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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

格調高い盛り付けになる鉢

今日ご紹介するのは光藤佐さんの総刷毛目船形鉢です。
轆轤で挽き出して程よいタイミングで楕円に歪め、
向かい合う長辺側に切り込みを入れてあります。


21mitufuji_0274.jpg
光藤佐 粉青総刷毛目舟形鉢6.5寸 7,150円
W20cmD15cmH7cm


総刷毛目の柔らかで長閑な肌いながら、
どこか緊張感のある姿に仕上がっているのも、
非日常的な船形の造形ゆえだと思います。

21mitufuji_0275.jpg

楕円にするだけでも、
食卓のアクセントになるのですが、
意図して手を加えたアクティブなデザインです。

21mitufuji_0273.jpg

そこには作り手光藤さんの覚悟というか、
揺らいでいない良しとする造形感が、
強く働いているフォルムだと思います。

21mitufuji_0276.jpg

結果として成功していて、
何より料理を自然に懐広く受け止めるのに、
自然と凛とした格調高い盛り付けになります。
この器の持つ一番の魅力だと思います。

               甘庵
 

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煎茶と甘いもの

今日はなんだか羊羹が食べたくて・・・。
となれば濃いめの煎茶を淹れよう。
お気に入りの財急須と頂き物の羊羹と煎茶。

いつも飲んでる緑茶は普通の可もなくってやつですが、
ここはランクアップして冷凍庫にある煎茶を財急須にたっぷり目で。
沸かした湯を慌てずに冷ましてから、
ゆっくりと急須に注ぎ・・・・我慢。
せっかちの甘庵だと熱い湯で、
そそくさと注いでしまいますが。

2212kato_0347.jpg
加藤財 急須後手 彫 白丸平 13,200円
容積190cc


茶葉が開くまでの時間も、
喫茶の一部と楽しむ気持ちで。

コックリとした緑のお茶を、
静々と碗に注ぎ切って。
香りを楽しみつつ一口。
美味しい。
気持ちを落ち着かせてもう一口味わって。

2212kato_0348.jpg

いよいよ羊羹。
他の和菓子にはないコックリとした色艶が魅力です。
好みの濃厚なタイプの羊羹です。
血糖値が一気に上がる感じの幸福感。

口の中に飽和した甘味が、
柔らかく溶けていくのを感じのところで、
煎茶の渋みを楽しみつつ一口。
う〜ん。これこれ。

2212kato_0349.jpg

この繰り返しを数回楽しむと、
厚切りの羊羹も軽くいただけてしまいます。

ここで少し湯の温度を上げて二煎目の煎茶を淹れて。
濃厚な羊羹の味わいの余韻を楽しみつつ、
煎茶の奥行きを味わいます。

と表向きはここまでですが、
甘庵は掟破りの三煎目を・・・。
さらに湯の温度を上げて時間をとって。
たとえ出涸らしと呼ばれても、
十分に美味しく味わっています。

                 甘庵
  


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荒川尚也さんの在庫ページを書き換えました。

三寒四温ながらもサイクルを繰り返すごとに、
春らしくなってきています。
自然とガラスが使いたくなってきました。

23arakawa_0387.jpg
荒川尚也 アワグラス B 3,300円
平均の径6.5cmH9.3cm
八分目で150ccほど満水で200ccほど

23arakawa_0393.jpg
荒川尚也 ソバチョコA 3,080円
平均のサイズ径7.7~8.1cmH6.5~6.7cm
八分目で120ccほど満水で200ccほど


荒川尚也さんのページが在庫が減ってしまい、
寂しいページになっていましたが、
荒川さんから補充が少し届いたので、
さっそくHPを書き換えました。

23arakawa_0406.jpg
荒川尚也 型カタクチ 7,480円
W12.8cmD8.6cmH8.1cm

23arakawa_0395.jpg
荒川尚也 小鉢 4,180円
平均のサイズ:径12.3cmH5.8cm


カタクチ、ソナチョコ、小鉢など、
人気の定番が補充されました。
荒川さんの澄んだ素地のガラス器を、
見ているだけで春の気分が盛り上がりますよ。
ぜひHPを覗いてみてください。

