったり。
これからの季節には嬉しいタンブラーです。
甘庵
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開催中の巳亦敬一さんのガラス展から、
今日ご紹介するのは楕円デザートカップ紫です。
この形は巳亦さんフェンにはおなじみのフォルムです。
新スキ楕円デザートカップと同型です。
巳亦敬一 楕円デザートカップ 紫 4,320円
W12.3cmD11.3cmH6.3cmこの形で不思議なくらいに3客は無理なく重なるなど、
日常の器としての使い勝手がとても良い上に、
ゆったりと歪ませた楕円の形が優雅で、
デザートや料理が美味しそうに映えます。

新スキでも魅力的だったこのデザインに、
和文様のような複雑な連続文が施されています。
格子文の中に紫のX入るという、
さてどうやって作るのだろうかと考えても、
当然作り方はわからないのですが、
3つのことを一度に覚えられないような甘庵の思考では、
考えつかないような手間をかけていることだけはわかります。

新スキでは固まり感から黄金色が濃く出る台部分は、
金属を焼き付けしたようなメタリックな重量感のある質感で、
落ち着きのある安定感のある表情にしています。

彩りがありながらもシックで大人びた色合いと、
静かな印象のトーンが、
飽きのこない使いやすいデザートカップ仕上がっています。
甘庵
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巳亦敬一さんのガラス展を開催中です。
定番の新スキシリーズから使い勝手の広い、
新スキ冷茶器大をご紹介いたします。
巳亦敬一 新スキ冷茶器大 2,916円
径9cmH8cm 程よく入れて180cc少し高いフォルムの碗型で、
実用性と汎用性が高い使えるガラス器です。
程よい感じになる被せのラインまで入れると、
180ccほどですが満水だと300cc入ります。

口縁が少し広くなることで、
自分好みの容積の加減ができます。
口縁の広さは氷を入れやすく、
蕎麦猪口にした時や、
デザートカップにした時に、
箸やスプーンで食べやすいデザインです。

適度な広がりのあるフォルムは、
口当たりが良く飲みやすい形で、
重なりが良く収納性も高く、
また洗いやすいデザインです。

9cmの径は子供や女性には、
少し大きく感じる人にも
持つ部分になる被せ部分には、
モールが施されていて、
手に馴染みサイズの割には持ちやすい、
使える上に使い手に優しいデザインです。
甘庵
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巳亦敬一さんのガラス展を開催中です。
巳亦さんの個展には定番と彩りのある、
基本その年用の作品で構成されます。
巳亦敬一 台付鉢G線巻 G 5,724円
径14.6cmH7cm今年の彩り作品の代表はDMでもご紹介している、
緑の組み合わせにアクセントの赤という、
爽やかなイメージです。

また金属のような表情の、
黒茶の台が全体を引き締めて、
器の安定感ある印象にしています。
実際の塊の台は器の安定性を生む納まりです。

淡い緑の素地に、
すうーっと一回りする、
動きのある濃い緑の線が爽快です。
動きの終わりに施された赤い丸が、
静を表すように全体を調和させています。

また器の文様としても、
見る角度で表情を変えて、
ついグルグルと回して見て、
楽しんでしまう仕掛けになっています。
夏の主菜を涼しげにおもてなししたり、
豊かにデザートを盛りつけたり、
遊び感覚で冷たいお茶を点てて見たりと、
使い方にも広がりが持てるガラス器です。
甘庵
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巳亦敬一さんのガラス展を開催中です。
光の加減で黄金色に煌めく人気の定番。
新スキシリーズの新作をご紹介します。
新スキデザートカップ三角 3,456円
径11.3cmH8.3cm新スキデザートカップ三角です。
このフォルムは彩りシリーズでも、
いくつかのタイプが作られていた、
巳亦さんならではの使い勝手の良いデザートカップです。

新スキのデザインは被せ部分に、
点文に見える縦横に連続する細かな凹凸が、
キラキラして魅力的です。

これも彩りシリーズでも、
彩りを加えた形であった手法を、
彩りなしのスキガラスに置き換えてありますが、
彩りではなく、巧みに光を見せる手法として、
成功しているデザインです。

