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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

お話し会Q&A その5

今日も引き続き、手仕事の器へのQ&Aを、
ご紹介します。
Q:漆器の使い方と洗い方は?
A:やきものやガラスを基本は同じです。
漆器は木の素地に使いやすくするために、
漆をなんども塗って仕上げてあります。

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素地が木ですから、断熱性能が良く、
暖かい料理が冷めにくい器です。
当然熱い液体にも十分耐えられる器だからこそです。

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漆器は、塗装してある器です。
塗装は樹脂ですから、堅いものが苦手です。
箸の文化での器ですので、
金属のナイフやフォークやスプーンは避けましょう。
洗うときには柔らかいスポンジに中性洗剤で洗い、
良くすすぎ、水切り籠などに入れず、
タオルや柔らかいリネンで拭き上げてください。
やきものの高台などはとても堅いので、
傷が付く原因になります。

*洗うスポンジ等は、ご自分の手の甲を擦って、
痛くないようなものを使ってください。

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食洗機は避けたほうが良いでしょう。
もちろん、電子レンジもオーブンも、
中身が木なのでいれないでください。

漆器の選び方の目安をいくつかあげてみます。
売り場で匂うものは避けた方が良いと思います。
漆器は塗料です。
乾いた状態で、販売しますので、
塗り立てでなければ、そんなに匂うことはありません。
作り手などがはっきりしていること、
一生懸命に作りあげても、使っている事故があるかもしれません。
(ちょっと傷つけてしまった・落としてチップしてしまった)
状況によっては、修理ができます。
もちろん、手間分の代金が必要です。
そのときに、作り手に直していただくのが一番です。
そのために作り手がわかっている出会いをしてください。
  
             甘庵

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