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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

吹きガラスのアワ皿動画アップ

秋らしい気持ちの良い天気です。
爽やかな空気感が気持ちも緩やかになります。
開催中の荒川尚也宙吹きガラス展から、
今日はアワ皿中と小の紹介動画をアップしました。



動画内にも簡単に記載しましたが、
初めはグラスや鉢のよう作り出します。
まずは竿の先に巻き取った溶けた素地に、
息を吹き混んで球形に膨らませます。
ある程度作り出すものに合わせて形が整えば、
球形の先がわに竿をつけるポンテの作業します。

20_arakawa_se01.jpg
荒川尚也
左:アワ皿 中 6,600円 径22.5cmH2.3cm
右:アワ皿 小 3,850円 径17cm1,7cm


吹いていた竿側の適当な位置で切り離します。
出来た口を整えたり開いたりして、
目的の形にしていきますが、
皿はグングン開いて作り出します。
伸ばし変形させる量が多い分、
吹きガラスの皿は表情や個性がそれぞれになります。

ほれ眺め眇めるとそれぞれの表情で、
語りかけてくるようです。
ここに選び出し出会う楽しみがあると、
思ってくださいね。

                 甘庵


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華やかに舞うアワ文

開催中の荒川尚也宙吹きガラス展から、
今日は三角モール鉢 アワをご紹介します。

20_arakawa_0175.jpg
荒川尚也 三角モール鉢 アワ 8,800円 
径21.5cmH4.2cm


三角とあるのはベースになる型が、
三角だからですが小ぶりな皿や鉢では、
緩やかな三角のおむすび型を見せていても、
このサイズまで伸ばされていくと、
ほぼ丸い形になっています。

20_arakawa_0176.jpg


それでも裏を返して広大側を見てみると、
三面の型押しの後が見られます。
底ズリされた端から型から移った、
モールが見えるのは高台拝見的な、
器好きのマニアックな喜びになります。

20_arakawa_0178.jpg

太1本細2本1組のアワ文も、
見込みから三方向に緩やかに渦巻いて、
鉢の端まで舞うように広がっていきます。

20_arakawa_0173.jpg

細かな泡かから大きな泡まで、
舞うようにリズミカルに発泡するアワも、
迸ったエネルギーの余韻を感じさせます。

             甘庵
 

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手にした時ワクワクするボトル

開催中の荒川尚也宙吹きガラス展から、
今日は角モールボトルをご紹介します。
昨日のボウルと並び制作初期の頃から続く、
30年以上愛され続けているボトルです。

20_arakawa_0166.jpg
荒川尚也 角モールボトル 19,800円
W14cmD7.311.5cmH26cm


当時の今よりもアワのシリーズが少なく、
フォルムも男性的なものが多かった時の名残の作品です。
勢いや質量感や存在感のあるデザインです。

20_arakawa_0168.jpg

梱包を解き初めて甘庵が角モールボトルを、
手にした時のワクワク感を今でも思い出します。

20_arakawa_0165.jpg

ズシリとした重量のボリーミーな蓋栓は、
澄んだ素地の中のアワが煌めいて、
手に入れたボトルのオーナーとしても喜びが思い浮かぶ、
オブジェとしての魅力を持っていました。

20_arakawa_0169.jpg

ゆったり幅広のモールと、
金属型に吹き込んだ鱗状の表情からは、
溶けたガラスに息を吹き込んで作り出す、
力強い制作工程が伺い見えて来て、
心踊り見入ってしまいました。

20_arakawa_0171.jpg

数十年を経て二桁の数のボトルの出会いを見て、
橋渡しをさせていていただい来た今も、
手に取った時のワクワク感は変わらず健在です。

                  甘庵
 

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ベーシックなフォルムの定番ボール

開催中の荒川尚也宙吹きガラス展から、
今日はボウル小をご紹介します。
荒川さん制作初期の頃から三十数年は続く定番品です。

20_arakawa_0096.jpg
荒川尚也 ボウル小 3,960円   
径12.7cmH6.5cm
程よく入れて230cc満水で450ccほど


この後には個性的でお洒落なボウルや鉢を、
いくつか作られて来てどちらかというと、
ひっそりとファンに愛せれて来てボウルです。

20_arakawa_0097.jpg

それでも変わることなく選ばれ、
また補充されて来ているのは、
衒いのない基本的なボウルの姿と、
丈夫で使い勝手の良い実用的な器として、
実力に他なりません。

20_arakawa_0098.jpg

使い勝手としての利点を一つあげるなら、
つるんと丸くひっかりのない見込みの形状です。
これはヨーグルトやアイスクリームなどを掬う時に、
スムーズに滑らかに掬える点です。