黄金色の手仕事の温かみのある表情ながら、
すっきりとしたオシャレで清潔感を持っていて、
それは涼感になりこれからの季節には、
デザートだけではなく出番が増えて、
おもてなしのお料理が豊かに映える、
一皿に仕上げてくれるガラス器です。
甘庵
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巳亦敬一さんのガラス展を開催中です。
ガラス屋三代目の巳亦さんのエピソードで、
初めてガラスに触れた記憶は、
おじいさんの膝の間で溶けたガラスで遊んだ時だそうです。
ガラスに触れることが遊びから始まった巳亦さんには、
遊ぶ感覚がガラス作りの大きな根っこになっていると思います。
実際にそう確信するディテールを見いだせます。
三つ足ぐい呑み チビ ベージュ 2,808円
左:径6.4cmH5cm
右:径7cmH6cmご紹介する三つ足ぐい呑みチビなど、
グラスやぐい呑みなどの三つ足デザインは、
その好例になります。
三つ足ぐい呑み チビ P 2,808円
左:径6.8cmH5.6cm
右:径6.6cmH5.7cm足のあるガラス器の通常の作り方は、
本体に溶けたガラス片を数カ所付け足(た)して、
足にする付け足(あし)にするのが、
よくある一般的な方法です。
三つ足ぐい呑み チビ B 2,808円
左:径6.8cmH5.5cm
右:径6.7cmH5.9cmでも巳亦さんの足は、
付け足(た)した付け足(あし)ではなく、
生えている足です。
本体からすう〜っとひねり出して・・・。
多分そうしていると・・・。
少なくても付け足していません。
生えています。
三つ足ぐい呑み チビ G 2,808円
左:径6.9cmH5.8cm
右:径6.8cmH5.6cmしかもぐい呑みは一つずつ形や顔つきで作られていて、
その生えた足で動き出しそうな姿をしています。
どうも生き物チックです。
つまり遊びの造形だと思います。
この遊びの姿が酒器に大切な肴になる力を、
備えている三つ足ぐい呑みチビです。
甘庵
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巳亦敬一さんのガラス展を開催中です。
毎年目を楽しませてくれる巳亦さんの個展です。
荻窪銀花のHPでは大まかに二つに分けてご紹介しています。
一つは定番の新スキシリーズです。
スキ(透き)ガラス=透明、無着色の素地のままをさします。
ところが巳亦さんの新スキシリーズは黄金色に煌めいています。
それは一工夫、一手間の結果です。
そうしてもう一つ個展のために作ってくださる、
不透明だったり少し濁っている色合いので、
甘庵は彩りシリーズとして分けています。
六角鉢大 G 4,968円
径12.5cmH5.7cmこの彩りシリーズは毎年新しい工夫を見せてくれます。
色や組み合わせや手法など意欲的な仕事が見られます。
ところがそのほとんどがその年限り、
長くても数年で見られなくなってしまいます。

個展では直ぐに売り切れてしまい、
ご注文をいただいて翌年、そのまた翌年は、
作っていただいて少し棚に残ったりするためで、
巳亦さんはすぐに先を見て行って、
次の彩りに気持ちが移ってしまうようです。

それでもお客さまが放っておかないため、
数年の間をおいて再製作をお願いすることがあります。
今回は甘庵の方からいくつかお願いしました。
今日ご紹介してる六角鉢大 G もその一つです。

六角にするゲージがあるはずなので、
そうそう大きさに違うはないと思いますが、
サイズ感や姿や色合いを含めて今年のモデルになっています。
リクエストですが鮮度が高い仕上がりです。
これが手仕事の魅力であり、
出会いの楽しみになります。
そして、良いです。器ですが美しいです。
使い勝手も良さそうで、料理映えも間違えないでしょう。
基本は緑の一色の構成ですが、
単純ではない深みが感じ取れるのは、
六角のフォルムと調和したデザインの、
巳亦さんならではの面倒な手間から生まれる、
複雑な地紋が生かされているからです。
甘庵
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巳亦敬一さんのガラス展を開催中です。
今日はたくさんある魅力的なガラス器から、
新スキシリーズの新作をご紹介します。
「新スキワイングラス変形」という名前が、
少し可愛そうな気がする優雅で素敵なグラスです。
巳亦敬一 新スキワイングラス変形 3.456円
径7.1cmH12cmステムにかかる部分が二方向から被せてあり、
その先のカップ部分が花弁を支える萼のようで、
グラスが一輪の花のように見えます。

