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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

石もの(磁器)

昨日に続いてやきものの分類のお話しです。
やきものは大まかにわけると、
まず、土もの(陶器とせっ器)と石もの(磁器)に分けられます。
このうち土ものについては、昨日お話ししました。
今日は石もの(磁器)についてです。

磁器が日本で作られ始められたころは、
苦労と苦心の繰り返しで、
なかなか白い澄んだ磁器が作れなかったようですが、
良い材料の発見が九州圏での磁器の発達になったそうです。
石を粉にしたものを主体にした素地なので、
石ものと呼ばれました。

09spring733.jpg

掘り出される材料によって、
素地の色や表情が違うのは土ものと同じです。
現在は世界各地からの材料を、
ブレンドして、様々な表情の磁器が作られています。

磁器の素地には、吸水性がないで、
汚れが染みこまず、丈夫で使いやすい器として、
発展していきました。

見分け方として、光かざすと光が透ける特徴があります。
密度のつまった素地なので、金属質な音がします。
素地がガラスに近い性質を持っているので、
ガラス質の釉薬と、膨張係数が近く、
焼けて冷める時の縮みしろに差がなく、
通常は、貫入(釉薬に入る細かなクラック)が入ることがありません。
染め付けや、白磁や青磁などが、磁器です。

09spring726.jpg

やきものの分類は、境目が曖昧なので、
大まかな感じでつかんで置いていただければ十分です。
それだけで、使うときに役立つ知識です。
土もの(特に陶器)は、素地に染みこみやすいので、
使う前に、湯や水にくぐらすことで、
染みや匂いが付きにくく、洗うのもらくです。
それでも、少しずつ侘びていくところが、
陶器の美しさで魅力です。

一方に磁器は、これも湯や水にくぐらせた方が、
料理にあわせて、器を暖めたり冷やしたりですますし、
少しですが、やはり洗うのが楽になります。
ただ、匂いや色が染みこむことはありません。

せっ器の性能は、二つの中間と思ってください。

こんなおおざっぱな、とらえ方でも、
器の扱いかたや、使いかたに、役立つ基本の知識ですので、
憶えておいてください。

               甘庵

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