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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

小器ですが大器です

荻窪は春の日がさしています・・・が、
春の天気でまた急変するのではと、
この数日いきなり降り出す春の天気で、
少し疑い深くなってます。
でも今日は多分大丈夫そう。
名残の桜を見つけて楽しむチャンスかもしれません。

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野波実 青白磁小壺 2,600円
径6.5cmH7cm


今日ご紹介するのは高さ7cmと小さいのですが、
気持ちは大きく持っているような心意気を感じられる、
野波実さんの青白磁小壺です。

21nonami_0093.jpg

小ぶりな姿から力まず使ってしまいます。
野草や小さな花や落ち花などを、
無造作に生けてみるとパッと華やいで、
器のサイズ感以上に広がりを見せて、
おやっと思う発見があります。

21nonami_0092.jpg

使って楽しくなる器は、
自然とまた試したくなる魅力を持っていて、
好みの器、贔屓の器になります。

21nonami_0094.jpg

大きさが小さいので、
場所を選ばす気軽に使える、
大袈裟な花材もいりません。
都合で切った花もない一枝でも、
しっかりうけとめて様になります。
なんだか気持ちがしっとりしてきて、
和ませてくれる小壺です。

              甘庵
 

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箸が進み会話が弾む大皿

コロナとの付き合い方が変わってきています。
公園の桜の下でくつろぐグループを見かけます。
少しお酒が入って笑顔が見えていました。
春を満喫する人の交流が戻ってきました。

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光藤佐 粉引大皿9.5寸 25,300円
径28cmH6.2cm


今日ご紹介するのは人が少し集まる機会があれば、
使って欲しい大きな皿です。
光藤佐さんの粉引大皿九寸五分です。

17mitufuji_0050.jpg

薪で焼く穴窯の作品なので、
粉引でも灰釉が被っていて、
粉を引いたような白さではありませんが、
炎の中で生まれた窯変が美しい皿です。

17mitufuji_0051.jpg

描いたわけではない景色が、
ナチュラルな変化をみせていて、
料理を美味しそうに盛り映えさせます。

17mitufuji_0053.jpg

春の旬の食材をど〜んと盛って、
箸が進み会話が弾む中で、
賑やかに楽しむのが似合います。

食器棚にしまいづらかったら、
身近な空間に無造作に置いておくだけで、
絵やオブジェを楽しむように、
心豊かにしてくれます。

              甘庵
   

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注ぎやすさ一番の財ポット

加藤財さんのポットには、
一番人気の丸型以外にも安定感の平形や、
初めに作られた瓶子型などがありります。
どれもスルスルっと注げてスパッとキレますが、
なかでもご紹介するなすび型は、
注ぎ具合のコントロールが一番しやすいタイプです。

22kato_0344.jpg
加藤財 ポット 黒なすび 13,200円
容積420cc


下膨れの形から安定感もあって、
ポットとしては馴染みのある形で、
インパクトが薄く感じているかもしれませんが、
それは逆に使い勝手の良い証でもあります。

22kato_0345.jpg

店頭で試していただいているときに、
丸型や平形よりも背の高いプロポーションゆえに、
注ぎやすさの例としてお話しするのですが、
昭和の喫茶店でコーヒーをドリップする時に、
ホーローのポットで注いでいましたが、
ちょうど同じようなバランスのプロポーションです。

22kato_0346.jpg

それはバランスのプロポーションが、
細くゆっくりと注ぐのに、
コントロールしやすい形だから、
使われていました。

22kato_0347.jpg

今は金気を嫌うためのホーローがステンレスになり、
よりドリップに特化した形の注ぎ口を持つ、
専用のポットが作られて使われていますが、
それも基本のバランスは重なる部分があります。

なすび型を見直してみていただくと、
上品なフォルムと財ポットの繊細な作りで、
飽きのこない使い勝手のよいポットと、
理解していただけると思います。

                 甘庵
  


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今回の角花入は丸顔

今日の荻窪は朝からの雨です。
菜種梅雨の名の通りにしとしと降っています。
気温も先週の夏日を経験していると、
いっきに冬の戻った感があります。

どんよりの空模様でも春好き甘庵は、
体内に春が入り込んでいる感じがしていて、
気持ち的にはどこかウキウキしています。

桜や辛夷や桃や花海棠や桃など、
花をつける木が見事ですが、
枝に新芽が膨らんできているのも、
勢いを感じてウキウキします。

23arakawa_0419.jpg
荒川尚也 角花入 18,700円
W11.2cmD10.8cmH24cm 単品


そんな一枝を活けるだけで、
気持ちの良い空間が広がる、
荒川尚也さんの角花入をご紹介します。

23arakawa_0418.jpg


角花入は底面部分を金属型に吹き込んで成形します。
そのため底面から腰下の部分は、
大きさも表情も大差がないのですが、
そこから上の口縁までは吹きガラスの表情が強く、
一つずつの顔つきを見せます。

