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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

行き届いたディテール

荒川尚也さんと話をしていると、
ある意味非常に理屈ぽいところがあります。
話がとても上手で、理論展開を面白おかしく語るのですが、
ものつくりの姿勢は、繊細で深く思慮していて、
いつも敬服させられます。
だからこそ、作品を手のとると、
裏切られることなく、いつも嬉しくなります。
その喜びは「あかり」でも変わるところがありません。

シェードは色々な角度からご紹介したので、
今日は荒川さんのスタンドのディテールをご覧頂きます。

akari721.jpg

片手で持つにはちょっと気合いがいるような重さの、
スタンドのベースと支柱は、
鉄を腐食させる、時間のかかるエッチングの方法で、
光で効果的に浮かぶ文様を施しています。

akari722.jpg

支柱の端部、スイッチ部分なども、
しっかりと吟味して作り込まれています。

akari723.jpg

小振りなスタンドほうも、
違う文様ですが同じくエッチングされています。
何枚かの鉄板を止めている真鍮リベットも良いアクセントになっています。

akari724.jpg

シェードの止め方は、
支柱から伸びた腕木に付いたビスで留めます。
古典的でシンプルですが、
全体のバランスとして良い納まりです。

荒川さんが「作り出したガラスが一番綺麗にみれるように」と、
あかりを作り出し始めたころに言っていた言葉通りの、
デザインのコンセプトが、
隅々まで、行き届いているディテールです。

              甘庵


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