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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

美味しいディテール

もしも子供の頃に、
まるで海外ドラマに出てきそうな、
こんなお皿にのっているケーキなら、
どんなにか心のこもった温かい味のケーキだろうと、
食べる前から心躍らせたことだろう・・・。

takei826.jpg

ケーキ皿 ナラ・ウォールナット漆仕上 W44D30.5H17

いや、それは今だからのイメージで、
きっとだただた、ケーキが食べれると、
生唾のみながら、興奮していただろう。
何せ甘庵の時代は、
ちゃぶ台の上にある蓋の付いた菓子器に、
煎餅、かんりとう、モダンでもABCビスケットがせいぜい。
やもすれば、ハイチョウ(透ける布ばりの傘の上だけ見たいなすがた)を、
あげると蒸かし芋が山盛りの皿。
なんて言う感じですから。
時代ではなく、単に育ちってことかもね。

お家でケーキを作られる方も多いのですから、
ぜひ使ってもらいたいな~。
素敵ですよね~。
イメージだけや格好だけでなく、
使おうためのディテールもしっかりしています。
まず、大きさがたっぷりしていて、
ガラスの蓋のなかのサイズが径24cm、
蓋の高さも十分。

ガラスで蓋された内部は、
焼きたてのケーキで熱く、
湿度が高くなることもあることでしょう。
当然、外側とは温度も湿度にも差がでます。
木にとっては過酷な状況です。

takei828.jpg



床の間や書院に無垢の板を使う時には、
いたの裏に板目と直角に、
反り留めを配置します。
同じことがこのケーキ皿にも施されています。

高台として、直角方向に違う材を、
はめ込むことで、反り留めにしています。
見えないところへの配慮は、
長く楽しく使ってもらいたいと願う、
作り手武井順一さんの仕事です。

         甘庵


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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

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