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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

さりげない中に光るセンス

小野寺友子さんの器は、
粉引(白)や、炭化(黒)や、銀彩(グレー)といった、
いわばモノトーンの器が多く、
皿でも鉢でも、ほぼ奇をてらうことないために、
質感やディテールを体験していただかないと、
趣や量感を理解いただくのは難しと感じます。

ましてや、安直なデジカメとぼくの腕前程度では、
WEBの小いさな画像になってしまうと、
悲しいくらいになっています。
でも、頑張ってみましょう。

onodera220.jpg
粉引角鉢 2,940円 □15.5H4.5cm

今日の角鉢は、タタラ作りなので、
小野寺さんの手から生み出される形が、
表出しやすい器です。

タタラ作りというのは、
素地になる粘土をロクロで成形するのではなく、
一定の厚みの板を切ったり延ばしたりして作り、
型を使って形作ったり、
切ったり貼ったりで組み立てて形作ったりする、
作陶方法です。

onodera221.jpg

この角鉢は、簡単は型に板状の粘土を、
押し込んで型を写しとっています。
とはいえ、量産の型とは違い、
ロクロ成形よりも一つずつの顔つきに出来上がっています。

見込みと高台にある歪み止めを兼ねた、
数本の削りの溝がチャーミングです。
素材感や化粧土の濃淡で、
絵ではないのですが、見込み絵であり、
高台の景色になっています。

onodera222.jpg

手に取ったり、ディテールを見ていただくと、
小野寺さんの一件さりげないない仕事の中に、
光るセンスの良さを発見できます。

                甘庵


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