20_arakawa_0099.jpg

それは同時に洗う時にも実力を発揮します。
隅の部分がなく汚れがたまることなく、
洗いやすいディテールの実用デザインです。

実用的なデザインでありながら、
ころんとした可愛らしさを持つ、
食卓に一緒に並ぶ他の器との取り合わせもしやすい、
普遍的な美しいデザインです。

              甘庵
 

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口がチャームポイントのピッチャー

開催中の荒川尚也宙吹きガラス展から、
今日はつけくちピッチャーをご紹介します。
太めと細めの2点が届いていて、
コントラストが楽しく絵になるので、
二つ並べておきたくなります。

20_arakawa_0072.jpg
荒川尚也
つけくちピッチャー 細 6,930円
W11.7cmD8.2cmH9cm 程よく入れて180cc
つけくちピッチャー 太 6,930円  
W9.8cmD6.9cmH12cm 程よく入れて180cc


HPでも二つ並べた画像でご紹介しています。
良いコンビというイメージが広がっています。

20_arakawa_0073.jpg

つけくちは、つまみ出した口ではなく、
パーツとして口を付け足しているディテールからの名称です。
接合部分の本体に近いところの膨らみが良い!
なんだかとても魅力的で惹かれます。

20_arakawa_0074.jpg

複雑な曲線を持つ口の部分で、
光も歪み屈折するために、
美しい輝きを見せてくれます。

20_arakawa_0075.jpg

そしてわざわざ付ける手間をかけた分、
水切れの具合も良く、
盃に静々と注ぎ入れる楽しみがあります。

先日ご紹介したぐい呑をご紹介したYouTube動画では、
ぐい呑の変化をご覧いただくために、
このつけくちピッチャーから注いています。
注ぐ感じと切れの良さをご覧いだけます。

つけくちピッチャーも水が入ることで、
しっとりした景色とレンズ効果が見えて、
これもまた酒の肴になります。

              甘庵
 
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定番アワグラスの動画アップ

荒川尚也さんのグラスの動画をアップしました。
定番作品のアワグラスAとBとCの3種をご紹介しています。
今日のは4:40とそう長くありません。


容積も違うので使い方でお選びいただき、
長くご愛用いただいているファンの多いグラスです。
自然と数年後、十数年後、それ以上経ての補充と言う方も、
とても多い人気の定番品です。

サイズ感など時を経ていると、
多少の違いはあるのですが、
もともと手仕事の宙吹きガラスのために、
一つずつの表情の違いがあるために、
補充する方にはさほど気になる点ではないようです。

それよりもこの澄んだ素地や、
手に馴染む質感などは、
一度使い慣れると、
他のグラスに浮気する気になれないのでしょう。

              甘庵
  

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呑みたくなるぐい呑

手に取り眺め眇めていると、
だんだん呑みたくなる荒川尚也さんぐい呑5種を、
動画にまとめてみました。



撮影なのについついいつものペースで眺め眇めてしまい、
加えて水を注いでみると雰囲気も出てきて、
光を集めてまた違う景色になり・・・。
結果15分にもなってしましました。

でも器好き、ガラスファンならきっと承諾してくれると、
それに飛ばしながら見たいところだけも見られますし・・・。
ぜひ甘庵目線のぐい呑を見てやってください。

                甘庵
 

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歪が美しいグラス

荻窪は雲の多い涼しい連休になっています。
移動や活動には程よい気温です。
3蜜を守りながら楽しいお休みを過ごされてください。

今日も開催中の荒川尚也宙吹きガラス展から、
綺麗な渓流を具現化してデザインの、
渓流グラスBをご紹介します。

20_arakawa_0134.jpg
荒川尚也 渓流グラス B 4,950円
径8.7cmH9.7cm
程よく入れて180cc


一番の特徴は縁部分のハンドモールです。
柔らかなグラスの縁を専用の道具で挟むことで、
7つ連続する凸型の丸ぽっちを数カ所生み出しています。
それは岩肌にぶつかり飛び散る雫の様に輝きます。

