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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

顔つきがみんな違う

加藤さんの作る急須やポットは、
すぐに“たから急須”だとわかります。
ところが、一つとして同じ物がないと言っていいくらいに、
顔つきがみんな違うんです。

加藤さんの手か生まれているので、
同じDNAを持つ子供たちのように、
共通する特徴や匂いや気配をもっています。
ところが、同じような形やタイプでも、
大きさだけでなく、蓋やつまみや取っ手や、
蓋の際、腰の張り、取っ手の着け具合、
少しずつが、皆それぞれで、
結果をして、一つずつが全て違ったいます。

yoshimura.jpg


食器の用に、そろえることも、
確かな一つの技術であり、
気配りや経験がないと、
ロクロ成形だけではない、さまざまな行程を経て完成したときに、
なかなか揃わないものです。

それとはべつに、
はじめから、一つずつ作って行き、
あえて、顔つきや体つきさえも変え、
それでいて、完璧なまでもディテールで、
作り上げることは、全てにおいて、
別の対応をしていかないといけないことになります。
削り出す角度も違えば、付ける位置も違うし、
蓋を取り違えることもできませんから、
途中で破損すれば、
全てがアウト。

nasu01.jpg


そんなことからお客様が、
「全部違うので、迷ってしまいます」というと、
「同じ物ができないんので、いい加減で、適当に作っています」などと、
マジな顔していう加藤さんなんですよ。

急須は一つで使うもので、
もともと揃う必要もないのですが、
それ以上に、煎茶を入れるときに、
急須自体が目にご馳走なんです。
その意味でも、一つになる理屈です。
だって、良い物を作ろうと思ったら、
同じ物は出来ない作り方になっていくと思います。
ダビンチでもモナリザは一枚だけしか描かなかった。
いえ、仮に描こうしても、描けなかったと思いますよ。
エネルギーをつぎ込んだ物は、
なかなか同じ物は出来にくいのではないのでしょうかね。

yamasaki02.jpg


顔つきが違うからこそ、
お見合いをしていただき、
悩んで選んでいただき、
使い出したあとで、
やっぱり私の急須が一番ハンサム。と、
言って欲しい物です。
それも出会いの縁。
“うつわ”との縁ですから。

        閑庵

加藤財さんの急須やポットをご希望の方は注文を承ります。
荻窪「銀花」: ginka@netlaputa.ne.jp
在庫があればお知らいたします。


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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

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