いや、迷人です。
子供のころから、コップも自然に使っていたのですが、
ある時、ガラスで出来た物は、
グラスとか、タンブラーといっているなーと、
学校で英語を習い出すと、
湯呑みみたいなものを、"cup"と言うと知って、
ああー、きっとなまって"cop"と言うようになったんだーと、
思いっきり思いこみ。
(間違えじゃーすまないよー。間違えで済めばコップは・・・もとい警察はいらない・・さぶ)
もちろん、違っていました。
オランダ語で、小振りな入れ物を、”Kop”とい言うそうです。
ポルトガル語では、”copo”と言うそうです。
言葉と一緒に伝わった素材が、
ギヤマン、ビードロといわれたガラスだったので、
どうも、ガラスのコップという使い方になったようです。

さてその、ガラスのコップです。
牛乳やジュースなどのコップでは、
自分の器は少ないようですが、
中身が嗜好性が強くなってくると、
好んで使うコップや自分のコップが決まってくるようです。

晩酌のビール、焼酎やウイスキー、ワインやリキュール。
また、純米や吟醸など美味しいお酒も呑めるようになって、
冷たい日本酒を飲むときなどにも、
自分のコップを持つ方が増えてきました。

特に吹きガラスは、口作りがやきものロクロとおなじで、
一つずつ口作りをするために、
大変なめらかで、口当たりがよく、
いったん使うと、贔屓になっていただけます。
後はもう、中身と持ち心地の好みで、
選び方は“うつわ”の数だけあります。

今夜の晩酌は自分のコップでいかがですか?
閑庵