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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

漆器デビューにぴったりな器

「漆器は素敵」と仰いながらも、
あとに「なんだけど~」が付き、
さらに「高いし~」や「手入れが~」とか、
「剥げたり~」などと、誤解の塊から、
使っていらっしゃらない方が多いのは残念ですね。

しっかり作った漆器を使ってもらえば、
(本当はしっかり作ったものが当たり前なんですけど・・・)
簡単に解ける誤解なのですが、
その入り口が誤解などから、とっかかりが無く、
うつわ屋としては、大変寂しく思っています。

手間がそのままクオリティに反映する漆器は、
手間を省けない仕事です。
そのために、時間×人件費の結果の絶対値の価格が、
他の器の価格と比べて、高価に感じられてしまうのは、
よくわかるのですが、
それでも、若い工芸ファン、器好きの方には、
是非とも、漆器はつかっていただきたいです。

そのためにには、しっかり作られた漆器を選ぶこと、
信頼出来るお店や、作り手を選べば大丈夫です。
それが問題ですよね。
でも、いえるのは、はっきりとお話しになる、
答えてくれるところなら、きっと間違いないのではないでしょうか。

さて、今日はこのテーマに沿って、
ぼくからお薦めの漆器で、漆器デビューの後押しをしたいと思います。
太田修嗣さんの漆器は、どれをとっても、使いやすく、
自信をもってお薦めできますが、
今回の個展の中に、入門の漆器として特にお薦め出来る器があったので、
ご紹介してみます。

oota874.jpg
根来小椀 楓 12600円@
径12~11.6cm 高さ5.8cm
程よく入れて容積200ccほど


oota876.jpg

高台が碁笥高台(ごけこうだい)で、
見えがかりよりは容積があり、
小振りの椀ほどの1カップ入ります。
高台がないので、小鉢のようにも使えます。
いわば、ソバチョコみたいな多目的な器です。

oota877.jpg

ちょっとお味噌汁も、
ちょっと総菜も、
ちょっと取り鉢にもと、
いろいろつかれば、早く元がとれます。
縁には麻布が貼られて、
丈夫にするとともに、
根来の力強い意匠に仕上げています。

oota875.jpg

また、大切な点ですが、この仕事でこの価格も、
お薦めできる大きなポイントです。

身近に手仕事の陶器やせっ器や吹きガラスをお使いなら、
大人しい漆器だと、取り合わせた時に、浮いた感じがしませんか。
手仕事の器が好きなぼくは、横木で挽かれてすこし歪みを楽しめて、
塗り立てで、使うのに神経質にならずにすむ仕上げの漆器を選びました。
太田修嗣さんの漆器は、まさにぴったりだったわけです。

漆器デビューを考えている器好きな皆様に、
気軽に、身近に漆器を使い、その良さを感じとってもらうために、
ぜひ、使ってもらいたい、お薦めできる器です。

               甘庵


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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

コメント

こんにちはsunnyさん

使っていてのアクシデントなら、まだあきらめもつきますが、自己責任ではないのに、お気に入りに器を失うのは、心が痛いですよね。
漆器は、陶器より衝撃には丈夫ですが、急激な乾燥や、堅い物との勝負には負けちゃいます。
まぁーそれでも、傷がつくだけで、とりあえずは使えてしまいますが、いつもそれを見ながらというのも、痛いかな。
箸の文化で、低い卓を畳や板の床材の暮らしのなかでは、
四半生から半生に近い時間経過に対応できますね。
それに、他にない潤沢な素材感は、日本の風土にぴったりな気がします。

秋らしい天候になってきましたね。お元気ですか?
また割れて届いた大切な陶器に声を失い、そして季節のせいもあるのでしょう、漆器に気持ちが揺れまくっています。。。堂々とした素敵な漆器ですね、ぜひ手に取って見てみたいです!

  • 2008/10/03(金) 23:17:46 |
  • URL |
  • Sunny #mQop/nM.
  • [ 編集]

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