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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

土味を生かした鉢

多彩な草花や木々は芽吹き萌え出す前の今の季節は、
むき出しの土がよく見えます。
タタキのように踏み固められた土肌も、
花壇や畑で耕した柔らかそうな土肌も、
大地のエネルギーが蓄えれていそうで魅力的です。
陶器や炻器の土味を楽しむもの、
同じような魅力を感じるからだと思います。

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久保田信一 刷毛目大鉢 12,100円
径25.5cmH8cm


今日ご紹介する久保田信一さんの刷毛目大鉢も、
ゆったりとした土味を楽しめる器です。
化粧の刷毛目も土なので色は白くても、
素地の土との相性が良く、
自然界の景色のような風情を引き出しています。

21_kubota_0293.jpg

薄い施釉で石を噛んだ土味や、
高台削りでおこされた土味や、
焼きしまった素地には溶けている長石の粒がきらめいて、
様々な土の表情を見せてくれています。

21_kubota_0291.jpg

土味をそのまま活かした器の色合いは、
決して華やかな彩りではないのですが、
不思議なほど盛り付けが映えて、
料理を美味しそうに華やかせます。

21_kubota_0294.jpg

この鉢は径が25.5cm、たっぷり目の八寸鉢です。
この広がりを活かして隙間なく盛り付けず、
土味を見せたゆったりした盛り付けが似合います。

                 甘庵
  


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春を先取りしたデザートカップ

今週は寒中お休みをいただいていました。
のんびりもさせていただいたのですが、
実は予定していたパソコンのメンテナンスを行っていました。
古くなってきているメインマシンが最近動きに違和感の出てきて、
使い慣れたアプリがあるために何とかもう少し動いて欲しいと、
ファイル整理やクリーンインストールをしたり、
時間をかけて調整をしてみましたが・・・。
違和感はあまり軽減されず、
突然のアクシデントが起きないかとヒヤヒヤしています。

21_miamata_0026.jpg
巳亦敬一 デザートカップ 蕾 G 5,060円
径11.5cmH7.8cm


ファイルの移行などでパソコンの仕事終了待ちの時間などには、
じっと待っているのもと散歩に出たりしました。
今週は節分立春と暦は春に変わります。
風は冬なのですが日差しには春を感じ、
蕾や芽がずいぶん膨れんでいる木々も見かけました。

21_miamata_0028.jpg

ご紹介したい器も春めいたものに芽が行くようになります。
巳亦敬一さんのデザートカップ蕾Gです。
カップ部は花開くようなロート型で、
蕾文が三ヶ所配置されています。

21_miamata_0027.jpg

蕾文と同色の緑の高台は、
改めて巳亦さんの達者なテクニックを感じる、
ホットワークで四角く設えていて、
直線的なデザインのカップ部を引き立てています。

21_miamata_0029.jpg

春を先取りしてデザートやお料理が、
美味しそうに盛り映えする、
小振りなデザートカップです。

                甘庵
 


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魔人は出ないお茶が美味しくなります

今日ご紹介するのは加藤財さんの小さな急須です。
アラジンの魔法のランプを思い出すような、
隅々まで端正に仕上げられた美しいフォルムの急須です
三つの願いもジーニーは出てこないけど、
何度でもお茶が美味しく淹れられます。

21_kato_0478.jpg
ブ加藤財 急須 後手 白平丸 11,000円
容積150cc


容積は程よく入れて150ccほどです。
平均的な急須のイメージの半分ほどかもしれません。
だから一人用とか思わないでください。

21_kato_0480.jpg

煎茶で使われる急須や茶瓶としては小さくありません。
煎茶道は一つの捉え方としてお茶を最大限に美味しく入れるための、
集大成マニュアルが詰まっていると甘庵は思っています。

21_kato_0479.jpg

所作や作法は超省略して、
その美味しく入るスキルとリスペクトすれば、
マテリアルとして絶対的に効果的なものが急須です。
水をお湯の温度と時間を意識すれば、
使う茶葉の実力を最大限に引き出せるはずです。