23arakawa_0417.jpg

今回のものは丸顔です。
ふっくらした厚みのをかんじる縁で、
角丸の口に仕上がっています。

23arakawa_0420.jpg

その意味でもどこか柔らかな春をイメージが重なり、
たっぷりに水を張ってレンズのような本体に、
瑞々しい新芽をつけた枝が、
春の景色を見せてくれると思います。

              甘庵



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春を盛り付けたい小鉢

桜は満開ですが雨の週末になりそうです。
しばらく雨が続くようですが、
晴れる来週までなるべく散らないでほしいものです。

桜には辛い雨ですが、
銀花の窓から見える銀杏の枝には、
日毎膨らんでくる新芽が見えています。
草木にとっては必要な恵みの雨なのですね。

キャベツも普通のものと、
春キャベツが並んでいるのをみました。
ふんわりとした葉の巻き方は、
春の雨の中でむくむくっと大きくなったのかなと、
とくに半分で売っている切り口を見て思いました。

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巳亦敬一 新スキハッパボール小 3,300円(旧価格在庫ある限り)
W14.3cmD10.5cmH5cm


そんな春野菜や旬の素材が似合いそうな、
巳亦敬一さんの新スキハッパボール小をご紹介します。
吹きガラスの仕事ぷらすバーナーワークのような技で、
エレガントな葉っぱ型を作り出しています。

21mimata_0161.jpg

巳亦さんの自然をリスペクトしたデザインは素敵です。
このハッパボールのように葉っぱとわかるのですが、
わざとらしさはなく器としてデザインされています。

21mimata_0162.jpg

そのためお料理が美味しそうに盛り映えします。
食材や料理の種類を選ばす、
デザートやスイーツまで楽しく盛れます。

21mimata_0163.jpg

また使い勝手として変形の器なのに、
重ねると・・・数枚がぴたりと納まります。
収納性が高くてありがたいデザインです。

                   甘庵
  

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花より団子で小皿

荻窪は雨が途切れていて、
夕方までは花曇り状態のようです。
この後の予報はしばらく傘マークが続きます。
しっかりと花見は無理でも、
花散策ぐらいなら十分楽しめそうです。

21kubota_1342.jpg
久保田信一 灰釉二彩(白土)小皿 2,640円
径15.5cmH3.5cm


花見のあとは一献もいいですが、
昼間だしスイーツでしょう。
和菓子でもケーキでもスタンス広く受け止めて、
美味しさ倍増する久保田信一さんの、
灰釉二彩白土小皿をご紹介します。

21kubota_1344.jpg

萌え出した春の野原の景色にも似た、
緑釉は鉄絵の具と灰釉が溶け合って発色です。
そのために茶色から緑への、
グラデーションの変化が楽しい釉調が見られます。

21kubota_1343.jpg

また文様のような緑釉も、
窯のなかで灰釉と鉄絵の具が溶け合った表情なので、
一つずつの表情がみられて、
数枚を並べると、
春の野原が広がる景色のようです。

21kubota_1345.jpg

五寸皿は多様に使えるサイズ感です。
ご紹介したスイーツ全般から、
お料理も和洋中華エスニックと、
バリエーションの豊かな使える皿で、
何を持ってもしっくりと、
美味しそうになる使いがっっての良い皿です。

                 甘庵
  

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桜雨は菜種梅雨

荻窪界隈は桜が満開になってのですが、
今日は朝からシトシトと雨が降っています。
この先の天気予報を見るとしばらく雨です。
雨の中の桜も風情はあるのですが、
菜種梅雨なのでしょう、
数日続くとがっかり。

