私たちには自分の器を持つという世界ではめずらしい習慣があります。
その習慣をテーマにして、湯呑みやマグや飯碗などを中心にした、
自分の器・マイカップを集めてみました。
お気に入りの湯呑みやマグでくつろぎ、
飯碗でご飯を美味しく頂くのは、
これ、ぼくたち日本人の特典だと思うのですがー。
今回は、いつも荻窪銀花で見て頂いている作り手と、
この企画展で荻窪銀花デビューの作り手が3名加わります。
ふたかたは女性です。
秩父の新妻陽子さんと、鹿児島の山口利枝さんです。
新妻さんは、秩父の土を加えてた土物で粉引きや刷毛目の仕事を見せてくれます。
山口さんは、磁器の仕事で染め付けを中心に見せてくれます。
連休明けには、もうひとかた男性の新川久弥さんが三島の作品を、
出品してくださる予定です。

作り手の方々も、初めてのご縁ということで、
多少なりとも緊張するのでしょう。
初々しさと緊張感が作品からもにじみ出ていて、
独特の気配を感じさえてくれます。
そんな一生懸命さも楽しませていただけます。
昨日も今日も、発送梱包やHPの書き換え、
特に、登録して頂いている方だけの見える、
催し会場のHPのページは、今回は51カットでした。
加工に加えて、寸法と価格を表示するので、
おおよそとはいえ、採寸して、リストと照らし合わせて、
価格を書き込んでいくだけで、
老眼出てきているぼくには、一気にやってしまわないと、
なかなか進まない仕事です。

それに、ちゃんと電話や、お客さまもおいでくださるので・・・。
えーと、何やっていたっけ?
あれー、どこまでだっけー?
と、若年性認知症っぽいぼくとしては、
実に能率がよろしくない。

でもでも役得が有ると思ってやっています。
採寸ついでに、何度もマグを手に取り、
飯碗の掌をスリスリニタニタ(危ないっすね)。
やはり、新しい手の特徴というか個性を認識するには、
二日間ほどかかるかと・・・。
二日間・・・良いなー良い。
ってなわけで、二日良いです。
閑庵