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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

春のしつらえ とお話し会 最終日

以前にご紹介したEさんからの質問の内、
ブログでは回答していなかった3つ質問に、
今日はお答えしてみます。

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Q:洋食には洋食器、和食には和食器を使用か?
A:自由です。

玄関で靴を脱いで上がるぼくらの家でのお話しなら、
洋室といっても、床がフローリングや絨毯などというだけで、
やっぱり和のお家です。
食卓もそれに似ていて、おおざっぱに言ってしまえば、
和洋折衷です。
何でも取り込んでしまい、都合良く変えていってしまうのが、
和の文化なのは、大昔からです。
なので、バリバリの洋食器でコースを頂くのも、
それはそれで素敵でしょう。
でも和の器たちに混ぜって一点の洋食器を、
使いこなすのもこれまた楽しいことでしょう。

同様に、和の皿に洋食を盛りつけて、
箸で食べるもの、そう珍しことではないと思います。
ただ、陶器やせっ器は、金属で擦ると音が出やすいので、
ナイフやフォークやスプーンを使うときに、
マナーの点や、音が気になることもあるので、
ぼくは、調理の配慮(隠し包丁、カットして盛りつける等)で、
箸で食べることを進めます。

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Q:家庭で揃えるべき、うつわの紹介
A:日常の出番の多い器、スキな器を選ぶことです。

ぼくたちは、幼いころから、自分の器を持つ習慣があります。
これは、世界をみてみると、珍し事です。
同時に、器への好みがはっきりする裏付けです。
自分の飯碗、自分のお椀、自分の箸、自分の湯のみ。
このくらいを持っている方が、珍し事ではないのは、
日本だからです。
この感性を広げて、一人ごとに必要な器は、
良く使う大きさの皿(5寸~8寸)から大小各1枚。
良く使う鉢(4寸~7寸)から大小各1客。

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これに加えて、一緒盛りの中鉢や大皿と、
猪口や湯呑みなど、お茶やデザートから、
ちょっと盛れる小付けに使えるものが、
家族数以上あって、それらがお気に入りの器なら、
楽しい食卓が演出できると思いますよ。

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Q:ヒビやかけてしまった時のメンテナンスはあるか?
A:完全な補修はできません。

事故があったので、構造的には必ず性能が落ちます。
それでも、縁をちょっとチップしてしまたり、
少しヒビが入っただけなら、
状況に応じて、市販の接着材を使って自分で補修して、
使うのも選択だと思います。
二つに割れてしまったり、陶器やせっ器は、
2液を混ぜるエポキシ樹脂接着材が良いと思います。
磁器や、ヒビで接着材が入らないときには
瞬間施着材のほうが良いかもしれません。

とはいえ、施着材ごとの性能があり、寿命もありますので、
自己責任で判断していただくしかありません。

「金継ぎ」という漆を使う、
プロや技術を持った人に頼む方法があります。
これはとても高価な仕事になるので、
荻窪銀花での求めた器だと、
新しい器が買えてしまうと思います。
思い入れや、特別な場合になると思います。

他にも疑問や質問がありましたら、
コメント欄や、メールでお気軽にお問い合せください。
出来る限りお答えしていきたいと思っております。

                   甘庵

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