さらなる変異株への警戒も伝えられてきていますが、
ぼくらにできることは変わらずの感染対策です。
一人一人が怠ることがなければそれが大きな防御になります。
光藤佐 粉引大皿9.5寸 25,300円
径28cmH6.2cm今日は光藤佐さんの粉引大皿9寸五分をご紹介します。
近年は大皿を使う出番が少なくなっているようです。
家族数や家庭に人が集まる機会が減ったからなのでしょう。
ましてこの2年はコロナがあってますます使う機会が減っているのでしょう。

大皿の力を発揮できる機会が減れば、
その魅力に触れる機会も減ってしまうのでしょう。
器好きとしてはなんだか残念です。

パーソナルで毎日のように使う小皿も、
魅力的なのですがそれとは違う、
圧倒的なパワーが大皿にはあります。

大きな分の存在感や力強さはもちろんなのですが、
そこにある皿としても質量から生まれる、
重力の違いがあるかのように、
人を惹きつける魅力が大きくなるように思えます。
現在のコロナ感染者数の状況を続けられれば、
昨年の年末年始よりは少しだけ、
人と会うことや集まることが出来そうです。
ぜひお気に入りの大皿の出番を作って、
料理や食材を盛り付けて楽しみたいですね。
甘庵
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この秋はサツマイモのいただく機会が多く、
オーブントースターでゆっくり焼いて、
焼き芋でいただいています。
今年は当たり年なのか頂くお芋がよかったのか、
とても甘くてそのままでもお菓子のようです。
飲み物は、ほうじ茶が良く合いました。
久保田信一 栗虎釉猪口(カップ) 2,200円
径8cmH6cmそんな取り合わせの時の湯のみは・・・と、
イメージしたらほっくりした焼き芋のような、
久保田信一さんの栗虎釉の湯のみが思い浮かびました。
芋とほうじ茶のと合わせにぴったりの湯のみです。

久保田さんお得意の鉄発色の黄色、茶、褐色です。
どこか長閑な気配の釉調で、
温かみのある表情が特徴です。

しっかり焼いていて丈夫ですが、
手にした時の軽やかな質感は、
陶器の持つ魅力です。

じっくり使い込んでいくと、
少しずつ侘びて落ち着いた表情に、
育っていくのも期待できます。
甘庵
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荻窪は小春日和が続いていますが、
ここにきて朝晩の冷え込みは晩秋を感じています。
北のほうでは記録的な降雪で、
一気に冬の景色になったようです。
来週は師走になるのですから、
仕方がないのでしょうけど、
雨だけでなく雪も激しい振り方になって、
災害にならないようにと願います。
今年は少し外向きの姿勢で、
師走の街や暮らしを楽しめそうです。
ただ、諸外国がここにきて感染者数が急増していることを、
心の隅に置いてタガが外れないように、
一人一人の制御を心が得ての行動で楽しみましょう。
ブ巳亦敬一 新スキ六角台付グラス 3,630円
対角7.5cmH14cm 程よく入れて200ccさて今日ご紹介するのは、
季節柄飲む機会が増えたり、
暖かい部屋で鍋を囲んでと、
自然と酒量が増える季節ですね。
そこでオススメの巳亦敬一さんの定番グラスの、
新スキ六角台付グラスをご紹介します。

金属型をうまく使った六角形のカップ部分と、
丈夫で安定感のある厚め目の台が付く、
縦長のグラスです。

カップ部は口縁にはモールが施され、
被せ部分で切り替えがあり、
中には空気の泡の点文が描かれています。
氷を入れてくゆらすと六角の角が、
軽やかな音を響かせます。

掌の良い六角形や景色や音で、
酒の肴になる楽しいグラスです。
甘庵
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今日が最終日になった野波実心おだやかになる器展から、
今日ご紹介するのはマット釉平皿です。
見込みが局面ではない、
底面が広く平らなプレート皿です。
野波実 マット釉平皿 5,000円
平均のサイズ径24cmH2.3cm八寸皿のサイズが豊かな使い方を誘導し、
艶消しのマットの白磁釉が、
多彩な料理や素材を受け入れ引き立てます。

