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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

侘びのなかの華

赤絵も安南も、まさに華のある器ですが、
藤田佳三さん本来の渋い感性の中の華やかさを、
魅力を、ふんだんに表現出来ている、
侘びのなかに華のあるこの向付けを、
今日はご紹介いたします。

fujita113.jpg
鉄絵四足四方鉢 4200円 □16H4cm

出会ったころの藤田さんは、
粉引や刷毛目が中心で、
絵が描かれていても鉄絵が中心の、
非常に渋い器ばかり作っていらしゃいました。

それは、とりもなおさず、
藤田さんの好みでもあるわけで、
同じように渋い器の粋なぼくには、
好みがシンクロし、直ぐにお付き合いが始まりました。
もちろん、はなから力のある作り手であることは、
橋渡しの目からも一目瞭然でした。

fujita115.jpg

その後の時間の流れのなかで、
侘びた気配がありながらも、
華のある物が好きなぼくの感性を、
一回り上ということで敬ってくれて、
もともとお持ちの感性である、
華のある仕事を続けてくれています。

それが、赤絵であり安南です。
少年期から既に絵が達者だったからで、
にわかの絵筆ではなく、
修行時代にもあらゆる仕事をこなしてきている、
基礎があるからこそです。

fujita114.jpg

その中には、お茶の心得しかり、
食通さしかり、お酒の飲みっぷりしかり・・・・。
それらも、器作りには、大いなる肥やしになっていることは、
間違いありません。

だからこそ生み出された、
すこぶる渋いながらも、実に華やかな、
この鉄絵の向付けです。

良い作り手には共通していることですが、
なによりご本人が、チャーミングで魅力ある人柄なことが、
大きく作用しています。
                 甘庵


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