21_kato_0481.jpg

その時にこの急須のように適量の容積も、
大切なポイントだと思われます。
この程度の容積なので何杯かとれるように、
自然と茶碗も小さなものになります。

急須や茶碗を温め、
分量を計った茶葉を優しく入れて、
湯冷ましした湯を注ぎ、
茶葉が開く時間を待って、
静かに茶碗に最後の一滴まで注ぎ切り・・・。

おままごとのようにチマチマして見えますが、
煎茶の旨味や香りをぎゅっと凝縮させてくれ、
いつもの茶葉を見直すほどに、
味わいがアップしているはずです。

煎茶の味を最大限に引き出すスパーマシンです。

                    甘庵
 

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コーヒーの花が咲くカップ

オミクロン株は感染力が強くて新規感染者が急に増えていっていて、
コロナウイルスとの対応はまだまだ続きそうです。
それでも重症化している方がまだ少ないようなのは救いですね。
コロナ渦の中での暮らしが長くなって来ていて、
そこから得た知識や経験は無駄ではないのですから、
私たちにできることは今まで通りにマスク手洗い消毒などの、
基本的な感染対策を習慣づけて対応していくことですね。
感染対策の習慣化で良いこともあると甘庵は思っています。
去年今年とインフルエンザの流行が控えられているのは、
コロナ渦での感染対策は習慣になっていることが、
少なからず役立っているのではないのかと思えます。

21_nonami_0391.jpg
野波実 青白磁花コーヒーカップ 2,700円
平均のサイズ径8.5cmH7cm
程よく入れて120cc


さて、今日ご紹介するのは蹴轆轤白磁の野波さんの作品。
青白磁花コーヒーカップです。
そうなんですマグカップではなくコーヒーカップです。
程よく入れて120ccというバリバリの、
コーヒーカップサイズです。

21_nonami_0393.jpg

近年は日常の中でのコーヒーカップは、
マグカップ主体で容積が大きなものが中心です。
それはそれで良いのですが・・・。
オーソドックスな容積のサイズのコーヒーカップも、
なかなか捨てたものではありません。

21_nonami_0392.jpg

というか甘庵としては理想です。
たくさん飲むのをカップが大きいのとは話は別だと思います。
何回かに分けて飲めば良いだけ・・・。
いや、その都度注いで飲むほうが、
甘庵は美味しいのではと思っているので、
理想と思っております。

21_nonami_0395.jpg

平たく良さを一つお伝えするなら、
冷める前に美味しくいただけます。
冬には特に感じます。

22_nonami_0531.jpg

マグカップに多い直線的な口縁の納まりと違い、
この青白磁花コーヒーカップは受け口の納まりで、
滑らかでふんわりした口当たりで、
飲み口の感触がコーヒーの味わいを高めてくれます。

22_nonami_0538.jpg

また、コーヒーを注ぐと見込みの褐色の花が浮かび上がります。
野波さんの遊びをオマケも味わえます。

                     甘庵
  


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青く焼かれた白磁飯碗

今日ご紹介する光藤佐さんの白磁鎬飯碗は、
少し濁った青く焼きあがっています。
それは単房の穴窯で焼かれたからです。

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光藤佐 白磁鎬飯碗 大 5,500円
径12.3cmH6cm


光藤さんの穴窯は薪を燃料にして焼成します。
この飯碗以外も灰やふりもので汚れない為に、
サヤと呼ばれる器に入れて焼くことはしていません。

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逆に窯変や自然釉を楽しみにして焼成しています。
燃料の薪からの炎や灰などが窯の中を流れて、
溶け出した釉薬の表面に付着して、
釉調を侘びた趣のある表情にします。