20_arakawa_0135.jpg

素地の中には太線1本と細線2本が交互に縦に入り、
外のハンドモールと相乗効果を生み出して、
勢いのある流れのように動きのある文様になっています。

20_arakawa_0136.jpg

ハンドモールが施されることで、
丸く吹き上がった縁を、
程よく手を加えた一つずつ違う歪が、
吹きガラスでありながらも、
侘びる美しさを感じ取れます。

20_arakawa_0137.jpg

渓流シリーズにはBの他にも、
どっしりした渓流グラスAと、
小ぶりな渓流グラス小と、
そのまま小さくした渓流盃があります。
どのグラスからも酒の肴になる、
渓流の音が聞こえてきそうです。

                 甘庵
 

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自分だけの盃

開催中の荒川尚也宙吹きガラス展から、
一つずつの表情をもつ馬上盃をご紹介します。

20_arakawa_0087.jpg
荒川尚也 馬上盃 4,180円  
径7.5cmH10cm〜径6.5cmH12.7cm
程よく入れて90~120cc


ぐい呑らしい感覚で作られているので、
サイズやフォルムなど同じものがありません。
今回届いた5客も全て少しずつ違う表情です。

20_arakawa_0089.jpg

程よく入れて容積で90~120ccのサイズは、
ぐい呑としては大きめで、
小ぶりなリキュールグラスです。

20_arakawa_0090.jpg

その分酒豪でなければ、
使い方の広がると楽しめそうです。
ソフトドリンク全般や、
珍味を盛りつけたり、
一口デザートだったりと、
美しいフォルムをソーサーや茶托と合わせて、
さらによそ行きに盛り上げるのも楽しそうです。

20_arakawa_0091.jpg

そして同じものが一つもないため、
悩みながら選ぶ楽しさがあって、
自分だけの馬上盃と出会えて、
より愛着のわく盃になります。

           甘庵
 

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澄んだ素地が生きる瓶

開催中の荒川尚也宙吹きガラス展から、
丸瓶をご紹介します。
荒川さんのネーミングにはひねったものと、
ベタにストレートなものがありますが、
これは正に見たままの名前です。

20_arakawa_0032.jpg
荒川尚也 丸瓶 クリア 22,000円 
径13.5cmH21cm


全体のフォルムにもひねりはなく、
実にストレートな造形です。
でもそれで十分な存在感があり、
澄んだガラスの素材感が素直に美しいと、
感じ取れるデザインです。

20_arakawa_0033.jpg

ポイントの手法とディテールを捕捉すれば、
首下から曲面になる部分から、
被せガラスになり細かいモールが施されています。

20_arakawa_0034.jpg

他のボトルに多いキャップにアワはなく、
澄んだガラス素地の塊の魅力で勝負しています。
実際にレンズの中を覗き込む楽しさがあります。

20_arakawa_0035.jpg

甘庵の酒への見識や暮らしへの取り入れ方からは、
使いこなせないかもと思いながらも、
美味い梅酒でも仕込んでおいて、
キュキュッと栓を抜き、
盆に整えた人数分のお気に入りの小ぶりのグラスや杯に、
静々と配り注ぎいれるのは、
ちょっとやって見たくなる情景です。

                甘庵
 

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荒川尚也宙吹きガラス展はじまりました

今日から荒川尚也さんの個展が始まります。
残暑が戻って来たようで朝から蒸し暑いのですが、
差し込んでくる秋の日差しに荒川さんのガラスが煌めいています。

20_arakawa_0034.jpg
20_arakawa_0088.jpg

荒川さんの澄んだガラス素地は美味しそうな水を連想させます。
アワの文様やクラックなどは氷をイメージさせます。
竿の先の溶けたガラスに息を吹き込んで、
膨らませて伸びていった動きのある表情は、
まさに美味しそうな水です。