23arakawa_0401.jpg
荒川尚也 カタクチ 7,150円
W12.2cmD8.8cmH8.2cm

23arakawa_0416.jpg
荒川尚也 Dip皿 小 4,400円
径16.5cm~H18cm径1.7cm~2.2cm


もちろんご来店もお待ちしています。
(ご来店の際には事前にご予約をお願いします)
手のとって眺め透かすのが、
ガラスを楽しむ醍醐味です。

                 甘庵


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春を注いで飲む

今日ご紹介する巳亦敬一さんの新スキワイングラスミニ細は、
「春を注いで飲みたくなる」そんなイメージがわくグラスです。

22mimata_0148.jpg
巳亦敬一 新スキワイングラスミニ細 3,300円
径5.6cmH12.2cm 程よく入れて100cc


カップ部には立体的な格子文になっていて、
おしゃれで軽やかながらも、
華奢ではなく使えるジュオブなディテールのグラスです。

22mimata_0150.jpg

ワイングラスですが100ccほどの容積は、
リキュールグラスとしても楽しみたいサイズ感です。
花を愛でて吟醸酒や辛口のシェリー酒という、
風景がお洒落で似合いそう。
妄想族甘庵のイメージですけど。

22mimata_0149.jpg

甘庵の実態としては、
純米酒か自家製梅酒とかになりそう。
それでもステムのあるグラスで、
いつもと違う非日常感が肴になります。

下戸の方ならフレッシュジュースもオススメです。
柑橘類が美味しい季節ですから、
レモン搾りタイプの大きめ絞り機で、
ゴリゴリ絞って注ぐの好きです。
果汁と皮からも香りが広がり、
絞った手に写った香りも好ましく感じます。

好みの春を注いで飲みたくなるグラスです。

                甘庵
  

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美味しい連想が湧いてくる平鉢

いつも通る路地で庭先に咲く白梅、木瓜、藪椿、侘助を見かけました。
ドンよろした空模様の荻窪ですが花の持つ華やかさに、
春を感じて気持ちがぬくぬくしてきました。

22kubota_0572.jpg
久保田信一 灰釉二彩(黒土)平鉢 3,080円
径16.5cmH3.8cm


今日ご紹介する久保田信一さんの灰釉二彩平鉢は、
窯変でマットになった釉調を持っていて、
見込みの景色が霞む春の空を思わせます。

22kubota_0574.jpg

鉄巻きの縁の黒茶がグラデーションで滲み、
見込みの緑釉が白濁した様子が、
土色の中に萌え出した草の新芽を連想できます。
ここには自然と春の食材がバリバリ映えるはずです。

22kubota_0573.jpg

来週は三月になります。
桃の節句も間近です。
それはもう・・・ちらし寿司です。
海老、錦糸卵、菜の花、蓮根・・・。
似合うと思います。
絶対の盛り映えして美味しいはずです。

22kubota_0575.jpg

お菓子も映えると思います。
ひなあられ、桜餅、菱餅カラーのお菓子。
いやー妄想なのに生唾を飲み込んでしまいます。

この平鉢のように、
盛り映えする器は、
器自体が美味しそうなのです。

               甘庵
 


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自分用のカップ(手付き)におすすめ

今日は春らしい日差しで暖かい荻窪です。
でもまた明日からの数日は冬の天気になるそうです。
三寒四温の春のお天気サイクルのようです。
何回かこのサイクルの後には、
ソメイヨシノを始めとする春の花が、
次々と咲き出してくることでしょう。
もう少しの我慢ですね。

21nonami_0214.jpg
野波実 白磁面取手付カップ 2,700円
平均のサイズ径8cmH8cm
程よく入れて140cc


そんな春を思っていたら、
このカップに目が止まりました。
野波実さんの面取手付カップです。
マグでもコーヒーカップでもない、
この名称も野波さんらしいです。
自由に使って欲しいと思う名称です。

21nonami_0216.jpg

実際に湯呑みに手が付いている感じでもあって、
熱々のほうじ茶を飲むときには、
この手付きなのが便利になります。

21nonami_0215.jpg

温野菜を食べやすいかも。
スープでも良さそうです。
甘酒も似合いそうです。
ホットワインもいいかも。

21nonami_0217.jpg

そう思いだすと、
マイカップとして、
なんでも良さそうです。

面取りも一つずつ作られていて、
一つずつの顔をもているところも、
マイカップとしてピッタリです。

            甘庵
 

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硬質な表情の中の柔らかさ

今日ご紹介するのは光藤佐さんの粉青粉引皿4.5寸です。
径13.5cmの粉引の小皿です。
ですが硬く焼きしまっていて、
粉引独特の柔らかな表情とは言い難く、
小ぶりなサイズなのに妙に存在感もあります。