ワールドベースボールカップも、
侍JAPANが素晴らしい試合で優勝して、
感激をもらいました。
その余韻と満開の桜を思って、
お家でお茶します。

21nonami_0071.jpg
野波実 青白磁花ゆのみ 2,000円
平均のサイズ径8.8cmH6.4cm
程よく入れて120cc


となれば野波実さんの青白磁花ゆのみの出番です。
緑茶でも番茶でも注ぐと、
見込みの中にお茶の花が開きます。

21nonami_0073.jpg

ただそれだけなのに、
なんかハッピーな気持ちにしてくれます。

21nonami_0072.jpg

蹴轆轤で挽き出された柔らかなフォルムと、
青白磁の優しい釉調が、
使うたびに心和ませてくれるゆのみです。

21nonami_0074.jpg

華やかな器ですが、
磁器の素地なので丈夫で汚れにくく、
日常の器として飲み物だけでなく、
小付けとして多様に使えます。

               甘庵
  

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重宝する小皿

優しい春の日差しに包まれている荻窪です。
明日から天気が降り坂のようです。
少し早く感じますが菜種梅雨のようで、
天気予報では週末で傘マークのついています。

まだまだ満開ではないですが、
日毎に花開いて聴く様子も楽しいものです。
用事や買い物で外へ出た時には、
道すがらの桜を楽しみながら、
と言うのも気持ちのゆとりになります。

22mitufuji_0550.jpg
光藤佐 鉄絵井桁文小皿 1,540円
径9cmH2.5cm


さて、今日ご紹介するのは、
主役の器ではないのですが、
手元にあるととても重宝する、
光藤佐さんの小皿をご紹介します、

22mitufuji_0552.jpg

いわゆるお手塩皿のサイズですが、
縁が見込みからすっと立ち上がっていて、
三寸(9cm)のサイズをフルに使える、
使い勝手の良い縁のディテールです。

22mitufuji_0551.jpg

構えて出すのではなくでも、
珍味やつまみやお菓子を、
一箸、一匙、一粒盛ると、
ちょっとあると嬉しいもう一品になります。

22mitufuji_0553.jpg

器自体は華やかな色合いでも釉調でもないのですが、
ちょこっとでも盛るつけると、
このサイズでパッと華やかになる、
小皿としては力持ちの三寸皿です。

             甘庵
 

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春の陽気でたっぷり飲むポット

雨あがりの晴れた春の空気感が心地の良い荻窪です。
何を食べても美味しく感じそうな日です。
ランチに春の食材を堪能した後には、
たっぷりのほうじ茶が良いなーと。
いつものように現実は置いておいての妄想が広がりました。

2212kato_0305.jpg
加藤財 ポット 白丸 13,200円
容積600cc


となれば財ポットでほうじ茶を楽しみたいところです。
ご紹介するのは加藤財さんんのポット白丸です。
丸型はほぼ球体なので少し大きいだけで、
たっぷりと入ります。

2212kato_0307.jpg

加藤さんの仕事は無駄のない作りなので、
見かけよりも入ると言う印象を持たれる方が多いです。
このポットも本体の径が11cmほどで、
容積は程よく入れて600ccです。

2212kato_0306.jpg

隙のない作り込みと均整の取れたフォルムから、
小ぶりに感じてしまうのか、
店頭でキレや注ぎ心地を試してもらい時に、
水を入れて湯呑みなどに注いでもらうと、
「こんなにはいるんだ!」
「ずいぶん入りますね」
などという声がもれます。

2212kato_0308.jpg

このポットで、
100ccの客湯呑みで5杯、
150ccの湯呑みとしても4杯分です。
食後にマグほどのものでたっぷり飲んでも、
2〜3杯分は注げます。

桜散策の後に、
花より団子・・・花見の後には団子と、
熱い渋茶で楽しむと言う絵面も、
似合いそうなポットです。

               甘庵
 

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お気に入りのマイグラスのススメ

桜が開花した週末なのにあいにくの雨模様の荻窪です。
それでも思ったよりも気温は下がらず、
雨の中の散策もそれなりの風情があります。
桜もこの雨の後には一気に満開へ進んで、
桜花爛漫の景色になって行くことでしょう。

何十年も季節の移ろいを目にしてきて、
春生まれの甘庵の贔屓目かもしれませんが、
やっぱりこの季節の景色が一番好きです。

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荒川尚也 アワグラス B 3,300円
平均の径6.5cmH9.3cm
八分目で150ccほど満水で200ccほど


例年暖かくなるのが早くなっている気がします。
だからこそまだ春と思わずに、
今から水分補給を心がけて過ごすようにしようと思っています。
と言いながらもお茶やコーヒーを飲みすぎても、
またそう増やすこともできません。
甘庵はお水や麦茶の飲む量を増やすようにしています。
そこで生きてくるがお気に入りのグラスです。

23arakawa_0388.jpg

自分の湯呑みを持っているように、
水や麦茶など多様に使うマイグラスを決めています。
使っていらっしゃらない方にはぜひおすすめです。
きっと楽しいと思いますよ。
飲んだ量の目安にもなります。