被せて部分にはモールが入れられて、
新スキの個性になっている黄金色の煌めきが、
より強く美しく輝いています。

ワインなど飲み物が注がれると、
花弁が色づき、光を集めてレンズ効果も見せて、
グラスの姿自体が酒の肴になることでしょう。

花を思わせる優しい姿ですが、
普段使いを想定している実用ガラス器です。
デザインはスッキリしていて重苦しくないですが、
ステムはカップからの延長で、
ベースに差し込まれて全体として2ピースです。
ベースも固まり感を見せませんが、
しっかりとして厚みがあり、
丈夫さと重心を低くして安定性を担保しています。
新しい定番として人気のグラスになるが、
予想されるグラスです。
甘庵
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朱に交われば赤くなるの諺ではありませんが、
ガラスの器は使うシチュエーションで表情を大きく変えます。
そこがガラスの器の分かりやすい面白みですね。
台付鉢 かけ黒 透明 5,832円
14.5cmH7.3cm陶磁器や漆器などの他の器にはない、
光を透す素材の特性だからこそです。
近年はより透明度を高める方向に流れがあって、
特に20世紀になり鉛クリスタルガラスの量産化や、
メインの材料の硅砂の精製が発達して、
汚れになる不純物を取り除く技術などが進化し、
ソーダガラスでも透明感の高い製品になってきました。

それはそれとしても、
それまでの長いガラス工芸の歴史には、
人工宝石のように多彩な色ガラスを作ったり、
それをより美しく見せる技が生まれました。

現代の暮らしで身近に使う器としてデザインされた中にも、
巳亦敬一さんの彩りガラス器には、
その歴史を思い出させてくれる魅力があります。

この鉢のように置かれる場所や、
受ける光で大きく表情を変えます。
スキ(透き)ガラスにはない楽しさです。
デーブルの素材、敷物などの置かれる場所の色や、
朝の太陽光や夜の照明の下など照らされる光でも、
異なる顔を見せてくれるのを楽しみ味わえます。
甘庵
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今日から巳亦敬一さんのガラス展がはじまります。
巳亦さんの彩りガラス器は周りの光を集めて柔らかく仄かな光が滲みでます。
煌めきや輝きともひと味違う淡い陰影で四季を問わずに活躍するガラス器です。
定番の黄金色に煌めく定番の新スキシリーズも色々届きます。


毎年新しいデザインや彩りの組み合わせを見せてくれますが、
今年はお客様のリクエストで過去の作品を、
少しだけ再製作していただいたものも届きました。


新スキのシリーズの黄金色の輝きを楽しめるデザインの、
新しいモデルもお目見えします。
新緑が映える爽やかな週末になりそうです。
ぜひお出かけください。
甘庵
巳亦敬一 彩りガラス展
5月10日(金)〜5月28日(火)
5/14火.15水.22水.23木はお休みです
土曜日、日曜日は予約不要ですランキングアップは皆様のクリックがたよりです。
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荻窪銀花は今日も営業しております。
温故知新をテーマにした催しで、
皆様をお迎えします。
色絵輪花三寸四分皿 径10.2cmH2.5cm今日は10cmの中に世界観が見られる
ギュッっとオメデタイ絵柄を、
詰め込んで描かれています。

中央の線描きされた中に緑釉、紫釉、黄釉で埋められた、
七宝文には花菱の変形が描かれ、
周りにはぐるっと手の込んだ絵柄が描かれています。

トリミングされた紗綾形は黒の縁取りの中に緑釉が、
赤絵の細い線がきの入子菱文が、
赤絵地紋に白抜きした上に金彩の唐草文が、
木瓜型に可愛い黄色い花文が描かれています。

