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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

注ぐのが楽しいカタクチ

連休がはじまりました。
この数年のコロナで抑えていた過ごし方を、
コロナ前に戻していけるようにしたいですね。
より感染リスクが少なくなる室外で、
マスクを外して心地の良い風薫る季節を楽しみましょう。

気温も高くなってきて、
冷たい飲み物がより美味しくなっています。
酒類も同じですね。
そこで今日は冷酒の味わいがグレードアップする、
荒川尚也さんの型カタクチをご紹介します。

23arakawa_0405.jpg
荒川尚也 型カタクチ 7,480円
W12.8cmD8.6cmH8.1cm


レギュラーのカタクチを作り方の基本は同じです。
違うのは宙で吹いて形を整えるところと、
型に押し付けてカタクチの表面に、
テクスチャーを作り出している点です。

23arakawa_0406.jpg

鱗のようにたくさんの面で、
器の表面の表情を作り出しています。
手にとってみると、
動くたびに反射し煌めきが見えます。

23arakawa_0407.jpg

さらに飲み物を注いだ時にも、
集めた光をキラキラを輝かせて、
華やかな宴の酒器になります。

23arakawa_0408.jpg

手酌で盃を満たすたびに、
飲み物が注がれて煌め揺らぐ景色は、
心が和む肴になります。

             甘庵
 

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巳亦敬一さん個展予定と定番品価格変更のお知らせ

先週の夏日になれてしまったのか、
この数日は寒く感じますが、
これで平年並みだそうです。
やはりこれも温暖化なのでしょうか。
梅雨の時の集中豪雨や強い台風来襲など、
ないといいのですが。

23mimataDM.jpg

巳亦敬一さんに関わるお知らせを2つ。
一つ目は毎年恒例の個展のお知らせ。
5/19金から6/5月の会期で開催いたします。
独特の彩りのガラスと新スキの定番が並びます。
お楽しみなさってください。

22mimata_0176.jpg

二つ目は本年度から新スキシリーズ定番品は価格改定されました。
荻窪銀花では5/1月より新価格に置き換えさせていただきます。
よろしくお願いいたします。

                    甘庵
 

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主役を引き立てる大鉢

昨日の荻窪は暑いと感じた夏日でしたが、
今朝は肌寒くて寒暖差にもう一枚羽織っています。
季節の変わり目は体調管理を心がけましょうね。

21kubota_0290.jpg
久保田信一 刷毛目大鉢 12,100円
径25.5cmH8cm


少しざっくりした土味を生かした釉調と、
口縁近くに一周する刷毛目がほどこされた、
控えめで暖かな表情の大鉢です。

21kubota_0292.jpg

色合いはどちらかというと地味に感じるかもしれませんが、
だからこそ主役の料理や食材を引き立てる、
使った時に実力をフルに発揮してくれます。

21kubota_0293.jpg

土肌のなかに白い粒々が見えますが、
土に含まれる石英や長石の粒です。
少し丸く盛り上がっているものや、
粒の真ん中が凹んでいるものがあります。
これはしっかり焼かれているからで、
溶けて丸くなったり弾けた景色です。

21kubota_0294.jpg

焼き切っているので、
丈夫で汚れや匂いがつきにくく、
手入れや洗うのが楽です。
毎日使う食器として使いやすい鉢です。

              甘庵
 

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見て触れないと伝わりにくい良さ

野波実さんの器は蹴轆轤で一つずつ挽き出して、
蹴轆轤独特ののどかなロクロ目を残すように、
なるべく少なく削って高台を仕上げています。
そのために最小限の削りを計算にいれたロクロ挽きです。

釉薬は主に三種類です。
少し青みが勝った青白磁と、
艶のある白磁と艶のない白磁のマット釉。
この三種類です。

21nonami_0138d.jpg
野波実 マット釉平皿 5,000円
平均のサイズ径24cmH2.3cm


今日ご紹介しているマット釉平皿は、
蹴轆轤とマット釉の組み合わせで、
画像でみると時にですが、
あまりに普通に見えてしまう、
ある意味でとても野波さんらしい仕事です。