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そこでご紹介しているのが、
荒川尚也さんの人気定番のあわグラスBです。
シリンダー型のシンプルなフォルムで、
飽きが来ずに丈夫で使い勝手の良いグラスです。

23arakawa_0390.jpg

円筒形の中ほどが少しだけ細くなっていて、
手にした時に掌に馴染み、
とても持ちやすいグラスです。
仕事の合間や一息ついた時に、
こまめに水分補給する時に、
飲み切るのに程よいサイズ感でオススメです。
 
                甘庵
  

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花見でなくても春の息吹を肴に一杯

一歩外へ出ると、
道すがらどこかで春の花を見にします。
特にソメイヨシノが開花してからは、
一気に花やぎ出しています。
それだけ桜の木は多く植えられていて、
特にソメイヨシノは数か多いのでしょう。

22mimata_0054.jpg
巳亦敬一 三つ足ぐい呑み 赤 4,180円
径7.3~7.5cmH5.8~6.3cm


街路樹の植え込みの下には、
花韮や紫大根など春の野草も、
可憐に彩りを添えていて、
この季節は目的があっても、
少し遠回りして散策したくなります。

22mimata_0068.jpg
巳亦敬一 三つ足ぐい呑み  パープル 4,180円
径7.3~7.5cmH5.8~6.3cm


春の息吹を持ち帰った外出の後には、
気持ちの中にある花を肴に一杯やりたくなります。
寒さも遠くなってきていて、
冷酒がより美味しく感じてきます。

22mimata_0064.jpg
巳亦敬一 三つ足ぐい呑み  ブルー 4,180円
径7.3~7.5cmH5.8~6.3cm


と言うわけでご紹介しているのは、
春の花々の華やかさにも負けない、
巳亦敬一さんの三つ足ぐい呑みです。
巳亦さん独特の不透明な彩りガラスが、
春霞を連想させて趣きを添えます。

22mimata_0056.jpg

都合つけて本体から捻り出した足は、
付けた足とは違って、
生えていると言う感じの、
巳亦さんならではの三つ足です。

22mimata_0069.jpg

一つ一つの生え方が違い、
今にも動き出しそうなもの、
すっとお澄まししたもの、
どしりと構えたものなどと、
彩り文様に加えてフォルムも。
それぞれが主張していて個性的です。

22mimata_0062.jpg

肴になるぐい呑みであるだけではなく、
小付として様々な料理や、
ディップやジャムなど楽しく使える器です。

軽やかなフォルムの三つ足ですが、
実用性として安定感があって、
洗う時の思いやりを持てば、
破損もクリアできるはずです。
               甘庵
            

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冷たい麺が食べたい陽気

一昨日東京は開花宣言されました。
標準木の観察で5〜6輪の開花を確認して宣言されるようですが、
クローンのソメイヨシノなので荻窪でも、
同じようにチラホラと咲き出していました。
暖かい日が続いているので、
これから一気に華やかになってくるでしょう。
コロナの状況も変わり、
心も華やかに花見ができそうですね。

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久保田信一 長石釉縞柄蕎麦猪口 2,200円
平均のサイズ径8.5cmH6cm


このところの気温も3月末や連休の頃の気温とか、
温かい日が続いています。
麺喰いの甘庵の常食のきつねうどんが、
冷たい蕎麦と炙った油揚げになりました。
丼から蕎麦猪口の出番になりました。

21kubota_0342.jpg

と言う自分の日常から。
今日は久保田信一さんの長石釉縞柄蕎麦猪口をご紹介します。
久保田さんお箱の鉄絵の具で線文を描き、
たっぷりの長石釉を施ししっかり焼き切って、
土味を生かした蕎麦猪口です。

21kubota_0341.jpg

陶器食器の造形見本としても良い、
軽さを生かして口縁を厚めにして、
腰、見込み底は薄めに挽いて、
手持ちが軽くて丈夫なデザインです。

21kubota_0343.jpg

外側は鉄絵付けが施され、
見込みは無地で土味を楽しむつつ、
蕎麦をはじめとして食べ物や飲み物の、
色合いや彩りを映える仕上がりです。
日常の器としての使い勝手が抜群の蕎麦猪口です。

                 甘庵
 

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さり気ない鉢ですが実力派です

さり気ない鉢ですが実力派です
今日ご紹介するは野波実さんの青白磁中鉢です。
白っぽいごく普通の鉢という感じに見えるのですが、
使い勝手の良さや使うほどにじんわりと来る存在感など、
実はなかなかの実力派の鉢です。