前菜や八寸の3点や5点盛りしたり、
気持ちを豊かにしてくれるランチプレートして、
広がりを生かしてレイアウトするのは楽しいです。

素材感の魅力と広がりは、
花台、敷板のように、
小花入に生けた花や、
お雛様のような季節の飾り物の
ステージとして使うのも良いものです。

もうすぐ12月。
マットな白磁釉を雪に見立てて、
クリスマス飾りのステージにも良いかもしれません。
甘庵
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開催中の野波実心おだやかになる器展から、
今日ご紹介するのは白磁魚耳盃(鯛)をご紹介します。
可愛いです。
ブ野波実 白磁魚耳盃(鯛) 2,400円
平均のサイズ径8.5cmH4.8cm
程よく入れて70cc耳盃は古く中国から伝わった造形です。
それを自由にリスペクトした野波さんの作品です。
魚は赤く染めた鯛です。

何よりお目出度い鯛がいいですよね。
グッっと寄って見ると、
器ごとにも、一つの器でも左右が、
違う顔つきしています。
そんなの眺めて肴にして、
深まる秋を夜に酒を楽しむのに、
良さそうな盃です。

吟醸酒もいいけど、
せん茶碗にも使いたくなります。
珍味をこれ写真映えするように盛り付けても楽しそう。

盃ですが可愛い姿から、
遊び心で色々工夫したり、
趣向を凝らしたくなる姿です。
甘庵
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開催中の野波実心おだやかになる器展から、
今日ご紹介するのは器全体が花をもリーフにした、
青白磁花後ろ手急須です。
野波実 青白磁花後ろ手急須 6,500円
W14.8cmD9.8cmH10.3cm
程よく入れて300cc急須全体を見るとボティが5房の蕾の姿で、
蓋のつまみは五弁の花一輪に仕立てられ、
つまみの元の蓋の上部は五弁の花形に削られています。

急須を裏返して高台を見ると、
碁笥高台状に仕立てられた高台内が、
しっかり花形に削られて、
中央には蕊も描かれています。

普段は見れない部分ですが、
使い手が洗うときなどに、
それを見て心和むさまを思って、
楽しそうに高台を削る野波さんの様子が、
想像できます。

隅々まで花づくしの目で楽しめる華のある急須ですが、
それでいて急須としての使い勝手が実によく仕上がっていて、
まず安定して持ちやすいしっかりしたハンドルで注ぐと、
スルスルと意のままに注げて、
切ればスパッと止まるキレの良い口です。

花の姿に目がいってしまいますが、
実用性の高い使える、
日常で使って欲しい急須です。
甘庵
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個展開催中の野波実さんのアトリエに今年の夏と秋に伺い、
製作の合間に動画を撮影させてもらって、
アトリアや制作工程を紹介する五本の動画を、
個展にあわせて
YouTubeで公開しました。
その時にもう一つの流れで、
3種のカップをデモストレーションで作ってもらいました。
青白磁の花ゆのみ、猪口、面取りゆのみの3種類を、
蹴轆轤で挽き出して成形し、
高台を削り、
素焼きして施釉、
本焼きして完成まで、
制作工程を追って記録しました。
その動画を編集してYouTubeにアップしました。
先の5本と重なる部分もありますが、
蹴轆轤だからこその高台削りなど、
3種のカップが作られていく様子を、
別の目線でご覧になれると思います。
ぜひご覧になってみてください。
甘庵
https://youtu.be/iIFIGDeJiI8
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開催中の野波実心おだやかになる器展から、
今日ご紹介するのは手元にあると、
何かと便利に使える青白磁なみだ注器です。
青白磁なみだ注器 2,000円
平均のサイズW10cmD8.2cmH6.2cm
程よく入れて120cc満水150cc
ドレシング、タレ、ソース、クリーマー、補充の汁などから、
小ぶりな急須で良いお茶を淹れる時の湯冷ましなど、
見えるところにあると思った以上に出番が多く、
食器以外にも短くなった花や野草を添えても楽しい、
活躍してくれるアイテムです。

名称の涙は涙・しずく型の透かし掘りが、
釉薬で埋められて「ほたる手」になっています。
ほんわかとしずく型に光を透かす遊び心があって、
脇役で働く注ぐ器が心和ませてくれます。

