FC2ブログ

うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

彫って描く

藤田佳三さんの赤絵や安南が、
大変人気が高いのは、
しっかりした造形の素地に描かれた、
ゆったりとし、スピード感のある達者な筆の、
伸びやかで華やかな絵付けにあるのでしょう。

今回の個展に並んだ三島鉢をじっくり見て頂くと、
間違いなく藤田さんの絵柄だとわかります。

fujita086.jpg
三島7寸鉢 17850円 径21H7.2cm

赤絵や安南の筆を、ヘラや凸印に変えて、
絵の具で描くのではなく、
線彫りしたり、印刻して文様を描きだしています。

彫られた溝や押されて凹んだ文様に、
白化粧土を象嵌して描かれた絵柄は、
力強さのなかに、優雅さと気品に溢れています。
まさに藤田さんの絵柄そのものです。

fujita0027.jpg
三島5.5寸鉢 5250円 径17H4.5cm

そして何より藤田さんらしい器なのは、
盛りつけをしたときに、
その本領を発揮することでしょう。
赤絵や染め付けとは違った、
静かな落ち着いた気配で、
料理を包み抱えて、映え引き立てる、
侘びたなかにも、華のある器です。

              甘庵


皆様のクリックは励みになります。

人気blogランキングへ

にほんブログ村 工芸

bloog.jp へ

ご協力ありがとうございます。

テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
https://utuwaya.blog.fc2.com/tb.php/1209-0c723876
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)