20_arakawa_0077.jpg
20_arakawa_0074.jpg

光や煌めきを静かに携えて、
料理を涼しげに映えさせ飲み物の味わいをを、
よりいっそう深めてくれます。

予約いただいた上て1組ずつお迎えしています。
もちろん十分な換気など感染対策も心がけております。
ご来店いただけなくてもHP動画でもご紹介しています。
ぜひ覗いてみてください。

                甘庵
 
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時知らずでも旬でも美味しそうに受け止める鉢

この数日の荻窪はすっかり秋を感じ始めています。
朝夕はすっかり過ごしやすくなり、
残暑に慣れていたせいが年のせいか、
足元が冷えるを感じています。

19_mimata_0081.jpg
巳亦敬一 三つ足鉢 P 5,500円
径15.5cmH4.8cm


甘庵が覗くようにあ庶民のスパーに並ぶ食材も、
随分と秋めいてきました。
ただ気づくのが野菜と同様に外国産の果物が、
結構多くなってきていますね。

19_mimata_0082.jpg

そのためますます季節感が分からなくなって来ていますが、
普通の暮らしが多面的にグローバルな社会になって来ているのを、
暮らしで実感するところですね。
その意味ではこれが庶民の暮らしとすれば、
季節感を感じる食材が、
少しずつ変わって来ているのかもしれません。
食材の季語も少し変わっていってもいいのかも。

19_mimata_0083.jpg

なんて考えながら和梨が食べたくなって来た甘庵ですが、
今日は諦めて、時知らずフイリッピン産のバナナでも。
身近によくあるのは昭和人あるあるですね。

19_mimata_0084.jpg

でもまぁ〜明日以降の季節の果物を盛り付けるイメージで、
巳亦敬一さんの三足鉢Pをご紹介しています。
彩のシリーズでは長く定番になっている人気の鉢です。

ベージュの素地が料理からデザートやフルーツまで、
さりげなく受け止めてパッと盛り映えさせます。
自然に瑞々しく美味しそうなしつらえがに収まります。

                 甘庵


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秋を感じて渋茶に煎餅

日が差していたのに気がつくと雨が降っていたりと、
このところ不安定な天気でしたが、
少しずつですが秋の気配を感じられてきました。

今日の荻窪も一時期の猛暑に比べると、
随分過ごしやすくなってきたので、
久々にエアコンを消して朝から窓を全開にして、
扇風機やサーキュレーターや換気扇をフル回転して、
換気しながら過ごしています。
お昼過ぎまではこれでいけそうな気がします。

不思議とわずかな秋の気配で、
渋茶でお煎餅というイメージが広がっています。
今日のおやつは決定かな。
となれは加藤財さんの急須の出番です。

20_kato_0405.jpg
加藤財 急須横手 白平 11,000円
容積200cc


ご紹介している急須は横手の白平です。
丸い急須が丸くてコロコロした形状から一番人気ですが、
これも美しい丸さで構成されています。

20_kato_0406.jpg

甘庵のイメージでは丸いゴムボールを、
上からググっと押して平たくした形です。
どこかエネルギッシュな力のある造形で、
押されたボールが元の丸さに戻ろうとする、
反発するような弾力のある力を感じます。

20_kato_0407.jpg

一方、平たい急須やポットばかりをご愛用する、
ファンの方がポツリと「加藤さんの中では蓋が大きい」と。
急須は茶道具が基本なので、
美し姿を追求している加藤さんの急須やポットは、
全径からのバランスで蓋の径が決まります。
自然と平のタイプは丸などに比べて口が大きいくなります。

20_kato_0408.jpg

結果として茶葉の出し入れが少し楽になるようで、
それもあって平をお選びになるようです。
確かに撮影時にも中がよく見えています。

そうだ山形のお客様よりいただいて、
美味しい庄内米の煎餅がある!