見た目だけではありません。
スルスルっと注げて、
スパッと切れて必要な分だけを、
楽に気持ちよく注げます。
注器としての実力がしっかりあります。
つまみ出した口があるため、
アシンメトリーでコロンとしていて、
あえて歪ませている形は一つずつで、
器との出会いを楽しめます。
甘庵
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開催中の野波実心おだやかになる器展から、
今日ご紹介するのは土物の皿です。
磁器の石物に対して陶器や炻器は土物と呼ばれます。
磁器の胎土は石を粉にして調整したもので、
陶器や炻器は掘り出した粘土を調整したものだからです。
昔から言われて来た表現ですが、
分類としては的を得ていて分かりやすいと思っています。
その土物の野波さんの陶器作品です。
野波実 土物刷毛目皿2,800円
平均のサイズ径17.5cmH4.5cm不思議なことに青白磁や白磁の皿に比べて、
シュッとしている印象を受けます。
同じ蹴轆轤で、挽き出し高台を削っているのに、
スムーズにスピーディに挽き出された感じがします。

これは素材=土によるところが多いと思います。
使っている土が平たく言うと挽きやすく、
成形の納まりが良く素直な表情になるのだと思います。

加えて磁器にポイントと当てた焼成もあってか、
しっかり芯まで焼成され素地が締まり、
釉薬が素地に溶け込み馴染んでいて、
一体感があるために・・・シュッとしている。

例えて言うならキレイ系なイケメンな皿です。
でも、これもいい意味で見掛け倒し。
仕掛かり焼けていて力ずく良く、
良げれにくく重なり良く収納性抜群で、
実はガテン系筋肉男子ではないかと。
さり気ない容姿から測れない、
多彩な料理が森映えする許容度もあって、
よく見れば刷毛目文もあるため、
表情は一つずつ違って兄弟同士の自己主張のようです。
さて貴方ならどのイケメン皿を選びますか。
甘庵
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開催中の野波実心おだやかになる器展から、
今日ご紹介するのは美しいフォルムの青白磁花平鉢です。
ゆったりとしていて気品の漂う逸品です。
野波実 青白磁花平鉢 8,000円
平均のサイズ径25cmH6cm尺以上の皿のような一点物ではなく、
使い方ではパーソナルに使うこともある、
日常使いの器としては大きめのサイズです。
それだけに思わず無意識に真面目に作ってしまったのでは、
と、甘庵は邪推しています。

通常は手あとが残るように心がけて、
遊び心のまま楽しいリズムで、
器つくりをしている野波さんですが、
この平鉢のサイズでは完成までの工程での、
欠損などの発生率が上がり歩留まりが悪くなります。
それをわかっているので自然と丁寧に作ってしまいます。
だからこそ、力量が測れる仕事になっています。

書体などで「真行草」という分け方になぞらえさせていただければ、
通常の野波さんの器は「草」に当たると感じさせますが、
この平鉢からは「行」が感じ取れます。

ただ、崩すこと遊ぶことは少なくなっているのですが、
それゆえに無心になっていて、
かえって野波さんの素の造形が滲み出しているのかもと。
そう感じている甘庵に見えたのは、
真面目で細やかな神経を備えた上品な野波さんです。
器は作り手の分身ですから。
甘庵
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開催中の野波実心おだやかになる器展から、
遊び心のある青白磁流れ星カップをご紹介します。
青白磁流れ星コップ 3,000円
平均のサイズ径8.8cmH9.6cm
程よく入れて200cc満水で270ccもはや野波さんの定番品なので、
野波ファンには見慣れた蛍手の手法で星を作り、

尾の部分は筆書きのように見えますが、
濃淡2色の青土の象嵌で描いています。

はい、ここからは名称解説を含めたお話です。
適当に斜め読みして必要な分だけ汲み取ってください。
*蛍手は素地に透かし彫した穴の部分を釉薬で埋めて焼くことで、
ステンドグラスのような効果を生み出す、
中国明時代からの手法です。
*象嵌は色々な素材の工芸全般で使われる装飾の方法です。
表面に違う素材や色合いのものを埋め込んで紋様などを
描き出す方法です。

まずは轆轤挽きで成形した素地に星型の透かし彫りします。
釉がけのときにまず星型部分に青白磁の釉薬を、
少したっぷり目に埋め込んで整えて、
その後に全体を釉がけしています。
*興味がある方はYouTubeの動画でご紹介しています。
2021秋 野波実アトリエ4 素焼き窯出しと施釉 星を釉薬で埋めるところは 2:23~4:09
全体の釉がけのところは 6:32~7:09 です。

