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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

包丁でザクザク

稲垣明子さんは、石もの(磁器)も土もの(せっ器や陶器)も、
手がける作り手です。
今日は土もののなかで、特に土っぽい温かみのある、
面取りのシリーズのお話しをさせていただきます。

inagaki522.jpg

陶器やせっ器の土を調整した素地を、
ロクロで挽きだしてから、
包丁(ナイフ)みたいな道具で、
生乾きのときに、ザクザクって面をとって行きます。
ゆるゆるやっていたのでは、表情に勢いがなくなります。
思い切りよく、リズミカルに・・・。
でも、調子にのりすぎると、
向こう側がみえてしまうので、
そのあたりが、さすがな腕前です。

inagaki518.jpg
面取りカップ 2,500円 径9cmH6.5cm

スピード感溢れる大きな面取りも、
小気味のよい槌目のような面取りも、
土を切ることで土の表情を起こす技を見せてくれます。

当然、釉薬をべったり施す方法ではなく、
素地を固める程度に施したり、
炭化焼成で表面を焦がしたり、
金属類で色づけをしたりと、
面取りの土味を活かす仕上げをしています。

inagaki514.jpg

どれも一つずつの顔つきで並んでいますので、
手に取り、質感を掌で楽しみながら、
出会っていただきたいところです。

             甘庵

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