21nonami_0139.jpg

基本的に野波さんの器は力みのない仕事です。
遊びはあったりするのですが・・・。

21nonami_0137.jpg

縦に伸ばす高さのあるものに比べて、
一個挽きで皿を挽き出すのはそう難しいくないのですが、
それでも切り離した時に見込みが必要以上に厚かったりすると、
その後に皿として反りや割れなどなく仕上げるには、
手間や気遣いが必要になってきます。

21nonami_0140.jpg

野波さんの仕事でもその点での気遣いはあるのでしょう。
でも、硬さがないというか・・・。
ふんわりと仕上がっています。
マットで画像でもわかりますがピンとが合っていても、
はっきりしない稜線や見込み際とか、
どこか真綿に包まれて系の感触があります。

ただ料理を盛り付けるとパッと華やぎます。
この皿の曖昧なゆるい感じが消えて、
料理や食材が美味しそうに煌めく力をもっています。

              


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和食器ならではの片口

今日ご紹介するのは光藤佐さんの白磁酒注片口です。
片口は酒や醤油などの液体を移し替えたりする道具でした。
今のようにペットボトルなどには入っていないのですから、
便利な必需品だったと思います。

17mitufuji_0288.jpg
光藤佐 白磁酒注片口 14,300円
W17.5cmD12.5cmH8cm
程よく入れて270cc


でも、古くから片口に用の美を感じ取り、
器として見立てて使うことで、
趣を楽しむまれてきました。

17mitufuji_0289.jpg

また注ぐ道具として必然の注ぎ口は、
アンシンメトリーのフォルムで、
これもまた和の感性からは好ましく感じ、
片口の形を借りて注ぐためではなく、
器として作られることも自然になりました。

17mitufuji_0290.jpg

ただ甘庵のように口があるなら使いたい。
注ぐならやはりキレが良くないと。
と、器好きならそう思われるはず。

17mitufuji_0291.jpg

そんな欲張り器好きには、
ご紹介の光藤さんの片口はおすすめです。
まず趣が深く美しく気品を備えているフォルム。
注ぎ心地よく美味しそうに盛り映えする。
多様な表情を持っている使いたい片口です。

                  甘庵
 

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これぞ、ザ・財ポット!

今日ご紹介するのは加藤財さんのポット黒瓶子です。
加藤さんのお名前「財」は「たから」さんです。
その縁起の良い響きで甘庵は勝手に、
「たから急須」や「たからポット」と呼んでいます。

22kato_0356.jpg
ブ加藤財 ポット 黒瓶子 13,200円
容積450cc


それに、加藤さんの急須やポットのフォルムには、
共通した「ころん」とした感触の曲面があります。
その感触を掌のなかで感じると、
「宝物」って思えてくるのにも繋がっていると思います。

22kato_0357.jpg

その財ポットの初号器として初めてつくられたのが、
ご紹介している瓶子型です。
急須作りだけをしていた加藤さんのファンたちからの、
「ぜひ大きめのものを」「紅茶のポットも」などという、
熱い要望で加藤さんが応えたものが、
完全オリジナルデザインの瓶子型でした。

22kato_0358.jpg

縦長の印象を感じとと思いますが、
上半分は丸い急須と変わりなくころんとしています。
その下に続くシュッとした腰のデザインは、
古典的な形の「梅瓶」などのリスペクトから生まれました。