21_mitufuji_0141.jpg

この飯碗では窯の中に舞い上がり流れ、
釉薬に付着して青みのある釉調にしました。
くすみのある青は青磁のように澄んではいませんが、
また違う深みを見せています。

21_mitufuji_0143.jpg

光藤さんの片彫の鎬が力強く野生的で、
渋い色調の白磁との相性は良く、
組みわせとして成功しています。

たっぷりで大ぶりの飯碗ですが、
鎬が手がかりになり、
安定した持ちやすさになっています。
シャープな美しさだけでなく、
使い勝手にも大きくプラスになっています。

              甘庵
 

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荒川さんの制作姿勢が見える器

今日ご紹介するヨーグルトカップは、
古くから荒川尚也さんの定番品です。
40年にも作り続けている中で、
サイズ感やフォルムに多少の変化はあっても、
基本のデザインは変わっていません。

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荒川尚也 ヨーグルトカップ 4,180円 
平均のサイズ:径8.7cmH7.2cm


逆に多くのファンとの出会いがあり、
補充しながら使い続けている、
根強いファンが多くいらしゃいます。

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手のとって器が溶けたガラスに息を吹き込み、
膨らんでいってできたことを、
思い浮かべてもらえるようにと、
作っている荒川さんらしさが、
とてもよくわかる器です。

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ステンレスの竿に取ったネタを息で膨らませ、
ノコギリ状の等間隔の突起の上を横に転がして、
一周する連続した凹みを作ります。

21_arakawa_0039.jpg

凹みが平らに馴染んでしまう前に、
坩堝の中に入れて凹みの少し上まで溶けたガラスを被せます。
凹み部分の空気た閉じ込められて、
連続する泡の文様ができます。

ふっくらを膨らんだ姿を生かした、
丸みのあるデザインで仕上げます。
見込みに角や隅がない仕上がりになり、
スプーンんで掬うときにスムーズで、
食品の残りが少ない無駄のない、
フードロスの少ないデザインです。

当時はそういう言葉はなく、
「勿体無くない」「使いやすい」という捉え方でした。
日常使う器のデザインには基本的に大切は姿勢だと思います。

                   甘庵
 

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お汁粉も美味しそうな蕎麦猪口

新年を迎えてすでに半月が過ぎて、
今日は小正月ですね。
どんと焼きや左義長の行事や、
小豆粥を食べるという知識はあるのですが、
都市生活をしていると風習や習慣が、
次第に薄れてしまっています。

いや甘庵だけかもしれませんが。
でもその甘庵も小豆粥は面倒でも、
甘庵は東京生まれなのでお汁粉に、
焼いた餅を入れて食べたくなります。

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久保田信一 長石釉縞柄蕎麦猪口大 2,530円
径9.5cmH6.7cm 程よく入れて180cc


所によってはぜんざいと呼ばれるようですね。
甘庵的にはぜんざいはお汁粉よりどろっと、
汁気の少ないものをイメージします。

22_kubota_0525.jpg

下町的な味付けだった家なので、
こしあんではなく粒のあるお汁粉でした。
うーんますます食べたくなってきました。

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今から小豆から作るのは面倒なので、
缶詰かレトルトの水煮の小豆を使って、
手抜きで作って食べようかな。
お椀だと餅がこびり付いたりして、
ざわざわした暮らししているので、
器も手抜きで焼き物にしてしまおう。

22_kubota_0526.jpg

そんなイメージにピンときたのが、
久保田信一さんの長石釉縞柄蕎麦猪口大です。
渋めな鉄の線文の絵柄は、
お汁粉が美味しそうに映えると思います。
小向付に良い大きさで筒型なので、
程よく入れて180ccは入ります。
餅入りのお汁粉を十分堪能できます。

               甘庵
 

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花開くワイングラス

日本海側や北海道では冬の嵐で、
短い時間に降る積もる大雪にご苦労されているようです。
気象的には冬真っ盛りなのですが、
新春という文字からの連想がいち早く広がって、
春が近ずいている気がしてしまう甘庵です。

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巳亦敬一 新スキ変形ワイングラス 3,520円
対角7.1cmH11.81cm 程よく入れて150cc


そんな先行型の頭から、
今日は春が楽しみな気持ちで、
巳亦敬一さんの䑓ワイングラスと改名を提案した、
新スキ変形ワイングラスをご紹介します。


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二方向からのモールの入る被せガラスで、
カップ部が花開く蕾のような、
優雅な造形のワイングラスです。

