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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

急須の選び方

ぼくが、財(たから)急須と呼んでいる加藤さんの急須類は、
どれをとっても、一つ一つの顔を持ち、姿がよく、何よりお茶が美味しくはいります。財急須は、是非皆さんに、使っていただきたい器のひとつです。
すでに使っていただいている皆さんは、きっと、うなずいて下さっていると思います。

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こつこつと、一生懸命作っていただいているのですが、
なかなか数が出来ずに、日ごろは沢山お目に掛けることが出来ませんが、
個展の時には、おおよそ百五十個あまりの、急須やポットが並びます。大きさや形も様々で、選ぶとき本当に迷ってしまうくらいです。そこで今回は、「財急須の選び方三ケ条」を皆さんにお広めいたしましょう。
第一条:まず、お茶を決める。
 財急須の完成度は高く、適当にどれかを選んでも、大丈夫なくらいです。あと残されたのは、使う側の選び方だと思います。それにはまず、入れようとするお茶を、決めていただきたいと思います。日ごろは、「器は、何種類にも使えるほうがよい」とお話ししていますが、例外的な器も有ります。急須はその中の一つです。それぞれのお茶を、美味しく入れるには、ベストな大きさが有ります。また、香りも、お茶の命のです。 玉露やせん茶を美味しく点てるには、やや小振りな急須に少し多めの茶葉と、お茶に合った湯の温度でしっかり点てたいものです。食後にたっぷり呑むほうじ茶などは、大振りの茶わんに、熱々のがほしいですね。こんなときには、急須よりポットをお勧めします。香りを楽しむためなら、お茶ごとに急須やポットを決めたいものです。同じ日本茶の仲間でも、玉露とほうじ茶では違うと思います。ましてや、ウーロン茶などの中国茶や、やはり香りや種類が多い紅茶などとも、出来れば、急須やポットを替えたいものです。お茶に合わせて大きさを選び、形や色も、お茶を一層楽しむために選びましょう。

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第二条:手に合わせる。
 加藤さんの個展の時には、お水をメジャーカップに入れて用意しています。お茶を入れられるのは皆さんなので、実際に試していただくのが一番です。掌の形や、注ぐときの手の返し方は、人皆それぞれです。取っ手の形や付き具合、つまみの形、胴の張などは微妙に違うために、手にしたときにしっくりくる物と、そうでないものが出てきます。水切れも、まず間違いないのですが、やはり器との相性でずいぶん違うことですから、試していただくのがよいでしょう。

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第三条:迷いは禁物
 財急須は一つと同じものは有りません。似てても違うんです。でも財急須って、すぐにわかります。沢山の人の中から、出会いを見つけるのに近いと思っています。一期一会です。最後は、自分の好みで選ぶよりありません。三百個あると、前の二ヶ条で、大きさや形で絞っていっても、まだ目移りするものです。あとは、皆さまの感やひらめきです。  迷っていると、他の方に選ばれてしまうかもしれませんよ。そんな時に、手に出来なかった急須が、ますますよく見えたりしてしまいます。そんなことが無いように自分を信じて、迷わずつれて帰って、美味しいお茶を点てる楽しみを、じっくりと味わって下さい。

                   閑庵

加藤財さんの急須やポットをご希望の方は注文を承ります。
荻窪「銀花」: ginka@netlaputa.ne.jp
在庫があればお知らいたします。


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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

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