尾の部分の象嵌は共土(素地と同じ土)に、
青くなるゴス(酸化コバルトが主成分の焼き物の絵の具)で
濃淡2色の染土を作り二本の線彫に埋め込んで動きのある尾を
描き出しています。
と普通に考えるとちょっと手間仕事で、
もう少し簡単に出来る方法もありそうですが、
そこが野波さんらしさです。
コップを手に取って使ってくれるときに、
光が滲み透けてくる星を見て、
思わず笑顔になってくれるのを、
楽しみにして一つずつを作っていると、
甘庵はほぼ確信としています。

野波さんの釉薬かける作業は淡々と進めながらも、
でも何だか楽しそうなんです。
ワクワクしている感じが伝わってるくるんです。
(他の作業も全部そうなのですけどね)
動画を見ていただけるときっと甘庵と同じ思いを、
感じ取っていただけると思います。
ワクワクして作った流れ星カップは、
飲み物の味わいがアップさせる、
楽しさで満ちています。
甘庵
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開催中の野波実心おだやかになる器展から、
作り手野波さんの使い手への思いやりがわかる、
青白磁手付き碗をご紹介します。
野波実 青白磁手付碗 3,500円
平均のサイズ径11.3cmH6.6cm
程よく入れて250cc満水380ccマグやカフェオレカップという名称かとフォルムですが、
碗に手が付いたというコンセプトなのです。
もちろん、使い方は自由なのですから、
飲み物やスープをたっぷり飲むのに使って問題ありません。

ただ野波さんの発想は、
使い手の中には少し大きな径の碗や小鉢を、
片手で持ちづらいことがあったときに、
ご飯茶碗や小鉢が少しでも片手で持ちやすいようにと、
そういう発想から生まれた手付き碗です。

マイ碗としてマイボウルとして、
身近でパーソナルに使いやすい器を、
思い描いて作られたと思います。

握力等の問題がない場合でも、
熱々の料理をフーフーしながら食べるときなどにも、
手付きは便利なオプションになります。
おしゃれなスープも良いのですが、
鍋の取り鉢としての実戦能力はかなり高いですよ。
甘庵
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開催中の野波実展から今日ご紹介するのは、
遊びの仕掛けがあるカップ&ソーサーです。
白磁コーヒーカップ&ソーサー(ふたもの)4,000円
蓋をした時は径9.8cmH7cm
カップ:径8.8cmH6cm ソーサー:径9.8cmH1.2cmカップにコーヒーが注がれている仕立てになっています。
コーヒーが入っている部分は、
かぶせてカップの蓋になっています。
それは同時にソーサーとしても使えます。
ユーモアのあるフェイクです。

カップ&ソーサーでコーヒーを飲んでも良いのですが、
カップとおつまみ皿として使うことや、
コーヒーカップ型の蓋物として使ってもらうことも、
イメージしているようです。

遊びの仕掛けを考えている時も、
ワクワクしながら作る工程も、
出来上がって手にする人の反応も、
全てを楽しんでいる野波さんが、
一番遊んでいますよね。

甘庵が想像するに、
はじめはお客さま用の湯のみで、
冷めないように蓋のあるものがありました。

それと同じように蓋のあるコーヒーカップを、
考えて・・・その蓋がソーサーになれば、
さらにその蓋にコーヒーが入っているように、
仕掛けを作ればと・・・、
発展していったのではと、
勝手に野波さんが楽しんだ工程を、
妄想して楽しみを共有しています。
甘庵
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今日は久保田信一さんの普段使いやすい小皿をご紹介します。
鉄の発色でオーブ色のとろんとした釉調は、
料理を選ばず美味しそうに盛り映えします。
久保田信一 灰釉二彩(白土)小皿 2,640円
径15.5cmH3.5cm皿の向かい合う縁に平行に鉄彩を加えて、
たっぷりの灰釉を施してしっかり焼くと、
鉄が緑の発色をして釉が見込み方向に流れ込み、
ナチュラルな変化の文様を描き出されます。

使い込むほど愛着が湧くのは、
何を持っても優しく包むように、
盛り映えして料理の後押しをしてくれ、
重ねやすく収納が楽で、
陶器の軽さがあるのに、
しっかり焼かれたっぷりの釉薬が丈夫で汚れない。

頼り甲斐があるので、
つい使いたくなり、
毎日の食卓で出番が多く、
日常使いの五寸皿です。

飽きのこない鉄発色の緑の釉調で、
力みはないけど美しいフォルムで、
使い勝手が良い何気ない皿ですが、
使い手の立場になってよく考えられた、
芯の通った仕事です。
甘庵
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