21_mimata_0126.jpg

程よく入れた容積が150ccなので、
リキュールグラスとしてや、
飲める方ならモルトやスプリッツをそのままで、
色々と楽しみたくなるグラスです。

21_mimata_0127.jpg

新スキシリーズの黄金色の輝きと、
花開く美しい形から、
このグラスを傾ければ、
春を想いながら和むひとときが過ごせそうです。

               甘庵
  

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小さな急須の力

今日ご紹介するのは加藤財さんの小さな急須です。
たっぷり熱くて美味しいお茶を飲むのにポットを使うのは、
日々の食卓を豊かな気持ちにしてくれるのですが、
それとは違うお茶を純粋に味わう小さな急須の力も、
ぜひ知って欲しいところです。

21_kato_0446.jpg
加藤財 急須 後手 薄茶平丸 13,750円
容積150cc


普段は量販の手頃な価格の煎茶を飲んでいる甘庵も、
頂き物で吟味されたお茶が手に入ると、
なんだか心がそわそわワクワクします。
身構えるというわけではないのですが、
手間をかけ丁寧に作られた煎茶の味をしっかり味わないと・・と。

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煎茶の味はとても繊細なので、
本当に良さを引き出すには、
心遣いがたくさん必要のようです。
でも、その気持ちはあってもなかなか。

21_kato_0448.jpg

せめて気持ちがあるのを自分に証明するように、
まずは茶葉の色や様子や香りを味わって、
お気に入りの小ぶりな加藤さんの急須に入れて、
よく沸かしてカルキを飛ばした湯を、
慌てずに適温までさまして注ぎ、
茶葉がゆっくり広がり美味しさが出るのを待って、
静かに碗に注ぎ淹れます。

小さな碗に少しだけの淹れられた、
綺麗な煎茶の色合いと香りが立つと、
そわそわワクワクの気持ちが落ち着いて、
心和んで行くのがわかります。

21_kato_0449.jpg

これ美味しいからと、
いっぱい飲みたいと、
大きな急須やポットで淹れると、
不思議と美味しさが引き出せません。
下世話な甘庵には煎茶道でやっているような、
美しい一連の所作がちまちました仕草に見えてしまう。
でもあの所作が美味しくお茶を淹れる、
大切なマニュアルそのもののようです。
なので気持ちだけエセ茶人になった真似事でも、
加藤さんの急須が中心的なアイテムとして力を発揮して、
良い仕事をしてくれ美味しいお茶が淹れられます。
小さな急須でお茶を丁寧に淹れ味わう。
オススメです。

                   甘庵
  

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使い方を伝えないと分かりくいもの

今日ご紹介するのは野波実さんの白磁花留めです。
使い方そのままの名称をお伝えすれば、
みなさん想像がつくのですが、
そのまま置いてあると、
綺麗な飾りやオブジェかと思われます。
これは作り手の意図として成功です。

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野波実 白磁花留め 3,000円
径7.9cmH4cm


水盤や鉢やボールなど、
水面の見える花器に花を生けるとき、
剣山を使うことがありますが、
甘庵はあれが苦手です。
針がトゲトゲしていて、
優しい花との組み合わせに違和感を持ちます。

22_nonami_0508.jpg

多分、野波さんも似たような思いで、
この花留めを作られたと思います。
伝統的にも七宝文を形取った金属製の花留めがあります。
発想はその辺りかもしれませんが、
もう少し積極的に花留めの存在を、
花のそばに寄り添う形にしたかったのだと思います。

22_nonami_0509.jpg

結果としての華麗な存在感が、
花留めとして使わないときには、
まさにオブジェとして空間を飾ります。

22_nonami_0511.jpg
裏まで透かし彫されていて、
花の茎や枝を通すことで縦に生けやすい納まりです


花好きの野波さんらしい使い勝手として、
まだ捨てるにはかわいそうな生けていた花を、
生かそうと水切りして短くなったものや、
庭木で丈の短いものなど、
少ない花や短い花を生けこむときなどに、
とても使い勝手の良さを発揮します。

