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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

稲垣さんの練り込み

稲垣明子さんは、通常行われる練り込みのように、
あらかじめ計画的に文様を組み立てたり、
練り込んで作るのではなく、
二色ないし三色の、色違いの粘土を、
軽くあわせてロクロにおき、
ロクロで成形することで、
練り込まれて成形されるという、
同じ物が二度と出来ない方法です。

inagaki550.jpg
練り込みボール大 4,000円 径15.5cmH7.2cm
とはいえ、色の組み合わせなど、
大まかですが、予測と計算はされていて、
それ以上に、回転して混ざり合う動きを、
素地が取り込める趣を狙っています。

inagaki551.jpg
裏をかえすと色合いイメージが違います
そこに、結晶釉を中心に施すことで、
曖昧でマットな表情が、土星の輪のような、
大自然の大きさを連想する表情に仕上がります。

inagaki552.jpg

もちろん稲垣さんらしい、
鋭く研がれたフォルムでこその、
魅力ある器になっています。

銀花で出会った作り手たちを、
ブログや著書でよく使ってくださっている、
YOMEさんこと大井純子さんも、
稲垣さんの練り込みをよく使ってくださっていますが、
フォーカスが甘かったように映る、
器の表情や柔らかな色合いで、
盛られた料理を映えさせていても、
強い自己主張がないので、
見過ごされるかたが多いかもしれません。
でも、使って頂けると、
その魅力の虜になる不思議な器です。

              甘庵


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