21mitufuji_0298.jpg
光藤佐 粉青粉引皿4.5寸 3,520円
径13.5cmH3cm


乱暴な表現をさせていただくと、
陶器なのにキリリとした質感で
おすまししているプライド高い小皿さんです。

21mitufuji_0300.jpg

でも陶器という素性は拭えず、
温かみを持っています。
特に穴窯の中で発色した御本の赤みが、
クールさを装ってもほのぼのさが滲み出てしまいます。

21mitufuji_0299.jpg

この硬さと柔らかさの両面の良さを持っているところが、
器好きの気持ちをソワソワさせる、
引かれてしまう土味を醸し出しています。

21mitufuji_0301.jpg

一番の魅力は盛り付けした時に、
素材や料理を厭わず、
美味しそう盛り映えする点でしょう。

               甘庵
  

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美しい丸み+安定感のポット

今日ご紹介する加藤財さんのポットは、
財ポットの特徴の美しい丸みと、
安定感を備えたポット黒平です。

2212kato_0292.jpg
ポット 黒平 13,200円
容積350cc


茶道具である急須やポットの基本として、
器自身が主役になる美しさが心意気の作りで、
フォルムのバランスから優先される高台の径が、
丸型は意外と小さめです。

2212kato_0294.jpg

それに比べて黒平は、
ポット全体の口径が大きい分高台径も大きめで、
高台自体の存在感を持つデザインのものが多く、
結果として実際の重心が低く安定感の高い仕上がりです。

2212kato_0293.jpg

また同じく蓋の開口径も丸型などに比べて、
大きめになるため茶葉の出し入れや洗うのが楽と、
それを理由にご愛用のファンが方が多くいらっしゃいます。

2212kato_0295.jpg

ポット黒平は実用性の高いデザインですが、
美しさや繊細な作りは変わらず財ポットです。
甘庵個人としてはご紹介のポット黒平は、
相当に好感度高い逸品と感じています。

                 甘庵
  

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寒暖差が響く

春に向かっての天気で寒暖差が応えます。
三寒四温と言われる数日ごとの寒暖差の波や、
朝と日中の寒暖差も10℃以上の時があります。

22arakawa_0531.jpg
荒川尚也 アワ皿 中 7,040円 (旧価格)
平均のサイズ:径23.5cmH1.8cm


年重ねた体には厳しい・・・と思っていたら、
この寒暖差で若い方でもアレルギー反応が、
出てしますこともあるようです。
春は待ち遠しくあるのですが、
体調管理に心配り必要な季節です。

22arakawa_0533.jpg

春先になると甘庵の妄想は、
荒川尚也さんの澄んだ素地の中のアワから、
雪解けや水温むのイメージかに広がっていきます。

22arakawa_0532.jpg

今日ご紹介するアワ皿中からも春の景色へ、
連想が飛んで広がっていきます。
少し前まで雪に埋まっていた沢に、
水筋が溶け出してサセラギの音を響かせて始めます。

22arakawa_0534.jpg

アワ皿中の動きのあるアワ文は、
雪解けの中のせせらぎの道筋のようで、
日毎に温む春の景色が浮かびます。

              甘庵
 

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自然をリスペクトから生まれた形

優れた作り手は広い視野を持って、
創作のヒントを探っていると思いますが、
巳亦敬一さんからもそのような努力が伺えます。

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巳亦敬一 三つ足鉢 蕾 R 5,060円
△11cmH5.5cm


和食器の伝統的な形に割り山椒という、
向付などで見られる形があります。
山椒の実が弾ける姿をデフォルメしたデザインです。

22mimata_0020.jpg

今日ご紹介する三つ足鉢蕾Rは、
割り山椒をリスペクトしたデザインに見えます。
ただ、もしかしたら無意識で辿り着いているかもしれません。

22mimata_0019.jpg

巳亦さんの器の形や文様のデザインには、
自然からイメージを広げているものが多いと思います。
器を作る作り手として自然からヒントを探っていれば、
自然に辿り着いたのかもしれません。

22mimata_0021.jpg

それはそれで面白い結果だと思います。
割り山椒は見栄え良く盛り映えする器として、
長く愛されてきた器です。
同じように三つ足鉢蕾Rも、
美味しそうに盛り映えする鉢に仕上がっています。

                   甘庵
   

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景色に近い文様

やきものに絵がからた文様は、
吉兆文や四季のアイテムなど絵を、
酸化金属などで発色する絵の具で描きます。
器が華やいだり季節を感じる楽しみになります。

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久保田信一 長石釉流描盛鉢  6,160円
径20cmH7cm