                 甘庵
 

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小さい皿に秋

今日の荻窪は曇り空ですが、
残暑が少し和らいでいて風に秋を感じます。
なので少し秋を感じる器をご紹介します。

20_chujo_0518.jpg
中條正康
左:絵替色絵三寸五分皿 3,850円 径10.5cmH1cm
右:色絵絵替小皿 2,200円  径8.8cmH3cm


中條正康さんの色絵三寸五分皿(10,5cm)と色絵小皿です。
小さな皿で盛り付けられるものも少量で、
日常に必須の器ではないのですが、
食卓に上ると心和らぐ器です。

20_chujo_0519.jpg

土味を生かした柔らかな表情の素地に、
どちらにも絵本のような絵付けで紅葉が描かれ、
手のひらの中に収まるようなサイズの中から
しっかり秋の風情が伝わってきます。

20_chujo_0520.jpg

裏を返すと連続する紅葉文が描かれていて、
小さな皿の中にも広がりを感じ取れる、
空間演出のあるデザインです。

               甘庵

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荒川尚也さんの個展はじまります

まだまだ残暑が厳しくてガラスの出番が多い毎日です。
来週から澄んだ素地が美味しそうな、
荒川尚也さんの吹きガラス展を催します。

20_arakawa_0507.jpg

個展なので一点物や花入や酒器や煎茶碗などと、
長いファンからの要望の多い定番品などを、
取り揃えてお待ちします。

20_arakawa_0517.jpg

HPでもいつものように全品をご覧いただけるようにします。
加えて出来る限り動画でもご紹介することも予定しています。
ご期待ください。

                     甘庵
荒川尚也 宙吹きガラス展
9月18日(金)~10月5日(月)
9/22水.23水.29水.30木はお休みです

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加点方式だと点数高そうなグラス

今日ご紹介するのは炭酸や水で割る飲み物が似合いそうな、
巳亦敬一さんの新スキ六角台付グラスです。
スポーツの競技会で加点方式で順位が決まるものがありますが、
このグラスはその方式だとなかなか良い点が取れそうです。

20_mimata_0542.jpg
巳亦敬一 新スキ六角台付グラス 3,630円
対角7.5cmH14cm 程よく入れて200cc


ボール(カップ)部分は全体に六角に仕上がり、
縁部分にはモールが施され、
その下にはアワの点文が入り、
ベース部分には台が取り付けられています。

20_mimata_0543.jpg

ワンピースでベタの高台というモデルからすれば、
随分手間数が加えられています。
そこで感心するのは手間数ではなく、
手を色々加えることでもサイズや姿に大きな差が出ずに、
揃って仕上がっています。

20_mimata_0544.jpg

つまり巳亦さんの腕前だと、
このぐらいが程よいボリュームの制作工程のようです。
このぐらいの手間をかけると、
ちょうど手仕事の匂いが出てくる感じなのだと思います。
工程が少ないグラスだと・・・。
綺麗すぎて機械で作られたように感じます。

20_mimata_0545.jpg

この手間がかかっているグラスとして価格を考えると、
とてもリーズナブルだと感じるのも、
制作の工程時間がスピーディだからだと想像します。
手間数が多くても腕の良い巳亦さんは、
歩留まりもよく、数も出来るからこその価格設定になり、
使う側にとっては嬉しいことです。

              甘庵
  

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小ぶりなポットの使い方色々

加藤財さんの急須やポットは使い出すと、
違うものが欲しくなったり、
運悪く破損してもまた欲しくなります。
それは財急須ならではの美しい端正は姿よりも、
使い勝手や使い心地の良さからだと思います。

1912_kato_0067.jpg
加藤財 ポット 黒なすび 13,200円
容積400cc


スルスルと注げて、
スパッと切れる感覚は、
一度手に入れるとやめられなくなります。

1912_kato_0069.jpg

隅々まで丁寧に作られた細やか作りが、
視覚や触覚的な心地よさに対して、
繊細で上品な注ぎ心地の良さは、
精神的に満たされる潤いがあります。
入れるお茶の味にも反映していると思います。

1912_kato_0070.jpg

今日ご紹介しているポットなすびは容積400ccほどで、
ポットの中では比較的小ぶりです。
一つ目のポットを選ぶ方はだいたい500cc以上の、
たっぷり入るものを選ばれます。

1912_kato_0071.jpg

確かにそれは番茶ほうじ茶や紅茶などを、
たっぷりいただくのにピッタリですが、
もしまたポットや急須をとお考えになった時には、
このサイズのポットも使い方を含めて選択の候補にして欲しいサイズです。

