FC2ブログ

うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

うつわ屋の老爺心

この数日は、なんだか時間を取られることが多かったり、
ブログでご紹介しようと思うことが、
時間差で、薄れることになってしまい、
アップしそこなったり・・・。
言い訳がましくて、ごめんなさい。

spring962.jpg

お話し会や遠方へ発送のお客さまとの会話で、
器を扱う基本のことをお話していると、
改めてお話すべきことと感じたので、
長い読者さんには、繰り返しになって恐縮ですが、
今日の話題にしてみます。

器のなかでも土ものの陶器やせっ器は、
まず共通することですが、
使う前に水や湯につけることを、
習慣づけてください。

spring868.jpg

特に、粉引は、使い始めは、どっぷり水につけてくだいね。
粉引は素地の上、釉薬の下に、化粧土を施してあり、
長く使うことで表情が侘びていくところを楽しむために、
あえて手のかかる、化粧土をかけています。

白いまま維持することを中心に想定して作るなら、
白い磁器土や、白い釉薬をかける方が、
手間が省かれますし、
使うことで変わることもありません。

mitufuji028.jpg

粉引は、少しずつ変わる様を楽しめます。
ただ、陶器の使い方として、
使う前に湯や水につけることを、
ぜひなさったください。
そうすることで、急激な汚れや、
匂いがつくのを、緩和することが出来ます。

かといって、小麦粉でなどの澱粉質を入れて煮るは、
そのしみ込んだ澱粉は、どうなるのかな~と。
1250℃前後でしっかり焼いていますので、
煮てどうなることはないですが、
丈夫になることも決してないです。
滅菌消毒にはなりますが・・骨董ではないので。
「やきもの」ですので、いまから「にもの」にしなくても、
よいのではないかと、ブログでもいつも噛み付いています。

茶道で、茶碗を暖め、湯をしみ込ませるも、
同じ理屈で、目の前のお客さまにお茶を美味しくということだけでなく、
数年後、数十年後、数百年後に、その茶碗でお茶を飲む人のための思いやりです。

                 甘庵

テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
https://utuwaya.blog.fc2.com/tb.php/1058-b616f324
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)