                甘庵
  

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酒好きの酒器は趣深い

まだまだお正月気分が抜けない甘庵です。
いやお正月だけではなく少し長いお休みの後には、
しっかり怠け心が身につきてしまっています。
それどころか定休日の翌日でさえエンジンかかるのに、
いえかからずに1日終わることも。

アニメなどのよく出てくる、
夏休みの宿題を最後の日に慌ててはじめるパターンや、
ともかく目先の楽な方を選んでしまうキャラクター。
あれを見ていてて・・・ほぼ具現化すると自分かと。

そんな輩なのですが・・・こと器のことには、
思った以上に真摯に迎え会えます。
それは楽しいからだと思います。
目の前の楽な方にあたるからだと思います。
そんな器好きゆえに生業にしてやってこれたのかと。
好きなことを続けられて幸せだと思っています。

22_syuki_0500.jpg
左:荒川直也 酒鬼盃旭 6,600円 径7.6cmH8.1cm
中;光藤佐 焼締ぐい呑み 4,400円 径8cmH5cm
右:光藤佐 黒釉徳利 13,200円 径9.8cmH14cm


また作り手との出会いが大きく影響していますね。
縁をいただいた作り手たちをその器を橋渡しさせていただき、
選んでいただき使っていただけた使い手の皆さまのおかげだと、
ありがたいことだと感謝するばかりです。

22_syuki_0502.jpg

さて今日は酒器をご紹介します。
黒釉徳利と焼締のぐい呑みは光藤佐さん、
ガラスのぐい呑みは荒川直也さんです。
ぐい呑みはどちらも大きいです。
作り手の飲み方が基準になるからですね。
*今は全く飲まない光藤さんもかつてはそれはもう。

22_syuki_0501.jpg

今日は大きさの話ではなく。
並べた三点の酒器はどれも味わい趣が深く、
器好きにはこれらの酒器が肴になります。

22_syuki_0503.jpg

食器のようですが酒器は、
茶器や花器などと同様に、
使い勝手だけでは済まない要素が望まれます。
甘庵のモノサシでは、
酒器でいえば「肴になる器」であることです。

                 甘庵
  

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今年の営業を新しい気持ちではじめます

2022年の荻窪銀花の営業は今日からです。
うつわ屋として42回目の新しい年を迎えますが、
新年の初日は清々しい気持ちになります。
今年も器の魅力を伝えて橋渡しして行くけるよう努めます。

ブログも17年目になります。
ご紹介したいことや伝えたいことの基本は変わらないのですが、
お伝えする方法や内容は少しずつでも進化していきたいと、
気持ちと願いはあるのですが・・・なかなか。
それでも老体に鞭打ち励んでまいりますので、
よろしくお願いいたします。

21_cyujo_0496.jpg
中條正康 絵替金彩土器皿 4,950円
径13cmH1.5cm


今日ご紹介するのは絵がわりの構図が楽しい絵付けの、
中條正康さんの絵替金彩土器皿です。

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桃山時代の陶芸家尾形乾山をリスペクトした、
華やかでいて侘びた土味もある、
何より使うのか楽しみな皿です。

21_cyujo_0497.jpg

柔らかな土味を生かした焼成なので、
陶器としての思いやりを持って使って欲しいのですが、
使い込んでいただけれはその分、
少しずつ侘びて行く趣を楽しめます。

21_cyujo_0499.jpg

金彩の魅力がよく引き出されているので、
お正月、節句、晴れの日の食卓を、
引き立て華やかに飾ってくれます。

                甘庵
  


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明けましておめでとうございます

新年のあけましておめでとうございます。
今年も偏りながらも器の魅力と伝えられる記事を、
お届けしていきたいと思います。
よろしくお願いいたいします。

22_newyear_0495.jpg

荻窪銀花新年の営業は1/8土からです。
お休み中もネットでのご注文は承っております。

                  甘庵


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