それに比べて文様ではないのですが、
窯の中でできた釉調や土味の変化を、
見どころとして楽しむ景色があります。
焼成中の偶然や経験から予期して、
意図的にコントロールして生まれた変化などを、
窯変や景色などと呼びます。

21kubota_0337.jpg

今日ご紹介している久保田信一さんの鉢は、
描いた文様なのですが多分に偶然性が加味されています。
というのは普通文様を描く時には、
紙に絵を描く時のように、
絵の具を絵筆を使っって描きます。

21kubota_0338.jpg

この鉢は絵の具で描いてはいるのですが、
絵筆ではなく絵の具を流して描いています。
意図しコントロールはして描いても、
絵筆のように思うようにはいかないことも多く、
動きのある独特の文様が生まれます。

21kubota_0339.jpg

その点が描いた文様なのに、
窯変などの景色に少し近い偶然性があり、
見る方の想像で自然の景色などに重ねられたりと、
流描ならではの面白みが見出せると思います。

また料理の素材感や彩りなを邪魔することなく、
美味しそうに盛り映えするのも、
自然な景色の要素も備えているからかもしれません。

                 甘庵
  

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一枚で心豊かになれる皿

今日ご紹介するのは野波実さんの青白磁花平鉢八寸です。
仄かな青味がかった柔らかな釉調が似合う、
蹴轆轤で一つずつ挽き出した平鉢です。

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青白磁花平鉢 8,000円
径25cmH6cm


水挽きしてまだ柔らかなうちに、
成形して5弁の花形にしておき、
やはり花形や蕊を連想する高台を作るときに、
口縁も輪花に整えられています。

21nonami_0425.jpg

強く主張することない造形ながら、
穏やかな釉調と美しいフォルムを備え、
品の良い佇まいの気持ちが豊かになる器です。

21nonami_0424.jpg

その上使い勝手が抜群です。
程よく深さがありながらも、
皿としても使える平鉢なので、
日常の食事がこれ一枚あるだけで、
かなりの部分に事足りてしまい、
様々な料理に使いまわせます。

21nonami_0428.jpg

四季を問わずに使いやすい平鉢ですが、
花の形を纏っている姿は、
これからの季節が特に似合いそうです。

                 甘庵
   

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財ポットを宝物にするツマミ

今日ご紹介するのは加藤財さんのポットで、
一番人気のポット黒丸です。
特にこの形のツマミを好まれる方が多いです。

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加藤財 ポット 黒丸 13,200円
容積530cc


仏様が手に持っている如意宝珠や、
橋や建物の手すりの柱の飾りの擬宝珠のようで、
どこか縁起か良さそうな形です。

22kato_0322.jpg

元々加藤さんの作り出す、
丸みには心穏やかにしてくれる、
優しい丸みで心惹かれます。

22kato_0323.jpg

その意味でもポット丸は、
ころんとした手に納めたくなる、
美しい姿です。

22kato_0324.jpg

さらにその丸みをより際立たせ、
格調高く整えるのが、
擬宝珠、宝珠型のツマミです。

             甘庵
 

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濃いめの酒を生で飲むグラス

今日の荻窪は春を感じる天気です。
穏やかだけど暖かい日差しで風もなく、
夕方から雨の予報も出ていたので、
湿度もある気がします。
急ぎ作業していると、
自然と腕まくりしていました。

21arakawa_1191.jpg
荒川尚也 モルトグラス 3,960円 (旧価格)
径5.2cmH10cm


今日ご紹介するのは、
甘庵の大好きなグラスです。
荒川尚也さんのモルトグラスです。

21arakawa_1194.jpg

シンプルなデザインに、
アワ文様も入らない、
荒川さんの綺麗な素地を味わえるグラスです。

21arakawa_1193.jpg

モルトグラスの名の通り、
シングルモルトをストレートで味わう。
そんなイメージで作られたグラスだと思いますが、
濃いめの酒を生で味わいたい時には、
多様に楽しめるグラスです。

21arakawa_1195.jpg

スピリッツを割らずに注いで、
ショットで飲む・・。
いえ、甘庵は香りや色合いを味わいながら楽しみます。
一気にいただくと直ぐに酔ってしまうので。
逆に、そんなだからこそ、
割らずに生で(ちびちびと)飲む方が、
酒の香りや味わいをしっかり堪能できます。

