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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

漆器は木地が基本

椀や鉢は木取りした木を木地ロクロで、
回転して削りだして作ります。
そのことを木地挽きといいます。
ロクロでカンナといわれる先が刃物の長い道具で、
木の塊から木地挽きするのが、木地師の仕事です。
その木地を下地から塗り仕上げまでと行うのが塗師(ぬしや)です。

漆器としての高度な仕事が成り立ってきた歴史から、
産地などでは、多くの場合は、木地師や塗師、
ときに下地師や、蒔絵師など細かく分業になっています。

やきものでも、同じようにロクロ師や絵付け師が分業でしたが、
個人の作り手が増えて、それらをすべて一貫して生み出すことが、
当たり前になってきました。

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太田修嗣 根来小壺 山桜 42,000円
径10.5cm 高さ6.5cm


荻窪銀花では、ロクロ挽きでも、ノミで彫り出すなど、
木地から塗師や仕事まで、ご自分でなさっている方を、
中心にした漆器を橋渡ししてきました。
分業の良さ、一貫生産の良さそれぞれですが、
個人的は好みとして、
器としてより濃厚な個性や質感が生みだしやすいと感じる、
一貫作業の漆器を提供しています。

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松室裕重 面取鉢 ケヤキ 25,200円
径21cm 高さ8cm


昨日までの椀や鉢は、
太田修嗣さんでも、松室裕重さんも、
ご自分で木地を挽き、塗り仕上げています。
使って欲しい漆器へのそれぞれの思いが、
しっかり器として出来上がってきていると思います。

それは同時に、メンテナンス等の責任も、
それぞれの個人が請け負うことでも、
安心でき、器を橋渡しすると同時に、
長く繋がっていくという覚悟をもっています。

                 甘庵


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