21nonami_0419.jpg
野波実 青白磁中鉢 5,000円
径19cmH7.3cm


さり気ない形なのは、
使いやすいからこその形だからです。
ただ蹴轆轤で引き出された柔らかなフォルムは、
使うほど手に馴染んで来て愛着が湧いてきます。

21nonami_0421.jpg

わずかに青味のある青白磁の釉調は、
蹴轆轤の柔らかフォルムと相まって、
盛り付けする多様な料理を優しく受け止めて、
美味しそうに盛り映えさせます。

21nonami_0420.jpg

お惣菜の一緒盛りは得意技ですが、
丼鉢としてパーソナルな使い方も楽しめます。

力んでいない姿から、
気楽に日常使いができるのですが、
少し力んで盛り付けをすると、
意外なほどに晴れの器としても、
しっかり答えてくれる品格も備えた鉢です。

21nonami_0422.jpg

使えは使うほど、
この鉢の実力を感じ取れるはずです。

                甘庵
   

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友と器を肴に花の宴

天気予報で桜の開花予想が流れ始めています。
今年は早そうですね。
理想的には早く開花して、
開花してから少し冷え込む日とかが続いて、
散るまでをなるべく長く楽しめると、
春をいっぱい感じられて嬉しいですよね。

21mitufuji_0373.jpg
光藤佐 白磁酒注片口 19.800円
W14.5cmD10cmH11cm


花の下で宴をするいわゆる花見は、
天邪鬼な甘庵は苦手で、
満開の桜並木を車や自転車で通ったり、
夜桜の見られる道を歩いたり、
川沿いの桜が見せるリアルな流水に桜文を眺めたり。
そんな桜の楽しみ方が好きです。

21mitufuji_0375.jpg

その後で膨らんだイメージや高揚感を肴にして、
少しだけ酒を飲むのが、
春の至福の時間です。

21mitufuji_0374.jpg

それを団子やスイーツにして、
お茶やコーヒーでもOKです。

21mitufuji_0377.jpg

そんな中で一番はやはり、
桜花爛漫の春の気配を感じながら、
気のおけない友人と盃を交わすが最高です。

21mitufuji_0376.jpg

もちろん酒器は肴になるものをチョイス。
ご紹介している光藤佐さんの白磁酒注片口も、
肴にして呑んでみたい酒器です。

                甘庵
 

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使い勝手からオススメの財急須

使い勝手からオススメの財急須
今日ご紹介するのは加藤財さんの使い勝手からオススメの急須です。
横手白平と表記させていただいているタイプです。
同型にしては容積も大きい方で250ccほどです。

2212kato_0358.jpg
加藤財 急須横手 白平 11,000円
容積250cc


平形が使いやすいポイントが3つあります。
まず安定感のあることで、
人気の丸柄に比べて重心が低く、
設置面になる高台の径も、
フォルムのバランスから大きなります、

2212kato_0360.jpg

同じようにバランスから蓋の径も、
丸型に比べると一回り大きく、
その分茶葉の出し入れや、
洗う時やメンテナンスが楽になります。

2212kato_0359.jpg

また取手の長さも幾分長くなり、
取手を指に間に挟んで持つのではなく、
通常の持ち方で注ぐ方には、
持ちやすくなると思います。

2212kato_0361.jpg

また、甘庵の主観では、
茶葉の開き方が早く出やすい・・・気がします。
せっかちな甘庵に向いているような。
その点も個人的にオススメです。

               甘庵
  

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柔らかな表情が魅力のカタクチ

柔らかな表情が魅力のカタクチ
今日ご紹介するのは荒川尚也さんのカタクチです。
柔らかなふくらみの姿が美しい注器です。

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荒川尚也 カタクチ 7,150円
W12.2cmD8.8cmH8.2cm
程よく入れて270cc満水で360cc


荒川さんのほとんどのガラス器と同様に、
このカタクチも吹きガラスの手法で作られています。
坩堝の中の溶けたガラスを竿に巻き取り、
息を吹き込み膨らますして作るのか、
丸みのある姿と柔らかで動きのあるフォルムの基本になっています。

23arakawa_0400.jpg

さらに全体を歪めて楕円形にして、
縁の一ヶ所のをつまみ出して注ぐ口を作り出していて、
グラスや鉢とは違うアンシンメトリーで、
見ろ角度で多彩な姿を見せます。

23arakawa_0401.jpg

飲み物が入るとレンズ効果を生み、
光を受けて煌めきや、
カタクチ越しの景色が浮き出てきますが、
注ぐことで飲み物が減っていくため、
煌めきも景色も変化しているのを楽しめます。

