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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

碁笥高台の器

東京生まれのぼくから見ると、
京都で生まれ育った藤田佳三さんには、
どこかしら雅で斬新な感じがあって、
それが伝統的な器の中だからこそ、
反映していると感じています。

華やかでいながら使ってしまう潔さをもち、
伝統的でありながらも新しい感覚を取り入れていく、
歴史的にみても多くの新しい発信をしてきた、
京都らしい工芸だと、ぼくは思っています。

さて、今日のお題にある「碁笥高台」は、
「ごけこうだい」と読みます。
碁笥は碁石をいれる器で、
その高台の形を器の取り入れてそう呼ばれたと聞いています。

この碁笥高台は、デザインされた欧米の器に良く使われています。
その感覚と伝統をバランスよく構成して作られた器2種を、
今日はご紹介します。

09fujita088.jpg
安南椀(カップ)3,360円
Φ10.5cmH7.5

多目的な器といわれると、実は抵抗あるぼくです。
わがままに、見立てる楽しみのある器を表現したいところです。
なので、まずは一つの目的をしっかり満たした上で、
いろいろ使って見たくなる、試してみたくなるのが、
良い器だと思っています。

09fujita089.jpg
見込み絵は飲み干したとき食べ進んだときの楽しみになります
碗(カップ)と表記されているように、
まず口当たりが良いです。
多目的でオシャレな使い方とされても、
口当たりの芳しくない器で、飲み物をいただくのは寂しものです。
飲み口の良さは飲み物の味に大いに関わるからです。
その上で、フォルムやデザインから色々使える器が、
ぼくが薦める好ましい器です。
その意味でも満点合格の器です。
カフェオレも、手軽なお薄も、お汁粉も、
プリンも、ちょっとサラダも、濁り酒も・・・・。
イメージは切りありません。

09fujita091.jpg
安南筒湯のみ 2,730円
Φ7cmH7.5

少し小振りの湯のみです。
暖かさがご馳走になって行く季節、
開いた碗よりも、掌のなかに納めて湯のみから、
暖かさをもらいながら熱いお茶を頂くのは、
ちょっと嬉しいおもてなしになりますよね。

09fujita090.jpg
安南手の表情を楽しむには垂直面が多いので、
じつに好都合の形です。

少しくだけた形の碁笥高台で、
少しずつ侘びていくのを楽しめる陶器ですが、
品格をもっているところが、お薦め出来る大切な点です。

見慣れた高台のある碗や湯呑みとは少し違うフォルムは、
見方によっては、とてもモダンな器だと思います。
使い手の気持ちもモダンにして、自由な発想で、
見立てを楽しみながら使っていただきたい、
甘庵お薦めの器です。

                甘庵


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