22kato_0359.jpg

縦型の印象から安定を心配なさる方もおいでと思いますが、
高台部分の径は丸型などに比べると大きく、
安定感に心配はありません。

加えて注ぎやすさは、
個人的な好みでの判断を加味しても、
財ポットの中でも一二を争う、
するする〜ピタの感触と、
コントロール感は抜群です。

                甘庵
   

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澄んだ素地と静かな泡

雨上がりの新緑がキラキラしている荻窪です。
気持ちの良い日曜日ですが、
この後は夏日にまでなりそうです。
水分補給の心がけをする季節になりました。

23arakawa_0412.jpg
荒川尚也 Dip皿 小 4,400円
径16.5cm~H18cm径1.7cm~2.2cm


今日は荒川尚也さんのDip皿小をご紹介します。
荒川さんのガラス器の一番の特徴になる、
澄んだ素地が生きていくる静かな泡の点文が、
見込みから三方向へ施されています。

23arakawa_0413.jpg

ヨーグルトカップと同じ手法の、
まだ柔らかい素地に等間隔に凹みをつけて、
みが素地に馴染んで今わないうちに、
ガラスを被せて凹んだ分の空気を閉じ込めて、
連続する点文を作っています。

23arakawa_0416.jpg


炭酸ガスを発砲させて描いている、
荒川さんの多くの華やかなアワ文に比べて、
静寂を感じるアワ文になります。

23arakawa_0414.jpg

その分素地の魅力をより感じ取れて、
熱く溶けたガラスに息を吹き込んで膨らませ、
巧みな技で皿の形に作っていく、
動きのある工程が垣間見えます。

23arakawa_0415.jpg

シンプルな構成デザインだからこそ、
盛り付ける料理が美味しそうに映えて、
色々と試して使うのが楽しくなる皿です。

               甘庵
  

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爽やかな彩りのデザートカップ

週末なのに朝から雨模様の荻窪です。
色々なところに降って汚した黄砂が、
少し流れるから良しとしましょう。

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巳亦敬一 デザートカップ 蕾 紫 G 4,840円
径12.3cmH7.2cm


この雨は新緑の今の時期の植物にも嬉しい潤いになると思います。
銀花の窓から見える銀杏も日毎に葉蔭が濃くなっていています。
目に青葉とも謳われたこの季節には、
初鰹も含めて多彩な初物が楽しめます。

20mimata_0092.jpg

そんな初物や旬の食材が美味しそうに映える、
巳亦敬一さんの爽やかな緑のデザートカップをご紹介します。
デザートはもちろんなのですが、
高杯型の向付として多様に使える器です。

20mimata_0091.jpg

このデザートカップはスキガラスの部分が多いバランスで、
口縁や高台はスキガラスのデザインです。
その中に配置された緑の素地に定番文様の紫の蕾文が施されていて、
軽快な印象の器に仕上がっています。

20mimata_0093.jpg

美しいフォルムで重たい印象はないのですが、
使いやすい厚みの口縁やガラス塊の高台を持ち、
丈夫で安定感のある使い勝手良いデザートカップです。

                  甘庵
   


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春を盛り付けたくなる鉢

今日ご紹介するのは久保田信一さんの灰釉二彩(白土)平鉢です。
鉄の発色を上手に使かった緑の釉の発色が綺麗な平鉢です。

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久保田信一 灰釉二彩(白土)平鉢 3,850円
径17.5cmH5.7cm


釉薬自体にはほとんど色はなく、
しっかり焼くことで下絵の鉄絵の具が灰釉の中に溶け込み、
重力で見込み方向へ流れて縁の茶から見込みの緑へと、
一枚ずつのグラデーションを描きだしています。
春の萌え出している木々や野原の緑を連想させます。

22kubota_0170.jpg

窯神さまの力も借りての表現は、
自然界の景色にもにて、
力みのない絵柄に仕上がっていて、
飽きが来ず料理が盛り映えします。

22kubota_0169.jpg

浅い碗のような広がりのあるフォルムは、
向付として一品を気品ある盛り付けから、
手に持ち書き込む食べ方の料理まで、
幅広く使いやすい平鉢です。

22kubota_0171.jpg

陶器の良さをいかしている作りで、
手持ちが軽く扱いやすく、
重なりも無理なく安定感があり、
しっかり焼き切っているので丈夫です。
普段使いの器としておすすめです。