23arakawa_0402.jpg

使う道具のカタクチならではの、
注ぐという動きの中で変化してみせる姿は、
器好きには酒の肴になる楽しみになります。

                 甘庵
  

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春萌える色

春の陽気の三寒四温で今日は三寒のようです。
それでも日差しや空気感には春を十分感じます。
歩いているだけで道の植え込みや公園や庭先などから、
足元の萌える春色を目にします。

そんな春の萌黄色から膨らんだイメージで、
巳亦敬一さんの四角鉢中Gをご紹介します。

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巳亦敬一 四角鉢 中 G 3,960円
径13.5cmH4cm


面白い形をしています。
四角い印象はありながら、
見込側を指でなぞると、
確かに緩やかに四つの角があって四角です。

ただ、四角の四隅は角がなく、
何かが入り込むような入り隅がありません。
汚れにくい使いやすいディテールになっています。

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外側の四つの角に立っている透きガラスのリブが、
四角い印象を強調しています。
手にとり眺めすがめて、
この透明なリブのことが一部ですが、
解明しました・・・多分。

見込側から見てみると、
彩りガラスの基本になっている、
不透明な柔らかい黄色のガラスが良く見えます。
鉢を返して外側高台側からみると、
黄色の部分に緑のガラスが被さって、
黄色が少し薄く小さく見えます。
その緑も見込側よりは薄い色合いになります。

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つまり竿で吹いていくときに、
坩堝から巻き取ったガラスの上に、
一番に黄色を被せて、
二番目に緑を被せて、
その上に透きガラスを被せた、
透き、黄色、緑、透きの4層になっいるようです。

一番外側になる透きガラスの層を、
何かヤットコのようは道具で挟んで、
つまみ出すようにリブにしているようです。
それで透明なガラスのリブになっています。

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食器なのに巳亦さんだからサラッと、
アート作品レベルの技と手間で仕上げています。
春の萌黄色をイメージする、
器の個性の生み出した技とデザインの鉢です。

                甘庵
   

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和テーストの洋皿

今日ご紹介するのは久保田信一さんの縞柄リム皿です。
盛り付け用途から量産のリム皿を使うと、
どこか寒々しく感じてしまいませんか。
そんな型にオススメのリム皿です。

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久保田信一 縞柄リム皿 3.024円
径20cmH2.5cm


皿の縁に鉄絵の具で描かれた縞文の、
黒茶からブルーグレーまでのグラデーションは、
陶器と長石釉にマッチした和食器の伝統的な絵付けです。

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皿のフォルムは洋食器のリム皿にならっていて、
和洋中華エスニックと多様な料理を楽しむ、
今の私たちの食卓で使いやすい形状です。

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甘庵と同世代の方の中には、
北欧の炻器質のデーブルウエアを連想された方も。
和の手法でいてもどこかモダンなデザインです。
それでいて磁器の型ものにありがちな冷たさがなく、
温もりを感じ取れる陶器の皿です。

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陶器でもよく焼かれていることと、
たっぷり目に施されて長石釉で、
汚れにくく丈夫な、
日常食器として使うことを優先していながら、
陶器の趣を失っていない皿です。
               甘庵
 

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春の盛り付けが似合う皿

春の盛り付けが似合う皿
今日は桃の節句、ひな祭りですね。
春を感じ楽しめる行事として、
長く親しまれてきました。

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野波実 青白磁平皿 6,000円
径22~22.1cm H5.6~5.7cm
単品


そこには、美味しい食べ物の力もあるのでは、
と思うのは食いしん坊の甘庵だからでしょうか。
雛あられ、菱餅、甘酒、桜餅・・・。
蛤のお吸い物、そしてちらし寿司。

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春の彩りを纏ってお寿司。
しかも炭水化物でどんとお腹に溜まる。
それはも子供の頃の甘庵には、
春がやってきた喜びにいっぱいになりまして。

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頭の中のそんな映像からこの皿が思い浮びました。
野波実さんの青白磁平皿です。
少し深みもあって平鉢的にも使える、
使い方が広い皿です。

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少しだけ青味がかった釉薬の彩が、
盛り付ける料理がより美味しそうに映えます。
盛り付けのおさまりも良く、
様々な料理や食材が盛り付けやすい皿です。

                 甘庵
  

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