ワンカップ(200cc)ほどのたっぷりの湯呑みで2杯とれます。
80ccほどの湯呑みに5杯とれます。
少人数の家族で食後に熱い緑茶をたっぷり飲みたい方や、
マグで紅茶を浅めと少し間をおいて濃いめの紅茶を楽しむ時や、
5人ほどのお客様へお茶を入れたいときなどに、
程よいサイズだと思います。

ポットは350ccほどから600ccを超えるものまで、
時々で色々出会えます。
ご自分のお茶習慣に照らしてお選びいただける楽しみがあります。

                      甘庵
 

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巳亦敬一新スキガラスが補充されました

特別な警告の出ている大きな台風10号は、
ゆっくり進んでいて遠くまで不安定な天気にしていますね。
大きな被害がなく通り過ぎてくれることを切に願うばかりです。

20_mimata_0436.jpg

巳亦敬一さんから新スキシリーズの定番品が届きました。
今年の猛暑で昼間暑い時間の制作を控えていたため、
お願いしていた補充品の到着が遅れています。


20_mimata_0542.jpg


お願いしている大部分が届いたので、
早速HPの在庫を書き換えました。

20_mimata_0546.jpg

それでも補充前に売れてしまって、
これからの注文するアイテムもありますが、
また制作をお願いしておきますのでご了承ください。

                  甘庵

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残暑が続きまだ冷たい麺が美味しい

経験のないほどの大きな台風が来ていて心配です。
進路になりそうな九州地方などだけではなく、
かなり広い範囲で大雨などもありそうです。
天気予報に注意しながら、
先んじての準備や心づもりをしておきましょう。

20_arakawa_0567.jpg
荒川尚也 小鉢 3,960円
径11.8cmH5.6cm


台風のせいもあるのか荻窪も蒸す残暑です。
まだまだ冷たい麺類が美味しく感じます。
ただ、素麺や冷や麦やざる蕎麦だけでは、
夏バテの出てくる今頃の栄養補給になりませんね。

20_arakawa_0569.jpg

簡単なもので良いので、
少しでも副菜を一緒にとりたいところです。
甘庵は素揚げした野菜やキノコや、
油揚げや厚揚げを焼いたものを、
麺つゆにつけて食べます。

20_arakawa_0570.jpg

ガサツな甘庵が蕎麦猪口でそれをやると、
食卓が麺つゆなどで汚れます。
そこで蕎麦猪口より少し大きめのご紹介している、
涼しげな荒川尚也さんの小鉢が活躍します。
たっぷりの広さがあり薬味が多い時にも嬉しい見込みです。

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蕎麦猪口の大きい版なので、
名称通りに小鉢としてサラダ、シリアル、ヨーグルト、フルーツを、
料理からデザートまで多彩に使えて盛り映えする小鉢です。
あるととっても便利です。
とても長く人気のファンの多い定番品です。

                甘庵
 

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名称は第一印象が愛される

今日ご紹介するのは光藤佐さんの、
力強く勢いのある刷毛目の跡に魅かれる、
刷毛目皿5寸五分です。

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光藤佐 刷毛目皿5.5寸 5,500円
径16.5cmH3.8cm


刷毛の目が印象的な刷毛目。
粉をひいたような白さで粉引。
と、第一印象がそのまま名称になったものは、
親しみも湧いて後世まで長く愛されるようです。

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刷毛目は化粧土を刷毛でひいて文様にする、
単純ですが奥深い表現になり、
また、作り手により様々な表現となります。
光藤さんも数パターンあるのですが、
一番多い方法がこの皿の黒めの素地に、
少し粗めの刷毛で勢いよく描かれたものです。

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男性的で動きのある文様からは、
モノトーンの釉調ながらも色彩を感じられます。
それでいて器としては料理をしっかり受け止めて、
美味しそうに盛り映えさせる力を発揮します。

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薪で焼く穴窯の作品で、
炎の流れを感じ取れる釉調の変化や、
窯変も見受けられる奥深い仕上がりです。
しっかり焼けきっているので、
長く使い込んでいくことで、
ゆっくりと侘びていくのも楽しみな皿です。

              甘庵


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