今日は酒器のお話しをさせて頂きます。
前々から酒器は上手かった光藤さんですが、
このところは一段と良い仕上がりを見せています。
技術的なこともですが、遊びゴコロというか、心意気というか、
趣の深い、酒を楽しみたくなる逸品ぞろいです。
小さな器に、時間と手間を掛けて、
作り出されたぐい呑みや酒器は、
価格にも反映するので、
ある意味無駄ではあるのかもしれませんが、
その当たりを嗜好として楽しめるのが、
男のたしなみ、男の器なのではと、
思ってみたいものです。

貫入が美しいぐい呑みや片口は、
使いこむことでより深い味わいが滲む酒器に、
育てていくことを楽しめます。

白磁や黒釉は一見変化のないように感じますが、
実は、思いのほか変わるもので、
肌合いがしっとりとしてきて、
手に馴染んで来るものです。
あまり合理的ではない嗜好なところが、
酒器の楽しみとなるので、
基本は独りよがりの自己中の楽しみというところですが、
人様には迷惑をかけませんので、
男の楽しみとして、ご理解ください。
甘庵
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