手元にある5客をよく見てみると、
手書きのために少しずつの違いが楽しめます。
そこには描く職人のプロ意識が垣間見られて、
感心ししながら飽きずに見入ってしまいます。
重ねやすいことなどの形も含めて、
使う人が喜んでくれることを、
思い描きながら作り出しているに違いないと、
そう思えてなりません。
物つくりに大切な姿勢が、
何世代と長く愛され使い続けられて来たのでしょう。
甘庵
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荻窪銀花は今日も営業しております。
5/5日まで温故知新をテーマにした催しで、
皆様をお迎えします。
今日は使い勝手の良さが不変を感じる、
膾(なます)皿を温故知新(古きをたずね新しきをしる)して見ます。
なますというとお節の紅白なますなどのイメージで、
野菜の酢仕立ての副菜と思う方も多いかもしれませんが、
本来の膾は古くは肉や魚を調理したものだそです。
膾皿はそれを盛り付ける器です。
染付山水輪花五寸膾皿 径15cmH4.8cmつまり主菜を盛り付ける器です。
のちに膳の向こうに置かれるので、
向付と言われるようになります。

ちなみの酢を使うようのなったのは、
後世になってからのようで、
「生酢」が語源ではないようでが、
日本語の響きが重なるのは楽しいことで、
使われだしてからも数世紀なのですから、
それもまた由といたしましょう。

さて器として見てみると理想的な使い勝手です。
見込みが平らで多様な盛り付け方に対応できます。
それでいて深さがあるのでソースも汁さえも受け止めます。

少し高めの高台があるフォルムは、
しつらえの時にメインディシュとしての、
存在感と平たくなりがちな食卓に、
高低差のリズムを生みます。
そして収納性が高いんです。
スタッキングがスムーズで、
5客1組の習慣だった時代に、
1組を無理なく安定した形で重ねられます。
今の私たちの食習慣の中でも通じる、
不変の使い勝手の良さを持つ膾皿です。
甘庵
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荻窪銀花は今日も営業しております。
5/5日まで温故知新をテーマにした催しで、
皆様をお迎えします。
色絵赤絵は女性用、染付は男性用と聞いています。食器や酒器が中心ですが、
今日は先人たちのヘアケアの道具をご紹介します。
髷を結うときに整える油を入れていた油壺です。
小花器や一人徳利として見立て使いも楽しそうです。小ぶりで安定感のあるフォルムが可愛い小壺です。
使うよりもコレクターアイテムとして、
蕎麦猪口とならび人気が高かったものです。

近年は染み込んでいた油をよく洗浄して、
一合ほどの容量を生かして、
一人楽しむ徳利として使う方が多くなっているようです。
その意味では温故知新であり、
見立て使いの楽しみがあります。

やきもの好きの目線からは道具としては、
使い勝手と同時に身の回りに置いて楽しめる、
美しいフォルムや絵付けなど、
先人たちの道具への心豊かさが感じられて、
とても心惹かれます。
甘庵
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各地でお祝いムードがいっぱいで、
新しい元号の令和を迎えたと話題が多く、
平和だな〜と改めて感じます。
素直に喜ばしいこととして受け止めたいです。
長い連休も後半に入りました。
銀花も今日から5日までお休みなく、
温故知新をテーマにした催しで、
皆様をお迎えします。
瓢文輪花三寸五分皿 径11.2cmH2.5cmそんな中から瓢(ふくべ・ひさご)文輪花三寸五分皿を、
ご紹介いたします。
秀吉の千成り瓢箪や夕顔棚納涼図などでも知られるように、
古くからおめでたい身近な植物です。

身を細く削って乾かした食べるかんぴょうの夕顔も、
入れ物などとして重宝された瓢箪も近い仲間のようです。
古くから人が栽培していくうちに変化していったようです。

瓢の形がなんとも良いですよね。
くびれがあり手にも馴染むし、
また同じ形がないところも良い。

この皿には中央から三方に実を配し、
巻くつるが唐草同様の吉祥文様になって、
繁栄をイメージさせています。
デザインとしても面白と同時に、
安定感があってまとまっています。
平らな見込みと程よく立ち上がりのある縁は、
古い皿に多い形ですが実用性の高く、
重なりも良く使い勝手の良さは、
現代の食器としても見本になるデザインです。
甘庵
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