                甘庵
 

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手の付いた飯碗は楽ちん

今日ご紹介するのは野波実さんの白磁手付大椀です。
カフェオレカップのようないでたちで、
実際にカップとして使えます。
でも野波さんの意図としては、
手の付いた飯碗や鉢というイメージです。

21nonami_0478.jpg
野波実 白磁手付大碗 3,500円
W16cmD8cmH6.3cm
程よく入れて180cc


野波さんは接する人との関わりを大切になさる方で、
野波さんの個展で銀花に来ている時にも、
器を見にきて手に取ったかたのお話を、
じっくりと聞き取っているのをよく見かけます。

21nonami_0479.jpg

野波さんの作品でない器を手に取っている時にも、
彼の話しやすさから相談を受けたりしていたりします。
その時にもまずは使い手としての思いを汲み取ろうとしています。
きっとそうしてリサーチした使い手の要望などを、
自分の作る器に反映させてみたいと思っているようです。

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ご紹介している白磁手付大椀も、
こうした特組で出来た器だと思っています。
甘庵も年配のお客様からの声で、
「歳を重ねていくと碗や鉢が重たくなり持ちにくくなってきて」と、
伺うことがあります。

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この大鉢はまさにそんな声から出来たと思います。
飯碗としても鉢やボールとして使う時に、
片手で楽に持つことができて、
箸やフォークやスプーンを使えます。

これ実際に歳を取っていなくても・・・。
いや甘庵は十分に年取っておりますが、
ともかく楽させてもらえちゃう器です。
そして色々使えてマイボールとして、
多様したくなる魅力もある器です。

               甘庵 
  

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見た目を良い意味で裏切るマグカップ

今日ご紹介するのは土味いっぱいで無骨に見える、
鶴見宗次さんの手ひねりマグカップです。

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鶴見宗次 マグカップ 各3,300円
白 径8.5cmH7.5cm 程よく入れて250cc


ロクロを使わずに手ひねり作り出したいて、
指の跡が見えて作りも厚めな印象で、
ついついへたっぴな素人のマグを連想してしましますが・・・。
手にしてびっくりします。
まず軽いんです。

21turumi_0242.jpg

これは白いタイプですが通常の鶴見さんの器は、
冷却還元という手法の強還元炎で焼き締めされています。
口縁は土味を感じ存在感を持たせるために、
たっぷり目で作っていますが、
腰や高台部分などは無駄のない作りなので、
想像していたのを裏切られる印象をうけるほど、
軽く感じられます。

21turumi_0241.jpg

大ぶりなマグカップではないのですが、
無駄のない作りなので、
見た目より容積もあって、
程よく入れて250cc入ります。

21turumi_0243.jpg

木灰をうっすら施しているので、
緑がかって自然釉のような質感になっていて、
手持ちも口当たりもこれも意外なのですが、
柔らかく滑らかです。
緑の肌からは春の息吹を感じます。

              甘庵
 

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一つだけに目がいく

今日ご紹介する加藤財さんの急須は、
自分だけのものが好きな甘庵のおすすめです。

22kato_0430.jpg
加藤財 急須 後手 黒平丸 11,000円
容積200c


隅々まで繊細な作り、
掌で包みたくなる愛おしい丸みと、
まぁーどうみても財急須なのですが、
それでも大きの方に要望される丸型より、
少し平たくした丸平と呼んでいるタイプです。

22kato_0431.jpg

丸平でも本体の中央部に緩やかな稜線が浮かぶ、
そろばん玉のような形状です。
ここら辺も惹かれるポイントです。

22kato_0432.jpg

また蓋も特長的で興味深い形です。
本体と平になっているものが多い中、
印籠はあるものの被せ蓋に見える形の蓋です。
*ここでいう印籠(いんろう)は本体と蓋の納まり部分が、
ずれないように本体側に段々のあるようなディテールのことです。

