器はともかく使うのが一番その良さは分かります。
そのためにもはじめのうちは、
よそ行きの器ではなく、毎日使う器を選びましょう。
気軽に使うためには、気軽に選べる器が一番。
暮らしの中で使われてこそ器は生きます。
いつもの気軽に食べるメニューや、
お得意のメニューや好物のメニューに合う器、
気軽さから、色々使い回しが出来たり、
イメージが広がりやすい器を選びましょう。
自然に身近な器になっていって、
いつの間にか、手で作られた器の良さがより楽しめてきます。
作り手の人柄まで、伝わって来るはずです。

*器との出会いも縁*
器との出会いは、恋愛のようにたまには失敗もあるかもしれません。
でも、受け取り方で、次は良い縁がきっとあるはず。
しっかりと選ぶことも大切ですが、
出会いは縁のもの、縁を信じて良い出会いを捕まえる。
少し慣れてきたら、そんな気合も欲しいものです。
そうでないと、いつまでたっても、絵に描いた餅状態のまま。
器は手にとり使わなければ、
その良さの、本当の所はわからないはず。
縁をのがさないように。
勇気を持って。
手に入れ暮らしのなかで、活かしてください。

お気に入りの器は、料理を映えさせ、食卓を華やかにして、
和みのある暮らしになり、心豊かさを与えてくれます。
閑庵