                 甘庵
 

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液体だったグラスで飲む景色

吹きガラスは坩堝の中の溶けたガラスを、
竿(ステンレスなどのパイプ)に絡め取って、
息を吹き込んで膨らませて作るのが基本です。

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巳亦敬一 新スキ台付一口グラス 2,860円
程よく入れて100cc 満水で140cc


必要なボリュームに膨らませた球体を、
バランスや金属の道具や濡れた新聞紙で触って、
変形させて目的の形に整えます。
吹いている先の方が器の底になるので、
底として成形したりステム台をつけて、
器の下半分を形作ります。

21mimata_0109.jpg

底の部分にポンテと呼ぶ、
吹いているのとは別の竿や金属棒の先に、
接着剤的な溶けたガラスをつけて、
下半分まで整った器の底にギュッと付けて、
吹いていた竿がわで口縁になるところで、
スパッと切り離します。

21mimata_0110.jpg

手慣れた作業を見ていると、
実に気持ちの良い流れで進みますが、
これが職人の技ですね。

21mimata_0111.jpg

切り離した側の口を、
炙って柔らかくして広げて口を作ります。
竿は手にしていた時も作業台の上でも、
回して形を変形させたり整えたりしています。

竿の先の溶けたガラスは、
ぼくらの日常の中では、
ハチミツや水飴をスプーンなどの巻き取った時、
とろけて落ちないように、
指先で回す経験があると思いますが、
あの感じが似ていると思います。

グラスを手にして飲み物を飲む時に、
そのグラスの液体だったことに、
思いを馳せていただくのは、
かなりフェチな器好きだからですが、
きっと景色が違って見えると思うんです。
グラスが肴になります。
ぜひお試しあれ。

                甘庵
 


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立春大吉豆腐

今日は立春。
暦の上では春になりました。
荻窪は暖かな春の陽射しに春を感じています。
白梅がほころび出したのを見かけました。
やはり春がそこまできています。

節分の恵方巻きがあって、
桃の節句にはちらす寿司、菱餅、ひなあられ、蛤のお吸い物・・・。
立春大吉を立春には大きな吉がつくのですから、
ここは縁起の良い食べ物があって然るべきです。
と食いしん坊の甘庵は思う。

21kubota_0324.jpg
久保田信一 長石釉 縁黒鉢 2,640円
左:径14.8cmH5.3cm 在庫1客
右:径14.5cmH5.2cm 在庫1客


調べてみたら、
その日のうちに食べ切る生菓子の、
大福や鶯餅など。
白い豆腐は邪気を払う力の縁起物で、
立春大吉豆腐というそうです。

21kubota_0325.jpg

もう決まりです。
今夜は湯豆腐にしよう。
いつも鍋の具と一緒の豆腐が多いけど、
豆腐だけど〜んと。

21kubota_0327.jpg

サボり屋の甘庵は適当なサイズの鉢に、
出汁や昆布などなく、
水さえ入れず豆腐だけを納めて、
そのままレンチン。
後は好きな薬味やポン酢や出汁などで。
ご紹介している久保田さん縁黒五寸鉢に、
一丁の豆腐は美しいモノトーンの、
美味しそうな盛り付けになると思います。

21kubota_0328.jpg

湯豆腐と同じで熱々ではなく、
芯がかろうじて暖かいぐらいの方が、
豆の香りがして好みです。

               甘庵
 

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節分は2月3日でないことも

今日は節分です。
冬と春の分かれ目で明日からは春です。
2月3日は節分で4日が立春だと、
長いこと思いこんでいたのですが、
2021年は2月2日が節分、3日が立春でした。

21nonami_0202.jpg
野波実 白磁花小ゆのみ 1,800円
平均のサイズ径8cmH4cm
程よく入れて50cc


そのことを急に思い出して調べたら、
その前の2月2日の節分は124年前の明治だったそうです。
ちょっとびっくりしました。

21nonami_0204.jpg

立春の前日が節分で、
立春が動くので節分も変わります。
2月4日が立春というの多いのですが、
稀に2月2日になることがあり、
過去には5日だったこともある様です。

21nonami_0203.jpg

次の動くのは2029年で、
2月2日が節分、2月3日が立春になるそうです。
2月5日の立春はしばらくなさそうです。

20nonami_0580.jpg

ご紹介しているのは野波実さんの白磁花小ゆのみです。
飲み物を注ぐと花が咲くように、
見込みに花形になります。

21nonami_0205.jpg

蝋梅が香ってきています。
そろそろ梅も咲き出しそうです。
春が来るのが楽しみな甘庵です。

                甘庵
 

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