22kato_0433.jpg

程よく入れて200ccという容積は、
急須本来の力を発揮し煎茶を美味しく入れるには、
最大量と思われる容積です。
茶道具としての力を発揮しつつも、
気軽に美味しいお茶を楽しむのに、
個性の光るおすすめの理想的な財急須です。

              甘庵
  


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前世紀からの愛用品

今日ご紹介する荒川尚也さんの小鉢は、
甘庵も長く愛用しています。
使い出したのは前世紀になり、
ざっとした計算ではほぼ40年になります。

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荒川尚也 小鉢 4,180円
平均のサイズ:径12.3cmH5.8cm


サイズや傾きなどマイナーチェンジや、
手仕事のタイミングで微妙に違ってはいるのですが、
基本の形状はほぼ変わりのない、
ロングセラーの器です。

23arakawa_0396.jpg

定番アイテムがまだ少なかった頃の名称で、
シンプルな「小鉢」がそのまま使われているのは、
使い勝手の広さから大まかに小鉢の名称が、
ぴったりで定着しているからでしょう。

23arakawa_0397.jpg

甘庵のように長く使い続けているファンも、
母から娘さんへと二世代のファンや、
補充を重ねても使い続けているファンなど、
厚く多彩なファン層をもつ小鉢です。

23arakawa_0398.jpg

それはとりもなおさず、
使い勝手がよく飽きのこない愛着のわく、
この器の持つ力にほかならないのでしょう。

                   甘庵
   

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使い勝手良く美味しいタンブラー

銀花の窓から見える銀杏の新芽が、
春の日差しでキラキラと初々しく感じます。
日毎にぐんぐん伸びていっています。

今日ご紹介するのは台付の美しいフォルムで、
安定感があって飲み物が美味しくていただける、
巳亦敬一さんの新スキ台付タンブラーをご紹介します。

21mimata_0133.jpg
巳亦敬一 新スキ台付タンブラー 3,300円
径7.7cmH11.8cm 程よく入れて240cc


タンブラーは大きめのグラスのことですが、
縦型で倒れる・・・転がる>タンブル。
転がるもので・・・タンブラーとか。

21mimata_0134.jpg

加えて酒類をいっぱい飲めるので、
当然の頃ほろ酔いに。
酔いがすすむと手元が怪しくなり・・・。
タンブラーとなりがち。

21mimata_0135.jpg

その点、この台付タンブラーは、
ガラスの塊の台で重心が低く、
平底のグラスよりは転倒を回避。
ですが、飲み過ぎには対応無理かも。

21mimata_0136.jpg

吹きガラスの共通の口作りとして、
手作りのやきものがロクロで口作りをするように、
横軸ですがロクロと同じように口縁を整えます。
そのため滑らかな口当たりのなり、
飲み物が美味しくいただけます。

                甘庵
  

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使いたくなる美味しそうな七寸鉢

スーパーで筍を見かけるようになりました。
お手軽水煮から皮の付いたものまで色々ありますが、
春を満喫できる素材ですよね。
料理になればどれも美味しくいただきます。

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久保田信一 長石釉鉄流描七寸鉢 7,700円
径21cmH8cm


ご紹介する久保田信一さんの長石釉流描七寸鉢です。
大きめに切って筍に鰹節と木の芽がのった、
土佐煮を盛ったイメージが湧いてきて、
生唾飲んでいる甘庵です。

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この長石釉流描七寸鉢は通常の長石釉流描の釉調より、
赤みがかっていて変わり者好きの甘庵は心惹かれます。
多分窯の調子が還元炎よりで仕上がったのだと想像します。

21kubota_0279.jpg

盛り鉢としてボウルとしてと、
和から洋中華エスニックまで多様に、
美味しそうに盛り映えして使いやすい鉢です。

21kubota_0281.jpg

径21cmなので大きめの丼鉢をして、
麺類をゆったり盛り付けてみる、
一人贅沢な使い方も試してみたくなります。

                甘庵
 

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