朝から小糠雨が街並みを濡らしていました。
気温も低くなって、肌寒さを感じる一日でした。
こんな日は、お客様の足も遠のきがち・・・。
ぼくの気持ちも自然に萎えがちになるのは必然。
気持ちを引き締めるためにいつもより早く店にでました。
休日は営業時間が1時間遅くなり、正午からの営業です。
その時間を使って、遅れていた企画展のセッティングをしました。
要するに、内容を整理選択し、伝票を書いて、
新聞紙と格闘して梱包です。
細々した内容で思ったより時間が掛かり、
開店時間に食い込んでしまいましたが、
案の定・・・・長閑な銀花のため、
つつがなく発送業務完了。

開店後も、ブログの書き込みやHPの見直し。
事務仕事と、ほとんど寡黙に動いていました。
数本の電話の対応意外には、しゃべることもなく、
その日も終えそうな予感がしていたところへ、
ぼくのお気に入りの作り手である野波実さんが来店。
穏やかで静かな彼との会話は、
ぼくにとって、実に心地のよい時空です。
このところの若い方々になくて寂しいと、
少し感じている部分が彼からは感じ取れて、
嬉しくなる作り手なんです。
前向きで、作ることが楽しくて仕方ない。
そのくせ、多くの悩みや、現実との対峙も抱えている。
それでも、それを投げないし、どこまでも正面から向かうとする、
不器用さが・・・いえ、ちゃんとクリアーしていっているのですから、
真面目さが、というのが正しいのでしょう。
ぼくのたわいない話や、公になれば暴言とも言える言葉も、
先輩風吹かせて放つ会話の数々、
実に心静かに・・・いえ、少なくても表面的には穏やかに、
聞き取り、時に自分の意見を交えて答えてくれます。
ぼくよりずっと大人じゃん。
もちろん、彼の話も聞かせてくれます。
作陶や“うつわ”のことから、彼の身の回りのことまで。
生き生きしてて楽しいお話しです。
野波さんに代表される若い作り手や、
若いお客さまとお話しできるそんな時間から、
いつも”若さの元気”を頂いています。
感謝です。
これはやはり、ぼくが年老いたからでしょうね。
だから、若いあなた!
ブログの書き込みにも、皆さん書き込んでくださいね。
もちろん、気持ちが若い方もね。
閑庵